陽子×祥瓊 百合
作者:281さん
閑かな房間に、ぴちゃぴちゃと、水を啜る音だけが聞こえる。淫らな音。
「凄いね、溢れちゃうよ、祥瓊?」
碧の瞳が上目遣いに私をみる。意地悪く微笑んで。
陽子は私の股の間から顔を上げると、濡れて汚れた口元を拭った。
「指、入れるよ」
「あっ」
無意識に裾を掴む。吐息がかすれて震えた。
「ちょっと激しくしようか」
「くぅぅ・・ぁ・・」
くちゃくちゃと、音はどんどん速く激しくなる。痛いくらい強く私の膣内を掻き回す。私は知らず知らず陽子の衣に爪を立てた。
「ちょっと抜いてみようか・・わあ、何これ、ぐちゃぐちゃじゃないか、糸引いてるよ」
見せつけるように掬ってみせる。掌に溜まった白い粘液。
「ねえ、このお汁はなあに?」
私は黙って顔を背ける。そんな私の手首をギュッと掴む。
「だめだ。ちゃんと言うんだ」
「・・バカ」
「聞こえないよ。はっきり言って」
「私の・・アソコの・・お汁・・です・・」
「よく言えました」「うっ」
陽子が私の口の中に指先を押し込む。
「ちゃんと飲みなさい」
手を傾けて少しずつ注ぎ込む。私は黙ってそれを飲み干した。
少しむせかえる。そんな私を彼女はじっと見つめる。
「かわいいな、祥瓊って・・」
陽子が迫ってくる。私はそっと目を瞑った。ねっとりと口づけをかわす。陽子はその間、私の髪をなでていた。
「ぷふぁっ」
ようやくのことで唇と唇とが離れると、後に掛かる銀色の橋。
息苦しくて、私が涙目でむせていると
「ねえ、こんなの使ってみようか・・?」
「な、何よ、それ・・!」
「蓬莱から取り寄せたんだ。」
陽子がなにかいじくると、妙な音とともにうねうねと、それは独りでに動き出した。
「いやっ・・そんなのいやよ・・!」
でも、陽子は許してくれない。掴んだ腕に力を込めて逃げられないようにする。
そうしてその先端を私の口にあてがった。
「・・・・」
私は観念して、それを口に含む。
「んむっ・・んん・・」
「そうそう、それでいいんだ。上手いじゃないか・・もっとこう舌を使って舐め回して・・」
「んんっ・・あむっ・・」
「いいよ、素敵だ」
陽子はそれを喉の奥までつっこんだり、奧から抜いて先の方を舐めさせたり、小刻みに出し入れしたり、色々なことをする。私はただそれに没頭した。そんな私に興奮したのか、陽子は顔を上気させはじめる。
「ん・・ぷふぁっ・・」
しばらくして、陽子はそれを抜いた。溜まっていた唾液が私の肌を伝って床に滴る。
「ねえ、私も感じてきちゃった。そろそろ入れさせて・・」
「ん・・」
「これを私のものだと思って。ね?」
「うん・・」
私は寐台に横になり、黙って股を開いた。顔を背けて横を向く。
陽子が覆い被さってくる。軽く口づけを交わすと、
「いくよ」
そうして、無造作に私を貫く。
「はあぁっ・・ふあぁ・・っ・・!」
「ふふっ、根本まで飲み込んじゃったね・・」
ああ、私の中に、陽子が、入ってくる・・
「いや・・動かさないで・・」
「駄目だよ。気持ちいいんでしょ?ほらほら」
必死に手首を掴むが、陽子はかまわずに小刻みに動かす。
「ひぃっ・・ああっ・・」
「感じやすいんだな、祥瓊って。イジメ甲斐があるなあ。こらこら、暴れないの」
「うぐっ・・ひぐっ・・うっ・・」
「そうだ。スイッチ入れてみようか。」
「・・?・・・あっ?あっ、あああっ!」
「どう?いいでしょ、これ?」
「いやああ・・ああっ!・・ダメ、ダメ・・」
いやぁ・・頭まで、痺れて、くる・・
「凄い音だね。出し入れの度にくちゃくちゃいってるよ?」
そう。あの音、だけが、染み渡る。閑かな、閑かな、房間に。どんどん、速く・・。
「ああっ、いいよ祥瓊・・私も・・凄い・・いいよ、イッていいよ、イッていいよ・・イッて!・・はあっ・・ああっ!」
こうして今夜も、私と陽子は爛れた関係を繰り返す。
(終わり)
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