黒神王黒魔王

200 :黒神王黒魔王 :2006/03/18(土) 22:27:56 ID:SOqfchWN
>>194です。
投下しますが、陵辱モノです。注意!


 パチン――カコン。
 小気味よい音の響きに応えるかのように、ししおどしが傾斜を入れ替えた。
 さらさらと水の流れる音だけが辺りを満たす。
 平日の日中、この住宅街は実に閑静だった。
「うーむ…そう来たか…」
 縁側に据え付けられた囲碁版を前に、唸っているのはこの屋敷の主・神王ユーストマ。
 パチン
「よし、ここは、ここに…飛車だ」
 囲碁版のあるマスに、飛車と銘打たれた駒が置かれた。
「ふーむ…相変わらず神ちゃんは思い切ってくるねぇ……よっと」
 パチン
 対面の魔王フォーベシイは、済ました表情でその近くにナイトの駒を立てる。
「ぬああっ?! そう来たかっ」
「待ったは無しだよ、神ちゃん」
 そうした掛け合いを挟みながら、板状にはパチンという音が繰り返し打ち鳴らされる。
 ……。

「そういえば神ちゃん」
「ああ? 何だ?」
「例の作戦のほうはどうなってるかな?」
「ああ、アレか」
 版状の状況推移は一旦止まる。
 神王と魔王。二世界の覇者。
 こうして勝負を交わしながら、いくつもの重要な決定が世界の裏で成されてきた。
 今回もまた、そんな話のひとつ。
 しかし彼らには、今回の懸案についてやや個人的な思い入れがあった。
「メープルには今日、うちのGUU-13がアクションする。稟殿はシアとネリネちゃんに連れ出してもらってるからな」
「すまないね。そっちに全て任せてしまって」
「なに、そっちは"彼岸花"が暴れて大変だったんだろ?
 レシピエントの処理はメープルが完全に済んでからのほうがいいな」
「そうだね」
 話が終わったのか、二人の意識は再び版上へと移る。
 ―――…!
「ん…? お隣さんから何か声がしたね」
「どれ…。ああ、もうとっくにXアワーだな。うちの連中が取り掛かったんだろう」
「なるほどね。さてと…はい、これでチェックメイトだ」
「な、なにいいっ?!」
 そうして二人はのんびりとゲームを続けたのであった。

201 :黒神王黒魔王 :2006/03/18(土) 22:37:09 ID:SOqfchWN
 ぱちん、と楓は手元のセレクタを「切」に合わせた。
 うぃぃぃぃ…と、労働の名残を漂わせて、足元の掃除機は静かになる。
「これで完了ですね」
 楓はケーブルをしゅるしゅると巻き取ると、一息ついてベッドに腰掛けた。彼女の自室だ、何も遠慮はいらない。
「……」
 しばらく楓はぼーっと向かいの壁を見ていた。
 それは、同居人の稟の部屋がある方向。
 その稟は、今はお隣さんの娘――リシアンサスとネリネと連れ立って遊びに出かけ、ここにはいない。
「ふぅ…」
 出がけにまで彼女を気にしていた稟を、「わたしのことは気にしないで楽しんできてください」と送り出したはずなのに…気分が塞ぎがちではあった。
「静かだなぁ…」
 もうひとりの同居人も、ここにはいない。
 プリムラは、例のごとく定期検査のために魔界へ出張中だった。
 ひとりでいるには、この家は少し広すぎた。
「んっ…」
 楓はのろのろと起き上がると、とりあえず掃除機をかたづけることにした。
 家事は一通り済んだ。これを片付けたら、後は部屋にこもっていよう。
 楓が出ていって、ぱたんと静かに部屋のドアが閉じた。
 ……。


「HQ、こちらファントム。メープルが退出した」
 芙蓉家の屋根――楓の部屋の窓枠の脇に潜んでいた男は、そうした旨のメッセージを圧縮して、あらかじめて指定された魔力波の位相に乗せて飛ばした。
 すると、別口に構えていた専用レシーバー――定常通信魔法の一種が、"指揮官"を表すコード付きで送信されてきた圧縮メッセージを受け取った。
 すぐさまデコードし、言語野で直接受け取る。
『HQ、ファントム。スペクタクルによれば、周辺の生体反応密度はボーダークリア。
 コード3、アクションだ』
「了解」
 短く返信すると、男は口腔に軽く呪文を響かせた。

202 :黒神王黒魔王 :2006/03/18(土) 22:41:08 ID:SOqfchWN
 かちゃ。
「ふぅ…」
 後ろ手にドアを閉めて、ふと楓は目をしばたたかせた。
 いつもの見慣れた自分の部屋。
 なのに、なぜか違和感を感じる。
 何だろう…
 楓はきょろきょろと部屋の中を見渡して、とっ、と一歩を踏み出した。
 ――かちゃっ!
「えっ…?!」
 背後から突然響き渡る音。
 一度目はただ単純に不意打ちにびっくりして、その音がドアの施錠音であることに気づいた楓は二度びっくりした。
 驚きに足元がふらつく。
 ぐいっ!
「きゃああっ?!」
 そのおぼつかないところに、強く腕を引っ張られた。反射的にそちらを向いた楓だが、目に映るのは何もない虚空と、対面の部屋の内装だけ。
 いや、そういえばすぐ目の前の光景が少し、陽炎のように歪んでいるような…?
「…っ、ううっ!」
 どさっ
 腕を掴む力は緩められることなく、楓はベッドに押し倒された。
 のしかかる体重に圧迫される。
 苦しげに吐かれる自分の吐息に、楓は目に見えない誰かが自分の上に乗っかっていることを直感した。
 透明人間なぞ空想の産物――などと考える余裕はない。
 なぜなら――
「え…あ、あああ……」
 楓の目の前の空間がぐにゃりとゆがんだかと思うと、インクが染み出すかのように人型の輪郭が象られ、淡い燐光とともにそれは完全な人間の姿へと変わっていったからだった。
「な、なに…? だ、誰、なんですか…っ?!」
 思わず身をよじって後に下がろうとするが、その男はがっちりと楓を組み伏せていて、身じろぎをする余地もない。
 男は、無言で楓の頬をがっちりと掴んだ。
 そして、そのまま上体を倒し、顔を楓の顔へと近づける。
 ――何をされるかぐらいは解った。
「む、ぐっ……?!」
 恐怖で半開きなっていた口を、閉じることを思い起こす前に男の舌が楓の口腔に侵入した。
「むっ、むぐむぐ…んんぅ〜〜っ!」
 じわと滲んだ視界の中で、男は能面のような無表情で楓の舌を貪っていた。
 ちゅうぅ…ずりゅ…
 楓の舌を己の舌で押さえつけた男は、そのまま自らの口腔に充填されていた液体を流し込んだ。
「んうぅぅっ?!」
 彼女のファーストキスを蹂躙されながら、粘性の高いその液体が喉奥に押し込まれていく。
 口を塞がれている楓は、否応無しにそれを嚥下しなければならなかった。


203 :黒神王黒魔王 :2006/03/18(土) 22:43:26 ID:SOqfchWN
「んくっ、んくっ……」
 こくこくと喉が鳴り…やがて静かになると、男は合わせていた口を外して、楓を解放した。
「ぷあっ…っ、うっ、はぁ……はぁ」
 荒げた呼吸で必死に空気を吸う。
 落ち着いてくると、改めて悲しみがどっと楓に押し寄せてきた。


…とりあえず以上です。

215 :黒神王黒魔王 :2006/03/22(水) 22:04:20 ID:yGdyP7VY
自分みたいに陵辱モノ投下してる奴いるから、まぁアリなのでは?

で、>>203の続きです。


「っ……う、っぅっ、…ひっく…」
 決壊したダムのように、滲んだ涙は瞬く間に大粒になって楓の頬を滑り落ちていく。
(稟くん…――稟くん……うぅ……)
 彼に自分の初めてを貰ってもらう、などと考えるのはおこがましいと承知してはいたのに、なにか取り返しのつかない大きなものを失ってしまった絶望感が、楓の胸を埋めていった。
「うぅ…うぅぅ……っく…うあああっ……」
 ついには声を上げて泣き出した。
「……」
 しかし、楓の上の男は眉ひとつ動かさず――楓のスカートを躊躇いなくめくりあげた。
「やっ…! ――ふあああっ?!」
 咄嗟に抗おうとした楓のショーツは、目に見えてわかるほどぐしょぐしょに湿り気を帯びており、男がその部分をなぞるだけで楓の身体は跳ね上がるように痙攣した。
 男はそのまま遠慮もなく楓の秘所をショーツ越しに愛撫する。
 くちょくちょ…
「や、ぁぁ…なんで、っ、そんな……」
 襲い来る快感の波がうねり、楓の悲しみをも吹き飛ばして驚愕を植え付けていた。
 自慰と呼ばれる類の行為に耽ったことはあるし、男女が交わりを成すプロセスは概略的ではあるが知識として知っている。当然、自分の秘肉が分泌する体液の存在についても。
 しかし、今の自分を翻弄する秘所の感度は尋常なものではなかった。
 自らを慰めて達する寸前のような容赦ない刺激が楓の雌を激しく駆り立ててくる。
「ふぅぅぅん……っんぅぅぅ…… ――やあああっ?!」
 びりびりっ!
 男にはありていな強姦魔に付き物の、もったいをついて被虐感をあおるようなそぶりがまるでなかった。 定められた仕事のようにショーツを引き裂くと、自らの陰茎を取り出し、楓の腰をがっちりと掴み、陰茎を秘口にあてがい――突き刺した。
「うあああああああ――やああああああああ――――――っ!!!!」
 ぶぢぶぢぶち…! ずぐぐぐ…
 ゆっくりと、しかし一切妥協せず、楓の深奥に自らの陰茎を押し進めていく男。
 当然、楓は処女膜を突き破られた痛みに哭いていた。愛らしさと麗美さを両立した相貌は苦痛にゆがみ、そこから痛みを逃がそうとでもするかのようにヒクヒクと舌を虚空に突き出し、ぼろぼろと涙と唾液がすべらかな肌を滑り落ちていった。


…以上で。こまごま投下で申し訳ないんですが、遅筆なもので。

270 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:35:42 ID:ochOuxQP
トリ付けました。
で、間空きましたが
>>215 の続き行きます。陵辱モノなので注意!


 ぐちゅぐちゅぐちゅ…
「ひぅぅぅ、うっ、んぅぅ……!!」
 男は楓の仔細構わず、膣圧に逆らって陰茎を出し入れしていた。
 処女地を強引に開拓されていく痛みが間断なく楓を襲う。破瓜の血が男の陰茎で押し込められたり引っ張り出されたりし、シーツにぽたぽたと真紅の染みを作っていた。
 平均を大きく上回る男のサイズは、楓に最大限の苦痛を与えている――筈だった。
(んぅぅ…どっ、…どうしてっ…)
 苦痛に顔をゆがめる主とは違い、楓の秘裂は男の挿入に合わせてじゅくじゅくと盛大に愛液を分泌していた。
 それが潤滑油になって痛みが和らぐぶん、気づかされる未知の感覚。
(ゃあ……あ、熱い…)
 こじ開けられた中はしくしくと痛むが、男のカリ首が膣内のある部分に引っかかったり、深く突き入れた亀頭が子宮口をつついたりするとき、身体は不随意的に蠢動し、強烈な何かの波が楓の意識をさらっていこうとする。
 ずっ、ずっ、ずぶっ!
「ん! んぅ、んんっ…!」
 男がグラインドを強めた。男根を楓に打ち込むたびにパンパンと乾いた音が虚ろに響く。
「んぅ! んふぅ! んん…はぁっ!」
 楓の声に甘いものが走る。
(そ……ん、な……)
 突き上げる男根を自分の身体は受け入れている。楓は嬌声を上げる一方でひどく狼狽していた。
 ずちゅっ! ずにゅっ、すぶっ!
「ひぅ、ひあああんっ!」
(な、なんで…ぇ……ぅぅ……)
 朦朧とする意識の中、楓は男に唇を奪われたとき、嚥下してしまった妙な液体のことを思い出した。
 あれが、自分の身体に何らかの変化を起こしているのか。
 ずぶうううっ!
「んはああっ!」
 そんな考えを吹き散らすかのように、一際強く突き上げられる。
 楓の推測は当たらずとも遠からず、であった。
 男が楓に口移ししたのは、ただの彼の唾液だったが、彼から分泌されたものであるそれは、存在的に彼と深い関わりがある。そしてそのことが、彼が行使する魔法の触媒として非常に有効に働くのであった。
 ずぶずぶずぶ…
「くふぅぅぅ…んぅぅ……」
 男根を押し込めば、そのぶん膣からは楓の愛液があふれ出てくる。
 ぐちゅぅぅぅ…と、追い出された液は、ぼたぼたとシーツに落ちて、破瓜血を上塗りしていた。

273 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:44:40 ID:ochOuxQP
今度は二重…スマソ

『モクテスマよりファントムへ。アルファ・エリアのシールは完了した。ウェッジをパイルしたら離脱せよ。――バンクエッタがお待ちかねだぜ』
 送られてきた通信に、男は陰茎の挿入を一旦止めて、送信用魔法を唱えた。
腰を動かさずとも、楓の膣はきゅうきゅうと収縮し、男のモノを締め付けている。
任務を忘れ、その身体を貪りたい衝動に駆られた彼だったが、そのプロにあるまじき意識が送信に載ってしまわないように気をつけながら返信をした。
 ――了解。後少しだ。
 極めて簡潔に返事を済ませると、男は再び運動を再開した。
 すぶうっ…!
「あああああんっ!」
 きっと本人は気づいていないだろうし、気づいたとしても認めないだろうが――
まだかまだかと肉棒を待ち焦がれている淫猥な美少女に、モノをぶち込んでやるというのはこの上なく気持ちいい。
 ずぶずぶずぶずぶ…
「ああああああ」
 奥へ奥へと膣内を割っていく陰茎に、楓は機械の駆動音のような声をあげる。
 あまりの快感に精神が虚脱して、意識がうつろう。
 そのくせ、肉体はその快感を貪ろうと踊りだす。
 ずぶ、ずぶっ、ずぱんんっ! ずぱんっ!
「ひぅ、うっ、いっ、ああっ! ふぅ

274 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:48:58 ID:ochOuxQP
「ひぅ、うっ、いっ、ああっ! ふぅん、んんん、んんん――ふああっ!!」
 接合の音が大きくなる。
 楓の腰はもはや彼女自身の動作で振られ、より深くへと男を導く。
 その激しさと淫猥さは、つい先程まで処女であった少女のものとは思えないほどであった。
「ああああ! あぅああああっ! いあああああっ! ああああ――っ!!」
 ぎゅぎゅうと膣の締め付けが一際高まった。
 絶頂を知らなかった少女は、ただ迫ってきた頂点に恐れとそれ以上の悦びを乗せて叫び、男もまたその強烈な膣圧によって達する。
 びゅくっ! びゅくん! びゅくびゅくっ!!
「ふあああ……あ、あぅ」
 ポンプのように脈打つ肉棒は、大量の精液を怒涛の勢いで楓の中へと送り込んだ。
 あまりに強烈な射精だったゆえに、男の陰茎はしばらくの間びくびくといきり立ち、楓の膣内を白濁で満たしていった。

275 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:52:02 ID:ochOuxQP
 ……。
「…………んっ……?」
 小さなうめき声が漏れて、意識が浮き上がる。それでようやく、自分が気絶していたことに楓は気づいた。
「んん……んぅぅぅ………ぅ…ゃぁぁ…」
 すくさま襲ってきたのは下腹部の強烈な違和感だった。
「ぅぅぅ……っ」
 それはすぐさましくしくとした痛みに変わり――
 ぽたぽた…
 剥き出しの秘唇から、こぽこぽとおぞましい白濁の液体が溢れ出していた。
 全裸のまま、楓はこれまでの全ての恥辱に身悶える。
 ――犯された。
 ――初めてを奪われて、あまつさえ最後にはそれを受け入れて達してしまった。
「うううぅぅぅぅ……」
 傷つけられるなら、稟くんにと決めていたのに。
 楓にとって今までの肉体と精神の動きは、存在そのものを陵辱されたかのような喪失感を降りかからせるものであった。

276 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:54:42 ID:ochOuxQP
「………」
 身が震える。
 窓が空いていた。
 風邪を引いてしまう――と考えたのは一瞬のことで、それよりも大きな汚れのこびりついた身体を、楓はあまり大切だとは思わなかった。
 とはいえ、ほかにすることも思いつかないので、のろのろと立ち上がって、窓を閉めようとする。
「………。 …?!」
 ぴしゃん!
 窓が独りでに閉じた。
「…な、に……?」
 楓は思わず後ずさりし、手探りで部屋のドアの取っ手を探った。
 またあの透明人間の仕業かと思ったのだ。
 慌ててドアを開ける。
「えっ…?! …んんんっ!」
 楓の身体は、部屋の出口より前に進まなかった。
 まるで見えない壁があるかのように、何かに突き当たって一歩も進めないのだ。
「………」
 ふらふらと数歩下がると、ドアも独りでにバタンと閉じた。

277 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:58:05 ID:ochOuxQP
 地上より遥か一〇〇〇〇フィートの高みから、ファントムは芙蓉家を見下ろしていた。
 航空魔法で、今次作戦――オペレーション・メープルピックにおいて空中警戒監視班を努めていたスペクタクルのすぐ側に滞空し、彼らの制空の手助けをしている。
「ウェッジはきちんと打ち込まれた、か」
 視野の処理系に直接展開した特殊な魔法が、眼下の魔法特性と空間特性を彼の見る光景に映し出している。芙蓉家の楓の部屋の辺りはある魔力位相においては魔法的にひずみ、ほとんど閉じてしまっている。
 彼は精液を媒介として、楓とあの空間を存在的につなぎとめた。彼が魔法を解除しない限り、楓はあの部屋からは、出られない。
 空間や存在のような人間界の根幹に干渉するような魔法は、彼ら神族にも至難の業であった。その成功率を高めるために、ああした方法が取られたりもする。
(とはいえ――)
 今回の作戦は異色だった。本作戦の主要目的を達成するのは、彼らのような近衛特殊部隊ではない。立派な身分の者たちだ。もっとも、若干性癖に問題があるが。
(ま、おえらいさんの考えることは大概不思議だらけだからな)
 映像処理の魔法を唱えて、これからあの中で始まる饗宴を撮り残そうと準備をしているスペクタクルの連中を横目に、ファントムはため息をついた。

323 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:19:15 ID:aP2w70az
>>277の続きです。
楓ですが、黒くないです。
陵辱注意!



「……」
 ぺたん、と座り込んでしまう楓。
 自分を巡る出来事が、悉く理解できない。
 只、硬直していた恐怖心が再び動き出すまでに、そう時間は要らなかった。
「……う、うう」
 カタカタと身体が震え出す。
 とん、と背中に硬い感触。
 慌てて振り返ると、そこは窓側の壁だった。
「……はぁ…」
 がちゃ――
「…?!」
 肩を抱く楓の前で、部屋の扉がすっと開いた。
 自分を決して通さなかったその入り口から、ぞろぞろと人影が侵入してくる。
「こんにちは。無粋な方法でお尋ねしてすまないね、レディ」
 先頭の男――タキシードを身に纏い、その金髪を綺麗に後に撫でつけた紳士然とした人物の礼儀正しい振る舞いは、楓の惨状を前にして、明らかに場違いなものだった。
 しかし、その場に介した一同の視線だけは、ほの昏い欲情の色を隠そうともせず、ただ一点のみに注がれていた。
「えぇ…?! ――っ! やあっ…」
 状況についていけない楓は、自らがどういう姿かも忘れていた。
 尻餅をついた格好の楓の秘所からは、とろとろと陵辱の証が滴っているのだ。
「ふふふ…」
 慌ててその茂みを隠す楓に、先頭の男は低く笑った。
 こうして怯える少女が、彼らにとってはなによりのごちそうなのだ。
 男たちは楓に近づく。
 楓に逃げ道はない。
 そうして芙蓉家の一室で饗宴――バンクエットが始まろうとしていた。

324 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:20:15 ID:aP2w70az
 男たちはただ一心不乱に楓を犯した。
 いきり立った肉棒を、楓の奥深くに挿し入れては精液で膣内を灼いていく。
 秘唇が空くのを待っていられない者は自らを己の手や、楓の手、楓の肌、楓の髪、楓の服…あの手この手で慰めて、仕舞いには楓の身体に向けて白濁を吐き出し、どうにか欲望を抑制する。
 楓の瞳はじょじょに虚ろになり、汗と精液が美しい肌をどろどろに汚染していた。
 ずぶっ、ずぶっ、ずんっ…
「くぅ…ふっ、ふうっ…」
 楓は下から男に突き上げられていた。
 重力の力もあり、突き上げるたびに愛液とも精液ともつかないものがどろどろと陰茎に絡みつくように落ちてくる。
 潤滑油を得た陰茎は気をよくして、楓の奥底までを綺麗に掘り進める。
「ひうっ! んあっ、んはあっ! あああんっ!」
 身体の芯の芯まで射精されて、もう楓は快楽を貪る自分に戸惑うのを忘れていた。先行したエージェント――ファントムの魔法は健在だった。突き上げられるたびに楓は嬌声を上げて、自らの膣を締め付け腰を振る。そのさまはほとんど淫らな情婦だった。
「く、くぅ…」
 極上の膣を掘り返しながら、男は目の前の光景に酔いしれていた。
 楓の清楚な美貌は淫らに歪み、上気した顔の下で、ふさふさと形のいい乳房が小刻みに揺れている。その先端にはふたつの突起。
 湧き上がった衝動に忠実に、男は突き上げを続けたまま、手を伸ばして楓の乳房を掌で握りこんだ。
 柔らかい弾力が掌に返る。
 気をよくした男は、固く尖った楓の乳首を摘み上げた。
「ん、んんん…っ! んあーあああっ!」
 嬌声が一トーン跳ね上がった。
 同時に膣圧も増して、男は音を上げた。
「む、くっ…!」
 びゅるっ!
「ふはあっ?!」
 何度目かの膣内射精。
 びゅるっ、びゅくっ、ぶびゅっ!
 男のものは人外じみた精力で、大量の精液を楓の中に流し込んだ。
「うぅ……ふふぅ……ぁう……」
 びくびく、と痙攣する体。
 ごぼごぼと膣から逆流する精液の感触に意識を攪拌されて、楓はもはや自分が快感と苦痛、どちらに喘いでいるのかわからなくなっていた。
「では、次は私めが――失礼して」
 じゅぶうっ!
「ひあうぅぅ……!」
 差し込まれた別の肉棒が、中の精液を押し出してぶびゅぶびゅと音が鳴る。
 楓の膣は持ち主の意思とは無関係に、新たな来訪者を歓迎してぐいぐいと締め付け始めた。

325 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:21:05 ID:aP2w70az
「く…っ」
 ぶる……
 男が震える。
 楓の膣肉は主の意思とは無関係に蠢動し、男の精を残らず搾り取った。
「……ぁ…」
 びくん、びくんと跳ねあがる全身、突き上げてくる不気味な感覚の波。
 たっぷりと注ぎ込まれた精と入れ替わるように全てを失った楓は、ただ空ろなうめきだけを残した。
 どろ…っ
 過剰な膣内射精の必然で、楓の割れ目からは止めど無く濁った精液が流れ出していた。
「お、出てきてますな」
「全身どろどろでザーメンを垂れ流す少女……嗚呼、実に素晴らしい」
 男たちは妙に荘厳な言いまわしで談笑していたが、股間のモノが起きあがるにつれ、再び鼻息を荒くし始める。
「さて…宴を再開しましょうか」
「あいや、少し待たれい」
 既に自分をかちかちに怒張させていた男を、もうひとりの男が押しとどめた。
「何であるか?」
「いや、少し趣向を思いつきましてな」
 男はにやと笑みを浮かべると、息も絶え絶えの楓に近づく。
 最後に犯された姿勢のまま、だらしなく股を開いたままだ。その間に男はしゃがみこんだ。
 ぐちゅ…
「っ……」
 精液の海と化している秘肉を撫でる。
 度重なる絶頂の直後で敏感な部分は、また楓を跳ね上げさせた。
「ほほ。ずいぶん、悦んでいますな」
 笑いながら男は愛撫を続け、何やら堆積した精液を除けて行く。
 むろんその間、楓は容赦ない快感に襲われつづけた。
「っ…! っ、ぁ…やぁ……」
 言語と認めるに足らない程度のうめき声。
「ふむ…そろそろよろしいか」
「いったい何なのであるか?」
「なに、こうするのですよ」
 男は見えるようになった楓の恥毛に指を絡め――一気に引き抜いた。
「っぎ、い、いたあぁぁぁっ! ぁ…」
 空ろな瞳が目覚めさせられ、苦痛に叫ぶ楓。
 ぶちぶちぶち…
「ああああああ、ゃ、あ、あああああああ―――っ!!」
 思わず耳を塞ぎたくなるような悲鳴を心地よいBGMとし、男は愉快そうに楓の陰毛を次々と引き抜いていく。
 そうして、最後には割れ目をそのまま晒す楓の秘部があった。
 破瓜の血と精液、そしてたった今の所業による血が混ざっていて、とても「赤ん坊のような」などという表現はきかないが。
「ううっ!」
 他の男たちはその間、楓の頭のほうに集まり、自らを慰めていた。
 愛らしい少女の悲鳴を十分堪能した彼らは、次々と達していく。
 びゅるっ! びゅるるぅっ!
 びちゃ、びちゃっと湿った音をたてて楓の艶やかな髪や整った顔は、更に精液に上塗りされていく。
「…どうでしたかな?」
 引き抜いた毛を鼻先で嗅ぎながら、にんまりと男は他の男たちに笑った。
「恥ずかしながら…声だけで達するかと思いましたよ」
「まったく」
 楓にありったけの精をぶちまけたばかりの男のモノは、またも硬くなりつつある。
 芙蓉家の一室で繰り広げられる饗宴は、その勢いを加速させたばかりであった。

326 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:22:45 ID:aP2w70az
 パチン。
「ふむ、神ちゃんも腕を上げたね――と」
「ぬぐ、そ、そう来たか…」
 頭を抱えていると、ユーストマは通信が送られてきたことに気づいた。
 彼は仮想的意識主体と呼ばれる構造体を意識内に構築し、それに仮想的な魔法処理をさせている。そこから、メッセージ受信の旨が通達されたのだ。
 送られてきた通信をデコードせず、圧縮言語のまま目を通す。
 まばたき一回ほどの間の作業だったが、通信のための魔力位相変動を感知した対面のフォーベシイは尋ねた。
「ん? 終わったのかい?」
「まあな。今日は時間に余裕を持って、フェーズ3程度でやめておくことにしてある」
「なるほど。メープル――楓ちゃんは日常生活を続けさせないといけないから厄介なんだよねぇ…」
「ああ…。そういえば、アインスの所在が分かったって?」
 ユーストマはドイツ語の「1」を口にした。
「神ちゃん、驚くんじゃないかな。また稟ちゃん絡みだよ」
「な…そりゃホントか」
「アインスは、まぁ一児の母だね。その娘が稟ちゃんの先輩なんだよ」
「世間は狭えなぁ…」
「そこで。ツヴァイが殆ど壊れてしまったことだし、アインスとその娘をあてがおうかと思ってね」
「その父親は?」
「人間界の方から押さえたよ。いつでも単身赴任に行ってもらえる」
「なるほど…じゃあそうするか」
 カコン。
 一通り話が途切れると、ししおどしの音が辺りによく響いた。


 …楓の話は取り敢えずここまでです。
 投下ぉkなら、続きを書きたいです。

374 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:28:35 ID:R5qrGX71
「ふぅ…」
 帰ってきた稟を迎えたのは、花のような笑顔ではなく溜息だった。
 かちゃかちゃと食器を洗う音に混じっても、それははっきりと聞こえた。
「…楓?」
「…っ?!」
 楓は、手にしていた皿を取り落とした。
 音からして割れはしなかったようだが、慌てた稟は急いで靴を脱ぎシンクへ駆け寄った。
「楓、大丈夫か?」
「ぇ、あ、はい…」
 返事も上の空だ。長年一緒に暮らす稟にも、家事の最中にこういう楓は珍しい。
「何だか、元気がないな」
 稟は遠まわしな言い方を避けた。下手にややこしくすると、楓は遠慮して話してくれないと思ったのだ。
「え…そ、そうですか? そんなことは…ないと思いますよ」
 笑う楓。
 それはかつてないほどぎこちない作り笑いだった。
「やっぱり、プリムラが戻ってこないからか? それとも他に何か…」
 一瞬、楓の瞳が揺れて、稟はそこに迷いが走ったのを見た。
 しかし、すぐにさっきまでの作り笑いに戻ってしまう。
「別に、なにもないですよ。おかえりなさい、稟くん」
 そのぎこちない笑顔のまま、洗い物を再開する。
「……そうか」
 無難な返事をして引き下がった稟は、しかし言いようのない不安を覚えていた。


 一方。
 芙蓉家とは文字通り世界が違う場所で、神王と魔王が顔を突き合わせていた。
「…ドライをツヴァイの後釜にあてがうのか?」
「それもひとつの手じゃないかな。生産作業の烈度をツヴァイほどにはせずに、構築儀式にも参加させる」
「しかしなぁ…セレモニィ・マスターとして機能するのはドライだけだぞ?」
「そこなんだよねぇ…」
 沈黙が落ちる。
 空調のかすかな稼動音に混じって、なにやら水音が聞き取れた。
 彼らが腰掛けたソファの間には加工宝玉ディスプレイが設置され、煌々と光を放って映像を提供している。
 画面の脇のキャプションは、「R-3」と記されていた。
 映像がフォーカスしているのは、人形のような全裸の紫髪の少女だった。

375 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:33:04 ID:R5qrGX71
「はぁ、はぁ……ほらプリムラちゃん、お顔出してお顔〜。
 汚いザーメンぶっかけてあげるからさぁ〜」
「ん…」
 少女――プリムラは目の前の男根を口から引き抜くと、斜め後方をぐりっと振り返っ
て、無表情な瞳のまま、重ね塗りされた精液でどろどろの顔を突き出した。
「ううっ…!」
 ぶびゅっ! びゅるる…!
 ほぼ密着させるように突き出されていた男根が、勢いよく白濁を吐き出す。
 プリムラは目を瞑ったまま微動だにせず、汚い欲望の顕現を顔で受け止めた。
「んん…」
 鼻梁を流れ落ちて、精液はプリムラの唇を犯す。
 白い――精液とは違う、純白の――指で、プリムラは浴びせられた精液をこそぎ取っ
ては口に運んだ。
 目が開けられるくらいになると、振り返った格好のまま、男根の持ち主を上目遣いで
見て、規定どおりに挨拶をする。
「…プリムラのお顔に、お兄ちゃんの濃いザーメン、たくさんぶっかけてくれて、あり
がとうございました…」
 息苦しさで上気した頬。その下では、卑猥な謝辞を紡ぐたびに、唇の端がこぽこぽと
白い泡を立てる。
 ぺこりと頭を下げると、プリムラは前の男根に向き直る。
 全身精液まみれで、にちゃにちゃといちいち音が立つ。待ちきれないといった様子で、
男はプリムラが顔を上げるや否や、その小さな口に己の分身を突きこんだ。
「ん…んぐぐ…! …んふっ、ずじゅっ、じゅるるっ」
 いきなりの要求にも答えて、プリムラは喉奥から舌先までをまんべんなく使って男根
に奉仕する。
 先ほど射精した男が、プリムラの長い髪の房で男根を拭うと、入れ替わりに背後に立
った男は、
「プリムラちゃ〜ん、後ろいくよ」
「んぐ…ふぁい…」
 ほぼ返事と同時に、プリムラの菊穴に陰茎を挿入した。
 ずにゅずにゅと、腸液と愛液と精液のブレンド潤滑油が音を立ててそれを導く。
「んぅぅぅぅ…」
 一旦フェラを止めて、プリムラは肛門からの進入を迎え入れた。
 落ち着くとまた口の奉仕を再開し、肛門に突き刺さった相手に合わせて腰も振り始め
る。
「ちっ、先に取られたか」
「まぁまぁ、プリムラちゃんにお手々を貸して貰おうぜ」
 新たな男二人が盛大に水音を立てて腰と首を振るプリムラの両脇に立ち、それぞれ彼
女の手を取って、そこに自らの陰茎を握らせた。
「ああ…プリムラちゃんの手たまんねぇ…」
「ほら、しごいてしごいて」
 前後に揺さぶられながら、プリムラは両の男根を握りなおして、手を動かししごき立
てる。
 水音の大きさがさらに増した。
 身体じゅうをまんべんなく精の誘導と受け皿に使われるその姿は、まさに性処理用の
人形だったが、唯一、本来もっとも性交に使われるのに自然な部位――プリムラの秘所
は、何やら逆三角形型の甲殻的な素材がかぶせられ、どんなにプリムラが激しく動いて
も、ずれる素振りすら見せなかった。

376 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:34:16 ID:R5qrGX71
 画面が暗転し、映像が切り替わった。
 キャプションが「R-2」に切り替わり、映像のフォーカスが修正される。
 映し出されたのは、同じく全裸の少女だった。
 ただこちらの少女はぴくりともせず、陶器の白――男性の小便器にもたれかかるよう
にして、虚ろな視線を床に注いでいる。
 むき出しの秘部は赤く腫れ上がり、ばっくりと開いてもはや本来の用を成さないのは
明らかであった。
 その少し上を見ると、腹部にうっすらと裂傷のような跡が残っている。
 所謂…妊娠線であった。
 そんなぼろぼろの少女の体のあちこちには、「ザーメン便所」「腹ボテ便器」などと
いう落書きが散見された。
「………」
 凄惨な陵辱のあとにしか見えないその光景に、フォーベシイは顔をしかめた。
 無理もない。その少女は――彼の愛娘にそっくりなのだから。
「ずいぶんと使い込んだな、こりゃ」
「実験事故のために騒ぐ研究所の者たちを黙らせるのにね…。精神から受胎機能まで、
もうズタボロだ。
 もともとネリネちゃんの為のチャージャとして使われてるから、長くはなかったのだ
ろうけれど」
 フォーベシイは映像を消した。
 彼女の名はリコリス。神界・魔界共同のプロジェクトによって生み出された人工生命
体の二号体。
 開発コードを"レーベンス"とされたこのプロジェクトは、滅びんとする生命の蘇生を
可能とするという、
とてつもなく壮大な目的を掲げ、両世界の王の直接指揮のもとに進められてきた。
 が、その実態は違う。
 まずこれは、魔王の娘、ネリネのために始まったものであった。
 弱りゆく生命を補えるもの。それは、新たな生命に他ならない。
 つまり、受胎した生命が生命として発生する前の可能性――魂の萌芽とでもいうべき
ものを用いて、弱い生命を補強する。簡単に言うが、これがいかに困難な作業かは想像
に難くない。
 つまり、受胎可能で尚且つ補強作業の魔法も制御可能な人材――魔法的才能に優れた
女性がいれば理想なのだ。
 しかし、その要求される魔法技量は魔界や神界の住人にとっても夢物語じみたレベル
のものであった。故にプロジェクトは人工的に高い能力を付加する計画を打ち出したの
だ。
 魔族をベースとした一号体(アインス)は完成直後に暴走し、その際に行方不明になっ
た。
 二号体(ツヴァイ)は多少不安要素が残ったものの、何とか形にはなった。そして、男
の精を受け孕まされては、その生命の可能性をネリネに還元し、魔力や生命力として蓄
えさせた。この点、ネリネのクローンを素体として創られた二号体――リコリスは、親
和性の面からみて優秀であった。
 しかし、魔力とは不安定で、個人差が大きいものだ。優秀な者が、処女性を失った途
端ほとんど魔力を失ってしまうということもある。
 研究関係者たちを口止めするために、性欲処理として受胎作業以外にも身体を提供す
るリコリスは、次第に自我を失い、性交に溺れていった。ネリネのために――という目
的意識も希薄化してゆき、魔力も集中力も失っていったリコリスは、つい先日暴走事故
を起こした。
 魔力が減退していたから被害が比較的小さかったのだが、それを喜ぶのは本末転倒で
ある。
 結果、唯一の拠り所でありもはや擬似的な自我として機能していた性交への従事を拒
絶したかたちになったリコリスの精神は完全に壊れてしまった。

377 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:34:51 ID:R5qrGX71
 現在は人間界に留学までしているように、ネリネの身体は健常と言える程に回復して
いる。しかししばしば器物破壊騒動を起こすように、リコリスのフィードバックを受け
て肥大化したネリネの魔力は、完全には制御されていない。外部から操作し、効果的に
統合してやる必要があった。
 加えて、解決せねばならない問題がもうひとつ増えていたのである。
 ユーストマの娘、リシアンサスの中に存在するもうひとつの存在のことだ。
 彼女(と、単にここでは呼ぼう)をリシアンサスから分離するにも、また莫大な生命制
御の魔法が必要なのである。
 そもそも、通常ならばこんな作業を魔法で行うことはめったにない。故に、今彼らが
日常的に行使している魔法のようにシンプルに発動させるような効率的な設計開発が行
われないのだ。大昔の文献を紐解き、生贄やらなにやら儀式じみた方法でしか魔法のお
膳立てはできない。
 幸い、人工生命の三号体(ドライ)は非常に優秀に仕上がった。
 が、後は制御能力を身に付けさせれば――というところで、リコリスがダメになった
のだ。
 これは皆が慌てた。何しろリシアンサスの問題が解決したとしても、世間の追求を逃
れるためには、プロジェクトの――表向きの目標のための――成果を提示してみせなけ
ればならない。その唯一の可能性が、受胎累積による生命補填だった。
 四号体の開発に望む資金を都合するにしても難しかった。両世界からもプロジェクト
の冗長性を指摘し、莫大な予算をつぎ込むことを疑問視する人々も現れ始めているのだ。
 このため、プロジェクトは非合法な方面で資金繰りを開始した。その中には無論、プ
リムラの身体の提供も含まれている。
 そして、並行して喪われた一号体の捜索も開始された。リコリスとプリムラから大量
の実測データを得ている今、発見の望みは当時よりもあったし、一号体に付加させた高
い魔力は非常に魅力的でもあったからだ。



「……いや、やっぱりアインスとその娘を確保してからにしよう。じっくり調べちゃい
るが、プリムラが処女性と同時に魔力を減退させてしまう可能性も否定できないから
な」
 ユーストマは熟考の後、自らに言い聞かせるようにつぶやいた。
「それでいいのかい?」
「ああ、今んとこシアの奴も中の奴と上手くやってるみてえだしな…」
「では今まで通りプリムラの貞操帯は外さずに維持して、資金調達と儀式制御の教育を
続ける。
 リコリスは完全に研究員たちへの賠償と口封じにあてがう。
 生産作業はアインスとその娘を調教して任せる…と。こんなところかな」
「メープル…楓ちゃんは、どうする?」
「現状維持、だね。とりあえず稟ちゃんとくっつく可能性は断ち切った。アインスの娘
を誘導するのに役立つかもしれないし」
「生産作業に加えるわけにはいかねぇからな」
「もちろんだよ。進行している事態に気づかれないよう、あくまで稟ちゃんには今まで
通りの生活をキープさせる。独り身のまま、ネリネちゃんとシアちゃんの問題が完全に
解消するまで」

378 :黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:35:38 ID:R5qrGX71
 ずぬぬぬ…
「っ……」
 体の力を抜いて、プリムラは菊座を割って入ってくる剛直を受け入れた。
 獣のように四つんばいにされ、ぱんぱんと腰を打ち付けられた。
 ぴゅぷぴゅぷと腸液と精液が飛び散っている。
「うああ…プリムラちゃんのケツ穴、あったけぇ…」
「ふ、ううっ…もっとたくさん突いてくださいぃ…
 プリムラのお尻の穴…おまんこみたいにぃぃ……はうううっ…!」
 仕込まれた台詞をきちんと言っている自分を確認したプリムラは、案の定せわしなく
目の前に差し出されてきた二本の肉棒に、舌を這わせる。
 ちゅぷちゅぷ…
「はぁはぁ…いいよプリムラちゃん…」
「んむ…べろべろ…ちんぽおいひぃ……じゅるるる…」
 ずぶっ! ぐちゅっ!
 背後から深く貫かれながらも、プリムラは二本の陰茎を口元に引き寄せてべろべろと
奉仕をする。
「んむっ! じゅるるるるるっ! んぶ、んむううっ!」
「うあ――そ、そんなにされたら…」
「け、ケツの穴も締まる…くうっ!」
 どくっ! びゅくっ!
「ふ、ぅ、あああああ…!」
 体内から灼かれる感覚がプリムラの全身を駆け上る。
 甘い鳴き声を上げて持ち上げた顔に、もうふたりの放った精液がびちゃびちゃと飛び
散った。
「あぁうぅ…ザーメン熱い…」
 幾層にも放たれた白濁をごってりとさせ、プリムラはうわ言のようにつぶやいた。



「…そろそろ終わるね」
 画面の中では、全身精液漬けで横たわったプリムラが、周りを取り囲む男たちからじ
ゃばじゃばと尿を浴びせかけられているところだった。
 プリムラは教本通り、両手を差し伸べまでして大量の小便を迎え入れている。
「じゃあ、改めて確認しよう。まずはアインスだけを自宅に一人にし、スペクターの力
で隔離する。いいかい?」
「ああ。映像処理班はまた特に喜ぶだろうよ」
 ユーストマが言ったのは先の楓への作戦にも参加したスペクタクルのことだった。彼
らは、神王近衛特殊部隊の中でも単独処理任務専門のファントムとは対を成す、集団諜
報活動機関スペクターの一部門である。
 無論、共に冠された"幽霊"の名が示す通り、その存在は非公式とされる。
「時間をあまりかけたくないからね…。生産作業のように、こちらの囚人を直接あてが
うよ。孕んだらそれはそのまま儀式にまわそう」
「そうだな。なら俺は、アインスの旦那を単身赴任させる手筈を整えておくぜ」
「頼むよ。こっちは囚人たちを直接隔離空間に移送する手段を確保しよう」
 申し合わせたように、二人は同時に椅子から立ちあがった。
 フォーベシイは、意識をモニタの管理システムにつなぐ。
「プリムラ、人間界に戻るよ。仕度をなさい」
「ごぽ…。…はい」
 精液と小水でびちゃびちゃな水溜りの中で、もぞもぞとプリムラが動く。
 這って弾けとんだ髪飾りを拾うと、のろのろと立ち上がり、ぼたぼたと菊穴から精液
を垂れ流し、前髪から小便をぽたぽた垂らして、プリムラはシャワー室へと歩いていっ
た。


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