金策 2
「・・っ・・う・・」
「もっとだ・・もっと奥まで咥えろよっ」
そして部屋に入って事を始めてからディーンは、予想外のその男のモノの大きさに眉をきつく寄せ、湧き上がる嘔吐反射を懸命に堪えていた
いくら男を口で慰めるのに慣れていると言っても、生物学的に対応不可能な大きさというものがある
それに今夜は犬の格好で這っているディーンには、口に男根を突っ込んでいる男だけではなく後ろからは執拗に肛口を悪戯する男も一緒で、前と後ろの感覚を逃がすだけでも精一杯だ
「いくぞ・・全部飲めよ」
だがお楽しみの時間を制限された男達は、余計に焦って性急に快楽を追求する傾向にあるようだ
「・・ぐっ・」
ディーンは口の中に放たれると同時に後ろからも挿入されて、うっかり気管に精液を入れて噎せた
そしてゲホゲホと咳き込むディーンにもかまわず、男は約束のスキンも付けずに直腸の内部を遠慮なしに掻き回す
「確かにいい味だ・・高い金を取るだけあるぜ・・」
円を描く動きからズンズンと突き上げる動きに変えると男は早々に一度目の精を体内に流し込み、言葉を発せられる状態になったディーンは漸く約束の反故を訴えた
「・・・中で出すなと・・言っただろっ・・・」
「うるせぇっ!、てめぇは買われたんだっ
偉そうに時間まで決めやがって・・・それまでは俺達が何してもいいはずだっ、起きろっ」
「・・・っ・・」
さっきまで口に挿れていた男はそう怒鳴りながらディーンの髪を乱暴に掴み、ベッドに横たわるとその上へ無理矢理ディーンを跨がせてしまう
その格好が示す、男の要求は一つだ
「ほらよっ・・高慢ちきなお姫様、今度は俺の上で踊って下さい・・てな」
その男は逞しい丸太のような両手をおどけて広げ、腹の上に乗ったディーンをニヤニヤ笑いながら眺めた
「・・・・」
買われた時間内ではなんでもすると言った以上ディーンはその要求に黙って従うしかなく、腰を浮かせると自分から凶器のように太い男のペニスの上に肛門を宛がい、挿し入れてゆく
「・・んっ・・・ふ・・」
出来る限り浅く呼吸をし、付いた両手で加減しながらゆっくりと自らの体を串刺しにする
暫く男は、そのディーンの下の口が限界まで開き自らを咥え込む淫靡な光景をうっとりと見つめていたが、やがてその緩やかな速度に焦れたのかもう一人に目配せした
「悪いが時間が限られてるんだ・・さっさと楽しませて貰うぜ」
「・・?・・・・やっ・・やめろっ!」
下になった男がディーンの左右の手を掴み上げるのと同時に、後ろから腰を掴まれて引き降ろされる
「・・く・・ぁ・・あああっ!!・」
次の瞬間グズっと嫌な音が響き、ディーンは肛門が裂けたのだと分かった
そしてショック状態に陥りビクビク痙攣する体も、直後から二人掛りで乱暴に上下に動かされ、開かれた脚の間からは流れ出した血が筋を描いてシーツに落ちる
ガクガクと揺すぶられて前に突っ伏しそうになれば背後から引き戻され、後ろに倒れ込みそうになると乳首を千切れるかと思う程引っ張られた
「ひ・・ぁ・・あっ・・あっ」
「ふふ・・もっともっと啼いてもらうぜ?、払った金の分以上にな」
男は痛みで萎えているディーンのペニスにも手を伸ばし強く擦って強引に硬度を上げさせると、後ろとタイミングを合わせてその尿口の敏感な粘膜に爪を立てた
そのままグリグリ刺激され息を飲み内部を締め付けたところを、脚を抱えた後ろの男に体ごと持ち上げられる
そうしてきつく締まった粘膜から硬く極太のペニスが力づくで引き摺り出されると、ディーンは文字通り我を忘れて啼いた
そして男に抱かれる事に慣れ切った体は、激しい痛みの中にも快楽を見出してディーンを喘がせてしまう
「・・う・・んっ・・あ・・・あっ・・」
開いた口からの声は止められず、その女のような声は自然とディーンに昔を思い出させた
自分の意思とは関係なく、覚えさせられた男の味
子供の頃は何時も、犯される度にこんなふうに血を流していた
「さてと・・時間が無い、次に進もうぜ」
やがてディーンの肉体が齎す欲望の虜になった男は更に残酷な要求を突きつける気になったのか、手を離された途端ぐったりとなったディーンの頭を撫でながらもう一人の男に枕の下に隠してあったロープを放り、ディーンは後ろ手に両手首を拘束された
「・・っ・・・」
「ああ、縛る契約はしてなかったか?・・・だが俺達二人でお前を買ったんだよな?
なら、同時に二人楽しませなくちゃ、意味無い・・そうだろ?」
男はわざとらしくチュっと音を立ててディーンの髪にキスするとしっかりとその胸の上の体を抱きしめ、一切の抵抗が出来ない状態のディーンは後ろから男を受け入れている口をもう一人に覗き込まれた
「兄貴、ちょっと無理すればいけそうだぜ」
「・・・ゃ・・なに・する・・んだっ・」
「あんた、慣れてるんだろ?
商売にしてるくらいだからな・・・これから俺とあいつ、2本挿しして貰うぜ」
「・・っ!・・なっ・・やっ・・無理だっ、よせっ!・・ゆめろっっ!!」
「ほらほら、暴れるともっと傷口を拡げるぜ?」
後ろの男は縛られても尚暴れるディーンにぴったりと背後から密着すると、血塗れになった肛門に指を差し入れて広げ僅かに開いたスペースにその先端を潜り込ませた
ディーンはグッと押し込まれる力の前にぞっと背筋を凍らせて、懸命に逞しい男の筋肉の上でもがく
「やめ・・て、くれっ・・・本当に、無理なん・・・っ・・・・ぁっ・・あ゛あ゛あ゛っ!!」
「無理じゃねぇよ、もう入っちゃったぜ?」
メリメリと音を立て、二人分のペニスがディーンの体内に嵌っていた
壮絶に絶叫するディーンだが、二人の男はまだまだ彼を屠り足りないという視線で、そのら全身をねっとりと眺めている
そして、やがて弱弱しい悲鳴しか上げることが出来なくなったディーンの肉体をその後もたっぷりと、時間いっぱい二人は荒々しく出入りし残酷に使ったのだった
:S
サムが兄のディーンを見つけたのは、ほんの偶然だった
モーテルの駐車場から20メートル位の茂みの横を歩いていた時、暗がりから聞き慣れた声がした
月明りの下よく見れば、酒瓶を片手に転がっているディーン
いかにもその様子は当てにしていた女に振られて自棄になっていますという感じで、サムは呆れてゲッソリと脱力した
「・・・ディーン・・何やってんだよ・・・・」
「・・うぅ〜ん・・・もぅろうりぇも・・いひぃ・・」
「はぁ?・・何言ってんのか全然分からない
・・まさかこんな状態で運転して来たんじゃないだろうな・・・」
サムは仕方なく、酒臭いディーンを担いでモーテルへと運んでやる事にする
その途中少しは意識が戻ってきたのか、ディーンはふと顔を上げてサムを見た
「・・おまぇ・・眠りぇた・・か・・?」
「・・ぁぁ・・」
呂律の回らない状態でこっちの安眠具合を心配されてもと思うが、暗がりでじっと顔を覗き込んでくる兄にサムは頷いてやった
「だけどディーンがちゃんと隣に寝ててくれたら、こうして起きなくても良かった
・・そうしたらもっとちゃんと安心して、朝まで寝られたよ」
「・・そうだぁな・・・わるぅい・・・」
恐ろしく素直なのは酔ってるからなのか、サムはこんな状態のディーンを見るのは初めてだからよく分からなかった
それでも何があったのか知らないがディーンだってこんなふうに乱れたい夜もあるんだろうと、詳しい事は聞かぬまま部屋に連れ帰りベッドに横たえる
そして履いたままの靴を取ってやった所までは大人しかったディーンが、何故か上着も脱がせようとすると突然体を丸めてサムの手を払った
「いい・・もう寝る」
「・・?・・寝るって・・分かってるけど、上着くらい脱げよ
何時も下着姿じゃなきゃ眠れないって言ってるくせに・・・なんだよ急に」
「・・・・・」
だがティーンは上着を脱ぐどころか毛布まで引き寄せて、まるでサムから体を隠すようにして丸まってゆく
サムは酔っていて妙な行動を取るのは理解出来るが、大して寒くも無い今夜それでは逆に寝汗を掻くだろうと、意地になってそれを引き剥がそうと手を伸ばした
「ほらっ・・そんなに着てたら暑いって、ディーン、なんだってそんなに毛布に隠れ・・・・・・」
その時サムは毛布を掴むディーンの手首に、妙な痣が有るのに目を留めた
それはまるで縄で縛られた時のような、紫色の痕
「それ・・何だ?」
「・・っ・・」
そしてサムは、その自分の言葉に反応して一瞬こちらを見た兄の眼が、酔っている者とは思えないくらい鋭いと感じた
「・・・・・・・まさか・・」
ディーンが酒臭かったのは着ていたシャツに持っていたアルコールを零したから?
夜中に出かけたディーンは酔ったふりをして茂みに倒れこみ、部屋に入るのに自分の手を借りようとした?
何の為に?
「・・・・・・ディーンっ、その手首の痕は何だよっ!!」
サムは全ての違和感の原因が、ディーンの偽装なのだと閃いた
「・・っ・・なん・・でもないっ・・」
毛布を無理矢理引き剥がし、サムはディーンの上に馬乗りになって正面から顔を覗き込む
「酔ったふりか?、どうして?っ!」
「俺は酔ってる・・」
「・・嘘だっ!!」
普段から嘘付きな兄だが、何故か今夜は自分にまで真実を言わない事に逆上しカッと頭に血が上ったサムは、嫌がるディーンの上着を剥ぎ取り下に来ていたシャツもボタンを飛ばして毟り取る
「・・・なん・・だよ、これ・・」
そしてそこに残る無数の赤い痕に驚いたサムが力を緩めた一瞬、ディーンは彼を突き飛ばしてバスルームへと逃げ込もうと身を翻した
だがその動きに普段の精彩は無くベッドを降りて数歩歩いた所でよろめき、パスルームのドアに噛り付いてたディーンは追いついたサムによって床に押し倒される
「・・くっ・・やめ・・ろっ、サム」
「言えよっ・・なにがあったのかっ!」
必死に抵抗するディーンの様子に余計に只事ではないと感じたサムは、ディーンの全身を調べるべきだとジーンズにも手を掛ける
だが、後ろからサムが腰を押さえつけると途端にディーンは雷に打たれたように低く呻き、その全ての動きを止めてしまった
「・・っ・・くっ・・」
「・・・?・・・・ディーン?・・酷い怪我を・・してるのか?」
唇を噛み締めて俯きじっと動かなくなったディーンの顔を見つめながら、サムはそっと下半身に身に付けていた衣服を取り去った
そしてサムはディーンの下着も脱がせると、目の前に現れた惨状に息を飲んだ
「・・・ディーン・・・誰に・・誰に・・・・・こんなっ・・」
なんと真っ白な臀部が赤く染まる程、ディーンは秘所から出血していのだ
その傷がどうして出来るものかは、そんな事に疎いサムにでも分かる
ディーンはレイプされたのだ
誰かに
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