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■ しょーとすとーりぃ

ネコのいる生活


 春の温かい午後――縁側で大の字に寝ていると、一匹の野良ネコが姿を現した。
 白肌黒髪の仔ネコだ。
 だが、スタイルや顔立ちからすると日本産のように思える。髪は肩ほどでキレイに揃えられ、首には金色の首輪を巻いていた。野良ではない。飼いネコだった。
「……んっ? おまえ、確か…………」
 手招きすると、そのネコは警戒する様子もなく縁側にあがってきた。
 四つん這いになり、クンクンと俺の全身に臭いをかいでから、お腹というか、股間というか、まぁ、あぐらをかいているので、ちょうどそのあたりに頭をグリグリと差し込んできた。
 俺は背中を撫でながら、首輪を確かめてみた。
 やっぱりそうだ。
 ここから歩いて数分のところに、ネコ屋敷なんて言われているネコ好き爺さんの家がある。首輪には、そこの住所は刻印されていた。そういえば前に通りかかった時、四、五匹のネコが庭先で舐めあっているところを見たことがある。その中に、この黒髪ネコもいたはずだ。髪の黒いネコを見るのは初めてだったので、なんとなく覚えていたらしい。
「どうした、おまえ。散歩の途中か?」
 俺はぷりぷりとした黒髪ネコのお尻をなで回した。
 気持ちいいのか、黒髪ネコは四つん這いになりながら背をのけぞらせる姿勢になった。
 仔ネコなもんだから、まだ胸はわずかに膨らんでいる程度だ。
 腰のくびれも今ひとつ。
 だが、全体的なスタイルがいい。四肢のバランスがいいのかもしれない。頭も小振りだし、指先もほっそりしている。四、五年経てば、いい美ネコになるかもしれない。
「おまえ、美ネコだな」
「なーぉ」
 黒髪ネコは答えるように鳴くと、俺のあぐらの上でスフィンクスのような姿勢になった。
 どうやらここを安住の地と決め込んだらしい。
「いい度胸してんなぁ」
 俺は苦笑しつつ、髪を両手で軽く梳いてから、背中とお尻を揉みほぐすようになで回した。
 そういえば昔いたマムは、こうされるのが好きだった。
 俺が居間でゲームなんかやり始めると、かならず現れ、俺のあぐらの上を占拠してマッサージをせがむのだ。その頃の俺は子供で、マムは立派な成獣だったもんだから、もう重いのなんのって……
 四年前に寿命で死んでしまったが、今でも俺は、時々、マムのことを夢に見ている。
「おまえ、マムみたいな美ネコになるな。保証してもいいぞ」
「なーぉ」
「おっ、わかってんのか?」
「なーぉ」
「おねだりか?」
 俺は左手を黒髪ネコのお尻の奥へと滑らせた。
 ツルンツルンで一本筋のアソコに、サラサラした液体がついていた。最初はオシッコかと思ったが、ヌツッと指をうめこませてみると、さらにサラついた液がトプトプッと出てきた。なるほど、仔ネコの蜜は粘性が低いらしい。
「どっちがいい? こっちか?」
 俺はマムにしていた時のことを思い出しつつ、指先を蜜で濡らしてからクリトリスを軽くいじった。秘肉と包皮に包まれたクリトリスは、まだまだ未成熟で、マムのものとは全然違っていた。
 それでも、軽く指の腹をこすりつけると、黒髪ネコは俺のジーパンをぎゅーっと掴みながらプルプルと震えだした。
「へぇ、もう感じるのか。偉いんだな」
 俺はそのまま、中指を膣口へとズラし、ズヌッと差し込んでみた。
 黒髪ネコの膣(なか)は驚くほど熱く、ヌチヌチッと締め付けてきた。
「こっちはどうだ?」
 俺はツプッ、チュプッと音をたてながら指を出し入れした。
 黒髪ネコは、ふぅ、ふぅ、ふぅ、と声を出しつつ、お尻を少しだけ上に突き出した。
「そうか。こっちか」
 チュプツプブチュツプッ、と少し早めに中指を出し入れしてみる。
 まるで硬質ゴムのようだった黒髪ネコの膣(なか)は、次第にトロトロに溶け出し、ヌチャリとまとわりつく柔肉へと変貌していった。サラサラだった蜜にも、少しだけ粘り気が出てきている。
 俺は指を二本にしてみた。
 意外とすんなり入った。
「具合、よさそうだな……」
 さすがの俺も、勃起してきた。
 と、それに気づいたのか、黒髪ネコが俺から離れた。
 いや、すぐ横でペタンと上半身を縁側の床に押しつけ、膝立つになり、お尻を俺のほうに差し向けてきた。仔ネコだとばかり思っていたが、どうやら最低限のことは躾られたあとらしい。
「んじゃ、ちょっと失礼するよ」
 俺はトレーナーとTシャツ、ジーパンとトランクスを脱ぎ、全裸になったうえで黒髪の仔ネコのお尻に近づいていった。
「入るのか……?」
 あまりにもお尻が小振りだったので不安も感じたが、俺は、わずかに秘肉が左右に開いただけのアソコに亀頭を押しつけてみた。
 ヌツッと亀頭の半分が埋まった。
 熱い。
 それに、吸い付いてくる感触が心地いい。
「マムとは違うんだな……」
 当たり前のことを口にしながら、俺は慎重に腰を前に突き出してみた。
 ヌププププッ。
 思った以上にスンナリと入っていった。
 ただ、とろけるような熱さと柔肉で締め付けられるという想像したこともない感覚とで、俺はおもわず「おぉぉぉ……」と声をあげてしまった。
 ペニスの先端が奥らしきところに到達した。
 まだ半分しか入っていない。
 だが、ネコの膣は伸縮自在だ。
「気持ちいいぞ……少しずつ広げていくからな……」
 俺はゆっくりと出し入れを始めた。
 これがまた格別だった。
 差し込む時はヌルヌルの柔肉を押しのけていく摩擦があった。
 抜く時は柔肉とうう柔肉がプチュッと吸い付いてくる感触があった。
「うっ……すごいな、おまえのここ……」
 ゆっくりと抜いては、膣を伸ばすように、できるだけ奥までゆっくりと差し込む。
 十数回繰り返してみると、黒髪の仔ネコの小振りなお尻は、ピタッと俺の下腹部と密着していた。完全に俺のペニスを飲み込んだのだ。
「頑張ったな」
 俺はそのまま、体重がかからないよう気にしながら、黒髪ネコに覆い被さった。
 黒髪ネコは、ふぅ、ふぅ、ふぅ、と小刻みな呼吸を続けている。
 ご褒美に口の中に指を差し込み、口腔をなで回した。
 口と舌はネコの性感帯だ。それはネコたちはしゃぶることが何よりも好きだ。案の定、黒髪ネコは、チュプチュプッと俺の指をしゃぶりだした。
「よーしよしよし。じゃあ、少しだけ使わせてもらうぞ?」
 俺は上半身を起こし、黒髪ネコの腰を掴むと、リズミカルにペニスを出し入れしてみた。
 淫猥な音が響いた。
 具合は最高だ。
 特に奥まで突き刺した時、キュッと応えるように締め付けてくるところなんか、格別どころの話じゃない。
「もう、そろそろ……」
 俺にしては早めだったが、気にすることなく、リズムを上げた。
 パンパンパンッと肉と肉がぶつかりあう。
 チュブッ、ブチュ、プチュッと仔ネコの蜜が飛び散る。
「ぅぁ、ぅぁ、ぅぁ、ぅぁ……」
 黒髪の仔ネコは、可愛らしい声で喘ぎだした。無駄に騒ぐだけの野良ネコと違い、この仔は本当によく躾られたいい仔だ。
「う゛っ……!」
 俺はのけぞりながら、奥の奥までペニスを仔ネコにねじ込んだ。
「ぅぁ………………」
 仔ネコは俺に腰を掴まれたまま、ピンと両脚を伸ばし、手を床につきながら弓ぞりに反り返った。
――ドプッ! ドプッ! ドプッ! ドプッ!
 久しぶりだったせいもあって、大量の精液を俺は仔ネコに流し込んだ。
 仔ネコの体が小刻みに震えている。
 亀頭の先端に何かが空いた。それはヌヌヌッと亀頭全体を包み込み、これまでにない吸引力で俺の精液を吸い上げにかかった。
「う゛う゛っ……」
 ネコの子宮は精液を余さず吸い取ろうとするものだ。
 この仔の子宮も例外ではなかった。
 おそらくまともに精液を受けるのは初めてであろう子宮に、俺は思う存分、溜まっていたすべての精液を注ぎ込んでいった。




「おやおや、こんなところで……」
 見ると庭と車道を区切る背の低い垣根の向こうに、杖をついた細身の老人が立っていた。
 ネコ屋敷の爺さんだ。
「あぁ、すみません。つい、この仔としちゃいまして」
 俺は、俺のペニスを一心不乱にしゃぶる黒髪の仔ネコの背中を苦笑まじりになで上げた。
 精液と蜜でドロドロになっていたペニスは、もう充分なくらいキレイになっている。それでもしゃぶるをやめないのは、ネコはしゃぶるのがもともと好きで好きで仕方がないからだ。
「いえいえ、いいんですよ――あっ、お邪魔してもよろしいですかな?」
「えぇ、もちろん」
 爺さんは軽く会釈をしてから、裏口代わりの垣根の切れ目から庭に入ってきた。
「おやおや……」
 爺さんの目は、黒髪ネコのお尻に向けられていた。
 アソコから溢れた精液が、ツーッと垂れ落ちているのだ。
「本当に気に入られたようですね」
「えっ?」
「いえね。どうにも、わたしの指以外のものを受け入れてくれないんですよ。前にも子供たちが遊びに来てくれたんですけどね、撫でるところまでは普通なんですが、いざ入れようとすると、必ず逃げてしまいまして」
「へぇ……」
 気高いネコというのもいるという話が聞いたことがある。この仔は、そうしたネコなのだろう。だが、どうして俺には体を許してくれたのかがわからない。
「失礼ですが……以前、ネコを飼ったことは?」
「はい。四年前に寿命で……」
「そうでしたか」
 爺さんは納得したとばかりに何度かうなずいた。
「最近の若い子はネコの扱いからを知りませんからねぇ……そこにきて、あなたはお若いのにネコの扱いをご存じときている。もしかすると、前におられたネコの残り香に誘われたのかもしれませんな。さぞキレイな美ネコだったのでしょ?」
「えぇ。自慢の美ネコで……う゛っ」
 俺は仔ネコの口の中で爆発した。
 小さな口を賢明に開いた仔ネコは、唇の端から精液をこぼしながらも、コクッ、コクッと喉を鳴らし、俺が吐きだしたものをすべて飲み込もうとした。
「すみません。人前なのに」
「いやいや、お若いうちは、そうでないと」
 爺さんは笑った。
 と、俺はものすごく基本的なことを思い出した。
「そういえばこの仔の名前は?」
「巴(ともえ)です。よろしければ、また遊びに来た時、相手をしていただけませんか?」
「喜んで」
 チュポンッ――黒髪ネコの巴は、まるで示し合わせたかのようなタイミングで、吸い付いていたペニスから顔を離して「なーぉ」と鳴くのだった。

おわり
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