作者:DRDRさん >206>213>216>219>224>232>241>250


恭国、霜楓宮。十六夜の月の下、音もなく正寝の庭園に、音もなく一頭の騎獣が降りる。
乗っていた男は護衛の官がいないのを確認して、正殿に忍び入った。
正殿には人の気配はほとんど無く、一人の寝息だけが聞こえた。寝台に少女が眠っていた。
少女の横に立って、寝顔をじっと見つめると、男は少女の小さな唇を吸った。口の中に舌を入れて、上下の歯を舐める。
少女のまぶたがぱちりと開く。男は少女の唇を解放した。
「っぷはぁ。利広! どうしたの!?」
「シッ! 静かに。久しいね、珠晶。うん、ちょっと近くまで来たんでね、君へ、夜這いに」
珠晶が押し黙る。赤面しているらしい。
「ちょ、ちょっと待って。灯りを……」
「大丈夫。月が出てるよ」
灯台にのばした手を、利広がつかんだ。そのまま珠晶を組み敷く。
うなじの辺りに鼻を近づけて、少女の臭いを嗅いだ。利広の熱い吐息が首にかかる。
利広は手を放して、珠晶のえりをはだけて、露わになった薄い胸の、小さな乳首に舌を這わせた。
「や……やだ、利広う、やめなさいっ、やめて……」
「私とするのは、いやかい?――頑丘のほうがいい?」
「っん、くす、くすぐったい……」
「くすぐったい、だけ?」
珠晶がつんとそっぽを向く。
利広の舌に反応して勃起した乳首を、利広は指でピンとはじいた。
乳首をいじりながら、珠晶の股間に顔を寄せる。
鼻で寝巻の裾をめくると、スモモのようなかわいらしい陰阜があらわれた。
小さく顔を出した突起を優しく吸い、そこから伸びたすじを舌でなぞる。
「……はぁあああ……」
珠晶がひとつ、ため息をもらした。
ぴったりと閉じていた割れ目が、ゆっくりとくつろいでいくのがわかった。両親指で、割れ目を開く。
中は、温かい果汁であふれていた。利広がすすると、粘つく水音が響いた。
「……へんな、音たてないでよう」


「やあぁ!?」
珠晶が声を上げた。利広の舌が肉花から下に這い降りて、肛門の皺をなでたのだ。
皺の一本一本をなぞり上げ、ひくひくと口を動かし始めた蕾の中心を吸いたてる。
「ひああん! 吸わないで」
「指を、入れるよ」
「んん、ああっ」
蕾をくすぐると、肛門は喜んで利広の指を飲み込んだ。
ぎゅうと締め付ける直腸の中で、指をひねると珠晶がふるふると悶えた。
「珠晶のお尻の穴が、私の指をくわえて離さないよ。
珠晶はお尻が大好きだからね」
「……あふぅ……だって、あぁ……卑怯だわ……んっ」
「卑怯?」
埋まった指がのの字を描く。
「あふぅ、あ、やぐぅうぅ……あ、あなたのせいじゃないの……
あなたと、頑丘……が、二人で、私のお尻の穴を…ふうぅ!…いじめた、から」
直腸の内壁をひっかきながら、一気に引き抜いた。
「はぅん!」
びくん、と少女の身体が跳ねる。すでにとろとろになった肉花が蜜を噴いた。
「そうだったね。でも、君が、私を誘ったんじゃないか」
「お尻の穴まで許したつもりはなかったわ」
言いながら起きあがった珠晶が、利広の股間に手を伸ばした。
服の上からでも利広の熱さが感じられて、珠晶はもどかしげに利広の「宝重」を取り出す。思わず、ほぅ、とため息を吐いた。
それは持ち主の瀟洒な物腰と裏腹に、野太く、ぎゅんと反り返って天を向いていた。
指でそっとなで上げると、利広が小さな声をもらした。珠晶が笑みを浮かべる。利広もまた興奮しているのだ。
珠晶の稚い、小さな指が利広の肉棒をしごく。はじめは優しくさするように、しだいに強く絞るように。
「あなた、どうして欲しい? このまま手で? それとも、上の口? やっぱり、舌の口かしら」
手の動きを休めず、珠晶は言った。
薄く笑って、利広は答えた。
「どこでも、君の好きなように――。
知ってるかい? 今、君はものすごくいやらしい顔をしているよ。早く私のをくわえたくて我慢できないという顔を、している」
「あなたって、時々すごく意地悪だわ」
言って、珠晶は男根の先に唇をあてた。ついばむように口づけを散らして、大きく張ったえらの段差を舐める。軽く歯をたてたのは、復讐のつもりだった。
袋をやわやわと揉みながらほおばる。珠晶の小さな口には、それはいかにも大きすぎたが、一生懸命に喉の奥にまで飲み込むと、舌を動かす余地もなくなった。頭を前後に動かして、男根を出し入れする。
髪をなでながら、利広が聞いた。
「私のは、おいしい?」
「――まあね」
男根を口から出すと、唾液まみれの利広の宝重は、いっそう大きく、赤熱していた。
再びほおばって、ちろちろと舌を動かしながら男根を吸い上げるようにして、口全体で奉仕する。ジュルジュルと吸いたてる音がひびいた。
「珠晶。もうすぐ出る」
利広が宣告した。
どくん、と肉棒が跳ねて、生臭い粘液が珠晶の口内を満たした。利広は自分のものを取り出すと、まだ出ている精液を珠晶の顔にかけた。
珠晶は利広の熱い精をこくこくと飲み干した。
「っぷはぁ。……ぉぃιぃ」
「え?」
「なんでもないわよ」
鼻腔を満たす雄の匂いに陶然としながら、顔にかかった精を指でこそぎ落として舐めしゃぶる。
「ん…あはぁ。
――やだ、服にかかったじゃないの」
柳眉を逆立て、まだ潤んだ目を利広に向けた。
「ああ、ごめん。君が、あんまり上手になっていたものだから――」
「ふん」
抱き寄せようとする利広の腕を軽く払って立ち上がって、十六夜の月に引かれるように窓まで歩く。
帯を解く。はらり、と絹の着物が床に落ちた。月光が珠晶の裸身を照らす。
「綺麗だ――珠晶。玉葉公主の幼かりし頃を彷彿とさせる――」
「月並み。あなたって、詩人の才はないわね。
――あなたも脱いでよ」
「私は別にこのままでも」
「あたしが、いやなの。着たままするのって、趣味じゃないのよね」
にこりと笑って、利広もまた帯を解いた。たくましく、かつしなやかな武人の肉体が現れる。
窓のそばに寄って、後ろから珠晶を抱きしめた。珠晶の腰元を、再び元気を取り戻した宝重が熱した。
「なあに、ここでするの?」
「見つかったら、その時はその時さ」
首に回した利広の手が下がって、珠晶の胸と股間をまさぐった。
「あ、ん」
「濡れてる……これ以上いじる必要は、無いみたいだね」
秘肉をちゅぷちゅぷと指でいじり、利広が薄く笑った。
陰唇の中をかき回しながら利広は珠晶の耳朶を甘噛みする。
「……んん」
「窓に、手をついて」
ささやく声にこくんとうなずく。言われるままの体勢を取り、尻を突き出す。腰をくねらせて、誘った。
「利広ぉ――ちょうだい」
甘く、高い声。奏の最高級娼婦にも勝る媚び。それは、利広がぞくりとした程の。
突き動かされるように、利広は熱を増した自分の宝重を、二三度しごくと、その頭を珠晶の秘花にあてた。
「珠晶。いれる、よ」
「うん、早く、早くして」
ゆっくりと、少女の陰唇に、亀頭が埋まっていく。
「……ん、ぐ……」
「辛いのかい、珠晶」
ふるふると首を振った。額には汗が、目には涙が浮かんでいた。
「駄目。続けて――」
言って、腰を振った。きつく締め付ける陰唇に、利広は男根を沈めた。
利広の巨大な陽根に比べて、珠晶の女陰はあまりに狭かった。
それでも、珠晶は一生懸命に肉茎の、七分までを飲み込んでしまった。
「ああ――入ってくるの。利広の、が、あたしのおなかいっぱいに。
太いわ。太くて、熱い。いいよ、利広ぉ、動かして……」
利広は女王の要請に応え、腰を前後させる。
珠晶がうめき声を上げた。
「すっ――ふぅううう」
「珠晶、無理だったら……」
振り返って、上目遣いに首を振る。
「あたしは、平気だってば。……んん、はあぁ。気持ち、いいよ。
利広は……?」
「私も、気持ちいいよ。珠晶の中は、きつくて、吸いついてくるみたいだ。
前よりも、少しなれてきたかな?」
珠晶は花のように笑った。
はじめはおだやかだった抽挿が、徐々に早くなっていった。
上を向いてそり曲がった肉茎が、狭い蜜壺の天井をこする。
蜜は奥から止めどなく溢れてくるが、太すぎる男根に拡げられる痛みは和らがない。
同時に感じられる快楽だけが苦痛を和らげる。
灼熱の、苦痛と快楽。珠晶はただ目をつぶり、唇を噛んでこれに堪えた。
腰の動きはそのままに、利広は珠晶の背中に覆い被さった。
ぎゅっと閉じられたまぶたに軽く口づけし、噛みしめた唇をそっと舐める。
目が開く。黒い大きな目が貴公子を見つめた。口が開く。
珠晶の舌がそろりとつき出された。二人は舌を絡め合った。
「り……こぉ。気持ちいい。いいの。
……利広のが、あたしの中で、ごりごりいってる。……あぁあん! いい、イイ!」
「もっと欲しい? もっと奥まで欲しい? もっと激しくして欲しい?」
「欲しい、欲しいの、もっと、奥まで、激しく――して」
利広が急に腰の動きを止めて、宝重を珠晶の中から引き抜いた。珠晶は甘えた声で懇願する。
「あっ……やめないで。抜かないでよ」
「こっちを、向いてごらん」
言われるままにしたがうと、利広は珠晶の背中に手を回して、ひょいと抱え上げた。
珠晶は利広の肩に腕をかけて、身体を支える。
「やっ! 何をする気?」
「暴れないで……いくよ」
利広は尻たぶをつかんで珠晶の陰唇に亀頭を押しつけると、そのままゆっくりと珠晶を下ろした。
珠晶自身の重さで、肉茎が中にもぐっていく。
さっきまで激しく責められていたからか、秘肉はほとんど抵抗を見せずに利広を迎え入れた。
狭いながらも、肉壁全体がうれしそうに蠕動するのが感じられた。
遂に珠晶の肉壺は利広の男根をすべて飲み込んでしまった。
利広の厚い胸板に顔を寄せ、珠晶は感嘆の、しかし震えた声を上げた。
「全部……入っちゃった」
「珠晶……動く、よ。我慢して」
「……え」
身構える暇もなかった。男根の先端が、珠晶の最深奥を突き上げた。
珠晶は叫びを上げた。苦痛の叫びではなく。快楽の、叫びを。
「ぎゃあああ! すっすごい、すごいぃぃい!
……り、利広ぉ、利広の、太いのが、えぐってるのお……
あたしの、いやらしいいやらしい穴を。奥まで。ごりごりごりって。
利広……利広お!」
快楽に濁った眼をして、珠晶は何度となく利広の名を呼んだ。
自ら激しく腰を振って利広のもたらす快感をむさぼった。
利広が、尻たぶをつかんでいた右手をすべらし、人差し指を菊花に挿れた。
「やあっ! だめ! そこをいじったら…はあぁあん!」
「だめじゃないよ。気持ちいいんだろう?
今、珠晶の中がきゅって締まったね。もう一本、挿れてあげよう」
一度人差し指を引き抜いて、中指と一緒に蜜まみれになった肛門にひねり込んだ。陰茎の抽挿にあわせて出し入れする。
「あああ。だめえぇ。変に、なっちゃう」
「いいよ、珠晶。変になっても」
珠晶を促すように、珠晶の身体を上下に大きく揺すった。
「いっちゃう。いっちゃうよぉ!」
「私も、もう限界だ。珠晶の中に、だすよ」
「だして……利広の精、あたしの中にいっぱいだして。
利広……利広お……りこおおおお!」
利広の名を呼びながら、珠晶は絶頂に達した。利広の首を抱きながら、びくびくと身体を痙攣させてのけぞった。
肉壁が利広の宝重をぎゅうっと絞り上げて、堪らず利広も達する。
叩きつけるような射精が珠晶の中を打った。
熱い液体で満たされた珠晶が利広の腕の中で脱力する。利広は慌てて珠晶の身体を支えた。
そのまま、放心した珠晶を寝台まで運んで横たえる。
陰茎を抜いたとき、どろりとした精液が、珠晶の秘口からこぼれた。快楽の余韻に浸る珠晶の髪をなでると、珠晶の目が開いて利広を見つめた。
「……珠晶、どうだった?」
尋ねると、ふふん、と笑って珠晶は答えた。
「何でそんな事聞くのかしら? まだ、夜が明けるには早いのに」
上体を起こして、膝を立ててまたを開くと、肛門を指で開いて、誘った。
「今度はこっちを味わってみたくない?」

結局、二人は空が白むまで睦み合った。
力尽きて眠りこけている二人を発見したのは、目覚めの挨拶に来た恭麒だった。
利広は服を着替えるのももどかしく逃げるように霜楓宮を後にし、珠晶はその日一日中不機嫌で、恭麒はいつもより激しく王に殴打される事に堪えなければならなかった。

おわり


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