「金ちゃん、お誕生日おめでとー」
「おおきにねーちゃん!!ワイめっちゃ嬉しいわぁ・・・って何で白石まで居るん?」
「気にしたら負けやで金ちゃん。俺も一緒にお祝いに来たわ」
「(ねーちゃんだけでえぇねんけど)」
「何か言うたか、金太郎ぉ?」
「別にぃ〜」
「では。私からたこやき100人前用意させていただきました」
「マジでー!!!!ねーちゃんやっぱ好きやぁ!!」
「私も好きだよ金ちゃん!!」
「っ!何、金ちゃん抱きしめてんねん!!ちゅうか、金ちゃんも抱きつくな!!」
「えーやん、ワイ今日誕生日やもん。なぁ、ねーちゃん」
「そうよ。金ちゃん誕生日なんだからいいじゃない」
「(胸!胸に金ちゃんの頭当たってんぞ!!・・・何て羨まし・・・)ってちゃうわ!!!」
「何一人で悶々してんの、蔵?」
「アカン!今すぐ離れぃ。金ちゃん、から離れろ。其処は俺のポジションや」
「真面目そうな顔でサラっと変態発言すんな、毒草バカの健康オタクが」
「白石、イメージ台無しやで」
「アイツほっとこ。はい、金ちゃんたこ焼き。あーん」
「ワーイ!ねーちゃんにあーんして貰えるんや〜・・・あーーん」
「美味しい?」
「美味い!!」
「コラァ!俺、まだそれしてもらった事ないぞ!!」
「うるさいなぁ。今度してあげるわよ・・・今度ね」
「え?ホンマに?(ちょっとドキドキ)」
「そのうち」
「いつや?」
「そのうち」
「だからいつやって?」
「そのうち(はぁと)。あ、金ちゃんドンドン食べて」
「わーーい、いただきまーす」
「(何や、はぐらかされたような気ぃすんねんけど)」
金太郎、ものの30分でたこやき100人前完食。
「どやった、金ちゃん。今日限りのの愛は?今日だけやで大目に見てんのは。
明日からはは俺のモンや返してもらうからな」
「白石のケチ。あーなら来年の誕生日プレゼント決めたわ!」
「もう?早いね、金ちゃん。出来るかなぁ〜・・・今年はギリギリたこ焼き100人前取り揃えたけど」
「そこらへん、お嬢様権力使いたい放題やな」
「可愛い弟分のため、そのためならいくらでも使うわよ」
「俺には使ってくれへんのん?」
「アンタ使う必要なくない?」
「酷っ!ーっ、の愛がないで〜・・・蔵ノ介クン、寂しいわぁ〜」
「はい、毒草バカ放っておいて」
「構ってぇな、っ!」
「うっさい健康オタク。今日は金ちゃんの誕生日なの、出張るな。アンタの誕生日はまだ先でしょ?」
「あと13日や!もうすぐそこやで!!」
「はい(ばっさり)」
「(見事に切り捨てられた)」
「で、金ちゃん。来年の誕生日プレゼントは何?」
「んーーー」
「ワイ、ねーちゃんが、が欲しいわ!」
「え?」
「あぁあ!?」
「ちゅうわけやから、白石覚悟しとけぇ!は来年ワイが貰うでー」
「こんのクソガキっ・・・ホンマシバくぞ」
「は貰うんや〜」
「はやらん!!お前みたいなクソガキにやるか、どアホ!!」
「(てか、今日エイプリルフールだけど。この来年のプレゼント”私“ってのはホントなのかしら嘘なのかしら?)」
多分ホントだと思います(笑)。
「ちょぉ、其処は嘘とか言うてや!」
「ホンマやもん!・・・、来年貰うでー」
来年のプレゼントは君って事で!
(独り占めはさせへんで!来年は自分貰いに行くから待っててや!)