作者:321さん >321>324>343>358>367>454>464>470>474>476>481>482
         おまけ  >405



「ん・・・・・・ぁふぅ・・・・・・・っあ」

闇の中 艶かしい声が響く度、紅い髪が意思を持ったかのように動く。

「主上。もう少しお静かに」
そう言うのはこの国の麒麟である景麒。
「んっ・・・!そんな事言ったって・・景麒がいけないんじゃないかぁ・・・あっ・・・ン・・・」
普段とは違う、甘えたような拗ねたような声を返すのはこの国を治める女王、陽子。


この2人が毎晩のように体を重ねるようになったのは最近の事である。
そのきっかけはほんの些細な事からであった・・・・・・・・・・

 
朝儀を終え、陽子はぼんやりと庭を眺めていた。

「主上」
「ん?あぁ、景麒か。なんだ?」
自分の台輔が相変わらず気難しい顔をしているのを見て、陽子はまた仕事が増えたのかと思った。
「そうではありません。主上、いくら人気がないとは言えそのようなだらしない格好をなされては困ります」
言われて陽子は自分の格好を見下ろしてみる。

場所は宮殿の最奥、ほぼ誰も来ない場所。
おまけに時期は初夏。汗ばみ始める時期。
それもあって彼女は暑苦しい上着は脱ぎすて、見えない程度にではあるが胸元をはだけていた。
「・・・そうだけど誰も来ないからいいじゃないか」
そう言いながら景麒の小言から逃げようと、体を返したその瞬間・・・・・・
「 ぅわ!! 」
帯紐を景麒に掴まれて思わず陽子はよろめいた。
そのまま、帯紐を掴む景麒の腕の中へと倒れこむ形になる。
「帯もちゃんと結んでいらっしゃらないからですよ」
耳元で景麒がささやく。
その声になぜか顔が熱くなるのを陽子は感じていた・・・・・・
「なぜだらしない格好をしてはいけないか。私が主上に教えてさしあげましょうか?」
景麒はまだ陽子を放さずに耳元でささやく。
「とっ、とりあえず放せ・・・っ!バカ景麒ッ!」
暴れる陽子を左手であっさりと押さえ込むと景麒は、もう一度、ゆっくりとだがはっきりとささやく。

「言う事を聞いていらっしゃらないようですね・・・・・・
 では今から教えてさしあげます・・・・・・」  



「主上には今よりいい事を教えてさしあげます・・・」
耳元で景麒に囁かれ、陽子の体はわずかながら震えた。
そんな彼女のわずかな反応に景麒は気付いた。
気付かれぬよう、耳元に口を近づけると息を そっ と吹きかける。
「・・・・・・・・・・・っ!」
いきなりの事に声にならぬ声をあげる陽子。
景麒は構わずに耳たぶを軽く食んでみる。
「何をするっ・・・・・・・・・っ・・・・・ぁ」
僅かに声が変化している。
「主上は耳たぶの反応がよろしいようですね。
 では、こちらはどうでしょうか?」

言いながら、景麒は右手で彼女の着物の合わせに手を差し入れる。
「景麒っ!何をするっ、やめろ!そこに入れるなっ!バカッ!」
陽子がいかに暴れようとしても景麒の左手でしっかりと押さえ込まれているため、なかなか思うように動けない。
そのせいで余計に着物の合わせははだけてしまい、景麒はすんなりと中に手を入れることができた。

「主上の胸は柔らかくていらっしゃる。心地よいですよ」

優しくふれながら、景麒は耳元でまたささやく。


優しく、やさしく。

初めて異性(?)にふれられるであろう彼女の胸を。

景麒は、決して力を入れずに優しく、なでるようにさわっていた。
そして、陽子は僅かに体が熱くなるのを感じ始めていた・・・・・

景麒にしばらく胸を撫でられている内に陽子の息は、段々と荒いものへと変わってきていた。
「主上、なにやら息が上がっておりますが、いかがなされましたか?」
景麒はわざと陽子に問う。
「し・・・知らない・・・ぁ・・・・・・・なんか・・・変なんだ・・・
もう・・・・・・・やぁ・・・やめて・・・おねが・・・きゃぁっ!」
急に声をあげる陽子。
景麒が、胸の中央の蕾にふれたのだ。
「やっ・・・景麒ぃ・・・・・んっ・・・・あぁ・・・・・・・・・
 何で・・・・・・・・・なんでこんな声出るの?ねぇ」
陽子には、なぜこんな声が出るのかわからなかった。
自慰すら知らぬ彼女に胸への刺激は強過ぎた。

景麒はそんな彼女への答え代わりに、胸をさわる。
陽子は、もう景麒にされるがままで、暴れることも出来なくなっていた。
陽子の着物は既に前がはだけ、だらしがないどころではなくなっていた。
「主上。着物が乱れておりますね。ほどいてしまいますか」
言いながら景麒は陽子の帯をほどいた。
はらり と、帯紐がほどけ落ちる。
思わず前を隠すようにしゃがみ込もうとする陽子の腕を押さえ、自分の方に向かせる。
すっかりと前を隠すものが無くなった彼女の体を見る。
「ほぅ・・・・さすが主上・・・・見事な体をしていらっしゃる。
 失礼ではありますが、ここまで美しい体とは思いませんでした」
「早く帯を返せ・・・恥ずかしい・・・・・・」
しばらく景麒にふれられていない事で、多少はっきりしてきた陽子が言い返す。
「隠すと言うのですか?勿体無い。こんなに美しい体をなさっているのに」
言いつつ、景麒は彼女の胸に口付ける。
中心の蕾に近付くと、すぐ離れ、焦らすように胸を口で愛撫する。
「・・・! やっ・・・・やぁん・・・・景麒ィ・・・・・・・・あぁっ・・・」
先ほどまで燃え上がっていたものにまた火を点けられ、陽子は、またなす術もなく悶えるしかなかった。

景麒が胸に紅い花を咲かせる度、陽子が甘い声をあげる。
景麒の黄金の髪に手を差し入れ、頭を抱きかかえるようにして、陽子は込み上げてくる何かに翻弄され続けていた。
「景麒・・・・・・景麒ッ・・・!あぁッ・・・なんか・・・なんか変ッ!・・・・・んっ!」
ふと景麒が愛撫をやめて陽子をみやる。
そのまま、しばらく動く気配が無いので陽子は思わず口を開いた。
「・・・・け・・・けいき・・・・・?」
ふっ、と微笑むと景麒は陽子の髪を優しくなでる。
「いえ、なんだか辛そうでしたので止めた方が宜しいかと思いまして」
それを聞いた途端、陽子が赤くなった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゃ」
「なんですか?申し訳ありません、聞こえませんでした。もう一度おっしゃっていただけますか?」
にっこりと、女官達が見たら悲鳴をあげそうな、艶やかな笑みを浮かべて景麒は陽子に促す。
「言わなきゃダメなの?」
「えぇ。仰っていただかないとわかりませんので」
「・・・・・・・・・・・・・ゃだ。止めちゃいゃ・・・・・・・・・・」
それだけをやっと言うと、真っ赤になってうつむく。
それを聞くと、景麒は更に嬉しそうに微笑み、陽子の耳たぶを噛む。
「あッ!」
それだけでまた視界が白く霞んでしまう陽子。
「主上、もっと良くしてさしあげます・・・・おみ足をもう少し開いて頂けますか・・・」
言われて何をするかわからないまま少し陽子は開く。
景麒は陽子の胸をまた愛撫しだした。
その間に、指はゆっくりと下へとすべり落ちていく。
陽子は何も気付かない。 いや、胸のせいで気付くどころではなかった。
やがて、陽子の茂みへと指が到達する。
「主上はあまり茂ってはいらっしゃらないのですね。私はその方が好きですよ・・・・・」
言いながら茂みの辺りを優しく撫で回す。
「んン・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・景麒、そこダメ・・・・ゃぁ・・・・・」
「ここも感じていらっしゃるのですね?もっと、良くしてさしあげると先ほど申し上げました・・・・・・・・・もっと良く・・・・・・・・・」
茂みの柔らかい感触を充分堪能すると、今度はその奥にある花びらへと指を進める。
「なっ!やっ、ソコはだめぇっ」
うろたえて真っ赤になりながら手でおさえようとする陽子の手をもう片方の手でおさえ、ついでになんとなく口も塞いでしまう。
「うぐ・・・・・むー!むーむーっ!むむーっ」
花びらを少しいじっていると、だんだんと陽子が大人しくなってきた。
口をふさがれたままなので声は聞こえないが、さっきよりも更に息が荒くなってきたのがわかる。
酸欠がおきてはいけないので口を離してみる。
「ぷは。 ん・・・・・あぁッ、・・・・・・・・・・・・ハァッ・・・・・・・・・」
目がうるんで、声が甘えたような感じになってきている。
「景麒ぃ・・・・なんで?なんでこんなになっちゃ・・・あぁん・・・・・
 変になっちゃう、ねぇっ変、体が変なんだよぉ・・・」
「そのまま、変になってよろしいのですよ。おかしい事などありません。そのまま身を委ねて平気ですよ」
花びらを少し割って開くと、蜜が奥からトロリとあふれてきた。
蜜を少し指に取り、陽子に見せてみる。
「・・・・・・・・・・?なに?」
ソレが何か全く分からずに陽子はきょとんとした顔でソレを見る。
「主上が気持ちいいと言う証ですよ。主上の思っているような変な事は無いので安心していただけますね?」
率直に答えられ、真っ赤になりながら陽子はうなずいてしまう。
景麒が再び花びらを開くと、また体に快感が押し寄せてくる。
陽子は、もうそれに怖がることも無くそのまま身を委ねていた。
「あっ、あぁぁっ・・・・・・・・・・ん・・・・・・・はぁっ・・・・・・・・ッ!」
陽子の花びらの奥からはとめどもなく蜜が溢れてくる。
無限に沸く泉なのだと、景麒は思った。
花びらを割っていた指が、ふとした拍子にその上にあった小さい豆のような部分に当たる。
「・・・・・・・・・あぁぁぁっ!」
その途端に陽子が軽く叫びつつのけぞる。
「主上はここが一番なのですか?」
言いながら今度は優しくそこを指の腹でなでてみる。
「あ!あっ!んっ!やっ!い・・・いたっ」
敏感な所を指でいきなり撫でられ、陽子は目に涙を浮かべて痛みを訴えた。
「申し訳ありません、主上」
そのまま景麒はしゃがみ込む。
「?けいき?なにするの?・・・・・・・・・・・・・あぁぁぁっ」
景麒は彼女の豆を唇でつまんだ。
つまむと、そのまま小さく舌を出して優しく、痛みを感じさせぬように軽くつっつく。
そして、優しく、注意をしながらその皮をむいていく。
「主上、体になにか感じましたらそのまま委ねて大丈夫ですから・・・」
景麒の声もすでに耳に入らないほど陽子は頭の中が白くなっていっていた。
「ん!あぁっ、景麒ッ・・・・・・・・けい・・・・・・・・・き!」
掴む所が橋の欄干か景麒の頭しかないのでそのまま景麒の頭にまたしがみついてしまう陽子。

皮をむき終えると、再びそこを舌で突っつく。
陽子の声は喘ぎ声から半ば叫ぶような声へと変わっていっていた・・・・・・・・・・

声が大きくとも、そこは宮殿の最奥なだけあって誰にも聞こえない。
もし、誰かが声を聞いたとしても来るような人間はいないであろう。
景麒はそれを分かっていて口を塞ぐような事はしなかった。

「あぁっ!あっ、あっ!景麒、けいきっ!んんっ」
急に陽子の声が一瞬甲高くなったかと思うと、全身がこわばる。
そのまま脱力して景麒の上に体がのしかかってきた。
一番、敏感な部分を愛撫されてとうとう達してしまったのである。

景麒は気を失ってぐったりした陽子を軽々と抱き上げると、
陽子の居室へと移動する。





居室へと移動し、柔らかい褥の上へと陽子を乗せる。
肌への感触で陽子は目を覚ました。
「ぁ・・・・・・・・・・?景麒・・・・・・・・?あれ、部屋?」
陽子の隣へと潜り込みながら景麒は一言だけ言う。
「主上は達してしまわれたのですよ」
「? えっと・・・・タッスル?」
あまりもの無知加減に苦笑しながら景麒は付け加える。
「絶頂、です。お分かりになりましたか?」
そこまで言われ、やっと理解して真っ赤になる陽子。
真っ赤になって顔を隠しながら、ふと気が付く。
「あれ、でも私は気持ち良くても景麒が・・・・・・その・・・・」
言いながらまた更に赤くなる。
「主上、私の事を心配なさらずとも宜しいのですけれど・・・」
「いや、ダメ!私だけじゃなんかダメだ!景麒もっ!」
ワケの分からない事を言っていると思いながら陽子は言っていた。
陽子の髪をなでて少し落ち着かせると、景麒は陽子に問う。
「しかし、私も気持ち良く・・・と言うと主上が多少・・・その、痛い目にあってしまうのですが・・・・・・・・それでもよろしいのですか?」
「手の平を剣で貫かれるよりはマシだろう?」
真面目な顔で返す彼女に思わず少し吹き出してしまう景麒。
「それに、そういう顔を見せてくれるようになったから。何かしてあげたいんだ、私が景麒になにか、してあげたいんだ」
言いつつ陽子は初めて自分から景麒の頬にキスをする。
唇を離すと、少し迷ってから唇を合わせる。
景麒は、陽子が自分から唇を割って舌を入れてくるのを待っていた。
陽子がやっと舌を入れてきた後も、優しく彼女をリードするようにキスをする。
長いながいキスの後、陽子が景麒に困った顔を見せた。
「ここから私はどうしたらいいんだ?」
言いながら首をかたむける子供っぽい仕草に微笑むと、景麒は答える。
「いえ、主上はそのまま先ほどのように、楽になさっていて下されば大丈夫ですよ」
そのまま胸をつまんでみる。
そして陽子の上にかぶさると、胸を口で愛撫しつつ手を下にやり、
花びらを割って確かめる。
蜜は更に溢れてきていて、また濡らす手間もいらないかと思われた。
「主上、もしもお辛いようでしたらおっしゃってくださいませ」
指を1本、入れてみる。
「・・・・・・・・・・ん・・・・・・ぁ・・・・・」
中で景麒が指を曲げるたびに、だんだんと声が濡れていく。
「あぁ・・・・・・・・あっ、あ!はぅ・・・・・・・」
やがて、景麒は指を2本に増やしてみる。
今度もまたすんなりと入ったので、曲げるだけではなく出し入れを繰り返ししてみた。
「きゃ!あ!  はっ、んんッ!」
自分の中から何かが出入りする感覚に、陽子は再び翻弄され、声をあげるしかなかった。

やがて陽子から溢れる蜜が尋常ではない量になってきた頃、景麒はやっと指を抜くと自分も着物を脱ぎだす。
頭がぼんやりしたままそれを陽子は眺めていた。
「・・・・・・・・・・景麒・・・いい体してる・・・・」
「主上には負けますよ」
さっくりと返され、言い返せないまま陽子は向こう側を向く。
「主上、恐らく大変な痛みがあるかと思われますが、本当によろしいのでしょうか?」
陽子の上に再びまたがるようにかぶさり、確認する景麒。
その下にそそり立つモノを見、陽子は驚いた。
はるか昔、父親と風呂に入った時に見たソレとはまるで比べ物にならない大きさだったのである。
一瞬ためらうが、先ほどの決心を思い出して景麒の首に手を回し、しがみつく。
「平気だから。景麒が気持ち良くなれるんだったら平気」
景麒はそれを聞くと彼女の入り口に自分をあてがう。 一瞬の後、一気に中に進み入れる。

「!!!!!!!」

思っていた以上の痛みに、陽子は景麒の肩に爪をたてる。
痛みで自分の中が少し痙攣を起こしているのを感じる。
景麒も、陽子の痛みをわかっていて動かさずにそのまま落ち着くのを待っていた。
「・・・・・・・・・・・・けいき・・・も・・・・だいじょぶ・・・・・・・だよ」
かすかに痛みの残るのを隠し、陽子はささやく。
「大丈夫ですか?」
「うん・・・・・・も、平気だから・・・動かしていい・・・よ・・・・・・」
微笑む陽子の額にキスをすると、景麒は腰を動かしはじめる。
腰を動かし始めた時は痛みしか感じなかった陽子だが、だんだんとその内に体の中が初めて胸を触られた時のあの熱さを感じてきた。
「ん・・・・・・・・はぁ・・・あぁ・・・・んんっ・・・・・あっ、あぁん」
無意識で景麒のリズムに合わせて腰を動かす。
処女であるが故のキツさと、彼女の腰の動きですぐにでも達しそうな勢いの景麒ではあったが、すぐにというのも何だか悪いような気がして耐えていた。
気をそらす為に陽子の胸を軽く甘噛みしてみる。
「!? あっ!はぁぁぁんっ!」
急に陽子の中がしまったので達しそうになってしまう。
「し、主上!?どうかなさいましたか?」
少しうろたえて陽子に確認を取る景麒。
「あ・・・胸・・・・・・・・されたら急になんか体浮いた感じになって・・・」
どうやら軽く達しただけだと分かり、少しホッとする。
「では、もっと上まで浮いてみて構いませんよ。」
今度は更に激しく腰を動かしていく。
「あ!あぁっ! けぃきっ、景麒!あぁぁ!」
またしがみつく陽子を抱き返し、景麒は答える。
「主上、もう・・・達してしまいます、よろしいですか」
「うんっ、あぁぁ、ダメ、もうダメッ!あぁ、やぁぁぁっ!」
「主上、主上ッ・・・・・・・・・!」


━━━━━━━━━━━━ 半刻後 ━━━━━━━━━━━━


「ゴメン・・・血、苦手なのに出ちゃったね・・・・」
「恨みの無い血ですから平気ですと先ほどから言っていますが・・・」
言い合いつつ、目を合わせるとふふっと笑いあう。 その日より、慶国の王と台輔の仲が急に良くなったとかならないとか。


       

━ 了 ━


*おまけ*

「主上、最近夜伽をなさられませんがいかがなさいましたか?」
景麒が自分の主に真面目な顔をして問うた。
それに対し、彼の主は顔を赤らめて答える。
「だって・・・・・・毎回血が出ちゃうから・・・・景麒が辛いかと思って・・・」
「主上・・・・・・・・・・・・!」
思わず景麒は陽子を抱き締め、そのまま押し倒してしまった。
「なっ!バカ景麒っ!人の話聞いてないだろっ!」
更に顔を赤くして騒ぐ陽子の唇をふさぎ、一瞬黙らせた後景麒は一言だけ言った。
「主上が、私をお恨みになれば辛いのですが、主上は私の事をそうは思っていらっしゃらないのです。
 ですから、血が出ても対して辛くはないのですよ・・・ご心配なさらずに」
「景麒・・・・・・・」
なにやら嬉しくなって景麒に抱きつく陽子。
そうして2人は数日ぶりに朝が来るまで睦まじくしていたとさ。   ちゃんちゃんv

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