「やっ・・・ぁ・・・バ、バニィ・・・ひっ・・・・んんっ、や、やだぁ・・・!」
「やだじゃありませんよ。ちゃんと出してあげないと、君が体を壊してしまいます。
こういうことはしっかりやっておかなければいけません」
「で、でもぉ・・・・ぅ、あ・・・あ、ぁあん・・・!」
「でもじゃありません、我慢してください」
浴室に甘い声とシャワーの流れる音が響き渡る。
行為でのナカに出してしまった僕の体液を掻き出している最中だった。
彼女の脚を無理やり広げさせ、ナカに注ぎ込んだ白濁色の液を指で掻き出す。
コンドームを使わずこんなことをしてしまったのは僕だし
後処理をしてあげなければ、が体を悪くしてしまうだけ。
いつもは彼女が気を失っているときにやるのだが
今日はやけに意識がはっきりしており、明日学校があるをこのまま寝せてしまえば
確実に体を悪くしてしまうのは目に見えている。
だから浴室に連れて来てナカに入れた体液を掻き出す、という作業をしていた。
「ふぁっ・・・あ・・・・バニィ・・・ひぅ・・・ん・・・・だめぇ、そんな、指・・・あぁん」
「動かしてあげないと、出してる意味がないですから。我慢してください」
我慢してもらわないとこっちが正直困る。
掻き出す、と言っても性行為での前戯でやることと変わりは無いからだ。
が甘い声で啼く度に
僕自身、理性を押さえ込んでいるのだけで精一杯。
それが浴室だから余計・・・保たせる力は倍必要となる。
「我慢・・・ぁあん・・・・我慢できないっ!・・・ひ、ああっ・・・バニー、も、もういいよっ!!」
「ダメです。あとちょっとで終わりますから」
「やだっ・・・ぁん!・・・やだぁあ!!動かさないで、動かしちゃだめぇえ!!」
「あー・・・もう」
僕はのナカから指を引き抜いた。
指には僕自身、のナカに注ぎ込んだ体液が付着し
のナカからは掻き出していたモノが溢れ出ていた。
突然僕が指を抜いたから、が目を潤ませて驚いた表情で僕を見ていた。
「バ、バニー?」
「我慢してくださいって何度言えば分かるんですか、?」
「だ、だって・・・っ」
「君に我慢してもらわないと僕が困るんです」
「え?」
「どうしてくれるんですか?」
僕はの手を握り、その手を自分の下の方へと持ってこさせ―――――。
「っ!?・・・あ、やっ・・・バ、バニー!?」
「のせいで、僕のが君を欲しがってしまってるじゃないですか」
僕の昂ぶったモノに触れさせた。
そう、が甘く啼いているせいで
僕の治まっていた昂ぶったモノが、再び熱を持ちを求め始めていた。
「は我慢できる子だと思ってたんですが、どうやら僕の思い過ごしでした」
「え?・・・え?」
「我慢できない子なら、仕方ありません。我慢ができる子になるまで、躾け直す必要がありますね」
「バ、バニー?・・・えっ、ちょっと・・・っ」
の広げられた脚の間に体を挟ませ
ナカの入り口の割れ目に、昂ぶったモノの先端を付ける。
「歯を食いしばっててください、一気に行きます」
「ちょっ、まっ・・・」
彼女の静止を求める声も聞かず、僕はのナカに入り込んだ。
「ぁぁあぁああ!!・・・・あっ、ぁあん・・・バ、バニィ・・・ッ、や、だめぇ、熱っ、熱いよぉ!!」
「お風呂ですから熱いのは当然です。もちろん、のナカも熱いですよ・・・僕が溶けちゃいそうです」
のナカに入ると、熱の量に猛ったモノが
溶けてしまいそうなくらい心地良いものを感じる。
しかも、お風呂に入る前に行為を続けていたのもあるし
先程まで指でのナカの体液を掻き出していたから、ナカに入るのは容易い。
「バ、バニィ・・・ひっ、あ・・・ぁあん・・・っ、あ、熱ぃ・・・熱いよぉ」
「えぇ熱いですね。でも僕が、掻き出してあげてたときより・・・マシでしょ?」
「違っ・・・それと、あれは・・・っ、ふぅ・・・ん、ぁあ」
「いえいえ、同じですよ。僕という熱を感じている分には同じです」
相変わらず僕はヘリクツだ。
指での愛撫と、熱の塊での行為はまったく違う。
体全体でそれを受け止めているはそれを理解しているはず。
また僕も、どう違うのか理解している。
理解してて違うのに、ヘリクツを並べた自分。
我慢できなかったのは、じゃない・・・僕のほうだ。
いつもは気を失っているから、スムーズに出来る処理も
今日のは意識がある、目は開いて頭も働いている。
はっきりと、彼女の体は意識とは別に最初から分かっていた。
僕が我慢できなくなりを求め始めると。
「僕は、酷い大人ですね・・・」
「え?・・・あっ、ひっ!?あ、ぁあああっ、バニーッ・・・や、だ、だめぇえ!!動かないでぇぇえ!!」
「、我慢してください。君のためなんですよ」
の腰を掴んで、僕は律動を始めた。
イヤらしい水音が浴室中に広がり、耳を犯していく。
あぁ、また嘘をついた。
君のためなんかじゃない、これは僕の欲を満たすためだ。
我慢できなかった僕自身の欲望を満たすための。
「あっ、あん・・・ぁあ・・・んぅ・・・はぁ、ああっ・・・!」
「・・・とても可愛い声ですよ。でもそんなんじゃ、我慢してるとは言えませんね」
「バニーッ、動いちゃ・・動いちゃ、だめぇえ!!はぁっ、ひぁ・・・あっ、んぅ」
「ホラ、ちゃんと我慢してください」
「できっ・・・ぁ、ああっ・・・出来ないよぉ!!」
性行為で理性がすぐに手放されるのは女性だ。
しかしそれは人によりけりだが、理性がすぐ手放されていくのは女性。
体中で男の愛を受け止める。男の欲望を受け止める。
だから我慢のしようがない・・・大抵の主導権を握るのは、攻めている男なのだから。
に我慢をしろと、強要しているが・・・多分今の彼女には
そんな余裕は何処にも無いはず。
しかし、目の前で可愛く艶やかに抵抗されると―――――。
「我慢できない子には、お仕置きです」
もっと啼かせてみたくなる。
僕はの腰を掴んで、更に激しく熱の塊を打ちつけた。
先程掻き出していたモノがの愛液と絡み合いながら溢れ出て
新しく吐き出されていく欲望が、のナカへと注ぎ込まれていく。
「ぁぁああっ!!!あっ、ぁあん・・・ら、らめっ・・・ひっ、ああっ、バーナビーッ、らめぇえ!!」
「呂律が、うまく行かなくなっちゃいましたね、」
「バ、バーナビーッ・・・あぅん!!・・・らめぇ、そんっな・・・激しくしちゃやらぁあ!!」
与えられる熱の影響での舌が上手く回らなくなりだした。
その声を耳に入れた瞬間
鼓膜が破れるくらい熱くなっていく。
体中が、もっとを求め始めていく。
「はぁ・・・、可愛い・・・可愛いですよ。もっとその声で啼いてみてください、さぁ・・・さぁ」
呂律のうまく行かなくなったの姿を見て
僕は更に激しく腰を動かした。
理性が完全に破壊された。
もう、冷静な自分じゃなくなって・・・ただの、男・・・いや、にはとっては獣かもしれない。
「ぁん、ぁあっ・・・バーナビー・・・や、やらぁっ・・・らめぇ!!激しく、しちゃ、らめぇええ!!」
「・・・、可愛い・・・とても、可愛いですよ」
「バーナビー・・・気持ち、イイッ・・・んぁ、ああっ・・・気持ち、イイよぉお!!」
「えぇ、僕も同じですよ」
あぁ、もう・・・僕は本当にを前にするとダメになる。
体を重ね合い続けた結果。
僕はだけを求める貪欲な人間になってしまった。
の体を僕だけしか感じることのできない体にさせてしまった。
あぁ、なんて僕は酷い人間なんだろうか。
いや、人間なのか・・・違う、ただの欲望と独占欲の塊だ。
「はぁ・・・、・・・僕、もう・・・っ」
「あっ、んぅ・・・バーナビーッ・・・お願い、出してっ!・・・私のナカ、いっぱいにしてぇえ!!」
「はぁ・・・あっ、も、もちろん・・・ですよ・・・っ、あ・・・ッ!」
「ぁ、あっ、ああっん・・・―――――ぁぁあああああっ!!!」
欲望をのナカに吐き出したと同時に、僕は果てた。
もちろん、それを受け止めたもだ。
乱れた呼吸を戻しつつ、僕はの唇と自らの唇を重ねた。
舌を絡め、唾液を絡め・・・これでもかというくらい、唇でも愛を確かめ合う。
長いキスをして、唇を優しく噛んで舐めながら離す。
でも柔らかな感触が、果てた後の余韻には良く感じて
唇を離した後も、の唇を噛んだり舐めあげたりしていた。
甘やかなリップ音が、シャワーの流れる浴室に響いている。
はうっとりとした表情で僕を見ていた。
「んぅ・・・バーナビー・・・」
「、愛してますよ」
愛の言葉を囁いて、の腕が首に回ってきたら
それはまた、始まりに戻る。
共に壊れた理性は、使い物にはならない。
唯一この体と心を動かしているのは、僕らの間で生まれ芽生えた『 愛 』だけなのだ。
汝、求メヨ。サラバ、愛、離レン
(求めれば求めるほど、僕らの愛が離れることはない)