作者:321さん >504>520>537>539>545>546


「どうした景麒、いつにも増して無口だな、具合でも悪いのか?」
仏頂面はいつもの事だが、朝議の間中一言も喋らず、心なしか顔も赤い。
背伸びして首筋に触れると、やはり少し熱い。
陽子に触れられた所に甘い痺れが走り、景麒は慌てて身を引く。が、陽子が景麒の服の端を掴んでいた為バランスを崩し、子にもたれかかる様に倒れこむ。
「景麒!お前やっぱり具合悪いんじゃないか!」
「いえ…決してその様なことでは…」
顔を赤くして否定する景麒を、陽子は問答無用で抱きかかえる様に立たせる。
必死に陽子から距離を置こうとする景麒だったが、陽子は気づいてしまった。
幸か不幸か、陽子は慎みがない(by楽俊)うえ、この類の事に疎い。
そして、疑問は即解決しないと気がすまない。
「お前、服に何か隠してるだろ!」
「隠してません!!」
珍しく大きな声を出す景麒。
「嘘付けっ!何か硬いのがあったぞ!!」
それはアレですなどとはもちろん言えず(言ってもおそらく通じない)うろたえる景麒に、陽子は信じられない行動に出た。服に手を突っ込み、景麒が必死に隠そうとしていたモノを掴んだのである。
「ほら、やっぱりなんか隠してた」
満足そうに微笑む陽子。景麒はもはや言葉もない。


「だから、今隠してたのなんだ?どっか悪いのか?」
向かい合って座ると、陽子はしつこく聞いてくる。
(いかん・・・・・・)
景麒は少し焦ってきていた。
いくら何も考えずにとはいえ、一番敏感な部分を握られたのである、今の状態で耐えられるはずもない。

陽子は、1人で悶々と脳内で格闘している景麒を不思議そうに眺めていた。
「景麒、やはり調子が良くないのだろう?侍医に見てもらうといい。私が今呼んできてやるから少し待っていろ♪」
そう言うと、勢いよく席を立とうとする。

今侍医を呼ばれたところでどうにかなるものではない。
むしろ蓬莱山の女仙を呼んできてくれた方がまだマシである。
そう思った瞬間、反射的に陽子の腕をつかんで止めてしまう。
「主上、別に、その、本当に平気ですので呼ばなくてよろしいですっ」
立ち上がろうとして勢いがついていたせいで、陽子は景麒の膝の上に腰をおろす形にしりもちをついてしまった。
「ちょっと景麒!急に何するんだ!危ないだろっ!んもー。本当に大丈夫なのか?隠してるんじゃないのか?」
言いながら膝の上という事などお構いなしに上目遣いで景麒を見やる。
なんだかんだで自分の主に弱い景麒である。
膝の上に乗せ、挙句に上目遣いで見上げられたらもうたまったものではない。
頭の中でなにかがはじける音が聞こえたと思うとそのまま陽子の唇をふさいでしまう。
「んっ!むぅーっ、むーむっ!(なっ、景麒!)」
慌てたのは陽子である。
いくら人がもういないとはいえ、ここは朝議をする場。
いきなり誰かが入ってきたらさすがに恥ずかしい事この上ない。
真っ赤にして抵抗しようとするが、景麒の舌が咥内を掻き回しているので、まともな思考が出来ない。むしろ頭の奥が痺れてきてしまう・・・・・・。
考えがまとまらないのが悔しくて景麒の頭をぽかぽか殴る。
景麒がその手を掴むので殴れなくなってしまった。
手を掴むと、景麒は唇を離す。
息を吸うと陽子は景麒を少し睨んで口を開いた。
「景麒!遊んでる場合じゃないだろ、体調はほんっとうに平気なのか?」
真面目に心配している陽子には景麒が顔を紅くしているのも、熱があるからとしか思えない。
今すぐにでもこの場で押し倒してしまいたい衝動に駆られながらも、景麒は精一杯それに抗って笑顔で陽子に答える。
「わかりました、では一緒に部屋まで戻っていただけますか?1人だと少々不安になってまいりましたので。」
実際に景麒は不安でもあった。
陽子にキスをした事で、多少落ち着いたとはいえ、1人で部屋まで歩いていた時にまた急に落ち着きが無くなったとしたら・・・
もし、その場に鈴やら誰か女官がいたとしたら抑えきれるか自信が無かった。
(まぁ、主上は何度かしているしその点はあまり考えるのはもう諦めてしまおう・・・主上とも最近一緒にいれなかったし・・・)
景麒らしくもなく、頭の中でとりあえず正当化してしまう。
居室に帰るまでがまた大変である。
急に押し倒したくなるのを抑えるために立ち止まる景麒を気遣い、陽子がその度に顔を覗き込むのである。しかも上目遣いで。
そのせいで更に体が震えるので余計彼女を心配させる羽目になり、居室にたどり着くまで時間がかなりかかってしまう結果になった。
やっと景麒の自室に入ると陽子はまず扉を閉め、景麒の褥の皺を軽く伸ばし、枕を直すと景麒にすぐ入るように促した。
「ほら、もうそんなに顔赤くなってるんだからとっとと入れ!なんで入らないんだ?ちょっと、景麒?」
景麒が黙って自分を見て突っ立っているので少し苛々しながら陽子は問いかける。もちろん景麒は答えるどころではない。
少し考えて、陽子はもう一度口を開く。
「じゃぁ、景麒が寝付くまで私が横で添い寝してやろう♪病気の時に誰かが一緒にいるとけっこう嬉しいもんだからな♪」
にこにこしながらそう言うと、景麒の腕を引っ張る。
動かないので背中を向けて自分が先に入ろうとした。
髪の毛がさらりとすべり、陽子の首筋が露わになる。
王となってからあまり外に行かないせいで多少白くなった細い首筋。
そこに少しまとわりつく後れ毛。
景麒はもう、抑え切れずに陽子を後ろから抱き締めた。
「主上・・・!もう、無理です・・・・申し訳ございません!」
「え? ちょ・ちょっと景麒!また何やってんだ、布団入れって!」
ばたばたと暴れたせいでバランスを崩し、陽子は倒れるのを防ぐために寝台に手をかけて腰を突き出す形になってしまった。

景麒はその態勢をいい事に、陽子の着物の前から手を差し入れ、胸をさわり始める。
さわる間にも口は陽子のうなじを責めたてていた。
「ちょっけいッきっ!んぁっ、ダメってば・・・あ、あぁ・・んっ」
久しぶりのせいで余計に感度のいい様子である。
胸をいぢっていた手をそのまますぐ下に当ててみると、もう濡れていた。
「・・・主上もそういう時があったりするのでしょうか?」
あまりにも反応がいいようなので思わず聞いてみる。
「んんっ、なに?あン、だめ、そんなにしないでぇ・・・・あぁん・・・」
後で答えてもらおうと考え直すと今度は着物の裾をたくし上げる。
背中に余分な裾を乗せ、かわいらしい尻をむきだしにしてしまう。
急に空気にふれてひくひくとしている尻があまりにも可愛らしく、手でそっと撫で上げる。
「ひゃ!あぁん・・・だめェ・・・・・・・ま・・・た変なっちゃう・・・・」
体をふるわせて喘ぐ陽子を押さえると、すぐに自分のものをあてがう。
「主上、もう大丈夫ですね?入れてしまいますよ」
言うと同時に一気に全部入れてしまう。
いくら濡れていて、何度か経験しているとはいえ、普通よりは大きい景麒のソレである。
さすがに陽子もうめくしかなかった。
入れたまま動かさず、陽子の首と胸をまた執拗に責める。
陽子が声をあげる度にそれに答えるかのように中がキツく締め上げる。
入れたままでイけそうな位の締め付けである。
そのまま入れてイってしまうのも嫌なのですぐに腰を動かし始める。
最初は苦しそうにうめいていた陽子も、だんだんと声をあげはじめる。
「ん、あっ、あぁっ、あぁぁっ、景麒ッ、あっ」
その声が大きくなるのと景麒の腰の動きにあわせて、淫らな水音がだんだんと大きくなってくる。
「ほら・・・主上がいやらしいからこんなに音がするのですよ・・・・
 主上は私のためにだけいやらしくなって下さる・・・
 私にはそれがとても嬉しいのですよ・・・おわかりですか主上・・・・」
陽子の羞恥心を煽るかのように、腰を抱え、耳元でささやく。
陽子はそんな景麒から逃れようと無意識で体を左右に動かす。
だが、それは景麒に更に快感の刺激を与えて悦ばせるだけであった。
しかも、そのせいで自分にも刺激を与えて動けなくしてしまう。
景麒はそれに気付くとまた腰を動かし始める。
「ひゃ・・・・あん、あぁっ、ダメっ、あぁぁぁ、もう、もっ!」
陽子が叫びながら寝台を力一杯につかむと同時に景麒は陽子の中に自分の欲をはきだした。

吐き出した後も、イったせいで軽く痙攣を起こす陽子の中で
景麒のソレはまたその元気をみるみる取り戻していく。

「景麒、待って・・・ぁン・・・何で・・・急にこんなぁ・・・」
喘ぎながら、陽子は問いかけた。
「その・・・麒麟にも発情期がございまして・・・その・・・・・・・・・・・あの・・・・・・・・」
口篭もる景麒に、振り返って陽子は赤くなりながら微笑みかける。
「それなら仕方無い、今日は付き合ってやるから・・・程々にな・・・」


結局、陽子はその晩景麒に8回やられてしまった。
次の日、2人とも体調不良という理由で朝議を休んだのは言うまでもない。      ━了━


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