You Are My Sunshine 5
こんな時を夢見ていただろうと聞かれれば、答はイエスだ

叶わないと思うからこそ、甘い想像に身を任せたこともある

それでもいざとなるとやはり相手は実の弟で、子供からの記憶が蘇って来るディ−ンは何を食べてこんなに育ったのかと、今四つん這いになった自分の下の入口に先端をめり込ませたまま立ち往生しているサムに思っていた

子供の頃から確かに食べ物が残り少ない時には自分が我慢して弟に与えていた記憶が有るのだが、基本的には同じものを同じ位摂取して育った筈なのに、久しぶりにサムの体を体感するともう殴り合いでは勝てても力比べに持ち込まれたら負ける気がする

「・・ディ−ン・・少し力抜いて・・」

それとも家を出て行ってからの数年間の栄養状態の差が更に開いた原因だろうかと、意識して今自分が置かれている状況から目を逸らしているディ−ンは考えていた

「・・ディ−ン・・は・・入らない・・どうすれば・・」

とうとう情けない声が背後から聞こえ、漸くどうすればいいのかを言ってやる

「簡単だサム、無理矢理突っ込め」

「嫌だよ・・」

さっき口に咥えた時より又二回り以上質量を増したそれに、ディ−ンはこんな大きさならどう上手く挿入しても切れるんだと経験上的確なアドバイスをしたのだが、それは即座に拒否された

実を言えばもうかなり切羽詰まった状態のディ−ンは怪我をしてもいいから今すぐにでも欲しいのだが、後ろから自分の腰をしっかり抱えるサムも余裕も無くなった癖に変な所だけ頑固だ

「・・サム・・まさかと思うが、お前まだ妬いてて・・嫌がらせしてんのか?」

時間が経てば秘所に塗り込めた精液だって乾いてしまうだろうと、そう言ってディ−ンは振り返れば、挿入に四苦八苦しているサムはとんでもないとプルプル首を振る

「そりゃ・・ディーンの昔の事、考えるとちょっと・・・・・・でも違うよっ、ほんと」

「ちょっと、なんなんだ?
 興奮して我を忘れそう、とか言うなら・・話して聞かせてもいいけどな」

「・・やめてよ・・」

情けない顔で俯いてしまったサムにこれじゃどれだけ待っても埒が開きそうにないと、ディーンは横に脱ぎ捨てた上着のポケットを手で探りある物を見つけると、圧し掛かっていたサムを押しやった

「・・ディ−ンっ・・」

「ほら・・もうお前が寝ろっ」

いい加減慎重過ぎるのも拷問だと、ディーンは引き倒したサムの上に跨がってやったのだ












「・・んっ・・っ・・くそっ、こんなにでかくなりやがって・・」

もしかして在るかもと探った、自分の上着のポケットにたまたま入っていた傷薬の軟膏に助かったと思ったのも束の間、ディ−ンはそれでも真ん中辺りまで飲み込んでその時点で余裕が全く無くなった体を、懸命にサムの腹部に付いた手で支えていた

「・・ディ−ン・・無理なら・」

「やめるって言うのか?・・冗談じゃねえぞ」

そっちはこの数日だけだろうがこっちは何年も待ったのだと、ディーンは体重を掛けて少しずつでもと試みる

「・・サム、これ・・少し・・小さくしろっ」

「そ・・そんなっ・・無理だよ」

「萎えるような事を考えろよっ」

ディ−ンは自分でも無茶苦茶なことを言っていると分かっていたが、この規格外の大きさの前には受け入れ慣れた体の筈のディ−ンでさえどうすればいいのか途方に暮れる

だがそんなディ−ンの四苦八苦する様子に別のスイッチが入ったらしいサムは、視線をうろうろと彷徨わせ始め呼吸の度に上下する腹部の速度も速まってゆく

「ダメだ、ディ−ン・・こんなとこ見せられたら、余計・・」

苦しげに眉を寄せたディーンの開いた脚の中心に自分が挿って行く様は、ある意味初めてとも言っていいサムには刺激が強すぎたのか思わず目の前で体に手を伸ばし、胸や触れられもしないまま健気に再び立ち上がったディ−ンを握り込んで来る

「あっ・・ばっ、馬鹿っ!」

「えっ?」

その瞬間ガクっとディ−ンの突っ張っていた手が折れ、上に乗っていた体重が全て一カ所に掛かってしまった

「っ・・あっ・・あああっっ!!」

「・・!」

サムは上体を上げ同時に膝も折り曲げて助けようとしたらしいのだが、気付けばディ−ンは全てを飲み込みショックで硬直する体を抱き止めて貰っているだけだった

ギュっとしがみついたまま呼吸も出来ず全身を震わせているディ−ンに、やがて自分もきついのかサムの掠れた声がかかる

「・・だ・・・・大丈夫?・・」

「・・・っ・・」

こんなのは初めてじゃない落ち着けと自分に言い聞かせて、ディ−ンはゆっくりと呼吸を再開し酸欠と一気に填められた衝撃をどうにか遣り過ごすと、そっとサムが宥めるように頭や背中を撫でてくれる大きな手の温もりに、暫くすると痛みも和らぐ

「・・・こ・・の・・阿呆サム・・・・」

「・・ディーンの中・・凄く・・狭い・・」

なんてことをするんだと口汚く罵ろうとするディーンの前で、サムの手は堪えられないようにその細い腰を掴み微かに揺さぶってきた

そして息を飲んだディーンが何も言えないのを了承と勘違いしたのか、その動きは直ぐに大胆なものに変わってしまう

「・・ちょっ・・サム・・っ・・んっ・・ぁ・・」

「こんなの・・・初めてだ・・」

やがてサムはしっかりと腰に添えた手に力を込めるとズルっと上に引き抜き、ディーンは体の中を硬く張ったカリが肉を抉りながら移動するのをはっきり感じてしまい、ゾッとする程の快楽の痺れがその背中を走り抜けた

「・・ぁっ・・ああ・・っ・・」

やがて持ち上げられた体はサムが手を離せば重力に従って自然に落下し、ディーンは再び根元までその巨根を頬張る

「・・気持ち・・いい・・よっ・・ディーン・・」

「・・っ・・やめっ・・っ」

すっかり自分の快楽を追及するのに夢中になってきたサムはとうとうディーンの両膝の裏を掬い取って抱え上げ、ディーンは必死にその首に腕を回して体を支えた

最初は躊躇いがちだった動きも直ぐにガクガクとディーンの全身を揺さぶり、抜け落ちないギリギリまで体を持ち上げられては、サムが腰を突き出すのど同じタイミングで突き刺される

「・あっ・・くっ・・・サムっ・・ま・・まて・・」

「・・ごめん、もう・・とまんない・・」

グチュグチュという音が接合面からリズミカルに響き、20センチ近くの振れ幅でディーンは突き上げられ、そして落とされた

思わずその衝撃にディーンが精を吐き出して全身を走る悦楽の波に堪らずその身を反らせれば、目の前に突き出された胸の飾りをサムは容赦無く口に含み、歯を立てる

そしてやがて結合したまま後ろへと倒してディーンを岩場のベッドに横たえると、本格的に腰を使い始めた

「・あっ・・あっ・・ああっっ・・ぁ・っっっ」

頂点を極めたばかり体をズンズンと猛る獣のように激しく攻めるサムに、ディーンは思わず逃げるように上へその身をやるが直ぐしっかりその肩を抱きこまれて又悲鳴を上げる

子供の腕程の太さのサムのペニスは、脚の筋が攣るのではないかと思う位に開かれた中心を獰猛に行き来し、射精しても驚くほどの短時間でその硬さと質量を回復して見せた

やがて何回分か分からない精液がグチャグチャとディーンの体内で掻き回され、サムが身を引く度に尻を伝い糸を引いて岩の上に落ち水溜りを作る頃になると、サムはプラプラ揺れるばかりになったディーンを擦り上げながら赤くと尖った乳首にまで手を伸ばしクリクリと弄ることまでしてくる

「・・ゃっ・・あっ・・ああっっ・・サミー・・っ・・」

交互に何度絶頂を極めても休んでくれないサムに、ディーンの体はずっと頂点にいるかのような錯覚を起こしその上3点を同時に刺激されれば、翠色の瞳から悦楽の涙を流しその肉体は軽い痙攣を起こし始めた

するともう無理だと思うのに、サムに深く口付けされると再びディーンのものも頭を擡げて見せる

「・・サム・・・も・・むり・・」

「・・いいよ・・最後に・・一緒に」

ディーンは自分を抱きしめる為に更に上体を深く沈めたサムに可愛い悲鳴を上げながら、しっかりとその肩にしがみついた

そして灼熱の彼の凶器がこれまで感じたことが無いほどの奥深くまで入り込み、自分の全てを支配したのを感じて目を閉じる







この肉は一片たりともサムの物だ

ずっと彼を守る為、自分の存在はあった

この世界への、存在理由

生きる力



それが、ディーンのサムへの答えだった








やがて体の中で熱いものが弾けると同時に、何度目か分からない頂点に押し上げられて、ディーンは気を失っていた










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