例えば、こんな事をしてみた。
「く〜らぁ〜」
「ん?・・・あぁ、何やか」
「何よ〜、その態度。せっかく彼女が遊びに来たんだから、明るく出迎えなさいよ」
「はいはい」
「もう、すぐそういう態度する。でも、私そういう蔵好きだよ」
「なっ?!・・・あ、アホ!!そないな事こんなトコで言いなや!!」
「え〜。だって、本当に好きなんだもん」
「やめれ、恥ずかしゅうてかなわんわ。・・・んで、何やねん」
「もぅ。あのね・・・今日、迎え来ないから一緒に帰ろうかなぁ〜って」
「俺部活」
「部活終わるまで待つから、ねぇ一緒に帰ろう?」
「遅くなる。お嬢様遅くなったら、自分のおウチの人に怒られるからアカン」
「じゃあ蔵がウチまで送ってよ」
「何で俺が其処までせなアカンねん。帰るなら一人で帰り、俺は部活で忙しいねん」
「えー・・・蔵ぁ〜一緒に帰ろうよ〜」
「アカン」
「く〜ら〜ぁ」
「アカンものは、アカンねん。駄々こねんなや」
「駄々こねてない、お願いしてるの」
「俺には駄々こねてるようにしか思えんけどな」
「じゃあ帰ろう?」
「アカン」
「蔵・・・私のこと、好きじゃないんだ」
「は?いきなり何言い出すんや、」
「だって、一緒に帰ってくれないんでしょ?蔵、私のこと好きじゃないんだ・・・もう、いいもん」
「ちょっ、ちょっと待て。誰もそんなこと言うてへんやんか・・・何でそうなんねん」
「だってあからさまに蔵、私と帰りたくないって態度するんだもん。もう、いい」
「待てって。・・・あー・・・もう!・・・、こっち来ぃ」
「もういいもん」
「来い」
「・・・・・・」
「、来なさい」
「・・・・・・はい」
「ホンマにお前は・・・・・・。部活、遅なるけど・・・そ、それでもよかったら・・・・・・えぇで」
「え?・・・ホント、ホントに一緒に帰ってくれるの蔵?」
「今日だけやぞ!・・・そ、それと・・・」
「ん?なぁに?」
「外、雨降りそうやから俺・・・電車乗って、来たし・・・」
「あ、私傘忘れちゃった」
「そう思たわ。・・・せ、せやから・・・・・そ、その・・・」
「?」
「俺の・・・か、傘ん中に入れてやってもえぇで。女の子に、風邪・・・引かせるわけいかんからな」
「蔵ぁ〜」
「ホンマに今日だけやぞ!さ・・・サービスで、手も繋いだるわ」
「いっそ肩抱いて?」
「で、出来るかボケ!!」
「っちゅうのをやってみたい」
「ようするにアンタは、私がデレデレしてるのを見たいだけでしょ?」
「俺もツンデレっちゅうのをしてみたい。なぁ〜やろうや〜〜」
「ふっ付くな。ていうか死ね」
「も〜そんな大好きやで」
「ごめーん、誰かコイツの頭カチ割ってーっ」
(「やろうや、」「死んでもイヤ」「死んだらアカン、俺が困る」「じゃあお前が死ね」
「もうそんな愛してんで」「(何で私本気でこいつのこと好きになったんだろう?)」)