Galaxy Express 15
正面の壁の中央に飾られた剥製のジャレッドが、真っ直ぐ視界に入っていた

それは生きているかのようにみずみずしく張りの有る肌をしていて、まるで生前の弟に見られているようだと豪華な居間の椅子に無理矢理座らされたディ−ンは精一杯逆らうが、縛られ複数の機械化人に押さえ込まれては成す術も無い

「どうだ?・・・素晴らしい出来だろう?」

「・・っ!・・」

伯爵は仕立ての良いズボンの前を寛げると、頬を掴まれ顔を正面に固定されたディ−ンの鼻先に自らの性器を見せ付けるように近付けて来た

驚くべき事に機械化人として生きるならもう必要無い筈のその部分までもが機械化され、信じられない大きさに改造が施されている

「・・っ・・いかれてやがる・・・・」

更にそれだけではなく、受け入れる相手を攻め立てる為としか思えないグロテスクな形状の凹凸が見て取れる

「ふふ・・・何とでも言うがいい
 お前の弟も、息があったなら最後にこれで可愛がってやったのだがな・・・残念だったよ」

そう言うと伯爵は必死に顔を背けようとするディ−ン押さえ付けさせ、唇を割り開き強引に自らの機械のペニスをくわえさせた

銀色に光る硬く冷たく太い異物がディ−ンの肉厚で綺麗なピンク色をした唇の表面を滑り、吐き気を催す程喉の奥迄侵入する

「・・んっ・・んんっ・・」

「殺されたくなければ舌を使え・・・これは最新鋭の科学技術を以って作られているからな
 お前の柔らかなベルベットのような舌の感触も、苦しそうに締まる喉も・・・・全て鮮明に感じるぞ」

そしてその言葉通り、機械仕掛けのペニスはやがてユラリと立ち上がり、容積までも増した

「怖いか?・・・だが安心しろ、今まで犯してやった人間は・・皆私が忘れられなくなった
 最初は慣れずに悲鳴を上げても、数日続ければ泣いて縋り付いて求めて来る・・・面白い程にな」

「ゃ・・やめろっ・・!」

自らを突き刺す凶器を完全な姿に育てさせられたディ−ンは居間の重厚なテ−ブル の上に乗せられ、逆らう間も無く両側から脚を掴まれて開かれれる

それに懸命に反抗し伯爵の部下を蹴り飛ばしていたディ−ンだが、思い切り古傷の有る膝に拳を振り下ろされて低く呻く

「・・っ・・くっ・・」

「大人しくしておいた方がいいぞ
 人生最後の時を、快楽だけに身を任せて過ごさせてやろうというのだから」

遂に四方から男達の手がディーンをテーブルに完全に押さえ付け、秘所には滾った伯爵のものが迫った

「さあ、情けをくれてやる」

そして濡らすことも慣らすこともせず、力ずくと言ってもいい無謀さで、その凶器は一気にディーンの中に押し入った



































「ほぅら・・また勃ってきたぞ、呆れたな
 お前は、初めてではなかったのか?
 スラム育ちの野良犬は貞操観念も低いか・・それとも、商売でもしていたか?」

「・・ぁ・・っ・・・あっ・・ぅ・・」

伯爵の辱めの言葉に反論も出来ず、ディーンはもうやめてくれと哀願したくなるのを必死になって堪えるだけで精一杯だった

大きく切れた下肢の痛みと、伝い落ちてゆく血液の感覚

そして、その激痛さえ凌駕する程の快楽

もはや二度目となる勃起を果たした性器は、伯爵が乱暴に腰を使う度にプラプラと無様に揺れてディーンの腹に当たっている

「・・ぁっ・・も・・やっ・・あんっ・・」

「随分と気に入ったようだな・・・どうだ、いいと言ってみろ」

両側から男達に乳首まで手荒に嬲られ、ディーンはビクビクと体を跳ねさせる

ただ犯されるだけなら、同性の性行為が初めてでもないディーンにとってこれはそれ程の痛手ではなかった筈

だが、伯爵の機械仕掛けのペニスは挿入された直後からディーンの体内奥勝手に律動を始め、前後に伯爵が腰を動かすのとはまた違ったリズムで突き上げる動きを繰り返し、人間の男相手では到底感じない未知の感覚に追い詰められた

そしてその表面の唐突は丁度前立腺を抉る位置に付けられており、ディーンは性器から又勝手に精液が吹き出してしまうのを止められない

「・・あっ・・ああっっ・・っ・・」

勢いよく出たそれはディーンの喉下まで飛び、男たちは笑いものにしながらヌルヌルとそれを乳首に塗りたくる

「全く・・こいつは感度がいいですね」

「殺すのも、たっぷりペットとして可愛がってやった後で正解だ」

強すぎる快楽に酔い痙攣する獲物を前に嬉しそうな声上げる男達の真ん中で、機械伯爵は最後にディーンの体内に液体を注ぎ込んだ

「・・後はお前達で楽しむがいい
 今、私の特製のものをたっぷり流し込んでやったからな・・・死ぬ前にミルクタンクを空にしてやれ」

「・・っ・・」

伯爵が体内に残したもの

それは媚薬だと、ディーンは燃えるような熱さを感じて分かった



































「・・いやっ・・・だ・・も・・あっ・・あああっ!・・」

4人目までは数えた

だがその後は意識も霞み、ただ体内に嵌っている太く硬い異物が齎す感覚だけになる

そして今も、もう何人目か分からない巨体の男が、ディーンを壁際に立たせてその体を犯していた

「ぐふふ・・・どうだ、俺様のは」

ブルブルと、伯爵のものにも負けず大きく淫靡な振動をその男のペニスは与えて来た

頭部を律動させたまま強く突かれたと思えば次の瞬間にはギリギリまで引き摺り出され、媚薬で敏感にされた粘膜は男が施したグリーンピース大の突起に引っ掛かり、ディーンは何度も堪らずに悲鳴を上げる

もう勃起さえ果たせなくなった性器は伯爵の命令に忠実に従う男達の手によって乱暴に扱われ、先端を壁に擦り付けられた

「もう打ち止めか?、それとも刺激が足りないのか?・・どっちだ」

「・・も・・・むり・・・っ・・」

「なら、こうしてやろう」

首を振って拒んでも、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべた巨体の男は、何かを思い付いたようにディーンの腰を掴む

そして周りの囃し立てる声の中、次の瞬間、ディーンは自分の体に起こった状況が理解できぬまま絶叫した











ディーンの足先が、宙を蹴っていた

その体を支えているのは僅かに壁に付いた彼の頬と胸、あとの大部分は男と繋がった場所だけ

「・・ひっ・・ぃ・・・・っ」

やがて男は支えていた手も離し、ズンとディーンの体は下に沈み込む

信じられない程の奥まで機械の男根が入り込み、その体を串刺しにされたような感覚にディーンは体を硬直させ、空気を求めて金魚のように口をパクパクと動かすだけだ

「ほぇぇ〜・・尻の穴で体を支えるなんてスゲェな」

「おい、そのままローリングしてやれよ」

残酷な行為を煽る周りの声も聞こえないディーンは、次の瞬間体内で激しく回転し始めた男のものが齎す悦楽に電気に撃たれたように硬直する

グルン、グルンと、巨大な球体を模した亀頭部分全体が回転し、無数の疣が目茶苦茶に媚薬で敏感にされた粘膜を捏ね回す

「・・っ・・ひ・・・・ぁあっ!・・・っ・・・ゃあああっ!・・」

そして宙に浮いたままのディーンの体は両肩を背後から押さえ付けられ、少しの身動きも許されぬまま体内を無機質な機械に蹂躙され、最後の一滴まで精液を搾り取られた




やがて気を失った獲物を前に男達は明日もこの楽しみが続く事に感謝して、ディーンを地下の牢へと運んだ










































「・・・ン・・・ディー・・・」








「・・?・・・」






「・・ディーン・・しっ・・ろ・・」



「・・ん・・?・・・」


ゆっくり浮上した意識の中、ディーンは薄く開いた目で辺りを窺った

「・・ぁ・・・あなた・・は・・・」

「しっかりしろ、ディーン・・助けに来たぞっ」

目の前には、その逞しい体躯を隠すようにマントを頭から被ったアンタレスが居た

「・・ど・・うして・・?・・」

「サムから聞いた、お前さん今夜機械伯爵に戦いを挑むってな
 奴は助太刀してくれとは言わなかったが・・・・俺が勝手に来たというわけだ」

アンタレスは何をされたのか明白な体を極力見ないようにして、捨てられていたというディーンの服を持ってきてくれた

「そして、これもだ・・大事な銃・・」

どうやらアンタレスは地下に居た彼と同じような体格の剥製職人の気を失わせその隙に入れ替わったらしく、そのマントも奪っていたから少しも疑われずに館の中を歩き回れたらしい

「すまない・・アンタレス、なんと・・言ったらいいか・・」

コスモ・ガンまでその手に戻されて、ディーンはまだ力の入らない体で必死に立ち上がろうとした

「待てっ・・まだもう少し休むんだ」

「・・でも・・」

「奴等が今食堂の方角に向ったのを確認してきた・・・きっとエネルギーカプセルが必要な時間だろう
 あれを摂取して30分後から、少しだけ機械化人の動きは鈍る・・・だから、襲撃はその時だ」

全てに考えを巡らせている冷静なアンタレスの言う事に、ディーンは逸る気持ちを抑えて頷いた

ここまで来て焦れば、さっきのように又罠に嵌るのが目に見えているからだ

「・・分かった、アンタレス・・その時に少しでも動けるように、今は休む・・」

そしてディーンはさっきまで機械化人にされていた事を思い出さないようにしながら、一時の休息をアンタレスの傍らで取ったのだ







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