従順たる恍惚  3
「・・あっ・・・あっ・・んっっ・・」

犬のポーズを取らせて後ろからズンズン突くと、ディーンは素直に快楽の声を上げた

だが到底それだけで許してやれる筈も無く、俺が腰を激しく使いながら巨大なペニスを受け入れている彼の尻を掌で叩き始めると、パン、パン、と小気味いい音と同じリズムでディーンの中もギュっと締まり、その口からは小さな悲鳴が上がる

「・・あっ・・あっ・・」

真っ白なディーンの尻は直ぐに赤く腫れ上がり、俺の手の形がくっきりと付いた

「・・なかなか良い使い心地だ、ウインチェスター
 だが・・まだまだ許してやる訳にはいかないな」

俺はずっと戒められたままの彼のペニスが既に限界なのを知っていたが、それを開放してやる前にディーンには後ろでの絶頂を数回要求するつもりでいた

恐らく慣れた体の彼はそれが可能だろうし、快楽もそっちの方が深いと思われたからだ

プラプラと哀れに揺れる紫色のペニスには指一本触れぬまま、俺は最初のクライマックスへの動きを開始する

意識して彼のポイントを強く抉り、入り口の粘膜が捲くり上がって外に食み出る程強引に引き抜く

「・ぁっ・・ゃ・・ぁっあっ・・あああっ・・っ・」

「イけ、ウインチェスター
 淫乱なお前のことだっ、後ろだけで充分だろうっ!」

「・・ひっ・・」

次の瞬間、ズンっと一際強く奥を突いた俺の動きで、ディーンの体が硬直したのが分かった

そのままビクビクと全身が痙攣し、内部の肉襞がペニスをギュっと抱き締めてズキズキと脈打っている

下を覗き込めば縛られても尚ペニスの先からは粘液が滴り落ちていて、床に僅かな染みを落としていた

後ろでのオルガズムは、常に強烈で長い

だが俺はそれを知っていても、容赦せず肉を掻き分けて最奥を目指す動きを再開した

そしてそれだけでなく、悲鳴を上げるディーンの肛門に更に金属の細い棒を差し込んだのだ

「・・電子パルスのドライオルガズム、経験があるか?
 一度覚えると病みつきになる・・凄い快楽だとな」

「・・っ・・ぁ・・・や・・」

いきっぱなしの体を滅茶苦茶に揺すぶられているディーンには、俺の言う言葉も理解出来なくなったのかただ弱弱しく首を振るだけで、閉じられなくなった口からは涎が伝い落ちいてる

俺はそんな彼の様子にも構わずもう片方の細い金属棒をペニスの先端から尿道の中に挿し入れ、尿道側とアナル側から前立腺を同時に通電して刺激してやる方法を実行する

これは俺が通うクラブでも最終的に奴隷に施す愛戯であり、同時に最高級の拷問でもあった

「いくぞ?・・舌を噛むなよ」

俺はパルス機の電圧を弱にセットし、ボタンを押した















「ひぃ・・ゃっ・・やあっ・・ぁ・・ああぁぁぁっ・・っ・」

美しい顔が涙と涎でグチャグチャに汚れ、泣き喚くディーンは最高だった

俺は滾る嗜虐の欲望のままに徐々に通電する電圧を上げ、自らのぺ二スもその痺れを味わいながら彼を滅茶苦茶に攻め立てる

身を捩り、受け止めきれない悦楽に半狂乱になるディーンに、俺の攻めもエスカレートするのを止められない

そして遂に電圧を一気に最高まで上げると、ディーンの体は全ての動きを止めて硬直し、次の瞬間に彼は気を失っていた

だがガックリと脱力して床に落ちた上半身に反し、俺の抱えた尻はまだピクピクと勝手に両側の筋肉が蠕動し、中のペニスを揉み込む動きを止めはしなかったのだ



























暫くして俺はディーンの頬を叩き、強引に彼の意識を取り戻した

目を覚ましたディーンは髪を掴まれた痛みにうっすらのその翠色の瞳を覗かせたが、すぐまだ自分が先ほどの状態から解放されていないと感じたのか低く呻く

それだけではなく紐で縛られたままの彼のペニスは今俺のブーツの下にあり、ゆっくりと力を込めて踏み潰されようとしていたからだ

「誰が休んでいいと言った?」

「・・っ・・・」

酷く叫んで声が出ないのか、彼は掠れた吐息だけで必死に俺に謝罪した

だが俺は最後の仕上げとばかりにディーンのペニスの紐を解くと、踵を使って先端に体重を掛けた

「・・ひっ・・・」

ヒュっと息を飲む音とともに、ディーンは漸く自由を取り戻していた両手で俺の下半身に取り縋る

「許してほしいか?、ウインチェスター」

ガクガクと頷くディーンに、俺は最後の関門を用意する

「なら、これを自分で刺せ・・そうすれば許してやる」

「・・・っ・・」

ディーンが手の中に置かれた物を見て呆然とするのに、俺はニヤリと笑ってやった

それは2本の注射針でSMのプレイではよく使われる物だったが、どうやらこの反応では彼は初めてなのか余程嫌いなのか、どちらからしい

「両方の乳首だ・・いいな?」

「・・・・イェ・・サ・・」

震える手でそれを自分の胸に近づける最後まで従順なディーンに、俺も最後まで鬼軍曹を演じる為容赦な靴底に体重をかけて行く

早く実行しないと本気で潰すつもりだと感じさせる位の強さで、容赦無く俺はグリグリと彼のペニスを踏み躙る

「・・ぁ・・くっ・・・」

プツっと皮膚を突く音と共にやがて目の前でピンク色の突起の反対側から針が顔を出し、中心ちゃんとを貫通した事を確認してそこを指で嬲れってやれば、靴の下のペニスからは又ジクリと透明の液が滲み出る

「さあ・・もう一つだ」

ゆっくりとペニスの先端から根元へと圧迫する箇所を変え、それでも脚を開いたまま俺の責めを拒まずにいるディーンは、震える手でもう片方にも針を刺し入れてゆく

「・・いい子だ・・」

俺は命令通りやり遂げた彼の根元をそっと堰き止めてから足を上げ、膝を付くとディーンを優しく抱き締めた

そしてもうとうに限界を超えている彼のペニスを扱いてやると、ディーンも恐る恐る俺の背中に腕を回して来る








今夜酒場で彼に誘われた時、自分が誰の代わりにされるのか俺は知りたいとは思わなかったが、今になるとその人物に嫉妬染みた気持ちが沸き起こってくるのを抑えられなかった

なぜなら俺にとってディーンは理想のボトムだ

美しく、若く、従順で酷く淫らな肉体を持っている

彼とプレイをして、自分の物にしたいと思わないトップなどいないだろう

「・・ホテルに帰るまで付けておけ・・いいな?」

俺は最後の命令をすると、そっと手の中に握りこんでいた注射針をディーンのペニスに近づけた

そしてそれを俺が突き刺すのと同時に、彼は射精して見せたのだ






























「・・dad・・」



深い闇に堕ちる直前に彼が呟いた言葉を聞いたとき、俺は俺が何者の代わりだったのかを知った

確かにディーンは、俺をそう呼んだ

だが何故か驚きもせず、俺はそっと彼を抱き上げるとベッドへ運んだ








そう、まるで優しい父親のように










end

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