絶稟くんと黒楓の物語 (稟×楓)
- 98 :名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:04:28 ID:fl2YVqlv
- 部屋に戻ると、朝の五時だというのに楓がいた。ずっと起きていたのだろう
か目の下にくまが出来ている。
「稟くん、今日も朝帰りですか?」
「ああ、樹のうちでゲームやってたんだ。最近はまっていてなかなか抜け出せ
なくて。」
我ながら苦しいいい訳だが、楓なら信じる。そう思っていた。
「嘘です。シアさんのところですよね?」
「・・・・・」
「稟くんはお盛んですね。今日で三日連続です。」
背筋を冷たいものが走っていった。
「どうして、知ってるんだ?」
「稟くんのことなら何でも知っていますよ。といいたい所ですけど、今のはた
だのブラフです。」
心の中で舌打ちする。嵌められた。
「最近、稟くん。シアさんと仲がいいから、もしかしたらとは、思っていまし
たが、やはりショックです。」
「・・だったら何なんだよ。俺とシアが何だろうと楓には関係ないだろう。」
「関係ならありますよ。私は稟くんが好きだから。」
「楓、気持ちは嬉しいが」
すべての言葉を言い終えてしまう前に他でもない楓の声によって俺の台詞は
遮られてしまう。楓の声はけして大きかったわけではない。だが、それに込め
られた思いが強すぎて、口を閉ざすしかなかった
- 99 :名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:07:41 ID:fl2YVqlv
- 「私が一番稟くんをわかってるんです。愛しているんです。それなのに、後か
ら割り込んできて図々しいと思いませんか。シアさんもネリネさんも、ずっと
稟くんのこと好きだったって言ってましたよね。嘘です。だって、シアさんは
会おうと思ったらいつだって会えたのに、いえ、それが出来なくても、手紙や
電話ぐらいは出来きたはずです。神王様の娘だったら、住所や電話番号ぐらい
すぐ調べられます。でも、八年間一度もありませんでしたよね。きっと、面倒
だったんです。つまり、シアさんの想いは」
今度は俺が楓の言葉を遮った。吹き飛ばされる楓を見て初めて、自分が楓を
殴ったのだと気付いた。手に残る感触は柔らかくて暖かい。そして、俺は、そ
の感触に興奮してしまったいた。
「ねぇ、稟くん。楽しいことしませんか?」
殴られて床に崩れ落ちていた楓が顔を上げ笑顔を浮かべながら言った。笑顔、
そう笑顔のはずなのに楓のその表情から狂気じみたものを感じる。
「楽しいこと?」
今なら、まだ間に合う。頭の中では分かっているのに体は動かない。手に残
る感触があまりにも魅惑的すぎた。
「愛してくれなくていいです。愛が無くても出来ますから。でも、私が稟くん
を愛していることは分かってください。」
楓が寄りかかってくる。拳に残っていた感触よりも、柔らかく、暖かい。ま
るで、麻薬のようだと思った。何も考えられなくなってくる。
俺の手が楓に伸びていく。その細い肩を掴みベッドの上に押し倒した。
希望者があれば続きを
- 103 :希望に応えた名無しさん :2006/02/25(土) 02:09:04 ID:fl2YVqlv
- 自分の心臓の音がやけに煩く感じる。これが初めてというわけでもないのに俺の指は震えてしまっていた。
「稟くん。躊躇わなくていいんですよ。」
楓が俺を楽にさせようと声をかけてくるが、そう言う意味での震えではない。
未知への高揚と罪悪感。そしてなにより達成感を感じている。
正直な話をしてしまうと、妄想の中で、俺は何度も楓を抱いた。楓は誰より身近にいたし、容姿もいい、俺の箪笥の中には、おかずように、新品とすり替えた楓の下着が何着か入っている。
「ああ、好きにやらせてもらう。」
脳の中から、幾つかの妄想をピックアップし、一番のお気に入りを選ぶ。愛し合っていれば絶対に出来ないこと楓だからこそ出来ること。
両手でしっかり腰を掴み、下着を脱がすのももどかしく、僅かにずらして、まったく濡れていない膣に陰茎をぶち込んだ。
「ひっ、あぐ、ひぐ。」
楓は酸欠の金魚のように口をパクパクさせながら声にならない声を上げる。
「狭いな。楓の中ほんとに狭い。」
まったく濡れていない膣は、楓だけでなく、挿入している俺にすら痛みを与える。だが、それすらも、今の俺にとっては心地いい。そしてなにより、犯しているという実感があった。
少しずつ、少しずつ楓の中を掘り進めていくと壁のようなものに突き当たった。
「これ以上進めば戻れなくなる。それでもいいのか。」
楓は答えを返そうとするが、まともに声を出せずにいると、痛みに歪んだ必死な表情で首を思いっきり縦に振り出した。
「いくぞ」
ぶちん。そんな音がしたような気がした。俺の陰茎は、壁を越えさらに奥に進んでいく。接合部に目を当てると、赤い血が流れていた。その赤がとても綺麗に見えて、俺は腰を思いっきり振り出した。
楓は何も言わない。言えない。痛みがあるレベルを超えると、あえぎ声すら出せなくなるらしい。それでも、俺は腰を止めない。しばらく、して楓が白目をむいて卒倒した。
「楓、いいぞ、最高だ。」
本人の意識があやふやでも膣は収縮し、潤滑液は出るらしい。今になってやっと、俺がまともに動けるほどの愛液が噴出された。腰の回転がさらに速まる。
「出すぞ楓。」
それは、問いかけではなく宣告だった。その言葉が言い終わる前に俺は楓の中に思いっきり精液を排出していた。そして、まさに全てを出しきろうとした時、楓が目を覚ました。
「稟くん。すごく暖かい。」
寝ぼけ眼で楓がいった。涙の後とのギャップに俺は思わず笑ってしまう。
「もう一回いくぞ。」
刺しっぱなしの愚息はまだ固かった。
「・・はい。」
先の痛みを思い出したのか、一瞬、逡巡してから、楓は承認した。今度は買
えでも楽しめればいい。そう願いながらまた、腰を動かし始めた。
〜完〜
みんな大好き絶稟くんと黒楓の物語でした。
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