作者:555さん  >872-876


むかしむかし、あるところに藍滌と梨雪という、とても美しい主従……もとい兄妹がおりました。
2人は毎日互いの美しさを賞賛し合い楽しく暮らしていましたが、実は家計は火の車、そのため両親に森の中へ置き去りにれてしまいました。
「うすうす勘付いてはおったが、本当に捨てられてしまったようだねぇ」
「まったく!ひどい親だわ。こーんなに可愛い子供を森に置き去りにするなんてっ」
「そう怒るでないよ梨雪。私たちの品性を理解できない人間とあのまま暮らしていても、お互い辛いだけだ」
「それもそうね、お兄様」
2人は森の中を彷徨いました。日は落ち、いつもなら夕食はとっくに過ぎている時間です。
梨雪のお腹がきゅるる〜と鳴りました。藍滌お兄様は顔をしかめてたしなめます。
「これ、はしたないよ梨雪」
「だってお兄様、さすがにお腹が空いたわ。足も痛いし、もう歩けなーい」
梨雪は駄々をこねてうずくまります。
2人の歩いた道のりはたいした距離ではありませんでしたが、優雅に暮らしていた彼らにとっては疲労困憊するに充分なものでした。
「やれやれ……困ったものだね」
藍滌があまり困っていない表情で困っていると、どこからか良い匂いがしてきました。
「お兄様!向こうから甘い香りがするわ。行ってみましょう!」
さっきの疲れはどこへやら、梨雪は足取りを弾ませて駆けて行きました。
「まったく、うちの嬌娘は……」
藍滌は優雅に微笑みながら梨雪の後を追いました。
しばらく行くと少し開けた場所に一軒の可愛らしい家が建っていました。良い香りはそこからしてきます。
「見て、お兄様!あの家、お菓子で出来ているわ!」
「ふむ……多少センスは悪いが、食糧は助かるの」
藍滌がその家を吟味している間に、すでに梨雪は壁の部分をひとかけ取ってぱくりと食べていました。
「ここはスポンジケーキね。こっちはクッキー。美味しいわ!」
「見てくれはともかく、味は悪くないね」
2人が家を食べていると中から人が出てきました。
「だぁれ?私の家を食べるのは」
中から出てきたのは1人の老女……ではなく、青みがかった髪をした歳若い娘でした。
「ちょっと……何してるのよ、あんた達」
「あ、ごめんなさい。私たち森で迷ってしまって、餓死寸前だったの」
「そんなとき、この面妖な家を見つけて、ついねぇ。私としたことがはしたないことをしてしまったものよ。
それによもや人が住んでいるとは思わなんだ。許してくりゃれ」
「お腹が空いてるの?しょうがないわねぇ」
娘は2人を家に招き入れました。食卓には豪勢な食事が並んでいます。
「娘、そなたこれを1人でたいらげるのかえ?」
「まっさかぁ」
その娘は祥瓊と名乗りました。1人でこの家に住んでいるようです。
藍滌と梨雪は何故かタイミング良く用意されていたその食事をご馳走になりました。
「ふぅ、美味しかった!おかげで餓死せずに済んだわ。ありがとう祥瓊」
「いいえ、こちらこそありがとう」
「私たちは何にもしていないよ?」
祥瓊はふふふ、と不気味に笑いました。その手にはどこから持ち出したのか長いロープが。
「あれ、なんだえこれは」
行動のトロイ……もとい、優雅な藍滌はあっというまにぐるぐる巻きにされてしまいました。
「ふふ、あんたにはデザートになってもらうわよ!そっちの小娘は小間使いだからね!」
祥瓊は高らかに笑いました。そうです、祥瓊は森に住む魔女だったのです!
「若い男の肉って、柔らかくって美味しいのよねぇ」
祥瓊はうっとりと呟きます。
「ちょっとぉ、お兄様を離しなさいよ!」
「おやめ、梨雪」
祥瓊に歯向かおうとした梨雪を止めたのは、他でもない藍滌でした。
「行き倒れる寸前だったのを助けてもらったんだ。お礼に大人しく食べられようじゃないか」
「……それもそうね。私たちにできるお礼なんて、それぐらいしかないし」
梨雪は途端に大人しく従います。祥瓊があまりにも聞き分けの良い二人を訝しんでいると、突然梨雪に後ろから羽交い絞めにされてしまいました。
「ちょ、ちょっと、何するのよ!離しなさいよ!!」
梨雪は祥瓊よりも小柄だったのでたかが小娘、と思っていましたが、この力はどうでしょう。
まるで数人の手に取り押さえられているよう、なかなか振りほどけません。
「何って、お礼をしてあげるのよ。遠慮せず受け取ってね」
梨雪は祥瓊を羽交い絞めにしながらにっこりと笑います。
祥瓊がじたばたともがいていると、藍滌が縛られたままゆっくりと近づいてきました。
「ちょっと、なにす……ひゃ!」
藍滌が祥瓊の首筋を舐めました。その途端、身体から力が抜けていきます。
「ん、ん、や……やだ、ぁん!」
そのまま藍滌は服を器用にも口で脱がしていきます。服を脱がされてる間は梨雪にうなじを舐められ、息をつく暇もありません。
祥瓊の服の前がはだけて、形の良い美しい乳房が露わになりました。
「ほう、魔女と言うわりには美しい身体をしているねぇ。顔も悪くないし」
藍滌は満足そうに笑んで、乳房の頂を口に含みました。
「ぁあん!!」
梨雪は完全に脱力した祥瓊をテーブルに寝かせると、藍滌の縄をほどきました。
「このままじゃ食べられにくいものね」
両手が自由になった藍滌は、長い指先で乳首を弄び始めました。梨雪は残りの服を脱がせています。
「やぁ……ぁあっ、こんなん、じゃっ……!」
「ふふ、良いねぇ、なんとも艶のある声だ」
祥瓊は快感に流されまいと喘ぎますが、その声はとても色っぽいものでした。
「お兄様、見て、祥瓊ったらこんなに涎を垂らしているわ。まだまだお腹が空いているのね」
下着まで剥ぎ取って祥瓊の花弁を覗き見た梨雪が、くすくすと可愛らしく笑っています。
梨雪の言葉を聞き、祥瓊はかっと顔を赤らめました。
「ふ、ふざけな……ひゃぁう!!……んん、ぁあ、ぁああ!」
梨雪が花弁に触れました。2本の指で中を掻き混ぜられ、祥瓊は身体を捩ります。
ですが、梨雪の指は短く奥まではとても届きません。そのじれったさに祥瓊は腰を押し付けるように動かしました。
「なぁに?もっと奥まで?ごめんなさい、私の指じゃ届かないわ」
梨雪は更に焦らすように入口近くの肉壁をさすります。
「これ、梨雪。あまり意地悪をするでない」
藍滌はたしなめますが、表情は笑っています。祥瓊は2人を憎らしく思うも、全く抵抗できません。
身体が自分の意志とは関係なく熱を持ち、触られることをむしろ望んでしまうのです。
「お兄様、いつまでもこのままじゃ可哀相だわ。祥瓊はとてもお腹が減ってるんだものね?」
花弁から指を抜き、蜜に濡れた指を祥瓊の目の前に持っていきます。
祥瓊は恥ずかしさから潤んだ目で梨雪を睨みますが、同時に縋るような気持ちもありました。
祥瓊の視線に込められた意を汲み取って、梨雪は藍滌を促しました。
「ほら、そろそろメインディッシュよ」
「では、ご馳走しようかね」
そう言うと藍滌はそそり立つ自分のモノを取り出しました。
それを見ると、祥瓊の身体の奥が疼きました。早くアレを飲み込みたい、などと淫らなことを考えてしまいます。
祥瓊は目を閉じてその時を待ちましたが、藍滌は一向に挿入しようとしません。
祥瓊が目を開けてきょとんとしていると、藍滌は言いました。
「食べる前に言うことがあるだろう?」
祥瓊は藍滌の言わんとすることを察して、唇を噛みました。ですが猛った欲はもう押さえきれません。
「……いただき、……ます……」
「よくできたね」
藍滌は子供を誉めるように言うと、すかさず花弁に自身のモノを突き入れました。
「ぁああ!!…んぁっ、ふ、ぅん……やぁあん!」
やっと与えられた強い刺激に祥瓊は身悶えました。
悠然と笑いながら藍滌が腰を動かすたび、淫らな水音が増します。一方梨雪は乳房を揉みしだいています。
「どう?お兄様の味は?……そういえばさっき若い男の肉は柔らかくて美味しい、って言ってたわね。柔らかいほうが好みかしら?」
「ふむ、それならば私のは口に合わないやもしれぬな」
藍滌は動きを止め、祥瓊の中から退こうとしました。
「あっ……」
無意識にも祥瓊の中がきゅっと締まります。まるで藍滌を引き止めるようです。
「なんだい?私のは口に合わないのではないかえ?」
祥瓊は真っ赤になりながらも呟くように言います。
「か、……硬いほうが……いい、の……。とても、美味しい……」
「……そうかい。それはお礼のしがいがあるねぇ」
「んぁあっ!……はぅん……ぁん、あ、ぁあ……っ!」
藍滌は再び激しく腰を動かしました。祥瓊の中もそれに応えるように収縮します。
「祥瓊の身体も美味しいわ。お菓子のお家よりも、豪華なお食事よりもずっとね」
祥瓊の乳房をしゃぶりながら、梨雪はご機嫌に言います。
中を責めたてられ、肌をまさぐられながら、祥瓊は声がかすれるほど喘いでいます。
「ふ、ぅんんっ……あぁんっ……ひぁぁ、はぁんっ……」
「さぁ……たんとおあがり」
祥瓊の耳元でそう呟くと、藍滌は彼女の中に白濁した飛沫を放ちました。
「ああ!……ぁ、熱ぃ…ぃいっ……んぅ!!」
弓なりに仰け反ってその熱を受け止めた祥瓊は、甘美な快楽を心ゆくまで味わいました。

その後、魔女と兄妹は仲良く暮らし始めました。
彼らは時折、森を彷徨う迷い人を助けては、極上のおもてなしをするそうです。
ほら、今日もまた1人、赤毛の迷い人が……
「すまない、道に迷ってしまって……」
「あら、それは大変!どうぞ私たちの家で休んでいってくださいな」
優しい微笑をたたえて、彼らは新たなごちそうを頂くのでした。


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