おやじギャグで1本。
「Bルルの奴め〜!!なんて汚いんだ!」
プリプリと怒っているZロリの後ろには、困惑顔の妖怪たちが連なって歩いていた。
学校を修繕する費用のためBルル銀行の預金をおろそうとしたが、
手数料として、Bルルチョコの包み紙100枚が必要だと言われてしまったのだ。
妖怪たちは かつてZロリに指導された能力をいかして、おばけ屋敷をしようとしていたのだが、
勝手にそんな商売をしてはいけないと、警察に止められてしまった。
なにか他に仕事を探して、早くお金を手に入れないと…
いつまでも学校を吹きさらしにしてはおけない。
手っ取り早く稼げるアルバイトを探して、商店街を歩いていると、
ハンバーガーショップのチラシが目に止まった。
大きな体に優しそうな笑顔を浮かべ、若干クネクネしている店長は、
ずらりと並んだ妖怪たちを前に、少し考えこんでいた。
「ん〜…全員採用と言ってもですね〜…ウチにも都合が…」
「そこをなんとかお願いします!」
今から別の仕事を探すのも大変だし、できればみんないっしょに仕事をしたい。
「そうですね〜…今、事務員も欲しいんだけど…この中に簿記ができる人がいたら、全員採用ってことでどうでしょう?」
……簿記?……
初耳だ。そんな言葉。
妖怪たちは固まってしまった。
次の瞬間、Zロリは妖怪たちの視線を痛いほど感じていた。
「Zロリ先生ならきっとご存知だ」
「Zロリ先生がきっとなんとかしてくれる」
「よし、おれさまがやってみよう!」
Zロリはずいと進み出た。…実はなんにも知らないし、考えていなかったのだが、こんなに頼られては引けない。
積み上げられた資料には、聞いたことのない言葉の羅列。そして色々な約束事。
短時間でそれをモノにしなければならない。妖怪学校の明日がかかっているのだ。
「このっくらいおれさまにかかれば朝メシ前だぜ!」
…とは言ってみたものの、初めての世界を前に、Zロリは頭をかかえて考え込んだ。
「うっ…………うぅ〜……う……ぅ……く…んっ……こっ、……こんなもの〜…はぁ…はぁっ…」
眉を寄せ、うっすら汗を浮かべて唸り続けるZロリの横顔を食い入るように見守っていた店長の顔が
なぜかだんだん紅潮してきたことに、Zロリばっかり気にかけていたみんなは気がつかなかった。
こうして、BOKIはできなかったが、店長をBOKKIさせ、
めでたく全員採用となったのであった。
店の名は『ハンバーガーショップ・バクバクバーガー』
…なお、夜の部は会員制となっております。
おそまつさまでした。(2006年5月24日)
妄想文ほのぼの部屋のTOPに戻る