タイトル未定


Zロリはある町の警察の取り調べ室で子供のように泣きじゃくっていた。

身に覚えのない窃盗の疑いで逮捕され、拘留されること1カ月。
満足な食事を与えられていないZロリはふらふらだった。
少しでもウトウトするとすかさず殴られるので眠ることもできない。

だが、今Zロリが泣いているのはそれがくやしいからではなかった。

あの落としの定番、「かあさんのうた」を3日前からエンドレスで聞かされているのだ。

「か〜さんが よなべ〜をして てぶく〜ろあんでくれた〜」
「う……うぅ…マ…マ……ママぁ……」

Zロリは "ママ"という言葉に弱い。実に弱い。
コンビニでバイトしていた時、お客さんが「袋はいらない」という意味で言った

「このままでいいです」

というのにも反応して泣いてしまったくらいだ。


Zロリはもう精神的肉体的にすっかり参ってしまっていた。

「どうだ?…早く吐いて楽になってしまえ。…私がやりましたと言えばいいのさ」

何をしたのか知らないが、…そう言われればそんな気も……
いや、…それでもまだ、わけはわからんが負けるわけにはいかないという気持ちの方が強い。


「しぶとい奴だ。…あの部屋を使うか…」
「あ、あの…自白部屋をですか…」

Zロリは警察官たちの会話をぼぅっと聞いていた。
どこかへ移動しろということらしいが、もう立つことすらおぼつかない。

すっかり体重の軽くなったZロリは、体格のいい警官にちょんとつまむように持ち上げられ、さらに奥へと連行された。


やがて目の前に、3つの扉が現れた。


「どれに入るか選べ」

そう言われてZロリは扉の前に立たされた。中に何かいるのだが…ビビっているとは思われたくない。

1番目のドアを勢い良く開けると、そこには武装したドラゴンが仁王立ちしていた。
電光石火の勢いでドアを閉め、2番目のドアを開ける。
そこには堂々たるグリフォンがいて、牙をむいてこちらに吼えかかってきた。

Zロリはそのドアも素早く閉めて、3番目のドアを開けた。

そこにはまだちっちゃくてふかふかのカワイイカワイイ子猫ちゃんが十数匹。ミィミィミィミィ鳴いていた。

「お、おれさま…ここに…」

まだ言い終わらないうちに突き飛ばされ、部屋に転がりこんだ。

すぐに起き上がれないZロリの前に、バケツを持った警官が来て、全身に何かぶっかけて行った。


ミルクだった。


固く閉じられた扉の中から、Zロリの悲鳴とも嬌声ともつかない声が聞こえなくなるまで、
警官たちは室内を映すモニターを楽しく視聴し、その嗜虐性を満足させるのだった。




おそまつさまでした。(2007年3月12日)

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