作者:555さん >793 夜伽の最中―― 自分の胸に顔を埋めていた景麒の輪郭が突然揺らめいたので、陽子は快楽に霞む目を凝らした。 と、次の瞬間ぎょっとする。 「け、景麒!?なんで突然転変するんだ!?」 そこには四ツ足の獣がいた。 「女体について延王に御教授いただいた際、夜伽はおりじなりてぃのある技巧も大切だと教わりまして」 雌黄の獣がしれっと答える。延王にそんなことを習っていたのも驚きだが、個性=転変という思考にも度胆を抜かれる。 「あ、あのな景麒……ひゃ!?やぁぁああんっ!!」 陽子の口から高い声があがる。景麒が陽子の花びらを舐め上げたのだ。 普段とは違う感触、獣特有の長い舌で一気に舐め上げられ、陽子はそれだけで達してしまった。 「随分お気に召されたとみえる……」 「…あ!やぁ、ぁあン!」 躯のあちこちを責める景麒の舌に悶えながら、陽子は手を伸ばしてそれに触れた。 「麒麟のって、こんなに大きいんだ……」 景麒のものは熱く猛り、大きくそそり立っている。人型の時も立派だが、獣のその凄みを見て一瞬、怖いと思ってしまった。 だが躯の奥から貪欲な熱が沸き上がるのも事実。 「人型と獣型、どちらでなされたいか?」 そう問われて、陽子は思わず悩んでしまった。 結局どっちでしたのやらw 短くてスマソ。 |