新・お色気賞金首 3
男に無理矢理犯される

それだけなら大した事はなかった

例え少しも慣らしてもらえなくても、息を吐いて力を抜き傷付くのを回避するだけの経験が、ディーンには有る

だがこんな不自然な姿勢で、尚且つ激しい痛みを与えられながらの性交は初めてで、まるで初体験の時のように体が勝手に強張ってしまうが背後のピートはその事で、より深い快感を得ているらしかった

「いいぞ、ゴードン・・タイミングを合わせて打てよ」

「・・ゃ・・っ・」

後ろから突き上げられるディーンの正面には、鞭を振るうゴードンが立っている

その彼の前に晒された胸を鋭く鞭が打つ度、ディーンの全身の筋肉は緊張し体内のピートをきつく締め付けたのだ

「・・あっぁああっっ・」

また一つ

ビシッっと空気を切る音と同時に、狭まった肉襞を強引に抉じ開けてピートが前後する

だがそれはディーンに痛みだけではなく、やがて暗い悦楽も齎し始めた

いくら嫌だと思っていても、慣れた体にとってポイントを擦り上げてくれる物は何でも変わりなく歓迎するべきものとなってしまうらしい

「やはり痛めつけられるのが大好きのようだな、ディーン
 ・・この状況でこんなになるとは・・呆れたよ」

血に濡れた体の中心ものは頭を擡げ、それに気付いたゴードンは手を止めると鞭の先でそれを突付いた

「・・・んっ・・ぁん・・」

何か言い返そうと口を開いたが背後ではピートがクライマックスに向け動きを早めて、不安定にガクガクと揺れる体を一本の足で支えるディーンは、やがて部屋から出て窓の外を窺うゴードンの動きを目で追うのが精一杯だった

「・・っ・・あの仲間の死体・・まだ来ないなんておかしくないか?・・ゴードン」

息を乱し腰を振り立てながら言ったピートに、ゴードンは葉巻に火を点して戻って来ると頷いた

「ああ、いくらなんでも遅すぎる・・・何かあったんだろう」

「・・っ・・」

ディーンは心ならずも押し上げられた絶頂の瞬間目を瞑り、サムが無事だった事を神に感謝した





















「ゴードン・・代わろう」

やがて満足そうに生ぬるい息をディーンの首筋に吐き出してピートがズルリと出て行けば、代わりに二人の様子を鑑賞していたゴードンが近づいて来た

「どうだ?、ディーン
・・俺達のは細くて短いと言ったよな?・・・今でもまだそう思うか?」

「・・っ・・くっ・」

フゥっと葉巻の煙を顔に吐きかけられたディーンは咽て、その拍子に体内に注がれたピートの体液がトロリと排出された太腿を伝った

「物足りない大きさだと言ったわりに、しっかりお前も気持ち良くなってたんじゃないか・・・ん?」

そのままゴードンは手にした葉巻を、ディーンの胸に近づけてゆく

「ほら・・『お願いしますゴードン様、俺を犯して下さい』と言ってみろ」

「・・・・・」

敏感な箇所に微かに感じる熱に、これから何をされるか分かっていてもディーンは汗と血で汚れた顔を歪め、挑発的に笑ってやった

あのジェイクという男の帰りが遅い今、二人の注意は窓の外に向き始めていて、もしサムが無事に逃げていたとしても距離を稼ぐ為もう少しの時間、自分に目を向けさせる必要が有ったからだ

自分はもう恐らく助からない

ならばサムだけでも、無事に追っ手から逃げて、生きていって欲しい

「っ・あああ゛っっ!!・・っ・・」

だからゴードンに葉巻の火を乳首に押し当てられて血が滲むような悲鳴を上げても、ディーンはその声で窓辺で外を眺めていたピートが再び誘われたようにこちらの部屋に来るのが目に入り、内心安堵した

「・・ディーンは随分と強情だな、ゴードン・・さっさとあんたの太いDickでヒイヒイ言わせてやれよ」

「・・・じゃあ・・こいつはあんたに預けよう」

ゴードンは葉巻をピートに手渡し、ディーンの背後に回ってジーンズの前を寛がせる

「・・えらく・・自信・・満々だ・・な・・ゴードン・・これで粗チンだったら・・笑うぜ・・?・・」

「心配するな・・お前期待には応えてやるさ、ディーン」

挑発するディーンに、ゴードンはその先端を入り口に押し付け、それと同時にたった今焼かれた右の乳首の周りを脅すように撫でられる

「・・ここを可愛がってやるのは全部入ってからだ・・
 今は力を抜いてろよ・・・そうしないと入らないからな」

「・・っ!・」

確かにその言葉通り、ゴードンのペニスの大きさは尋常のサイズではなかった

ディーンはサムも大きかったがそれ以上だと、必死になって不自由な体の力を抜く

だがメリメリと侵入してくるゴードンは肉を裂き、無意識に逃げようと綱かれた縄を握り締めるディーンの腕も、背後から羽交い絞めにされた事で無駄な抵抗に終わる

「・・っ・・ぃ・・・ぁっ・・やっ・・ぁああっっ!!」

大きく張り出たカリ首が内部の肉門で阻まれるとゴードンはそのまま下から勢い良く突き上げ、悲鳴を上げるディーンにも構わず根元まで埋め込む

ガクガク震えるディーンの爪先は宙に浮き、ゴードンと交わった肛道だけでその体重を支えていたがやがて残酷にも重力に従う体はゆっくりと下がり始め、最後には肛門からの大量の出血と共にディーンの体内に納まってしまった

「・・ぁ・・ぅ・・っ・・」

「・・どうだ?、ディーン・・感想は?」

そして弱弱しく首を振るディーンを背後から覗き込んだゴードンは、腕を回し心待ちにしていたように焼け爛れた乳首を摘んだ

「ひっ・・っ」

水脹れになっていた薄い表面の皮膚を一層剥がされ、ビクンとディーンの全身が跳ね上がる

「っ・・・いいぞ、ディーン・・その調子だ」

その拍子に、ぎちぎちに嵌った極太のDickをきつく締め付けたのかどうかさえもう激痛に耐えるディーンには分からなかったが、背後のゴードンは嬉しそうに耳たぶを噛んでもう片方の乳首も指先で捏ね回しながら囁いて来る

「こっちも・・ピートにシテもらわないとな・・そうだろ?」

「・・・っ・・」

ディーンはその言葉通り、手にした葉巻をもう片方の乳首にも押し当てようとするピートを見て、唇を噛み締めた

だが、肉が焼ける臭いと共に感じた痛みの衝撃は、再び彼等を喜ばせる悲鳴をディーンにあげさせたのだ





















































その頃、ディーンが保安官の詰め所に連れ込まれたというのを街角に立つ女達から聞いたサムは、その建物の前の柵にインパラが繋がれているのを確認すると一旦離れ、ある場所に向っていた

ディーンが考えていたよりも遥かにサムは冷静で賢く、このまま詰め所に助けに突っ込むのはすみすみ殺されに行くようなものだと分かっていたからだ

建物の周りの数人の見張りと、内部のゴードンと保安官

その全てが銃で武装しているとなると、半端な物では太刀打ち出来ない

そして幸運にも、この又の直ぐ側には石炭を掘り出す工場が山に面して有ったのを、サムは思い出したのだ

「・・ディーン・・待っててっ、直ぐ助けてあげるっ・・」

サムは馬に鞭を振るい、猛スピードで目的地へと走らせた













「・・有ったっ!!」

人気の無くなった工場の側の用具置き場の奥

暗く冷たい空気の篭った部屋に、サムが捜し求めている物は仕舞われていた

それは、大量の火薬

つまりは、山の岩を発破するダイナマイトだ

危険な方法だが、ディーンを助けるのに手段は選んでいられない

「・・奴等・・吹き飛ばしてやるっっ」







サム

実は、愛する人の為にならなんでもやってしまう、大胆な男だった






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