日曜日、時雨宅にて(稟×亜沙)
- 47 名前:46 :2005/06/14(火) 13:11:25 ID:xsbvzH9D
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「ふう」
まだ湯気に満ちきっていない、空気澄んだ浴室に声が響く。
磨き込まれた清潔なタイル、窓から差し込む明るい日差し。
(何で日の高いうちに風呂入るのってこんな贅沢な気分になるかな……)
ガラリ、と硝子戸が開いた。
一瞬思わずびくりと反応してしまったが、顔を見て安堵する。
「なーんか残念そうな顔してない? もしかしてお母さんでしたーっていうオチの方がお好み?」
バスタオル一枚巻いただけの亜沙さんだった。
蛇口からお湯を洗面器に入れ、それを身体にかけてからそのまま俺が入っている湯船に入ってくる。
一般的な湯船に比べ、俺が足を伸ばして入れるほど大きなものなので窮屈なことはなかった。
「……からかわないで下さい。っていうか何で後ろに入るんですか」
体制的に亜沙さんに背を向ける形になった。ふわり、と柔らかい女性の香りが鼻腔をつく。
「だってこっちの方が顔が近くなるでしょう? 前から顔近づけると稟ちゃんに『火』点いちゃうかもしれないじゃない♪」
ぎゅ、と亜沙さんの両手が俺の首に絡みつく。
早速上気し始めた熱い肌が、すで体温の上がった俺の肌に馴染んでいく。
- 48 名前:46 :2005/06/14(火) 13:13:13 ID:xsbvzH9D
- 「………」
「………」
二人、無言で浸かる湯船に幸せが満ちていった。
「……あの、こんなのんびりしてていいんですか?」
「いーの。お母さんもお父さんと出かけてるんだから。どうせ私たちみたいにいちゃいちゃしてるでしょ」
ね、と亜沙さんの甘い息を俺の耳を直撃する。
……。
「あの、亜沙さん」
「『火』入っちゃった? ……しょーがないなぁ、稟ちゃんはぁ」
『火』を入れたのは亜沙さんじゃないですか、という言葉は口を出ず、代わりに湯船から上がる。
幸せは湯船を溢れ、浴室をも満たしていった。
以上。ていうかえろがないorz
次書くときあればえろえろでいきたいです。次があれば。
そして勝手にシチュ頂いてスマン>>45
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