作者:328さん



「ねえ、蓉可・・・」
泰麒がそっと呼ぶ声が聞こえる。
「眠れないんです・・・お願い・・・だめですか?」
潤んだ大きなひとみで見上げられる。
断れるはずがない。
ゆっくりと帯を解き、衣を肩から滑らせると白い乳房が露になった。
そのまま泰麒のそばに添い伏す。
泰麒はそっと手を伸ばし柔らかなふくらみに触れた。
幸せそうなため息を漏らし、目を閉じる。
「こうしているととても落ち着くのです」
「泰麒・・・」
本当はこんなことをしていてはいけないのはよくわかっている。
けれど、泰麒はこんなに幼くてか弱い。
(今夜だけ、もう少しだけ・・・)
そう思ってつい毎晩のように添い寝してしまう。
泰麒の小さな手のひらがやわやわと乳房を揉みしだく。
暖かなその感触は心地よくて、罪悪感と甘美な思いを同時にかきたてる。
そして夜毎に甘美な思いのほうが強くなっていた。
そんな蓉可の逡巡を知ってか知らずか、
泰麒は蓉可の乳房に顔を近づけ、桜色の先端を口に含んだ。
(あぁ・・・)
蓉可は思わず漏れそうになる吐息をこらえて目を閉じる。
舌でちろちろと舐められる。温かく濡れた感触。
体に電流が走ったようにびくりと震える。
「痛くした・・・?」心配そうに泰麒が尋ねる。
「いいえ・・・泰麒・・・」微笑んでみせると泰麒も安心したように笑った。
片方の乳首を指で擦りながら、もう片方を口に含み軽く吸ったり舌で転がしたりする。
「こうすると、どんどん固くなるね」
「そんなこと・・・言わないで・・・あぁ・・・」
暗い寝室に蓉可の乳房だけがほの白く浮かんでいた。


こうしているととても落ち着く。
転変できないことや王を選ぶことへの不安も忘れられる。
泰麒は蓉可の柔らかな乳房をやわやわと揉みしだいている。
白いふくらみは泰麒の小さな手のひらをやさしく受け止める。
すべすべした手触りを楽しむように撫でまわす。
両手で真ん中に寄せるようにしたり、大きく円を書くように手を動かす。
蓉可は目を閉じ、眉をひそめているけれど怒っているからではないことをもう知っている。
乳房の脇をさわると蓉可は震えるため息をつく。
いつもここを触るとそうなんだな・・・泰麒は少し微笑む。
頂点の桃色の果実にそっと触れると、ぎゅっと固くなる。
それが面白くてつんつんと指でつついてみる。
「ぁ・・・ん」
蓉可が吐息を漏らす。
最初は痛くしたのかと心配したけれどそうではないと聞いて安心したものだ。
つまんで軽くひっぱたり、押し付けて転がすようにしたり。
そのたびに蓉可は普段聞いたことのない甘い声を出す。
もっと、その声を聞いていたい。だから泰麒は果実を口に含む。
「あぁっ・・・」
舌先で転がすように舐めると、蓉可は薄い夜具をぎゅっと握って体を反らす。
「たいき・・・」
ひときわ甘い声を聞いて、泰麒は蓉可から体を離す。
「ありがとう、蓉可・・・おやすみ・・・」
柔らかな手触りと甘い香り、甘い声が泰麒を眠りにいざなうのだった。



瞳を閉じた幼い麒麟に夜具をかけて、蓉可は立ち上がる。自室に戻った蓉可は寝台に体を投げ出した。
泰麒の部屋で時間を過ごした後に必ず感じる焦燥感。
いつも乳房だけをかわいがってくださる・・・でも本当はもっと触れてほしいところがあるのに・・
そっと、先ほどからうずいて仕方のない場所に手を伸ばす。
熱くうずく場所。そこはもう濡れている。
そっと撫でると、甘美な刺激に体が震える。
「・・・っ・・・」
玄君に知られたらどうしよう・・・ふとそんな思いが過ぎるが
もうこの甘い刺激から逃れることはできない。
蓉可は快楽の海に沈んでいった。





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