二重の戦い


 グリードの中で警鐘が鳴っていた。
「くそっ!」
「ふむ…」
 グリードは相手の剣に刺し貫かれたまま地面に倒れこんだ。
「しばらく君には静かにしておいてもらいたいしね…」
「なに…しや」
 ブラッドレイの手がグリードの体を背中側から抑えつけた。
「ついでに私も楽しめる、画期的な事だよ」
 振り払おうとした手が薙ぎ払われる。
「…のやろ…」
 ついでのようにブラッドレイの手がズボンを引き摺り下ろした。
「さて、君の体はどんなもんかね…?」
「ぐあっ!」
 何の準備もされないままグリードはブラッドレイ自身に貫かれていた。
 喘ぐ余裕もなかった。
「が、はっ…!」
「私がどうやって今の地位にいるのか…味わあせてやろう」
 グリードの中を堅い物が動き、奥を突き上げる。
 それは行きも帰りも快感を生みグリードを翻弄していく。
「く…やら、れるのはっ、趣味じゃね…ぇ…」
「君の趣味など聞いてはいないよ。だが、前をこんなにしてるって事はいいんだろう?」
 中の熱と地面で擦られグリードの物は先から蜜が溢れ出していた。 それにブラッドレイの指が添えられゆるゆると扱かれる。
「趣味、が、悪ぃぜ…」
「そうかね?君の中は悪くないとは思っているがね」
「ッは!」
 シンクロするように扱かれていたのをタイミングを外される。
「どれ…そろそろかね?」
「くぅ…!」
 より深くを抉られ背筋を悪寒にも似た快感が駆けぬけていく。 グリードは体を振るわせブラッドレイの手の中へと吐精した。
「私も出させてもらおうか。忙しいのでな」
 グリードの中に濡れた感触が広がり、漸く異物は出ていった。
「用事が終るまでそのまま待っていなさい。何度でも可愛がってやろう」
 横たわるグリードの耳には遠ざかっていく足音がいつまでも聞こえているような気がした。




2005/11/26 UP

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