こんな関係、誰が想像したんやろ?


いや、一番驚いているんはこの俺。



だけど、それでもえぇと望んだのも俺。


アイツがツライ思い、全部忘れられるなら・・・・・・それで、ええねん。



















「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・あっ・・・」


「大丈夫か、?」


「な、何とか」





の家の、黒塗りベンツに乗って
彼女の家に俺は来た。


ホンマに、お金持ちのお嬢さんやこの子は。


家の造りは豪華。

調度品も多分高級品。

壊したら、一生かかっても返せんな・・・と思いながら彼女の部屋に来た。



ベッドに、机・・・鏡台。
それ以外は何にも見当たらない・・・シンプルすぎる部屋。


「女の子らしい部屋とか思った?」とは言うも
「いいや、らしくてえぇやん」と俺は返した。



しかし、ベッドはデカイ。
多分サイズは、ダブル。

フカフカのベッド。
せやけど、少し体重をかければ「ギシッ」とスプリングの軋む音がする。

こんなんで毎日寝起きしてると思うと
ホンマもんのお嬢様やで・・・・・・は。







「もう、えぇか。行くで」


「えっ!?・・・ちょっ、ちょっと待って!ソレ・・・・・いれるの?」


「当たり前やん。のお父ちゃんとお母ちゃんもこういうことして、自分産まれてるんやで。
ちゅーか、保体で習わへんかったん?」


「いや、習ったけど。・・・・・・・・・最初が、痛いって・・・・・・・・・色々聞くから」





のナカに、俺のアレを挿れようとしたら
慌てた表情で止められた。

まぁ確かに・・・女子の皆は最初は「痛い」とは言うてたな。







「痛いのはまぁ最初だけやって。それに充分、解したんやから・・・痛いのもちょこっとや」

「ほ、ほぐ・・・・・アレだけで緩むと思うアンタどうかしてる!」

「えぇ声上げてたクセに。指だけでメッチャ、イキまくってたやろう。一人でそんなん、ズルイで」

「ちょっ・・・やだぁ!」







そう言って、俺はの閉じていた脚を広げ
脚の間に自分の体を入れる。

彼女の蕾の入り口に、自分のアレを付ける。

瞬間、の体に力が入る。
彼女自身も目を閉じる。




「力入れんと・・・抜き」

「だっ・・・だって・・・・・・痛いって」

「最初だけやから。後はもう気持ちよーなる。指よりも感じるエクスタシー、たまらんで。ホレ、力抜き」





そう言って耳元で優しく囁く。

すると、フッと彼女の力が抜ける。
その一瞬の隙も見逃さず、俺はのナカに入る。








「・・・っい!」


「力入れんな・・・抜け、


「やっ・・・は、・・・ぃ、痛っ・・・・」


「力抜かんと、傷出来るで。流石にハジメテで傷物にはしとうない。深呼吸してみ」


「く、蔵・・・で、でもっ」


「えぇから・・・言うとおりにしぃ。深呼吸」






頬にそっと触れると、は深呼吸をする。

力の入っていたナカが緩んだ隙を狙い
俺は更に奥に進めた。




「やっ・・・あぁあ・・・っん・・・はぁ・・・はぁ」


「全部、入ったで


「えっ・・・ぅ、わっ」






俺がそう言うと、は顔を真っ赤にして横に向けた。


ちょっとカワエェな。とか俺は思ってしまった。

普段は無表情貫いてるの顔なのだが
それに、恥じらいや可愛さが生まれている。


きっと、これはもう俺だけの特権やな。






「動くで」

「えっ・・・は?・・ゃだ、待っ」

「アカン、もう全部入ったんや。待たれへん」




そう言って、の足を掴んで
俺は激しく律動をする。


ダブルサイズのベッドが軋む音を上げ
卑猥な音が部屋を包む。




「ああっ・・・あっ、んぅ・・・く、蔵っ・・・やだっ・・・」


「何が、イヤなん?・・・して、えぇって言うたんはやで」


「ち、違っ。く、蔵のが・・・・・お、奥に・・・来ちゃぅ・・・っあ、あぁん」


「大丈夫やって。・・・正常位は奥まで、行かれへんから・・・安心せぇ」


「なっ・・・あっ・・・なんで、そんなこと・・・し、ってるのよ!」


「そらぁ、俺もオトコノコやからなぁ。色々、知っといたほうがえぇやろ?」


「こんの・・・エロ、関西人っ・・・ば、バカァ・・・あっ、ああっん!!」


「お褒めに預かり、光栄やわ」






そう言って更に激しく攻める。
そのたびに、は可愛い声で喘ぐ。

それを聞くたびに、背筋がゾクッとして
”もっと欲しい“と体が彼女を望む。





「あっ・・・あぁっ・・・蔵、やだっ・・・もぅ、激しく・・・しないでっ!・・・ぁん、ああっ」


「へぇ・・・は、激しいの好きなん?お嬢様、意外と大胆やね」


「ち、違っ。・・・や、ああっん・・・ヘンに、ヘンになっちゃ・・・っんん!」


「ほなら、俺とこうしてるときだけヘンになりぃよ。ちゅうか、その顔ヤバすぎやから俺の前だけにしぃや」


「ふぇっ?・・・あっ、あぁん!・・・蔵っ・・・蔵ぁあ・・・ああっ」






が何を忘れたがってるか、俺には分からん。


ただ、泣いてるを見てると
何かせずにはいられへんかった。


人の悲しみに付け入るとか・・・最悪かもしれへん。




せやけど、俺は――――。








、辛くないか?」

「・・・ぅ・・・ぅん。蔵が、居るから・・・辛く、ない」







この子を手離したくない。



クラスメイトとしてやのぅて、一人の女の子として。





「アホやな、俺」


「え?な、に?」


「こっちの事や。気にせんと・・・俺だけ感じればえぇねん」


「あっ・・・・・ああっ・・・あ、あぁん!・・・蔵・・・バカっ、いきなり・・・動いちゃ!あぁあん!!」


「カワエェ顔して・・・・・・ホンマ、普段もそんくらい可愛げがあったらえぇんやけどなぁ」


「うっさい・・・んっ、ああっ・・・ああん!・・・あっ・・・もぅ・・・あぁあっ!!」






は、シーツを握りイくサインを出した。


俺はそれすら見逃さず、攻める。





「イキそうなん?・・・ならイッてもえぇよ」


「蔵っ・・・一人じゃ・・・一人じゃ、ぃやっ。ああっ・・・一緒、に」








ホンマにこのお嬢様は―――。






「何処でそんなん覚えてきたん?悪い子にはお仕置きや」


「ぇ?・・・あっ、ああっ・・・や、やだっ・・・蔵、そんな・・・激しく、しちゃ・・・あぁ、ああっん!」


・・・・・・っ」

























「 好 き や で 」









「っ!」


「アホっ・・・そんな、締め付け・・っ」


「あっ・・・―――んあああ!!」




耳元でそっと囁いた瞬間
ナカで締め付けられ、欲望を爆ぜさせた。

それを受け止めたはイッた。


終えると、はぐったりとベッドに身を沈めていた。
俺は頬をそっと撫でる。





「大丈夫か?」

「んぅ・・・平、気。・・・蔵が・・・いっぱい、入ってきた」

「さよか。俺とおったら、こんな風に最高のエクスタシー味わえるで。えぇやろ?」

「・・・・・・そう、かもね」





そう言っては笑った。

ホッとしたのか、初めて彼女の安堵した表情を見た気がする。







「なんや、ちゃんと笑えるやん」

「アンタ、私のことなんだと思ってたのよ」

「無表情で、無鉄砲かつ無謀なお嬢様。ちゃう?」

「・・・・・・当たらずとも遠からずってやつにしてあげる」

「何やのそれ」






ダブルサイズのベッドの中、俺とは抱き合いながら笑った。

何やろ、初めて味わうなぁこんなん気持ち。


コレが”好き“なんやな・・・きっと。







「お前・・・明日、学校休めや」


「え?・・・なんで?」





これ以上、の体に負担を
かけたらアカンと思い、1回の情事で終え
俺は帰り支度をしながら、ベッドに寝ているに言う。




「動いてみ」


「は?・・・・・・いっ!?」


「腰痛いやろ〜。明日はもっと痛いし・・・多分座っててもツライと思うで。せやから学校休めや」


「激しくしすぎなのよアンタが」




は痛みのあまり目から涙が薄っすらと浮かんでいた。

それで睨まれても、かわぇえっちゅうねん。





「俺はお嬢様のお好みに合わせただけや。激しいの好きなんやろ?」


「違うわよ!・・・っい」


「あーもう動くなや。明日また様子見にきたるから、心配せんと大人しく休んどき」






俺はそう言いながら
痛みで転げているの隣に座り、頭を撫でる。





「明日、また来る。寂しゅうなったら電話かメールしぃ・・・あ、俺のアドレスと番号教えとくな」

「・・・・・・ぁ、ありがとう」

「どーいたしまして」







赤外線で俺の番号とアドレスを
の携帯に送り、携帯を閉じ、ベッドから立ち上がりカバンを抱える。





「ほな、俺行くな」


「うん。悪い・・・ベッドに入ったままで」


「えぇて、気にすんな。おやすみ」


「ぉ、おやすみ」







そう言って彼女の部屋を出て、家を出た。

玄関先で、の運転手さんに
「お嬢様から白石様を送れと連絡がありました。御自宅までお送りします」と
言われたが「えぇですわ。こっからでも地下鉄乗って帰れますし。”おおきに“ってに伝えといてください」と言って断った。




の家を出て、少し歩いて振り返る。


あんな大きな家で、一人とか・・・・・・そらぁ寂しくもなるわ。
それに・・・・・・・・・。







「忘れたいことも、忘れられへんよな」














『・・・も、もう・・・ゃだ・・・・・忘れたい・・・忘れたいの』











寂しそうに・・・そして、悲しく流された涙に
俺はあえて理由を聞かへんかった。


きっと、聞いてしまえば・・・もっとは辛そうにするし――――。















離 れ て 行 き そ う な 気 が し た 。















気持ちが分かるわけやない。


俺とおっただけで、忘れられへんかもしれん。
せやけど、それで――アイツの、の気持ちが少しでも晴れるのであれば。






一方通行の愛でも、かまへん。






初めから、初めて逢うた時から
眩(まばゆ)く・・・そして強く、俺はに惹かれた。



友達やって、バカやれれば良かったんや。


ただ、俺の気持ちがそれじゃあ済まなくなった。
追い討ちをかけたのは、あのネックレス。


の首に提がっている金色と銀色のお星さんのネックレス。


そのネックレスの話題に触れて、がおかしくなった。
今にも泣きそうな・・・ツライ何かを隠すように。




とエッチしてるときも
あいつの首には、それが輝いていた。

揺れるたびに、跳ね上がる・・・輝きは空のお星さんのよう。







「あれ、いつか・・・外してくれるんかな?」







何となく・・・・・・目が痛い。

アレが眩しいとかそう言うんやのうて
何か・・・・・見てて、いややった。



がアレを外して、俺のゴールはやってくる。







「って、ゴール行ったらアカンやん!」






ふと、思いとどまる。


アレを外したときが、俺との関係終わる。
そしたらまた・・・”恋人“みたいな関係から正真正銘の”お友達“っちゅう範囲に戻ってしまう。







「はぁ〜・・・・・どないせぇちゅうねん」







ネックレスを外したとき、と俺の関係は終わる。

でもそれを外さなければ、関係は続く。


気持ちが伝われ・・・なんて、思もてしまえば・・・・・・俺に何かあったとき
が、きっと泣く(と思もてる)。



せやけど、あのネックレスの存在が・・・・・――――。








「俺には、必要やねんなぁ。・・・・・・はぁ、アカン。考えたら疲れた・・・帰ろ」








とにかく、アレが今あるから・・・俺とは繋がっていられる。
今はそう思もとこ。

余計な事は気にせんと・・・・・・今はあの子の傷を癒してあげるのを考えなアカン。





なぁ、神さん。
出来るなら教えてくれへん?


彼女のために


俺に何が出来るか?


俺に何して欲しいか?


俺に、おれに――――。





彼女を救う方法教えてくれへんか?





Teach Me!
(教えて欲しい。あの子を救えて、俺に振り向いてくれる方法を)

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