『触れたくてたまらなかった』
何度も、何度も、そう自分の心の中で思い続けていた。
でも触れてしまえば傷つけてしまいそうで、逆にそれが怖かった。
だけど―――――。
「やっ・・・あ・・・バ、バニー・・・そんな、触っちゃ・・・んぅ」
「、触ってあげないと君の熱は簡単に取り除けませんよ」
「で、でもぉ・・・っ」
寝室に来たら、もう頭の中論理的なこととかそういうのが一切なくなって
僕はを本能的に求め始めた。
彼女の服を脱がして、自分の服を脱ぎ捨て、体の至るところにキスマークの花を咲かせた。
体中にキスを終えると、僕は手で今度は愛撫を始める。
鎖骨に触れて、腰に触れて、そして胸を触れ柔らかく揉む。
「ふぁ・・・あっ、あ・・・バニィ・・・胸・・・・やだぁ・・・」
「どうしてイヤなんです?こんなマシュマロみたいな柔らかい胸、食べたいくらいですよ」
片方の手で胸を揉みながら、口でもう片方の胸に吸い付く。
「ひゃっ!?・・・あっ、バニー・・・あっあぁん」
「可愛い。もっと感じて」
吸いながら、揉みしだく。
指先、舌先でツンっと丸く尖った部分を刺激するとの口から
嬌声が部屋中に響き渡る。
「ぁん・・・あ、ああっ・・・バニー・・・や、やだぁ・・・あっ、そんな・・・しないでっ!」
「やだなんて、嘘でしょ?こんなに触られて、舐められて感じてるクセに」
「ふぁ・・・あっ、ぁん・・・あぁっ」
「体・・・どんどん熱くなっていってますね。触ってるだけですぐ分かりますよ」
「バ、バニー・・・ゎ、私・・・ヘンなの?」
僕の愛撫にが体を震わせながらそう尋ねてきた。
顔を上げ彼女を見ると
頬を紅潮させ、目に涙を溜めている。その表情はたまらなく愛しい。
僕は震えるの瞼にキスをして、開かれた目を見つめ返した。
「ヘンじゃありませんよ。好きな人に触れられて熱くなるのは自然なことですから」
「で・・・でもっ・・・バニー・・・顔、いつもとおんなじ」
「君はおかしなことを言うんですね。こう見えても結構余裕無いんですよ、今も少し抑えている程度です」
「う、嘘ぉ」
「本当ですよ」
本当は今すぐにでも、この体で君と繋がりたい。
でもきっとハジメテなに最初っからそんな無理なことはさせたくはない。
僕自身ががっついたら、正直みっともないし大人気ない。
でも、僕の抑制も何処まで持つか。
何処かで自分の理性が切れてしまえば、が壊れるまで求めそうだ。
多分、やりかねないな。
「バニー・・・?」
「すいません、ちょっと考え事してました」
に声を掛けられて、僕は我に返り謝罪をする。
すると組み敷いているの表情が微かに曇った。
「?」
「やっぱり、私じゃ・・・ダメなの?」
「え?」
「考え事って・・・あの、女優さんのこと?やっぱり私が子供だから、ダメなの?」
「」
あぁ、もう・・・どうしてこの子は。
「すぐそういう発想にいくのはやめてください」
「だ、だって・・・考え事って、言うから」
「こんな時に別の人のことなんか考えている余裕ないですよ。むしろ僕の頭の中は常にのことでいっぱいです」
「で、でもバニー」
「僕を信用できないには、少しお仕置きをしなきゃいけないようですね」
「え?」
そう言いながら僕は、体を下の方へと滑らせの下肢の部分へと来た。
脚を広げさせ其処に顔を近づけた。
「え?!・・・バ、バニー・・・何するの!?」
「何って・・・お仕置きです。まぁ、ココを慣らすという意味合いも込めてますけどね」
「ちょっと待っ」
の声も中途半端に耳に入れ、僕は割れ目の部分に舌全体で舐め始める。
「やっ、ああぁ・・・バ、バニー・・・ダメッ・・・そんなトコ・・・汚いよぉ・・・んぁあ!」
「汚くないですよ。のココ・・・甘い蜜が出て、おいしいです。ずっと舐めていたい」
「ぁあん・・・あっ、バニーッ・・・あふっ・・・そんな・・・舐めちゃ・・・っ、あぅン」
舐めるのをやめさせたいのかは僕の頭を手で押さえ
引き剥がそうとする。
しかし、力の差は歴然。
それに愛撫を与えられている体から出る力なんて、振りほどくほどのものでもない。
むしろその抵抗ですら可愛い。
そんな可愛さのあまり、舌の動きを早めたくなる。
もっと君のナカから出る蜜を飲みたい・・・もっと君を夢中にさせたい。
頭の中で駆け巡る想いが、動きを早めていく。
「バニィ・・・やっ、あっ・・・何か・・・あぁあん・・・何か、来ちゃうッ!ダメっ、離して!!あぁ、ああっ」
「それはイク、ということですね。いいですよ・・・全部出してください、僕が飲んであげますから」
「やっ・・・ダメッ、バニー・・・汚れるぅ!・・・ひぁ、ああっ、ぁン!」
「いいんですよ、全部出して。君の甘い蜜、僕に全部飲み干させてください」
そう言いながら、割れ目をなぞるように舐めたり
舌先で出来る限り突いたり・・・そして、小さく膨れた秘部を口に含んだ瞬間―――――。
「あっ、あぁ――――あぁぁああ!!」
体を震わせ、は絶頂を迎えた。
もちろんナカからは大量の愛液が溢れ出るも、僕はそれを舌に絡め
口の中に入れ喉へと通した。
埋めていた顔を上げ口端などに付いたの愛液を舐めとりながら、彼女を見た。
体はまだ小さく痙攣をし、息も少し荒い。
目からは涙が溢れ、頬は赤く染まる。
吐き出される息を出す唇はまるでみずみすしい果実のように潤んでいた。
それを目に入れただけで、背筋に電撃が走る。
一度イカせただけで・・・ここまで艶を帯びるとは。
女性というのは男と違って本当に不思議すぎる生き物だ。
好きな女性なら尚のこと彼女をもっと欲しいという欲望が湧き上がってくる。
湧き上がる欲望を抑えつつ・・・僕は指を二本、口に入れすぐさま出した。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・バニー・・・」
「もう少し慣らしましょうか。さっきのだけじゃ君が辛くなるだけですからね」
「慣らすって・・・?」
「それは、こうするんですよ」
先ほど口の中に入れた指を、下肢の割れ目へと近づけそのまま二本ナカへと挿れた。
「んっあ!・・・いっ、いったぁ・・・バ、バニー・・・や、痛いッ!」
「痛いですよね。でも少し我慢してください・・・すぐ慣れますから」
痛みを含んだ声をが上げるものの、僕はナカに挿れた指を動かす。
口の愛撫だけじゃ彼女の体に相当な負担をかけるに違いない。
出来たら指で少し慣らしてあげたほうがいい・・・そう思いながら、僕は指を不規則にだがゆっくりと動かす。
「やだっ・・・ひっ・・・あ・・・やだっ、痛いよぉ!痛いよバニーッ・・・指、やだぁ、抜いてぇ」
「、大丈夫です。すぐ慣れますから、我慢してください・・・これ以上に痛いのは嫌でしょう?」
「そ、それでもっ・・・んぅ、あ・・・痛いって・・・あっ、やだぁあ!」
「後ちょっと、我慢しててください」
痛みに耐え切れないのかは泣きながら、ナカを蠢く指を抜いてほしいと懇願する。
しかし僕としてもこの後の事を考えての行動をしているのだから
泣いているを見るのは少々心苦しいものがあるにせよ、此処は我慢してもらわなければ。
僕は彼女を宥めながらも指の動きを終始止めはしなかった。
痛みで泣いているに僕は心の中で「あと少し、あと少し」と言い聞かせながら指を動かす。
「痛っ・・・い、たっ・・・・ん・・・・・ふあっ、あっ・・・」
「!!」
ふと、その時が訪れた。
痛みを含んでいたの声が急に甘くなったのだ。
僕はそれを見逃しはせず、ゆっくりと確認するように指を動かす。
「・・・まだ、痛いですか?」
「ふぁぁ・・あっ・・・やっ・・・バニィ・・・えっ・・・ぅそぉ・・あっ、んぅ」
「痛い、ですか?」
「あっ・・・ぁん・・・い、痛くないよぉ・・・ん、んんっ・・・あ」
「それはよかった」
指の動きでの痛みがなくなり、逆に彼女の体に走ってきたのは快楽。
動かすたびにナカは卑猥な音を奏でながら
僕の指に絡み付いてくる。
「・・・君の蜜、僕の指に絡んできてますよ」
「やっ、ぁ・・・ああ・・・バニー・・・また、ヘンになっちゃうっ・・・ふぁあっ、あ、あん」
「じゃあもっとおかしくしてあげましょうか。そろそろ僕も我慢の限界です」
「え?・・・あっ、あン!!」
のナカに挿れていた指を抜き、絡みついた愛液を舐めあげ
床に脱ぎ捨てた服のポケットに入れていた”あるモノ“を取り出した。
「バ、バニー・・・それ・・・何?」
「分かりませんか?隠語ではゴムと呼ばれる代物ですよ」
「!!」
僕の発言にの顔が真っ赤になった。
あるモノ・・・・そして、隠語でゴムと言えば大抵分かるもの。
そう・・・コンドームのことだ。
僕はソレが入った袋を破りながら、自分の昂ぶった熱の塊に嵌めていく。
塗られた潤滑剤が冷たくて思わず震えた。
「そんな僕が最初から、生身でするわけないでしょ?こういうのは、ちゃんとしておかなきゃいけませんから」
「バニー・・・それ、いつの間に?」
「君の知らない間にですよ、」
笑顔で僕は返答して、の脚を広げさせ
その間に自分の体を入れる。
既に、の濡れた部分と僕の熱の塊は密着していた。
「バ、バニー?!」
「怖がらないで。今から僕らは繋がるんですよ」
「つな、がるの?」
「えぇ。これで晴れて、の全部が僕のモノになるということです」
「私が、バニーのモノになるの?」
「そうですよ」
どれほどこの時を待ったことか、望んだことか。
キスだけじゃ、抱きしめるだけじゃ足りなかったモノがようやく埋まる。
の全部が、僕のモノになる。
「・・・愛してますよ」
その言葉を囁き、僕はのナカへと入っていく。
「ひっ・・・い、痛っ・・・バ、ニー・・・い、痛いよぉ!」
「力を抜いて。大丈夫ですから」
しかし、彼女のナカは指は安易に受け入れてくれたものの
どうやら僕自身をそう簡単には受け入れてくれないようだった。
僕はなんともないが、が激痛を伴ったような顔をしている。
何とかその痛みを和らげてあげるべく
僕は彼女に力を抜くよう言う。
「やっ、あ・・・・・痛くて・・・・分かんなぃ・・・」
「深呼吸をして。大きく息を吸い込んで、ゆっくり吐き出してください」
「バニー・・・やっぱり、やだぁ・・・痛いよぉ・・・怖いよぉ・・・」
「大丈夫ですから。大丈夫・・・僕が側に居ますから」
泣きながら痛みを訴えるの頭を優しく撫でながら
深呼吸をするよう僕は促した。
安心したのか、が腕の中でゆっくりと深呼吸を繰り返している声が聞こえてきた。
それにシンクロするように
強張って僕の侵入を拒んでいたナカが緩むのを感じた瞬間、ゆっくりとナカへと挿れる。
「ぁあっ・・・あ・・・バニー・・・ッ・・・ぁン・・・あ」
「・・・まだ、痛みますか?」
「はぁ・・・ちょこっと、だけ・・・さっきより、痛くないよバニー」
まだ痛むかと尋ねてみるとは少し笑いながら僕に痛くないと告げた。
「じゃあ、もういいですか?」
「え?・・・何が?」
「君の体に、僕という存在を残すということですよ」
そう告げ、僕はの腰を掴んでゆっくりと抜き差しを繰り返す。
しかしその動きにも緩急をつけて、徐々に動きを早めていく。
「ああっ・・・あ、あっ・・・バニィ・・・やっ、痛いっ・・・そんな、動かないでッ!!」
「これでもまだ緩いほうです。の体がまだ僕に慣れていないだけですから我慢してください」
「我慢、とか・・・ふぁっ、ああっ・・・バニー・・・バニーッ!」
「何度も呼ばないでください。気がおかしくなりそうですから」
攻めあげるだけで、が可愛らしい声を上げて啼く。
その声を耳に入れるだけで
今まで抑えてきた思い全部が溢れ出てきて
「もっと欲しい、もっと啼いて、もっと、もっと」と、まるで呪文のように
頭の中をその言葉たちだけが駆け巡り、に愛を注いだ。
「バニー・・・あっ、あぁん・・・バニーッ」
「・・・とても可愛いですよ。もっと、僕を感じてください・・・僕だけを求める体になってください」
「ぇっ、あっ・・・ぁぁあん!!あっ、バニーッ!!そんな、あっ、だめぇえ!あっ、あぁん!!」
「ッ」
痛む声がなくなり、嬌声しか聞こえなくなった。
どこでその判断がついてるんだ?とか、もうそんなことすら僕自身区別が付かない。
ただ、体がそう感じただけ。
体がという存在を求めている、欲している、感じている。
腰を動かして、昂ぶりをナカに打ち付けるたびに
彼女はもう甘い声を出しているだけだった。
「バニーッ・・・あっ、あ・・・はぅ・・・んんっ・・・ダメッ・・・・ま、また・・・ヘンに、なっちゃうぅっ!」
「おかしくなってもいいんですよ。そんな君も僕は愛してあげたいんですから」
「バ・・・バーナビー・・・ッ」
「」
突然、がちゃんと僕の名前を呼び出した。
あまりに突然すぎることで、僕は驚いたものの
何だか嬉しくて、彼女を抱きしめる。
すると背中にの手が絡みついてきた。
「バーナビー・・・・好き、大好きだよぉ」
「僕ものこと大好きです。そう――――」
「君を壊したいほど、大好きです」
「え?・・・あっ、ぁぁあぁあん!!」
抱きしめて止めていた律動を僕は再び始める。
動きを始めるとは甲高い声を上げながら啼き
僕の背中に爪を立てる。
少し痛みを感じたけれど、こんなもの・・・彼女が最初に味わっていた苦痛より全然マシだろう。
もう今は繋がっている体と感じている想いに痛みはない。
あるのは、重なり合っている心と触れ合っている甘い時間だけ。
痛みなんて、何処に行ったんだろうか?と思うくらいだった。
「・・・、大好きです・・・愛してますよ。誰よりも・・・僕は、君を・・・愛してます」
「バーナビーッ・・・あっ、ぁあん・・・ああ・・・はぅ、んっ・・・ゎ、私も・・・ぁン!」
「もっと僕を感じて、もっと僕を夢中にしてください・・・君が僕でおかしくなるように、僕も君でおかしくしてください」
「んぅ・・・んぁ・・・あっ・・・バーナビー・・・ま、またっ・・・あっ、き、きちゃうぅう!!」
絶頂に近いのかが僕に「クる」と告げる。
そのサインを僕は見逃さず腰を激しく動かし、打ち付けて愛を注ぎいれる。
ベッドの上に無造作に動くの手を僕は握る。
あぁこんな小さな手・・・潰してしまいそうなほどだが、愛おしい。
「はぁっ・・・あっ・・・バーナビーッ・・・あっ、あぁっ・・・」
「・・・・・・あっ・・・そんなに、締め付けては・・・ッ、く!」
「あっ、ああっ・・・――――ぁぁあぁああ!!」
同時に果てた。
のナカの締め付けで、僕の欲望は薄いゴム製の膜の中で爆ぜた。
まだのナカに居たかったが、生憎と付けている物の残滓感が何とも言い難く
僕はゆっくりと昂ぶりを引き抜きゴムを剥ぎ取った。
簡単な処理を終え、を見るとまだ少し呼吸が荒い。
仕方ないだろう・・・何せ、彼女にとってハジメテ、なのだから。
「」
「・・・バニー」
声をかけると、普段どおりの呼び名に戻っていた。
まぁそれでもいいと僕は思ったし、むしろ突然呼ばれると正直歯止めが利かなくなることが僕自身分かった。
でも、下に組み敷いているは目の焦点が合っていないのか
僕の興奮もそれを見ただけでいまだ冷め止まない。
「、まだいけますよね?」
「え?」
「君をもっと僕に感じさせてください」
「バ、バニーッ」
「今日はどうやら君を寝かせてあげれそうにないみたいです」
そう言って、また二人でベッドに沈んだ。
忘れないように、僕の熱を君のナカに残しておくために。
さぁ・・・もっと、僕をその体と心で、感ジテ。
2つが1つになるとき-Feel-
(もっと君を僕に感じさせて)