官能小説の大きな特徴として挙げられるものとしては、次の数点が挙げられるだろう。
1、有りえないストーリー展開。
2、有りえないスタイル。
3、矢鱈と多い汁気。
4、登場キャラクターが必ず美形。
と言った特徴がある事に気付かれると思う。一応上記四点は、アニメ系列の官能小説を基として挙げている。
だがこれは明らかな事実を元にしている。ならば何故例に四点を挙げたかと言うと、それが空想官能の醍醐味だからに相違ない。
現実の巨乳と言えば、一般にはバスト94cm以上あると巨乳の部類に入るが、アニメ系列の官能小説の巨乳の最低条件は、バスト100cm〜110cm程度であると思われる。
最初はもっと小さかったようだが、時代が経るに従って、読者の感覚が徐々に肥大化していったようである。その原因の一つとしては、現実社会の女性のスタイルの向上が挙げられるだろう。
一昔前に巨乳といわれていた大きさが、現在の標準と変わり、現在ではよりそのラインは上をいく。つまり、実際の大きさプラス10cmないし15cm程度の大きさが、現代人の理想巨乳となったのであろう。
それは、ストーリー展開にしても然りだし、登場キャラにしてもである。より内容は過激になり、表現は露骨に淫らさを表すようになった。
だがそれが現代の娯楽であるとも言えるし、空想官能小説にしかない面白みとも捕らえる事が出来る。それは正しく、男性ならではの楽しみだ。
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