偲芳歌(しほうか)
作者6040さん


■【初期設定】
 時間軸はアニメ版40話『乗月』のすぐ後になります。
 私は原作小説を読んでないので設定、用語等間違いがあれば指摘お願いします。
  珠晶×祥瓊の レ ズ ハ ー ド 人 体 改 造 系 S M なのでそういうのが キ ラ イ な方は ス ル ー してください。
 ちなみに、某サイトの分類だとこうなります。
 純愛度☆☆☆☆☆
 陵辱度★★★★☆

 全48話の予定です。
 また、リンクが張ってある箇所がありますがそれは参考イメージです。

 それでは爆撃開始♪

「私の可愛い人形 素敵な着物着せましょう
 キラキラ金の簪(かんざし) 幸せをあげる」

「私の可愛い人形 綺麗な帯もあげましょう
 茜の珊瑚飾った 美しい帯よ」

「恵み多き豊かな国 花が溢れ
 街角に ほら聞こえる 喜び歌う声が」

「私の可愛い人形 優しく抱いてあげましょう
 紅色の唇 褪せないように」

「恵み多き豊かな国 風はそよぎ
 街角に 聞こえる歌 永久に誓う幸せを」


「ふふ、素敵な歌ね。
 さすが、鷹隼に一瓊ありと言われていたほどですわ。」
 祥瓊は、主人からお褒めの言葉を頂いた。

「はい、ありがとうございます。」
 祥瓊は幸せだった。
 かつてのように王宮に住んで『素敵な着物』を着て歌っていればいいのだから。
 それに、祥瓊を必要だと言ってくれる主人がずっとここにいていいと言ってくださっている。
 仙籍に入れてもらったので、醜く老いることもなくなりかつてのように髪も肌ももとの艶に戻り永遠に美しいままでいられる。
 難しいことなどなにも考える必要はない。
 主人の命令に従っていればなにも問題はないのだから。
 祥瓊はまさに、歌の中の人形のようであった。

http:// smil.jvcmusic.co.jp/navismil?pr=VICL-60892&tr=22&av=A&sid=ATVE


「祥瓊がこの国にいるってどういうことなの?」
 玉座に座っているのはどうみても12〜3歳ぐらいの勝ち気そうな雰囲気の少女だった。
 それが恭国供王珠晶である。
 珠晶は、苛立ちも露わに金色の髮の大柄な若者に当たり散らしていた。
 若者は恭国の麒麟である供麒である。

「あたしは祥瓊を国外退去にするように命じたはずよ。
 十分なほど寛大な処置だと思うのだけど、何が不満なのかしら?」
「祥瓊様は主上に直接会って謝罪したいそうなのです。」
「それで?」
「祥瓊様は何度も私に嘆願なさったのです。
 一目だけでも会ってはいただけませんか?」
 供麒は叱られた飼い犬のように身を縮めながら、それでも主人の説得を続ける。

「祥瓊様はいかなる罰でも受ける覚悟でここに参られたのです。
 その心を察してください。」
 供麒の必死の説得にも最初は聞く耳を持たなかった珠晶だが、興味を引かれる台詞に笑みをもらした。

「あの……主上、どうなさいました?」
「ふ〜ん、『いかなる罰でも』ね。
 ふふ、いいことを思いついたわ、いいでしょう。
 会ってあげてもいいわ。
 でも、その前に供麒に準備して貰いたいものがあるのだけど……」
 先ほどまで珠晶は祥瓊に会うことなどまるで考えていなかったが、今では一刻でも早く会うことが楽しみでならなかった。


 祥瓊が王宮の中に入ってから一週間が過ぎていた。
 祥瓊が今いる部屋は罪人には不釣り合いなほど豪華なもので、最初は何かの間違いではないかと疑ったほどだ。
 しかし、かつての暮らしを思い出させる豪華な部屋はかえって祥瓊の居心地を悪くするだけであった。
 この豪華な部屋に入ってから祥瓊は珠晶はおろか供麒にも会うことが出来ず、ずっと待ち続けることしかできなかった。
 与えられた服も食事も豪華なものであったがそれを楽しむ余裕は今の祥瓊にはなかった。
 それに、ここ何日か躰が火照って疼く感じがしてなんだかもどかしかった。

 一週間が過ぎ朝食後、婢(はしため)が湯浴みをするように言ってきた。
 祥瓊は命じられるまま、婢(はしため)に浴室に案内される。
 祥瓊は贅を尽くした浴室で、婢(はしため)達の手で、徹底的に頭から爪先まで磨き上げられた。
 広い浴室で祥瓊の躰を、婢(はしため)達が石鹸の泡を立てながら布でごしごしと洗い立てる。
 祥瓊の蒼い髪も丹念に洗い、泡だらけの祥瓊を婢(はしため)達が湯で洗い流し湯船に沈めた。
 脱衣所で丹念に祥瓊の躰は乾かされ、甘い香りの香油を祥瓊の躰に塗り込んだ。
 婢(はしため)達の手は特に股間の秘所や、胸の小さく敏感な乳首に不自然なまでに執拗に触れてくる。
 その後、用意された小衫(じゅばん)だけを纏った。

 こんな薄着だけなんて恥ずかしいかったが、我が儘が言える雰囲気ではないので大人しく従う。
 小衫(じゅばん)は、おそらく絹なのであろうがおどろくほど薄かった。
 なにしろ、広げてみればその小衫(じゅばん)の向こうが透けて見えるほどであったのだ。
 そして、その小衫(じゅばん)はその薄さだけではなく、全体が抜けるような真っ白であることもあいまって、それを身に付けたものの躰の線どころかその裸身すらも見ているものに丸見えにしていた。
 その結果、祥瓊は躰の大半を布で覆っているのにもかかわらず、全裸よりもはるかに恥かしい姿を晒すはめになっていた。

 その小衫(じゅばん)だけを身に着けた祥瓊を婢(はしため)が薄暗い地下に連れていった。
 そこは牢獄のような作りで、これまでの豪華な部屋とのあまりの違いに祥瓊は恐れを抱いた。
 中には粗末な大卓(つくえ)や床几 (こしかけ)、石で出来た臥牀(ねどこ)、炉や金床、何に使うか判らないが禍々しい道具類がいくつも並べられていた。
 こんな場所に珠晶がいるのか疑念を抱きつつも祥瓊は婢(はしため)に従い、地下の部屋まで連れていかれる。

「お久しぶりね、祥瓊。」
 部屋に入ると珠晶が笑みを浮かべながら祥瓊を出迎えた。
 それは、欲しがっていた玩具をやっと手に入れた子供のようにも見える。
 珠晶はじっくりと、祥瓊の躰を視線で舐めまわした。
 祥瓊の乳房は布地がぴったりと張り付き、その頂点のピンク色の蕾を含めその全体を珠晶の眼にさらしていた。
 お尻にも乳房同様布地が張り付き珠晶の眼を楽しませた。
 躰を視姦された祥瓊は、全身が強張るほどの羞恥を感じたが懸命に堪えようとした。
 だが、同姓に見つめられているだけなのに鼓動が早くなり躰が沸るような気がした。
 祥瓊は羞恥に震える躰を隠すように跪き頭を床につける。
 震えてしまうのはそれだけではなかった。
 珠晶はいつも祥瓊につらく当たっていたので、笑みを浮かべていることがとても不気味であったのだ。

「顔を上げなさい。
 なにか、言いたいことがあったら言ってもいいわよ。」
「……あ、あの、申し訳ありませんでした……」
 祥瓊は羞恥に震えながら、顔を上げると珠晶に謝罪の言葉を紡いだ。

「なにが申し訳ないのかしら?」
 珠晶は笑みを浮かべたまま意地悪く、知らない振りをして祥瓊に問い返す。

「王宮の御庫にあった宝飾品を盗んだことで御座います。」
「あら、国外退去では不満なのかしら?」
「不満などございません。一目、お会いして謝罪したかったのです。」
「それだけ?」
「いえ、無くなった宝飾品はなんとかして、お返しします。」
「判っているの?
 あなたが盗った宝飾品の価値は莫大なものなのよ。
 あなたが死ぬまで婢(はしため)として働いたとしても、とても払いきれない額よ。」
「どんなに辛いことでもします、なんでもします。
 ですから、お願いします!」
「本当になんでもするの?」
「はい」
「それならば、これからあたしのすることには一切逆らわないと約束できるかしら?」
「はい、仰せのままにいたします。」
「よろしい。
 あたしの言うとおりにすれば、これまでのことは許してあげるわ。」
「寛大な処置、ありがとうございます。」
 勢いで言ってしまったが、祥瓊はなにか取り返しのつかないことをしてしまったような気がした。
 もはや、二度と日の光を見ることは叶わぬのではないかと思った。


 珠晶は愉快な気分であった。
 王となって、もはや十二歳より成長することのない小さな躰に対して、十二分に成長した祥瓊の躰は珠晶に羨望と嫉妬を抱かせるものであった。
 その祥瓊を自分の思うまま嬲ることは、珠晶の心に淫靡な楽しみをもたらしてくれるだろう。
 そう思うと、つい笑みが漏れる。
 珠晶は口元に笑みを浮かべて真っ直ぐに祥瓊を見た。
 嬉しそうに笑みを浮かべる珠晶の視線に気付き、祥瓊はこれから起こることを思うと不安に感じたが跪き顔を伏せていることしかできなかった。

uそんなに不安がらなくても大丈夫。
 そんなに難しいことはさせないし、あなたもすぐに好きになるはずよ。」
「は…はい。」
 祥瓊はすぐにでも逃げ出したくなったが、それではここまで苦労して来た意味が無いと思い止まった。

「実は1週間もお前を待たせてしまったのは、これを用意させていたからなのよ。」
 そう言うと珠晶は婢(はしため)に命じて、大小さまざな箱を脇の大卓(つくえ)に持って来させた。
 珠晶はそのなかにある箱のひとつを開けると、大きさの違う金属の輪を取り出した。

「…え……これは?……」
「見て判らない?首輪よ。
 今からお前を飼ってあげるわ。
 それには、お前の身分がすぐ判るようにしないといけないでしょ?」
「そ……そんな…あんまりです…」
「さっき言ったでしょう。お前は一切逆らうことなんてできないのよ!」
「…ヒッ……」
 不意に珠晶の顔が近づき、真っ正面から祥瓊の瞳を覗き込まれると、恐怖のあまり祥瓊は躰を硬直させ首を縦に振ることしかできなかった。

「あたしに対する返事は『はい』と『判りました』だけよ!」
「は…はい…」
「よろしい、まずはこれを首に嵌めてあげるわ。」
 祥瓊を床几 (こしかけ)に座らせると、珠晶は首輪を取り出し祥瓊の首に填めた。
 幅の広い金属の首輪を嵌めるとしゃらんと鈴のような音をさせしっかりと固定させた。
 首輪は鉄製の頑丈なもので中央にはOの形をしたリングが取り付けてあった。
 それだけなら奴隷用の首輪でしかなかったが、その首輪の表面は鏡のように磨かれ大きな宝石がいくつも埋め込まれていた。

http://www .kittenstoyroom.com/gfx/products/steel/newsteel/silverbullet.jpg

「どう、苦しくはない?」
「はい…大丈夫です。」
「良かったわ。もう破壊する以外には取ることは不可能だからね。」
「そんな酷い!」
「これは、お前のためなのよ。
 こうしておけば盗られたり、無くしたりすることはないでしょう?
 この首輪だけで館第 (やしき)が1つ買えるだけの価値があるのよ。」
「どうして、首輪なんかにそんな豪華な装飾を……」
「あら、お前が宝飾品が好きだから、せっかく着けてあげたのになにが不満なのかしら?
 ああ、判ったわ、もっと飾り付けて欲しいのね」
「そんな、ちが……は…い、そうです。」
 再び、珠晶に睨まれると祥瓊には否定の言葉など言えるはずも無かった。

「次は腕輪と脚輪よ。
 これは自分で着けなさい。」
「判りました……」
 結局、祥瓊は言われるが侭に自らの手で二度と取ることのできない豪華な枷を取り付けてしまった。
 腕輪、脚輪は首輪と同様の構造をしており、大きさのみ違っていた。

http://www. kittenstoyroom.com/gfx/products/steel/newsteel/silvermajesticcuffs.jpg
「それじゃあ、着物を脱いでそこの石の臥牀に寝てちょうだい。」
 珠晶が指を示した先には、石で出来た拘束台があった。
 台の上には躰を拘束する鎖とそれを巻き上げるための車輪のような機械が備え付けられている。

「…イ…イヤ……」
 祥瓊はガタガタと震えだし床几から動けなくなった。
 祥瓊は村での私刑を思い出していた。
 手足を縛られ、牛に躰を裂かれる恐怖が蘇る。

「世話がかかるわね、仕方ないわ。」
 そう言いながら珠晶が婢達に目配せすると、婢達は無言で祥瓊の小衫を剥ぎ取り、両脇から腕を掴み二人がかりで無理矢理臥牀に引っ張っていった。
 今、祥瓊が身に着けている物は豪華な装飾を施された金属の輪だけであった。

「やめ……やめて……お願い!」
「………」
 婢達は祥瓊の懇願にも耳を貸さずに黙々と作業を続けた。

 ガチャ…ガチャ…
「い…痛っ…痛いわ……」
 首輪、腕輪、脚輪に鎖を取り付けると、車輪のような機械で一本ずつ鎖を巻き上げていった。
 祥瓊の手も足も限界以上に引っ張られ、石の臥牀に固定されてしまった。
 大の字で固定されると祥瓊は身動き一つできなくなる。

「やめて……死にたくない……お願い…」
「大人しくしなさい。別に殺しはしないわよ。
 いい、これからお前はあたしを楽しませるだけの人形になるの。
 そのためにお前の躰を大好きな歌の通りに飾り付けてあげる。
 そうしてあたしがお前を淫らな人形としてずっと可愛がってあげるからね。」
「…は…はい……判り…ました……」
 祥瓊の躰は拘束され動くことなどできない状態であったが、見た目は年下の少女でしかない珠晶に威圧され心もまでも拘束されてしまっていた。
 ここに来てようやく祥瓊は珠晶が温情を見せて受け入れたのではなく、自分を嬲るために招いたことに気がついた。


【私の可愛い人形 素敵な着物着せましょう
 キラキラ金の簪 幸せをあげる】



「それじゃあ、そろそろ始めましょうか。」
「きゃうぅ!」
 珠晶が婢達を下がらせると広い地下室には珠晶と祥瓊だけとなった。
 二人だけになると、珠晶はその小さな手で祥瓊の胸を揉みはじめ、祥瓊が呻き声を上げた。
 全体を強く揉み、いきなり頂を押し込んだかと思えば摘んでしごきたてる。

「う…ぁぁ……」
 少し触れる度、祥瓊は過剰なほどの反応を見せてしまう。
 祥瓊の胸の頂が徐々に立ち上がってきた。

「ふふっ、お前って凄く敏感なのね……」
 少し触れるだけでも大きな反応を返してくる祥瓊に、珠晶自身も僅かに顔を上気させゆっくりと少しずつ胸への愛撫を続ける。

「そ…そんな……こと……」
 しつこく胸を揉み続ける珠晶からどうにか逃げようと足掻こうとするが、むろん躰を動かすことはできない。

「んん……んっ……っ……」
「ふぁっ…あっ……ひぁんっ!」
 極力声を抑える祥瓊だが、顔は赤く染まり目は潤み胸の突起は明らかに固くなっている。

「ほら、気持ちよくなってきたでしょう?」
「……う…うぁ……」
 囁くように言う珠晶の言葉に徐々に抵抗する意志が小さくなっていった。

「ん……む………」
 次に珠晶は祥瓊の胸を口に含み始める。

 コリッ
「ひいっっっ!」
 珠晶は唇と舌で乳首に微弱な刺激を送っていたが、しばらくするといきなり祥瓊の乳首を噛みしめた。
 噛みつかれた胸から鋭い刺激がおそい、祥瓊はあられもない声を上げて仰け反った。
 心地よい快感に身を任せ始めていた祥瓊にとって、それは十分驚くに値するものだった。

「準備はこれくらいでいいかしら。
 まずは、胸を飾り立ててあげるわ。」
 そう言いながら珠晶は手に持っていた円盤を見せる。

「これをどうするか分かるかしら?」
「……え?」
 小さな銀色の円盤を見せられて祥瓊訝しげな顔をする。
 それは、一見すると円形の銀色の円盤に宝石が埋め込まれたものでブローチのように見えた。
 大きさは直径5センチぐらいでわずかに反っていて、中央に穴が開いている。

「わかんないわよね。」
 珠晶は口元に笑みを浮かべながら、その円盤を祥瓊の胸へ近づける。

「これは、ここに着けるのよ。」
 ぐいっ!
「あうっ……」
 抗うことも出来ぬまま、小指の先ほどにまでなっている胸の頂きに円盤を填められてしまった。
 乳首にはめられた銀色の円盤が突起の根本に食い込み乳首を括れさせていく。
 薄紅色だった乳首は快美感を引き出す強烈な締め付けとそれに伴う鬱血とで真っ赤にそまり、より固くより大きく今にも破裂してしまいそうなくらいに張りつめていた。
http://www. bodyboy.com/usergallery/gallery/nipple_female/Boob%205.jpg

「こっちにも。」
「ふぁぁ」
 もう片方の乳首へも同じような刺激を受けて再度吐息をもらす。
 円盤は両方の乳首に固定され、胸を覆うように填められてしまった。
 その姿は、胸に小さな宝石の胸当てをしているようにみえる。

「なかなか綺麗な細工でしょ?
 でも、これだとすぐに取れてしまうのよね。
 だから、これからしっかりと固定させてあげるわね。」
 珠晶は台の上にのっている宝石箱から簪を取り出すと、祥瓊に見せつける。
 簪は鮮やかな紅色の珠がついていて20センチぐらいの長さがあった。

「これを付けて上げるわ。
 でも、付けるのはお前の乳首よ。」
「…ち…乳首って?……」
「左右の乳首に穴を空けて簪を通すの。
 今よりずっと素敵な躰になれるわよ。」
「素敵になんてならないわ……もうやめて…」
 嬉しそうに説明しながら珠晶は銀色の太い針を取り出した。
http://www. ch-kamome.com/img/im-komono_km02_big.jpg

「あら、試してみなければ判らないでしょ?」
「お願い……そ…そんなことやめて…なんで……そんなことをするの?……」
 だが、恐怖に緊張する祥瓊の乳首は自分の意志とは裏腹にさらに固く充血させていった。

「そんなことを言いながら、興奮してるのね?」
 珠晶の白い指が下半身を滑り降りて祥瓊の秘裂にそっと触れてきた。

「ああん……はぁぁ……」
「ふふ、やっぱり濡れてるわ。」
 祥瓊の秘裂からは蜜が洪水のように溢れてしまっていた。
 祥瓊の秘裂から溢れる愛液を指ですくい、祥瓊に見せつけた。

「本当はこんなことをされるのが嬉しいのね。
 なら、この針で大きな穴を開けてあげる。」
 珠晶は大卓から長く鋭い針を取り出すと、華奢な手でその妖しく光る器具を乳首に押しつけた。
 そして、ゆっくりと針が乳首に突き立てられる。

「─────ッ」
 敏感な乳首に、深々と針が突き通された。
 血が吹き出し、脳髄を焼き尽くす激痛に祥瓊は声にならない悲鳴を上げた。
 簪を刺し通すつもりなので、十分な穴を確保するために根元まで深々と突き通された。
 祥瓊の躰がガクガクと痙攣する程、凄まじい痛みが走る。
 一体どこが痛むのかすらわからない程、躰中が激痛を訴えていた。
 やがて意識がはっきりすると、痛みが左胸からであると分かってきた。

「…うっ…」
 すると、無理矢理こじあけられ血まみれになった針が引き抜かれた。
 また、祥瓊の躰がビク、ビクと陸に上げられた魚のように跳ねた。
 だが、その残酷な処置をした珠晶の顔は恍惚としていた。

「次は右ね。」
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
 珠晶は躊躇せず、針を祥瓊の右乳首に刺すため乳首を摘み上げる。
 鋭利な針が、再び祥瓊の乳首に無遠慮に突き刺された。
 真横から祥瓊の乳首を突き破り、血にそまった鋭い穂先が凶悪な輝きを放つ。
 穴を広げるため、珠晶が針をさらに押し込んだ。
 再び血がしぶいた。脳天を貫く激痛に目の前が真っ赤に染まる。
 針を少しでも動かす度に乳首に激痛が走る。

「いぃ……いた…い…痛い…痛い…」
 激痛のあまり洩れた悲鳴は、室内にむなしくこだました。
 針を引き抜くと穿った穴に、簪を左の乳首から差し通そうとぐいぐい押し込みはじめた。
 祥瓊の傷口を更に広げると血が流れ、唇から低い呻き声が洩れる。
 殆ど力ずくで差し通された簪が血まみれのまま左の乳首を貫通した。
http://image.www. rakuten.co.jp/j-kimura/img10006052.jpeg

「これも、付けてあげるわね。」
「……え…なに…」
 簪がちょうど左の乳首の真ん中まで貫通した所で、一端手を離すと大卓から3つの連珠(くびかざり)を取り出した。

 1つは精緻な細工の施された銀の連珠。
http://www. hitomi-bwa.com/img/201.JPG

 1つは1センチぐらいの大きさの赤珊瑚の連珠。
http://www 5e.biglobe.ne.jp/~nozaki5/92939545/5enozaki53d3138c713592.jpg

 1つは鮮やかな紅色の宝石で飾られた連珠。
http://www. atmall.ne.jp/shop/image/099/099_0033b.jpg

 どれも、最高級の宝飾品であり着けるものを選ぶほどの威圧感があった。
 珠晶はそれらを無造作に取り出すと祥瓊に突き刺さっている簪にU字型に垂れ下がるように取り付けてしまった。
 そして、3つ連珠を付けたまま右の乳首も貫通させてしまうと、簪の右端に左に付いている珠と同じものを取り付けた。
 これで、簪と3つの連珠が錘となって祥瓊の胸の小さな突起にいっきに重量がかかることになる。
 珠晶は一端祥瓊から離れると大卓から銀の鎖を取り出した。
 それをまず簪の左端に取り付けると、首輪の輪に通したあと簪の右端に取り付けた。
 それは、鎖と簪によって祥瓊の胸元を三角形に描いていた。

「このままではすぐに外れちゃうからね。
 これから外せないように固定してあげるから大丈夫よ。」
 何が一体大丈夫だと言うのだろう。
 いやな予感がした祥瓊は血の気が引きはじめた。

「ああっ…あ…熱い!」
 珠晶は炉から溶接の道具と溶剤を持ってくると、簪と左右に付けられている鎖を溶接してしまった。
 それはすぐに固まり、簪と鎖はがっちりと固定された。
 これで祥瓊の乳首は祥瓊自身は勿論、誰にも外す事ができないように豪華な細工が封印されてしまった。

「お願い…取って……こんなもの付けられたら着物が着られないわ。」
「あら、こんなに綺麗に飾ってあげたのに着物で隠すことなんてないでしょう?
 もう着物なんて着ることはないのだからそんな心配は無用よ。」
「ひどい…あんまりよ……」
「安心なさい。これで終わりだから、胸の方は。」
「胸は!?」
 その台詞に祥瓊は、自分の躰に施される淫らな細工がこれからも続くことに絶望感を抱いた。

「ほら、綺麗でしょう、これをお前の臍に飾って可愛くしてあげるわ。」
 珠晶は大卓から、また祥瓊を飾り付ける豪華な宝飾品を取り出した。
 それは少し奇妙な細工品だった。
 くの字型をした金具に華を象った形の深紅の宝石が埋め込まれている。
 反対側の先端はネジが切ってあってなにか取り付けられるようになっているようだ。

「ふふ、暴れないでね。」
 そう囁くと、いきなり細い針先を、臍の下側から斜めに突き通した。

「ひゃあああ!やああっ!」
 激痛に歪ませる祥瓊の顔を、珠晶は楽しそうに見つめる。
 開いたばかりの穴から、血が滲むのも気にせず紅色の細工を通す。
 細い突起が、祥瓊の臍に差し込まれていった。
 臍に深紅の宝石を填められ、それが完全に臍の穴を塞いでしまう。
 珠晶はネジを切ってある部分に小さな宝石を取り付けると、胸と同様に溶接してしまった。
http:// sijewelry.powerfulhosting.com/products/full/322.jpg


「もう…いや…やめて!」
「そうなの、耐えられないなら、やめてあげてもいいわよ。」
「やめてくれるの?本当に?」
「でも、お前は罰を受けに来たのではなかったの?
 最初に言った『なんでもします』というのは嘘なのかしら。
 口ではなんとでもいえるけどお前の覚悟なんてそんなものだったのね。」
 珠晶は祥瓊を心底見下した感じで問いかける。

「こんな惨いことをするなんて知らなかったわ!」
「どこかの国だと大した罪でもないのに、処刑されていった人達が大勢いたそうね。
 お前の今の言葉を聞いたらなんと言うかしら?
 もっとも、死んだ人からは話は聞けないけどね。」
「いや、やめて!それは言わないで……」
 その珠晶の言葉は祥瓊の心臓に突き刺さる。
 そのことはいつも祥瓊の心にまとわりつき、決して離れようとはしなかった。

「それに、王宮から出ることもなく、何も知ろうとはせず、ただのうのうと暮らしていたお前になにができるというの?」
「今はなにもできないかもしれないけど…これから…学びます…」
 祥瓊は精一杯反論しようとしたが、それはあまりにも弱々しいものであった。

「それなら、あたしが教えてあげる。
 お前の嫌らしい躰を使って私を楽しませるのよ。」
「そ…そんな…」
「お前が役に立つのはこんなことだけだわ!
 なんの取り柄もないお前が唯一役に立つことなの、素直に認めなさい!」
 珠晶の物言いは惨いものであったが、それに祥瓊は反論できなかった。

「もう一度聞くわよ、やめて欲しい?」
「…いえ…最後までお願いします…」
「よろしい、それじゃあ遠慮なくしてあげる。」
 珠晶は心底嬉しそうな笑みを浮かべた。



【私の可愛い人形 綺麗な帯もあげましょう
 茜の珊瑚飾った 美しい帯よ】


 珠晶は祥瓊に付けられていた首の鎖を緩め、天井から下がっている鉤状の金具に付け替える。
 腕の鎖も同様に付け替えるが、祥瓊は抵抗することなくおとなしく従っていた。
 珠晶が鎖を巻き上げると、祥瓊の上体が起き腕を真っ直ぐに天井に延ばした状態で固定された。

「今度は帯を着けてあげるわ、返事は?」
「…はい、お願い…します…」
 珠晶は大卓から最も大きい箱からなにか赤い塊を取り出した。
 それは、帯というよりは紅い鎧のように見える。
 全体は革製で下乳から腰まで覆い頑丈な鉄で補強され、裏側は布で裏打ちされていて肌が傷つかないように作られていた。
 中央の臍の部分には穴が開いていて、臍に埋め込まれた宝石細工が見えるようになっている。
 背中にはいくつものベルトと金具があり、錠がかけられるようになっていて祥瓊が自分では脱げないような構造になっていた。
 鮮やかな紅の拘束具はあまりに芸術的で、そして淫らだった。

「はぁっ……はぁっ……はっ………」
 珠晶は拘束具の背中の割れ目を押し広げると、祥瓊の胴に巻き付けていく。
 後ろにまわり拘束具の紐を締めはじめると、祥瓊は息を荒げて喘いだ。
 少しづつ締め上げられ、背中の隙間がだんだんと細くなっていった。

http:// absolutecorsets.com/under-bust/pvc/images/a-d35-pvc.jpg

「苦しい?限界かしら?」
「は…はい…もうこれ以上…」
 珠晶は自分で問いかけながら祥瓊の返答を遮ってしまう。

「もっと締め上げても大丈夫よね?」
「…うう…は…はい……大丈夫です……続けて……ください……」
 珠晶は自分で無理矢理言わせた返答を聞くと、容赦なく紐を締めあげた。
 祥瓊の腰は限界以上に締め付けられ、胸を淫らに強調してそのまま無惨にさらけ出される。
 珠晶の手が動き、拘束具の錠を上から順に止めていく。
 珠晶が拘束具の錠を全て付け終えると、祥瓊の躰は堅い鎧の中へ閉じ籠められてしまった。
 これで鍵を開けてもらわない限り、祥瓊は決してこの拘束具を脱ぐ事が出来なくなった。
 それは普通の人間の躰では、成しえない美しい曲線を持った美術品のようであった。

【恵み多き豊かな国 花が溢れ
 街角に ほら聞こえる 喜び歌う声が】


「ああ…」
 珠晶は天井に釣り上げられた祥瓊の腕を石の臥牀にある巻き上げ機に繋げなおした。
 そして、珠晶が祥瓊の両脚を固定している鎖をさらに巻き上げると、脚の付け根の間接に激痛が走る。
 祥瓊の脚がほとんど一直線になるくらいまで無理矢理開かれて、いちばん恥ずかしい部分が隅々まで晒されてしまう。

「これから、ここを綺麗にしてあげるからね、嬉しいでしょ?」
「…は…い……嬉しい…です…」
 そう言いながら秘裂を撫で上げると、大卓から石鹸と剃刀を持ってきた。
 石鹸を手に取り、祥瓊の恥丘に泡立てていく。

 ジョリ……ジョリ……

「お前の毛ってすごく細いのね、簡単に剃れるわ。」
 剃刀の刃が肌を滑るくすぐったさに肌が波立った。
 祥瓊はいやだと思うのに、何一つ抵抗が出来ない。
 それに下手に暴れると傷つけられてしまう恐れもあった。
 なすすべもなく、祥瓊は諦めて目を瞑る。
 祥瓊を覆っているものが削げ落とされていき、隠されていた白い肌が露出していく。
 上の方を剃り終わると、今度は陰核や陰唇のすぐ側に剃刀を当てた。
 珠晶は祥瓊の襞を摘み上げて、丁寧に恥毛を処理していった。
 指が割れ目に触れる感触が、見られている羞恥と相まって祥瓊を高ぶらせていく。
 剃刀で剃っているだけなのに、祥瓊は感じてしまう。

「お前っていやらしいのね、剃られているだけなのにに濡らして。ほら、すごいわよ。」
「ああんっ!!」
 珠晶はそう言いながら祥瓊の入り口に溜まった愛液を指で掬う。
 愛液に濡れたその指が祥瓊の唇に押し付けられると、酔ったような眩暈を覚えた。
 その愛液が溢れ出すところまで間近で観察されてしまっているのだと思うだけで、祥瓊の躰はどんどん熱を帯びていく。

「仕上げよ。」
 珠晶は瓶を取り出すと剃り跡に何かを塗りはじめた。
 珠晶は軟膏を手にベッタリとつけ、柔らかな感触を楽しむように、祥瓊の恥丘をいやらしく撫で回した。

「あ…あの……それは何ですか?」
「ああ、これ?これは脱毛用の薬よ。」
「だ…脱毛……そ…それって……もう生えないって事ですか?」
「ええ、二度と生えないわ。」
「…そんな………一生無毛だなんて………」
「なにか、文句でもあるのかしら?」
「…いいえ…ありません……」
 軟膏でベトベトになった祥瓊の局部を布で拭っていくと、祥瓊の秘裂はくっきりと縦に走る筋を浮かび上がらせていた。

「剃り終わったわ、赤ちゃんみたいにつるつるになったわよ。
 お前も自分で見てごらん。」
 作業を終えると、珠晶が祥瓊の前に手鏡を置いた。
 鏡に目をやった祥瓊は、ハッと躰を硬直させる。
 恥丘は既に生まれたままの姿を晒していた。
 そして、本来なら隠れているはずの小さな突起が剥き出しになっている。
 その形のあまりの淫靡さに、躰の血が逆流してしまいそうな羞恥心が沸き上がった。

「邪魔な毛も無くなったし、次はお前の陰唇に孔を開けるわ、いいわね?」
「……はい……」
 珠晶が祥瓊の性器に顔を近づけると、陰毛が無くなり秘裂にくっきりと縦に走る筋を見ることができた。
 両脚を大きく広げているので秘裂の中央が僅かに開き、そこからピンク色の陰唇が頭を覗かせている。
 珠晶は両手の指を秘裂に潜り込ませると、その陰唇をめくり上げる。
 祥瓊の左右の陰唇を広げると性器は剥き出しになり、小さな陰核とその下の尿道口、そして膣口が余すところ無く珠晶の目に晒させる。
 珠晶は大卓からやっとこの様な工具を手に取ると、器具を開き内側に金属の小さな部品を装着した。
 珠晶は指で陰唇をめくり上げ器具をあてると、何の躊躇もなく力任せに握り込んだ。

 バチッ!

「やっ………!あぁっっっ!」
 祥瓊に強烈な痛みが走ると拘束された躰が痙攣した。

「まだまだ、1つだけじゃないわよ。」
 そう言うと珠晶は容赦なく次々と陰唇に穴を穿った。

 パチン!…バチッ!…バチンッ!

「がっ!あぁぁっ!ひぃぃぃ!」
 打ち込む度に、祥瓊は海老の様に躰を反らせながら苦悶の声を上げた。

「ふふ、お前のここ、孔だらけになっちゃったわね。」
 祥瓊の陰唇には金属のような物が付いている。
 それは靴や鞄などに使われている金属製のハトメが付けられていた。
 それが、陰唇の左右3対も開けられてしまった。
 だが、祥瓊には痛みよりも最も秘やかな場所が無惨に手を加えられてしまったことに呆然としていた。
 祥瓊はこれで終わりだと思っていた。
 しかし彼女のその考えは甘かった。

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「これでお前の花びらに孔が開いたわね。
 でも、まだ終わりじゃないのよ。
 一番肝心の場所が残っているわ。」
 そう言いながら珠晶の指が祥瓊の性器の小さな突起に触れた。
 祥瓊は次に孔を開けられる場所が陰核だと分かった。
 その場所は躰の中でも最も敏感な場所だ、当然耐え難い激痛が走るに違いない。

「ふ、ぁあ……」
 陰核に穴を開けられる危機に必死に抗おうとする祥瓊に突如、躰の深奥から熱波が押し寄せた。
 珠晶が指を動かして包皮を剥くと、神経の塊のような陰核にこらえようのない快感が走った。
 祥瓊は必死に快感を押さえ込もうとするのだが無駄な抵抗だった。
 陰核が勃起し、充血してくるのが自分でも分かった。
 今やそれは包皮から顔をもたげ始め、押し寄せる快感に完全な勃起状態になりつつあった。

「いい感じよ、ここも固くなって準備万端ね。」
 珠晶は指を動かして包皮を剥くと、神経の塊のような肉芽にこらえようのない快感が走った。
 祥瓊は痛みも忘れて甘い声を漏らしてしまう。
 珠晶に快楽の突起を刺激されると祥瓊の敏感な躰が反応する。
 肢体が跳ね、秘裂がキュッと窄まる。
 祥瓊の欲情を示すかの様に秘裂から愛液がじわりと溢れた。

「い…あうっ……き……」
 珠晶は鋭い針を手にすると、剥き出しになった小さな突起に垂直になるように躊躇なく針を突き立てる。

 つぷり

「いぃぃ……痛いっ痛いっ痛い――っ!」
 祥瓊は思わず悲鳴を上げてしまい躰が波打ち陰核がピクピクと蠢く。
 うつろな目に涙が溜まる。
 神経の密集した性器を硬い金属が串刺しにした。
 皮を剥かれた肉芽に孔が開いたのだ。
 血の珠をこぼす陰核はジクジクと痛みを発し、あまりの強さにそれ以外の感覚が分からなくなった。

「ひぃうぅううう……」
 躰がばらばらになり、四散したのではないかと思うほどの激痛が何度も躰中を襲う。
 長く尾を引く悲鳴をあげ、ぴんと躰を硬直させた。
 祥瓊は痙攣し、頭を激しく振り躰をのたうたせる。

「ひぎっ……ひぎぃっ……ぎぃっ――――」
 この日最大の絶叫が響き渡った。
 祥瓊が陰核に突き刺した針を回転させながら押し込むと、ついに針の先端が突き抜けて反対側へ貫通してしまう。
 脳裏が赤いものに包まれて、涙を流しながら祥瓊は呼吸を止める。
 祥瓊は苦悶の踊りを続けていたが針が根元まで押し込まれるうちに、数度躰を痙攣させると悲鳴がとだえた。
 祥瓊はとうとう失神してしまったのだった。


「誰が気を失っていいと言ったの?」
 失神していた祥瓊は強引に意識を覚醒させられた。
 珠晶が指で祥瓊の陰核に突き刺さった針の頭を弾いたのだ。

「こうしたら、どうなるかしら?」
「ひいぃぃぃぃぃっ!」
 針を何度も爪弾かれ、祥瓊が絶叫を上げる。
 大きく見開かれた瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
 その刺激に電流を流されたかのように躰をびくびくと震わせる。

「面白いわ、楽器みたいね。
 もっと鳴いてちょうだい。」
「ひぎっ……ひぎぃっ……ぎぃやあああああっ……」
 凄絶な悲鳴、いや、咆哮を上げて祥瓊が躰を弓なりにのけぞらせた。
 陰核を抉り取られたような激痛が走り痛みが躰全体を貫く。
 汗に光る裸身をのたうたせ、祥瓊が絶叫を放つ。

「あら、この楽器壊れちゃったのかしら?」
「―――っ!―――!」
 祥瓊は口を大きく開けの悲鳴を上げようとするが、衝撃あまり声にならない。
 大きく目を見開いているはずなのに、瞳にはなにも写さない。
 痛み以外の感覚が全て喪失し、痛みだけに意識が塗り潰されていた。

「つまんないわね。」
「ひぎっ、ぎゃあああああああっ!」
 珠晶が勢いよく針を抜くと、祥瓊は断末魔を思わせる絶叫を上げた。
 鎖で縛られた手足を目茶苦茶に動かし、髪を振り乱して祥瓊がのたうつ。

「……あぅぅぅ……」
 ようやく祥瓊の陰核から針が引き抜かれたが、未だに躰に激痛が駆け巡っていた。
 祥瓊はびくびくっと躰を痙攣させ、ぐったりと脱力して躰を弛緩させた。
 祥瓊のその見事な調和のとれた性器は珠晶によって陰唇に六つ、陰核にも一つ、無惨に孔を穿たれていた。

 珠晶はまた、大卓から祥瓊を飾り立てるための細工を取りだした。
 それは鉄でできた漏斗のような形状をしていて、中央に直径5センチぐらいの筒のようなものがついている。
 全体に宝石が埋め込まれ、広がった縁の部分は花弁のように見えた。
 その花弁のいくつかに小さな孔が開いている。
 また、材質や宝石などは胸に付けている円盤と同様のものだった。

「綺麗な華でしょう。
 これをはめ込んで、お前の嫌らしい孔をいつも開きっぱなしにしてあげるから。
 もちろん付けていいわよね?」
「……うぅ…は…い…お願い…します……」
 珠晶は手にした漏斗の筒の部分を祥瓊の膣口へ押し込んだ。
 ずぶりとその筒の部分が根本まで祥瓊の膣に埋没する。
 漏斗の筒が膣を押し広げると祥瓊の膣内が完全に露出される。
 肉色のドーナッツのような、子宮口の盛り上がりもはっきりと見える。

「さあ、これでお前の躰に華をしっかりと止めてあげる。」
「………うぁっ……」
 珠晶はCの形をした小さな鉄環を祥瓊に見せると、陰唇に穿たれたハトメにその鉄環を通し始める。
 そして陰核にも同様に鉄環を通すと、陰唇に付けられたハトメと宝石の花弁に開いている孔に通す。
 同様に小さな肉芽の鉄環を祥瓊の花弁の孔に通した。

「これで永遠にお前の躰から離れないわよ。」
「あぁぁ!」
 そして、鉄環の閉じ口に溶接の道具と溶剤を軽く付けた。
 それはすぐに固まり、鉄環の閉じ口は溶剤で埋められてしまった。
 陰核が包皮の中に戻ろうとするが鉄環が邪魔するので、祥瓊の陰核はいつも飛び出たままになる。
 祥瓊の陰唇もう閉ることが出来なくなってしまい、いつも膣内を露出した状態となってしまった。
 だが、そんな躰にされてしまったというのに、祥瓊のその開きっぱなしの孔からはだらだらと愛液を流し、石の臥牀に水たまりをつくるほど滴らしてしまっていた。

http://www. ann.co.jp/izumi/img/kawa.jpg

「せっかく付けた細工が汚れると困るから、これからはこの管を通して排尿をしてもらうからね。」
 珠晶は金属製の細長い管のような器具を取り出した。

「こっちの孔も開きっぱなしにしてあげる。」
 それは硬くしなやかな金属でできた管で、先端が少し太くなっていて反対側は管を通せるような空洞にになっている。

 ズルゥッ
「くぅぁぁ!………はぁぁ……痛いっ!」
 まず、管を花弁の孔に通すとその下にある尿道に押し込む。
 珠晶が管の先端を祥瓊の尿道口にねじり込みながら挿し込むと鋭い痛みが走る。
 先端がいくら細くて丸くなっているといっても、金属製の器具が入ってくることなど普通ではありえない。
 固く閉じた部分に管が、無理矢理挿入される痛みが祥瓊を襲う。
 管は尿道を張り裂けそうなほど満たしながら、膀胱の中まで貫き通された。
 膀胱が異物の刺激によって緊張し、排泄を試みて蠕動する度に言いようもない痛みが走った。

「管が膀胱の奥まで全部入ったわね。」
 奥まで完全に入れ終わると祥瓊の尿道は括約筋を押し広げたまま、がっちりと固定される。
 これで、祥瓊は排泄の自由まで奪われることになる。

「これからお前の排尿の管理は、あたしがしてあげるわ。」
 今度は尿道に入っている管より細く長い管を取りだすと、祥瓊に入れられた管の中に差し込んみはじめた。

「あっ…あっ…ああっ」
 すると、祥瓊の意志に反して尿が細い管を通して流れていった。
 管の端には革袋が取り付けてあって、その中に尿が貯まっていく。
 尿は自動的に革袋に排泄され、祥瓊は排尿する自由が取り上げられてしまった。
 この長い管を差してもらえなければ、排尿できない躰にされてしまったのだ。

「普段はこれで塞いでおくから漏れる心配はないわよ。」
 珠晶は細い管を引き抜くと、頭の部分に宝石が付いているボルトのようなものを取り出すと尿道の管に取り付けた。
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「じゃあ、次はここね。
 ふふ、お前の孔にいいものを塗ってあげるわ。」
 そう言いながら、珠晶は祥瓊の性器を撫でると、珠晶は中になにか白い粘液が入った小瓶を手にした。
 そして、瓶を開けると、人差し指を差し込んで粘液に浸す。

「…うあぁっ…あぁん……」
 そして祥瓊の股間に手を滑りこませると、そっと内側へと進めていった。
 陰核や膣内にもたっぷりと粘液を塗り込む。
 いったん指を抜くと、今度は瓶に指を3本差し入れ、粘液を祥瓊の股間に擦り付けると、躰の中を甘美な痺れが突き上げた。

「最後は……」
「そ…そんなところまで」
 珠晶はまた指に粘液をつけると、菊座の周りを擦り上げていった。
 押し込まれた指の腹で、固い入り口をこじ開けるように指先を這わせ菊座の入り口に粘液が塗られていく。

 ズニュニュッ!

「かはぁっ……あ……はぁ……はぁ……」
 いきなりお尻の中に異物が入り込み、その強い刺激に祥瓊は呻く。
 それは先ほどから粘液で解された菊座に、珠晶の中指が思い切り根本まで潜り込んだのだった。

「気持ちいいかしら?」
「はぁぁ…くふぅぅ……」
 珠晶が指を前後に動かし始める。
 お腹の中を掻き混ぜられるおぞましい感覚に、祥瓊はぶるぶると躰を震わせた。

「見事な細工でしょう?
 横に付いている突起は黒真珠なのよ。
 見えないおしゃれってやつね。
 こんな豪華なものでお前の嫌らしい孔を塞いでくれるのよ。」
「……そんな……」
 そう言いながら、珠晶が取り出したのは真っ赤な張型だった。
 張型は子供の腕ほどの太さのある凶悪なもので、くの字型に曲がっていて先端部には傘状の突起が付いている。
 張型は鉄製でずっしりと重く、その胴には黒真珠が無数に埋め込まれている。
 それが膣内を抉ることで、祥瓊が歩くだけでもたまらない刺激を与えるだろう。
 張型の後ろの部分は花弁を模していて、これを膣に埋め込むことで性器の華飾りが完成することになる。

「ところでお前はまだ処女なのかしら、ここに入れたことはあるの?
 正直に答えなさい。」
「…いえ…ありません…だから…お願い……」
「ふふ、処女などさっさと誰かにあげておけば、こんな玩具に処女を捧げずにすんだのにね。」
「……ひっ……」
 女陰にあてがわれた時点で止められる。

「覚悟はいいかしら?」
「……は………ぃ……」
「じゃあ、遠慮なくいくわよ。」
 珠晶は張型を女陰の入口にあてがうと、遠慮なく先端を押し込む。
 ついに、祥瓊の処女が奪われる時が来た。
 張型が祥瓊の女陰に少しずつ、押し込まれていく。

 じゅぶぶ!

「…ひゃあぁぁ!…」
 そのまま力を込めて張型の先端部を秘裂の中に沈めていく。
 ぐりぐりと回転させて女陰の中に押し込むと、張型がゆっくりと祥瓊の媚肉に埋め込まれていく。

「……ひ…ひぎぃぃぃぃっ!……」
 祥瓊に躰が裂かれたのかと思うほどの痛みが走る。
 涙がぽろぽろと瞳から零れ落ちるが、それは痛みのためだけではなかった。
 祥瓊の秘められた部分に異物をねじ込まれる痛みと、羞恥心、屈辱感と絶望感に苛まれた。
 最愛の人に捧げる筈だった大切なものを、この様な形で失う事になろうとは、祥瓊は夢にも思わなかった。
 祥瓊の女陰に埋めこまれた張型は破瓜の血に染まっていた。

「…はっ……あ……あっ……あぁ……」
 やがて張型は祥瓊の奥深く、子宮口にまで達した。

「さあ、あと少しよ。」
「ひっ…もっ……もうこれが一番奥ですっ!」
「まだ奥があるでしょう?」
「まだっ!?……この奥は子宮しか………」
「その通り、ほら入れて上げる。」
「……うぎぃぃぃぃ!……」
 張型が子宮口を押し上げる感触に、祥瓊は思わず体を仰け反らせて躰を震わせた。
 膣壁を押し広げる感触は圧倒的とさえ言える。
 珠晶は力を込めて根本まで一気に押し込む。
 先端部の傘状の突起が子宮口をこじ開け、子宮内に潜り込んだ。

「……う……ぁ……はぁ……はぁ……」
「まだ、終わりじゃないのよ。
 この鍵を回すと子宮内で先端が広がって、抜けないようになるの。
 これで膣が裂けない限り抜けなくなるわ。」
 珠晶は説明しながら、張型の後ろの花弁に細長い鍵を差し込んだ。

「このまま生活するから、しっかり固定してあげるわね。」
「…はい…」
 珠晶は無造作に鍵を回し始めた。

「…ふっ…くうぅっ………」
 ギッギッと張型の中で歯車の噛み合う音を立てながら鍵を巻き上げると、子宮内で先端部が膨らんでくる。
 次第に子宮を圧迫し始めるが、珠晶は構わずに鍵を巻き上げ続けた。
 完全に回し終わると、祥瓊の子宮は張型に占領されがっちりと固定される。
 珠晶が鍵を引き抜くと祥瓊の女陰は封印されてしまった。

「後ろの孔も同じように塞いであげる。」
「…は…い…」
 珠晶が茸みたいな形の器具を取り出した。
 太さは一番太い部分の直径が卵ぐらいはある。
 お尻用の栓は、先ほど子宮に入れたものに似ていて、金属製でずっしりと重かった。
 栓は傘の部分がゆるやかな曲面を描き、だんだん太くなり根元の部分がくびれて細く落ち込み、菊座から抜けにくいようになっている。
 そして、菊座の中に全部入り込んでしまわないように底の部分が広がっていた。
 底の部分は子宮に入れた栓と同様に華の飾りになっている。

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「あたしによく見えるように後ろを向いて、四つん這いになりなさい。」
「はっ…はい…う…うう…ああ……」
 珠晶はそう言いながら祥瓊の拘束を解いてしまう。
 躰は自由に動かせるようになったというのに、祥瓊は命令されるまま四つん這いになると、珠晶にお尻を向けた。
 珠晶は祥瓊に尻を持ち上げさせると、菊座にお尻の栓を押し当てる。

「…んっ…ぅぅぅ……」
 珠晶は小さな蕾に先を押し当てると、グッと力を込めてお尻の栓を押し込む。
 めり込んでくる異物に祥瓊は息を止めて耐えた。

「ああぁっ…ああぁ………うあぁぁぁ……」
 かなりの痛みとともにズボッと躰に杭を打ち込んだような感覚がある。
 その痛みが引いていくのにつれて、今度は鈍い痛みが腰からお腹へと伝わっていくように思えた。

「さっきと同じよ、鍵を掛けてあげる。」
「…ううぅ……はい……」
 お尻の栓の華の飾りに鍵を差し込める孔が開いている。
 珠晶は鍵を差し込むと回し始めた。
 すると、先端部分が広がり菊座をみっちりと塞いでしまう。
 これで、祥瓊は排便する自由すら珠晶のものになってしまった。
【私の可愛い人形 優しく抱いてあげましょう
 紅色の唇 褪せないように】


「これからお前の唇に紅をさして上げる。
 ずっと落ちないように特別の方法でしてあげるわ。」
 そう言いながら、珠晶が紅い染料の入った器と千枚通しのような太い針を持ってきた。
 祥瓊は恐怖に引きつり目を見開くが、珠晶はまったく構うことなく祥瓊の顎をつかむと、唇に針をあてた。

「動いてはダメよ。
 変な所に刺しちゃうかも。」
「……んんっ……」
 針を器の染料に浸すと、祥瓊の唇へとおもむろに突き刺した。
 ビクッと祥瓊の躰が震える。
 太くて鈍い針が皮膚を突き破る痛みに悲鳴をあげそうになるがなんとか堪えた。
 すぐに二針目が唇に突き刺さる。
 そして、次々と針を唇に突き刺していった。
 珠晶は淡々と彫り続ける。

 少しずつ場所を変えながら容赦なく針を唇に刺していく。
 珠晶は一針ごとに瓶に針を浸けるとまた刺す。
 一針一針が直接神経に突き刺さっているかのような痛みだった。

「んー、ちょっと地味かしら?」
 珠晶は可愛らしく首を傾げると、少し考え込んでいる様子だった。

「ここにも、紅をさしてみようか。」
「…………」
 そう言って、珠晶が指で目の縁を指でなぞった。
 祥瓊はあまりのことに声を失う。
 珠晶はその思いつきを実行に移すことにした。
 それは、祥瓊の目の上下の縁にも鮮やかな紅の化粧をすることだ。

「…うっ………うっ……」
 祥瓊が激痛のあまり、ほとんど意識を失いかけた頃ようやくその処置は終了した。
 珠晶によって顔についた血と汗が拭われると鏡を見せられた。
 そこには娼婦のような淫靡で深紅の化粧をした女が映っていた。
 しかも、その淫靡な化粧はもう一生落とす事が出来ないのである。

「我ながら見事な出来だわ。
 綺麗よ、とっても似合っているわ、素敵な格好よ。」
 両手、両足には宝石を埋め込まれた枷が付けられている。
 首にも同様に豪華な首輪が付けられている。
 胸にはブローチのような飾り、乳首だけは隠さずその左右の乳首には簪が貫通している。
 そして、簪に3つのきらびやかな連珠が通されている。
 その重みに胸が垂れ下がらないように、簪の両端と首輪に鎖が繋げ釣り上げられている。
 胴には鎧のような拘束具、腰を括れさせ胸は隠すことなくより強調している。
 女陰には鉄の華が咲いている。
 それを固定しているのは、陰唇と陰核に穿たれた鉄環。
 尿道には管を通され、排尿できなくなっている。
 茎の部分は黒真珠が埋め込まれ、それが膣を抉り子宮まで届いている。
 菊座にも小さな鉄の華、内部で広がって抜けることはない。
 顔には鮮やかな紅の化粧をされAその色彩は褪せることなく永遠に残るように施されている。

 珠晶は満足そうに、祥瓊を眺めた。
 魂の抜けたようなうつろな表情の祥瓊の顔に珠晶はそっと口づける。
 珠晶は自分の作り出した見事な芸術作品の傍で、その美しい姿にいつまでも見入っていた。



【恵み多き豊かな国 風はそよぎ
 街角に 聞こえる歌 永久に誓う幸せを】


「…ん……あぁ…」
 気が付くと祥瓊は珠晶の膝の上に頭を乗せて珠晶に髪を優しく撫でられていた。
 目が覚めれば、いままでのことが夢であって欲しいと願ったが、やはり躰に施された細工が無くなるようなことはなかった。
 だが、いったんそれに気が付いてしまうと、自分の躰が淫らなものに変えられてしまったことをことさら意識してしまう。
 付けられた時は激痛しかなかったが、痛みが引いてくると次第に躰が疼いてしまうのが止められない。

「…はぁ…はぁ…はぁ…」
 息が荒く躰が猛烈に疼き、祥瓊はどうしようもない焦燥感を味わっている。
 実は祥瓊が待たされていた一週間の間に出された食事、湯浴みの時に塗られた香油、そして2つの孔にたっぷりと塗られた潤滑剤には媚薬が混ぜられていた。
 媚薬が祥瓊の躰の中で熱く疼き、大輪の花を咲かせ芽吹こうと侵食する。
 特に孔に塗られたものは強烈な効き目があるもので、さっきまで処女だった祥瓊でさえも、快楽に狂わせるだろう。
 だが、珠晶はそのことを祥瓊に教える気などない、祥瓊が自分は淫乱なのだと勘違いさせるための細工だからだ。

「あら、どうかしたの?」
「…なん…でも…ありません…」
 瞳にはうっすらと涙を浮かべ、声を震わせながら祥瓊は言った。
 だが、疼きはだんだん強くなる。

「……ん…はぁぁ……はぁ……はぁ……」
 祥瓊の顔には懇願の表情が浮かんでいるが、珠晶は何も言わない。
 祥瓊が自分にすがりつくのを待っていた。
 ただ時間が過ぎていく。
 さほど時間は経っていないはずだが、祥瓊には永遠とも思えた。
 狂おしいほど疼きが激しくなっていく。
 珠晶は何をするでもなく、そんな祥瓊をただ悠然と眺めていた。
 祥瓊は激しくその躰を悶えさせている。

「……お…おねが……い……」
 そして、珠晶に懇願の眼差しを向けた。
 耐え難い疼きのため、声が震えてしまう。

「ん、なにかしら?」
 珠晶は優しく聞き返す。

「……おねが…い…」
 祥瓊は声を絞り出すように懇願の言葉を口にした。

「どうしたの?」
 祥瓊が何をお願いしているのか、珠晶が分からない筈はない。

「……もう…だ…め……」
「それじゃ判らないわ、もっとはっきり言いなさい。」
 目を細め優しくささやく。

「……躰が……疼く…の…なんとか……して……」
「聞こえないわ。
 もっとはっきりと大きな声で言いいなさい。
 それにその言い方は人にものを頼む言い方じゃないわね。」
「…そん……な……」
「言えないの?
 ならここまでね、今日はもう休んでいいわよ。
 もちろんこのままの格好だけど。」
 珠晶はそっけなく言い放つと、祥瓊から離れようとする。

「あたしはこれで帰るわ。
 それじゃ、おやすみ。」
「…まって!」
 珠晶は振り返りもせず立ち止まった。

「…お…ねがい…し…ます…」
 祥瓊は涙声で懇願する、いや縋り付いた。
 このまま朝までほおって置かれたら、気が狂ってしまう。

「どこをどうして欲しいのか、ちゃんと言わなきゃ判らないわ。」
 振り返り小さな子供を諭すように、珠晶は優しく語り掛ける。

「……おねがい…です……わ…たしの……孔に…入れた……ものを…取って…ください……」
「取るだけでいいの?」
「…いいえ…そのあと…孔に……入れて…ください……」
「1度、出して入れればいいのね?」
「…あぁ………違い…ます………何度も…出し入れ……して欲しい……です…」
「判ったわ、乱暴にしてしまうと、孔が傷つくかもしれないから優しくゆっくりすればいいのね。」
「………乱暴にして……いいです…激しく…抉るように……してください!」
 祥瓊の中で何かが音を立てて崩れる。
 これまでどんなに陵辱されても守っていた物がついに壊れてしまった。

「それじゃあ、取って上げるからこっちに来なさい。」
「…あぁ…はい…」
 珠晶は祥瓊の手を取って部屋の隅まで連れてくると、奇妙な支柱に祥瓊の躰を拘束してしまった。
 祥瓊はその間大人しく珠晶にされるがままでいる。
 手、脚、首を繋げられ身動きできなくなったが、躰を上下に屈伸させる余裕はあった。

「それじゃあ、外してあげるわね。」
 珠晶はそう言うと、しっかりと埋め込まれた2つ栓を外しはじめた。
 珠晶は前に躰をかがめると、栓に鍵を差し込むとさっきとは逆に回す。
 躰を内側から圧迫していた栓が緩み出すと、張形を摘み女陰から下へと引く。
 すると、祥瓊の女陰から愛液の糸を残しながら抜かれた。
 後ろの孔も同様に引き抜く。

「…あふっ…ふう…」 
 珠晶が二本の男根を象ったものを完全に引き抜くと、祥瓊の最も秘めやかな部分が露わになる。
 そこはすでに媚薬と祥瓊の分泌した液体で、じっとりと濡れていた。

 最後に珠晶は一端取り外した張型を、支柱に取り付けてしまった。
 張型は祥瓊の腰の少し下の位置にあり、腰を下ろせば二本の突起を女陰と菊座にちょうど埋め込むことができる。

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「ほら、準備はしてあげたわ。
 好きなだけくわえ込んでいいわよ。
 あたしは少し疲れたから休憩するわね。」
「…そ…そんな…」
 珠晶はそう言うと、床几を祥瓊の前まで持ってくると座ってしまった。
 それは祥瓊の性器を間近に眺めることのできる位置である。
 祥瓊はてっきり珠晶が犯してくれるものだとばかり思っていたが、珠晶は祥瓊に自分の意志でこの張型をくわえ込ませようとしていた。
 祥瓊は、珠晶の目的がそれであることが判ったが、それが判ったところで今の祥瓊にはどうにもならない。

「……はぁ……はぁ……はぁぁ……」
 祥瓊の二つの孔から、むずむずとした痒みにも似た感覚がより激しくなってくる。
 躰は火照り、自然と呼吸も荒くなる。
 手足に力が入らず、膝がガクガクと震えてしまう。

「…うう……だめっ……だめっ……だめぇっっ……」
「どうしたのかしら?」
 楽しそうに珠晶が尋ねる。
 だが、祥瓊がなにを言いたいのか、答えは判っているはずだ。
 なにが『だめ』なのか、判っていて楽しんでいる。
 祥瓊の膝はガクガクと震える。
 心では懸命に否定しようとするのに躰は張型を求めてしまう。

「あら、さっきまで処女だったのにそんな道具が相手でいいの?
 だけど、お前は淫乱だから道具が相手でも構わないのよね。」
「…ち……違う…の……」
「我慢する必要は無いわ。
 お前は淫乱なのだから仕方ないのよ。」
「ああっ……あぁぁ……」
 必死で耐えようとするが、祥瓊の二つの孔は張型を求め腰を落とし始めてしまう。
 もはや、欲望を押さえ込んでいた祥瓊の理性も限界だった。
 祥瓊はモジモジと腰を動かし、意を決して張型を押し付ける。


 じゅぶぶ

「あぁぁぁぁぁっっ!」
 祥瓊は目を閉じると、一気に自分の性器を張型で刺し貫く。
 陰唇に付けられている金具の孔と、ヒクヒクと蠢く菊座に押し込んだ。
 充分に濡れている祥瓊の熱い胎内に、秘裂と菊座に張型を受け入れる。
 祥瓊は自らの躰を串刺しにしてしまった。
 愛液と媚薬が祥瓊の性器からあふれ出す。

 前の張型は祥瓊の秘裂に、強烈な異物感を伴いながら挿入した。
 後ろの張型は祥瓊の肛門粘膜を、内側に巻き込みながらねじ込んでいく。
 始めての時は激痛しかなかったのに、今は痛みなど感じず躰の力が吸い取られるような快感が躰中に一気に襲ってくる。

「目を閉じないで、あたしを見なさい。」
「……はぁぁ…はい……」
 目を薄っすらと開けると、すぐ目の前に珠晶がいた。
 張型と性器の結合部をじっくりと珠晶に見つめられていると判ると、祥瓊の躰に痺れるような快感が走る。
 そしてそれが祥瓊の理性を吹き飛ばしてしまった。

「腰を前後に振ると気持ちいいわよ。」
「…ん……んふぅ…はぁはぁ……はぁ……」
 潤んだ瞳で珠晶の顔を見ると、ゆっくりと腰を持ち上げていき張型が抜ける寸前で躰を止め、再びゆっくりと腰を降ろしていった。
 ずぶずぶと淫らな音を響かせながら、熱く充血した秘肉は張型を飲み込みながら、絡みつくように締め上げていく。

「はぁぁ……あ、あぁぁ……」
 膣の奥深くまで結合し、子宮口にまで先が届く。
 肛門は異物が入り込むことに括約筋が抵抗し、強烈に締め上げる。
 そして、息を整えると祥瓊はゆっくりと腰を動かし始めた。

 …シャラン…シャラン…

「……ん……ち…乳首……い……いいぃ…」
 今まで拘束されていて気が付かなかったが、胸に付けられた細工は少し躰を動かすだけでもその重みが乳首に刺激を与える。
 だが、激しく動く細工の痛みを、祥瓊は快感と受け止めていた。
 
「…はぁはぁ……あ……い……はぁっ……」
 腰を上下に動かす運動を繰り返すたびに、祥瓊は上り詰めてゆく。
 胎内でお尻と膣の淫具が、こつこつと触れ合うのがたまらない快感となる。

「ふふ、そんなにお尻を振っちゃって気持ちいいの?」
「……ああぁぁぁ………い……いい……いいの………」
 二本の張型を自ら躰にねじ込み、無我夢中で掻き回す。
 唇を開いて喘ぎを散らし、燃え上がる快感に躰をまかせる。
 その表情は気品ある元公主ではなく、快楽に溺れる一人の女だった。

 じゅぶ……ずりゅ……

「……はっ…いっ…いいっ……いいっ……いいのっ…」
「あら、もう逝っちゃうの?
 それなら、逝くときは、ちゃんと逝くって言うのよ!」
「も…もう……もう……はっ……いっ…逝き……逝き…ます……」
 珠晶が嘲りを込めた口調で命令する。
 屈辱的なその台詞も、今の祥瓊には絶頂を加速させるだけであった。

「良いわよ!逝ってごらん!」
「はぁぁ……い…逝く……逝…くぅぅ……」
 祥瓊の躰がびくびくっと痙攣して力が一気に抜けた。
 背を反らしたまま全身を硬直させ、祥瓊は恍惚とした表情をみせる。
 腰を支える力を失った祥瓊は、張型を躰の中に全部飲み込んだ状態で腰を下ろしてしまう。
 祥瓊は自分が自分でなくなっていくような感覚に囚われた。

「なかなか素敵でしたわよ。」
「…ああっ……見ないで…そんな……」
 祥瓊はその恍惚とした絶頂を、珠晶に眺め回されていたことにようやく気が付いた。
 すさまじい羞恥とそれを上回る性的興奮に躰を熱くたぎらせる。
 祥瓊の躰は、もはや淫らしい別のものに変わってしまっていた。

「淫乱なお前が、1度ぐらいでは満足できないでしょう?
 何回でも満足できるまで逝っていいわ。
 ほら、手伝ってあげる。」
「いっ…痛………痛いっ…………ひぃ!」
 珠晶は床几から立ち上がると、祥瓊に取り付けた胸の飾りを指で摘んだ。
 珠晶はそのまま指を持ち上げると、乳首に激痛が走る。
 祥瓊は珠晶に操られるまま躰を起こし、立ち上がるしかなかった。

「淫乱なお前のために、激しくしてあげるわ。
 さっきより、もっと気持ちいいはずよ。」
「ああ!……ひああ……ああ…あっ……ひあっ!」
 珠晶の指は祥瓊に取り付けた胸の簪を軽く摘んでいるにすぎなかったが、祥瓊の躰全体を支配下に置いていた。
 珠晶が指を無造作に上下に動かすと、それにあわせて祥瓊も躰を動かすしかなかった。
 珠晶は、祥瓊をつま先立ちになるまで持ち上げると、張型を性器に叩きつけるような勢いで腰を下ろさせた。
 自分の性器を破壊しそうな勢いで、祥瓊は張型を激しく呑み込む。

「ひやぁっ……んっ…はぁっ…あぁん!」
 珠晶にいいように躰を操られて腰を振るしかない祥瓊だったが、次第に被虐の快感が痛みを上回りつつある。
 脳髄を刺すような激痛が走るが、それすらも祥瓊の躰は快感に変換してしまっていた。
 その証拠に祥瓊の孔と張型の結合部は、どうしようもないくらいに濡れそぼっている。
 卑猥な水音が響いて、ボタボタと垂れて祥瓊の下半身を濡らす。

「んんっ……はっ……あぁ……」
 張型を出し入れするたびに、性器に取り付けられた華の細工が押し出され、引っ張られると陰唇や陰核に痛みが走る。
 思わず祥瓊は首をのけぞらせ悶えてしまう。
 すると、胸に付けられた簪と鎖の細工が跳ね回り、乳首が千切れそうなほどの激痛が走る。
 だが、それすらも大きな快感として受け止められるように、祥瓊の躰は淫らなものに変貌してしまっていた。

「い…いっ…いいっ……あふっ…」
 祥瓊は顔を上げながら、拘束された腕をしきりによじらせる。
 そのたびにガチャガチャと音を立てた。
 そして、熱く充血した祥瓊の性器が張型をしっかりとくわえ込むと、祥瓊は髪を振り乱しながら、淫らに腰をくねらせる。
 秘唇の奥から絶え間なく溢れる蜜を滴らせ、張型を柔らかく潤んだ秘肉が擦り上げていった。

「あっ……ああっ……いいっ……また……逝きます…」
 祥瓊は自らの躰を張型で、闇雲にかき回す。
 その激しい動きに、祥瓊は絶頂の階段を勢い良く駆け昇っていく。

「いいわよ、逝きなさい。」
「あっ……あっ……あぁ……あっ……逝……逝くーっ!」
 祥瓊は首を振り回し乱れ絶叫した。
 叫び声を上げた瞬間、全身が激しく痙攣した。
 だが、絶頂を迎えても珠晶は簪から指を離さず、そのまま上下運動を続ける。
 祥瓊は膝をガクガク震わせながら、無理矢理躰を動かすしかなかった。

「…いっ…逝った…逝き…ました……もう…や…やめて……」
「まだ全然満足してないでしょう?
 何回でも休みなしで逝けるように躾けてあげる。」
「……あぁ…そんな…逝ったのに……」
 躰は止まる事無く動かされ、性器は張型で貫かれ続ける。
 祥瓊は、逝ったまま次の絶頂へと無理矢理駆り立てられてしまう。
 絶頂直後の敏感な躰の奥底から、また熱い脈動が膨れ上がってくる。
 絶頂を迎えた秘所は、先ほどより何倍もの快感を生んで、祥瓊にその衝撃をぶつける。

「やぁっ…はぁっ……あん…あ…あぁっ…逝ったばっかりなのに……もう…逝っちゃう……逝く!」
 祥瓊は一瞬で絶頂に達してしまうと、背中を弓なりにして嬌声をあげた。

「もっと、してもいいのよ。」
 珠晶のその言葉は提案のように聞こえるが、実質的には命令であった。
 だが、祥瓊はその提案に逆らおうとは思わなくなっていた。
 祥瓊の素直な反応に珠晶は簪を摘んでいた指を離してしまう。

「…はぁっ…はい…んっ……んっ………んんっ……」
 祥瓊は自分から快感を求めて、腰を激しく動かす。
 過激なまでに激しく躰を上下させる。
 だが、その過激な動きが祥瓊に眩いばかりの快楽を与えるものだった。

「んあっ…あぁーっ…あっ…きもちいい…きもちいぃ……はぁぁっ…ああっ!」
 先ほどの絶頂よりも激しく喘ぎ、祥瓊は躰をくねらせるようにしてその甘美な感覚を貪った。
 凄まじい怒涛のような快感が躰を貫いた。
 電撃が頭の中でバチバチと弾け、目の前が真っ白になる。

「……うぅ…ふぁ……はぁ……はぁ………」
 だらだらと陰唇から涎を流し張型で躰を抉りながら、祥瓊ははあはあと荒い息の唇に薄ら笑いを浮かべながら珠晶を見つめていた。
 頭の中がぼんやりとして、すべてが虚ろになってくる。
 目は珠晶の方を向いているのに、その瞳は何も見てはいなかった。
 祥瓊は意識が朦朧としてきて、ここが何処かわからなかった。
 いや、ここが何処でも、もうどうでも良かった。

「……ん……んん……ん…んぁぁ…」
 膣がビクビクと収縮し、逝ってる間にさらに逝き続ける。
 それでも、祥瓊はさらなる快感を求めて張型の上でのた打ち回るように、腰を振ってしまう。
 壮絶な絶頂感が止まらずに、この世の物とは思えない快楽を味わい続けた。
 祥瓊は声にならない声を上げながら、ビクンビクンと躰を跳ねさせる。
 精神が焼き切れてしまいそうになりながら、狂ったように腰をくねらせ張型で孔を貫いた。
 最後の方は、張型を出し入れする度に祥瓊の躰は痙攣し、連続で逝きっぱなしだった。

「う…逝…逝くっ!」
 最後に祥瓊は逝きながら叫ぶと、腰の動きを止めがっくりうなだれる。
 それは今日何度迎えたか分からない絶頂を迎え意識を失う。
 そして同時に祥瓊が快楽に完全に屈服した瞬間だった。

「ほら、起きなさい。」
「…う…あぁ……」
 脱力しきった躰は拘束を解かれてもだらしなく弛緩し、快楽の余韻に時折ピクッと痙攣する以外は動こうとしない。
 珠晶に胸の簪を引っ張られると、祥瓊はけだるい躰を起こした。
 二つの孔はそのまま塞がれずにいたので、女陰からはだらだらと愛液が滴っている。

「気持ちよかった?
 あんなに喘いじゃって可愛かったわよ。」
「……そんな…言わないで……」
 珠晶にあますとこなく痴態を見られ、祥瓊は恥ずかしさのあまりここから消えたくなった。

「お前は、淫乱なのよ。」
 珠晶が静かな声で言い聞かせる。
 女陰に指を手をやると絡んだぬめりをすくい上げ、祥瓊の目の前に見せつける。

「いい顔よ、恥ずかしいでしょ、惨めでしょう?
 でもそれも気持ちいいのよね。
 お前は虐められて気持ちよくなっちゃう淫乱なんだよね?」
「…ち…違うっ……違うわっ……」
「違ないわ、お前は淫乱なのよ。」
 だが、淫乱と言われるたびに祥瓊の心臓はドクンと大きく高鳴った。

「ほら!」
「ああっ!」
 珠晶が乳首の簪を爪弾くと躰は祥瓊の言葉を裏切り、快感にビクビクと大きく打ち震えた。

「ふふっ、躰は正直ね。」
 珠晶の嘲笑は祥瓊の自尊心を傷つける一方で、倒錯めいたうずくような快感と興奮をかき立てていた。

「素直になりなさい、気持ちよかったでしょ?」
「……そんな…こと……ありません………」
「お前が淫乱なのは、仕方ないことなの。
 苦しむことはないわ、認めれば楽になるわよ。」
「……仕方……ない……の?…」
 祥瓊は否定しようとするが、珠晶の言葉に逆らいきれない。

「これから、お前はあたしの人形になるの。
 人形になれば、あれこれと考えることも悩む必要もないわ。」
「…人形?…」
「そうよ、お前が誓えばあたしがずっと可愛がってあげる。
 さぁ、『私は淫乱な人形です』といいなさい。」
「わ…私は…」
「お前は淫乱な人形よ。」
 言いよどむ祥瓊に珠晶は念を押すように言う。

「わ…私は……淫…乱な…人形…です…」
 言い終わると、祥瓊の躰をいいようのない安堵感が包み込み、熱で浮かされたように躰が熱くなる。

「さっき何度も逝って、気持ちよかったでしょ?」
「…は……い………」
 珠晶の問いかけに祥瓊は素直に答えていた。

「もっとしたい?」
「は……い……」
「あたしの言うことを守れば、もっといい気持ちにしてあげる。」
「はい……」
「これからは、あたしの言うことに従いなさい。」
「…はい…珠晶様に従います…」
「お前の心と躰は誰のもの?」
「…私の心も躰も…全て…珠晶様のものです…」
「答えなさい、お前は役割は何?」
「私は…淫乱な人形だから…
 …珠晶様が……私の躰をお好きなように使って…遊んでください…」
「好きなようにって、なにをしてもいいのね?」
「…はい……なんでもして…ください…」
 祥瓊は恍惚とした表情で答える。
 そして、躰の方も限界が訪れようとしていた。
 珠晶に嬲られる事を想像しただけで、秘裂がヒクヒクと痙攣し躰の奥から愛液が溢れてくる。

「…あ…そんな……なにも……してないのに…」
「ん、どうしたの?」
「……ああっ…い……逝く……逝く!」
 珠晶に嬲られる事を想像しただけで、祥瓊は秘裂から愛液の潮を吹き、ビクビクと躰を震わせ絶頂を迎えてしまった。

「あら、これからのこと想像しただけで逝っちゃったの?
 本当に淫乱なんだからしょうがないわね。
 いいわ、お前をずっと飼ってあげる。
 仙籍にも入れてあげるから、その姿のままでいられるわよ。
 これからは、もう何も悩む必要もないの。
 ううん、気持ちよくて余計なことなんて考えられなくしてあげる。」
「…あ…ありがとうございます…珠晶様…」
 それは、珠晶に全てを委ねてしまうことで、祥瓊は辛く長いくびきからこれで解放される。
 不安や恐れを感じることはない、純粋に快楽だけを感じるものになったのだ。
 もはや、以前の祥瓊はどこにもいな「。
 祥瓊は幸せだった。


【おわり】

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