××だーいすき
全身を強く打って、気を失った。
谷底に落ちる赤ちゃんをかばったからだ。
意識がだんだんと戻ってくる。ぽわぁ……とした頭で考える。
なんだか妙に気持ちがいいが…まさか天国にいるのだろうか。
さっきから切なげな声が聞こえる。
「あ…」「あっ…」「あぁんっ…」
ああ…おれさまの声に似てるなあ……いや、おれさまの声だな?!
さらに意識がはっきりしてくると、やはりその声は知らず知らず自分が発しているのだとわかった。
すこしよだれが出ているのにも気が付いた。誰に見られているわけではないが、少し恥ずかしいので拭おうとした。
しかし手を動かそうとすると激痛が走ったので、ずっ…とすするに留まった。
激痛のおかげと言ってはなんだがもう少し意識が戻ってきた。
下半身にリズミカルな刺激を感じる。
ああ〜〜…これか。さっきから気持ちいいのも、声とかよだれとか出ちゃうのも。
ぽわぁ…とするのも体が火照っているからだ。
快感を自覚するほど意識が戻ってきた所でZロリは急激に現実に帰って来た。
はっ!!そういえば赤ちゃんは?!赤ちゃんは無事なのか?!!
見回しても姿は見えない。少しでも体を動かすと激痛が走るが、それに耐えながら体を起こしてみた。
目玉が飛び出すかと思うくらい驚いた。本当に驚いた時は声は出ない。
「うぐっ!!」と息をのむ、という感じだ。
下半身に……赤ちゃんが……夢中でしゃぶりついているぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!
うぉぉ!!なんてこった!!いかんいかんこれはいかんぞ!!!!
確かにソコから白いモノ出るけどキミの求めているモノじゃないから!!
やめさせるために体を起こそうとすると猛烈に痛い!!!
あっ…あっ…………気持いい…吸うリズムといい舌の使い方といい、天才…
いやいやダメだやめさせなければ……痛い痛い!!
痛い気持ちいい痛い気持ちいい痛い気持ちいい…………頭がおかしくなりそうだが、確実なことが一つ。
もう限界が近付いている。このままイッてしまうのは人としてどうなんだ。俺キツネだけど。
歯を食いしばりながら激痛をこらえて、震える手をのばし、赤ちゃんの頭に置いた。
「夢中になってるとこ悪いんだが…これは…ナイナイしような」
くわえ込んだ口を放そうと、頭をちょっと押した………
突然、体がびくん!!となるような強い快感が全身を襲った。
「ぅあっ!!あぁぁぁ―――――――っ!!」
自分の楽しみをジャマされたと思い、怒った赤ちゃんは吸うスピードを急激にアップさせ、
あっという間もなくZロリを昇天させたのだった。
おそまつさまでした。(初出:2004年7月21日)
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