楽俊×陽子
作者106さん

くりくりと動く、愛らしい大きな瞳。感情が顕著に表れる耳と尻尾。
ふさふさした毛皮は、抱き竦めたら、とても心地が好かったことを良く覚えている。・・・その時は『慎みがない』と言われたけれど。
陽子の目前で、柔らかそうな毛並みが揺れる。
(ふわふわのクッションみたいな…)
そう思った瞬間、陽子は叫んだ。
「あああッ!!もう、辛抱堪らーーーん!!!」
楽俊は突然の絶叫と、次の瞬間に降りかかってきた振動に驚いた。
衝撃と共に、視界が反転する。瞬きして周囲を確認すると、自分が床に倒れこんでいる事が解る。そして、目前(というか自分の上)には、友人の顔。
(こ、これはまさか、『押し倒される』という状況でわっ?!)
動揺しながら楽俊は、短い手足をじたばたと動かしてもがいた。陽子はそんな事お構いなしに、楽俊を抑えつける。
「よ、ようこ?!」
「もう駄目だ!!抑えてきたけど、我慢出来ないッッ!!!!」
そう言って、陽子は楽俊の毛皮に顔を埋めた。

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