You Are My Sunshine 6
はっきり言って、色々と予想外だった
白み始めた東の空を眩しそうに見つめて、ディーンは岩場の上にグッタリと裸で寝転んだまま思った
隣ではサムも、魂が抜けたような顔で座り込んでいる
「・・お前が・・こんなだった・・なんてな・・・・」
「・・?・・・こ・・こんな・・って・・」
思わず呟いたディーンは、その途端驚いた顔でこちらを向いたサムにまさか自覚が無いのかと、だるい体をどうにか起こす
するとその拍子に大量の液体が体内から流れ出し、下に敷いたグチャグチャだったサムの上着を更に見れたものではない状態にしてしまう
「っ・・くそっ・・」
「・・っ・・ディーン、どうしたの・・」
「サム・・・持ってきた水・・まだ有るだろうな?」
忽ちディーンが、無いと言ったら殺すと意思を込めた視線で聞けば、サムは怯えた顔でコクコクと頷いた
「体の中・・早く洗わねぇと大変だ・・」
「・・?・・大変って・・どうなるの?」
ヨロヨロ立ち上がるディーンを手助けしながらそうのほほんと問い掛けてくるサムに、全身、中も外もベタベタにされたディーンは切れた
「どうなるって・・・・・下痢するんだよっ、下痢っ!!
お前が信じられない程の量を中出ししてくれたお陰でなっ!!」
「・・・げ・・・り・・」
「いいからっ、さっさと水持って来いっ!!・・・っ・・」
持ってきたバッグを岩場の上から指差しノロノロとジーンズを履いているサムの尻を蹴飛ばしたディーンだったが、その拍子に体の奥がズキンと疼いて思わず傍の岩に手を付いて体を支えた
とてもサムには言えなかったが実はこんなに同性とのセックスで感じたのは初めてで、まだ体の奥が何か入ってる感じに熱を持ってる
でもそれは悪い感覚ではなかったし、セックスも少々サイズ的に無理が有ったが少しずつあんなものは慣れるのだと、ディーンは経験上分かっていた
あとは、サムの信じられない絶倫さだけが不安点だ
「ディーン、水・・2リットルあったけど・・」
ハァハァ息を切らして岩場を駆け上がって来たサムの手の中のボトルから二人で水を飲むと、ディーンは残りのボトルを手渡して言った
「サム、上から少しずつ落とせ、シャワーみたいにな・・・こっちは絶対見るなよっ」
「・・・・・」
尻に指を入れて精液を掻き出すところなんか見られて堪るかと、ディーンはサムにボトルを頭上に掲げさせ簡易シャワー役をやらせた
そしてサムが後ろを向いているの確かめながら、自分の肛口にそっと指を近づける
「・・っ・・・んっ・・」
「・・ディーン・・?」
「見るなって・・」
「見てないよ・・でも・・どうやって・・?・・・大変なら手伝おうか?・・」
「・・冗談じゃない」
ディーンは自分の脚を次々伝い落ちる大量の白い粘液に顔を顰めながら、残り少ない水で必死に他の部分の体も清めた
こうしてみると夜は夢中で付かなかったが肘や膝には岩の凹凸で付いた無数の擦り傷があったし、最後下に敷いた上着越しとはいえ何度も強く擦られた背中はヒリヒリする
ディーンは必死に顔を背けているサムにこんなガタイにガツガツとほぼ一晩中掘られたんだから仕方が無いか、と自分より随分と大きく育ったサムを改めて嬉しいような悔しいような、複雑な思いを込めて改めてその全身を見返した
「・・それより、サム・・・お前・・いつもあんなにアレなのか?・・」
そして残りの水をサムにやると、さっきから気になっていた事を聞いてみる
「・・?・・アレ?」
「・・昔・・・ジェシカとか・・なんか言ってなかったか?・・
お前のセックスについて・・・・その・・」
構わずサムが着ていたシャツで体を拭いているディーンに、シーンズを履いたまま頭から水を被ったサムはちらりと上目使いに視線を寄越した
「・・もしかして・・ディーン・・嫌になったのか・・?・・」
「・・は?・・」
「ジェシカや・・その・・女の子とする時には・・あんなになった事ないよ・・」
「・・ぇ?・・・」
嘘だろ?と、ディーンは真剣な顔で近づいてくるサムを見上げる
「僕はディーンとだから・・・その・・止まらなくなった
いくらしても足りないって・・思えた・・・変だけど・・」
始まった時と同じようにサムは、そう言ってディーンの頬に触れてから、口付けを落としてきた
チュっと可愛い音がするキスにディーンは少々物足りなく思いながらも、サムが言った言葉を反芻しその途端に嬉しくなってそそくさと岩場を降り始める
「・・ディーン・・?・・」
そして後ろから続いたサムに構わず荷物を持たせると、そのまま元来た道を先に歩き始め不安そうなサムに言ってやったのだ
「サム・・・足りないなら、帰ったら今度はベッドの上でだ・・・キングサイズのなっ」
ただしモーテルで受付に言う係はお前、と、ディーンはサムを笑いながら指差した
end