あなたを もっと 知りたくて


一度人魚姫のものになったZロリ城が、再びZロリの手に戻って来た。やはり家があるっていうのはいい。
人工知能付きのZロリ城で、命令さえすれば食事もお風呂も思いのままの生活。とても快適だ。
おなかいっぱい食べてお風呂に入っていたら、眠くなってきた。



「ねえ、ねえ…おきてくだいよぅ」
「…………んん……なんだ?………あ。寝ちゃってたのか」

危なく風邪をひくところだった。

「ありがとうな」

そう言うと、Zロリ城は少し揺れた。なぜか、はにかんでいるような空気を感じる。

「おれいをいってくれるんですか。……それならといってはなんですが、しつもんにこたえてくれませんか」
「質問?ああ、おれさまにわかることなら」
「ありがたい。さっそくですが、これ、なんですか」

その言葉と同時に、バスタブからいきなり機械の手が現れて、Zロリの耳をガッとつかんだ

「痛てええッ!!いきなり何するんだ!!痛いじゃないか!!」
「…いたい? いたいって… なんですか?」

Zロリ城は不思議そうに言った。機械の彼に痛いという感覚はないので、無理もないか。とZロリは思った。

「あ〜、いや。あまり強くさわるとおれさま壊れるから。そっとな」
「わかりましたぁ!」

機械の手は、Zロリの耳をそっとなでた。微妙な力加減だ。機械の手といえば、Gオンを思い出す。
Gオンの機械の手に触れられたことはないが、やはりこんな感じなんだろうか。

「なんかピクピクうごいている。やわらかいようなかたいようなふしぎなさわりごこちですね…なかなかいい。これ、なんですか?」
「耳っていうんだ。音を聞くところさ」
「こんなものでおんせいをとりいれているんですか〜」

感心したように言ったと思うと、今度はつんととがった鼻をつまんだ。

「これは?」
「ふぁ、はなへ」
「おっ、ヘンなこえになった」
「はなへって…んぁ、………鼻っていってな、においを嗅ぐんだ」
「におい?つまむとヘンなこえになるのとなにかかんけいがあるんでしょうか?…」

Zロリは何と答えたものか、鼻をさすりながら考えこんだ。

「ひょっとして、そこもいたいんですか?なかなかめんどう…。いや、そっとさわるんでしたね…これ、なんですか?」
「しょれは…くひ…って…ひゃべれな……口だ。しゃべったり、ものを食べたりする」

口をぐいい〜と引っ張る機械の手をつかんで止め、やっと言った。

「…………と、いうことはおんせいのしゅつりょくと、えいようのせっしゅをおなじきかんでしていると?」

めんどくさいことを言い出した。なんだかつきあうのも大変だ。

「おい、Zロリ城。体について知りたいんだったら、もっと早くBルルたちに聞いたらよかったんじゃないか?」

そのとたん、Zロリ城が大きく揺れた。Zロリは驚いてバスタブにしがみつき、キョロキョロしてしまった

(まずい、お、怒らせたか??)

「ばかにしないでください!わたしにだってびてきかんかくはそなわっている」
「び、びてき…かんかく……?」
「どうせみるんなら、うつくしいものがいいにきまっているでしょう!」

何を言いたいのか、なんだかわからなくなってきた。

「美しいものって………人魚姫?」
「あれはひつよういじょうにでこぼこしていたりざらざらぬめぬめしていてわたしのこのみでは…」
「あ、そ」…えらい言われようだ。人魚姫。

…………まてよ。なんかイヤ〜な予感が。今までにも何度か経験したイヤ〜な予感が…………。

ざわっ、と聞こえたのは、血の気が引く音だったのか、それとも無数の腕が出現する機械音だったのか
次の瞬間、Zロリは全身を機械の手に撫で回されていた。

「いっかしょずつやっていると、いつおわるかわかりませんからね。ここはなんですか?ここは?ここは?」
「やっやっやめろ!!くくく、くすぐったいって!!くううッ……うぁ…ふ…ひゃはははははははは…………」
「なるほど。ここがやっやっやめろ。ここがくくくくすぐったいって。ここがくううッ、うぁ、ふ、…ヘンななまえですね」
「んなワケあるかぁぁッッ!!!胸と腹と腰だあッ!!…………はっ……はぁ…」
「どうしました?なんだかこきゅうがはやくなっていますが」
「はっ……はぁ……はぁ………おまえが…くすぐるから…だ…!」
「おもしろいはんのうですね〜。そうか。くすぐったいとそうなるのか」
「こっちはおもしろくない。そろそろ服も着たいぞ」
「へやをあたたかくするから、もうすこしおねがいしますよ。……もっとあなたをみていたい」
「な、何言ってんだ?おまえ……??」
「ずっとずっとあなたをみていましたよ。おふろにはいっているときも、ねているときも、すこしもみのがさないように。
やはりなにもきていないときがいちばんきれいですね。その〜…いくらみていてもあきない」

急に暖かくなった室温が、ねっとりとまとわりつくZロリ城の体温を思わせる。……コイツは危ない!!

ここを逃げた方がいいと考えた。今さら気がついたが、………IシシとNシシは何をやってるんだ??

落ち着かない様子のZロリの心を、Zロリ城は察したようだった。

「あのふたりですか。ねむらせてありまーす」
「眠らせて…………?」

浴室のカーテンがシャッと音を立てて開き、外にロープで吊られたまま、ぐうぐう寝ている双子の姿が見えた。

「さあ、つづけましょうか。それとも…あのロープをきりましょうか?」

空を飛んでいるZロリ城。地上は 遥か下だ。Zロリは総毛立ち、気が遠くなってきた。
気がつくと、尻尾をそろそろと撫でられていた。

「これはなんですか?」
「し、尻尾だ」
「………ふむ。まえのほうにもちいさなしっぽがあるんですね」
「こ、これは尻尾じゃない!…それに…………ちいさいって言うな!!」
「しんぱくすうがいちじるしくじょうしょうした!…なぜですか?……たいへんきょうみぶかい。これになにかひみつが?」
「秘密なんかない!!痛あっ!!引っ張るなああ!!」
「おお、ここはほかにくらべてびんかんなようですね………ここはなんていうんですか?」
「こっ、こっ、これは…………」
「どうしたんです?こたえてくださいよ」
「…………こっ、…ここは…………ああっ、ダメだ、おれさまには言えない!!」
「どうしたんですか。ますますしんぱくすうがじょうしょうしています」
「ど、どっか他の所聞いてくれッ!!」
「たいおんもじょうしょうしている。かおがあかいですよ。どうしました?」

Zロリは黙ってうつむいてしまった。体が燃え上がるように恥ずかしい。

「わかりました。べつのばしょをききましょう。…………ここはなんですか?」

尻尾を持ち上げてそう聞かれた。前とタメを張る恥ずかしさだが、必死でやっと答えた。

「そこは……そこはばっちいぞ。オナラとか○ンチが出るところだから…あまり触るなよ」
「うそだ!!」

急にZロリ城が大声をあげた。ひときわ激しい揺れが来た。

「う、う、………うそって?」
「こんなきれいなところから、ばっちいものがでるわけないでしょう!!うそをつこうとしてもだめです!!」
「う、うそじゃない。第一、うそついてどうなるんだ?!」

Zロリ城はショックをかくしきれない様子だった。表情が見えたわけではないが、部屋の空気が雄弁に物語っていた。

「うそだ。…………こんな、こんなかれんな…はなのつぼみのようなところから…………」

いつの間にか、両手足を拘束されていた。一本の手が尻尾の下に忍び寄ってきていた。

「いっ……、痛っ………!!何するんだコラ!やめろ!!」
「なかなか…かたいな……」

最初は無理に指をこじ入れようとしていたが、Zロリが怒っているのを感じて、そろそろと撫でだした。

「はっ…あぁ…………っ」

力が抜けて思わず声がもれた。

「んんっ?……ここをなでるとそんなこえがでるんですか!!」

その声をまた聞こうというのか、機械の手はZロリの尻尾の下で同じ動作を繰り返した。

「んぁっ……!!やっ、やめろっ……うぁっ………」
「やめろ?やめろといいながら、なぜきもちよさそうなかおをしているんです?」

そんな顔をしているなんて、思ってもいなかったことを指摘され、全身がカッと熱くなった。

「そのかおを、もっとみたい」
「やっ……やだ…っ…………ママ……助けて……!!」

恥ずかしさに気が遠くなってくるのに、Zロリ城はなお追い討ちをかけてくる。

「あれ?…さっきここにはなにもなかったのに」

Zロリ城は Zロリの胸の毛皮を分けて顔を出している 小さな二つの粒を見つけた。

「さゆうたいしょうにふたつ。こんなにうつくしいものが……なぜかくれていたのだろう?」

思わずその粒に触れたいという衝動。…………最初はそっと触れてみる。

「ふっ………ぁぁ!!」

Zロリの体がピクンと跳ね上がる。

「どうしたことだ?………ここにふれると……?」

もっと反応が見たくて、強弱をつけて何度も触れてみる。

「んぁっ!………んんッ………ん……くぅぅっ!!…………」
「だんだんかたくなってきた…………。ここは……ここはなんていうんです?」
「は…っ…………はぁ………はぁ………あぁ…っ…………」

その部分の名は恥ずかしくて言えない。うわごとのように、ただ繰り返すことしかできなかった。

「や…………っ……い…や…………」

「わかってきました! いや、というのは、いい、ということですね?ここが…ここがいいんですね?」

もう駄目だ。体が震え、涙が頬を伝って流れてくる。

「きゅうにめからえきたいが!!このえきたいはなんですか?」
「な…なっ………涙…」
「おお、まえのしっぽがかたくなっている…………!!しかもさっきよりせいちょうしている!まだすうふんしかたっていないのに!!」

もう一本の手がすばやくそこへのび、屹立したものを包み込むように撫でさすった。

「きょうみぶかい!!じつにからだというのはふしぎなものですねぇ………!!おっ、ここからもなみだが!!」

“それは涙じゃない!”というツッコミをする力は残っていない。もう喘ぐことしかできない。

「すごい。まえのしっぽからでたなみだのおかげで、すべりがよくなったぞ。こことかんれんしていたのか!
からだというものは、なんてよくできているんだ!!」

機械の指が、まるで導かれるように、つるりとZロリの体に飲み込まれていった。

何度も試みて、やっと果たした挿入の成功に、Zロリ城は喜びに震えた。
中で指を動かすたびに、 Zロリは甘く切ない声をあげて そのしなやかな体を反らす。



「ああ、ああ……!!かわいい。なんてかわいいんだZロリさん!! …………
……………おっ、いまなにかしろいものがとんだぞ。
あれはなんですか?こたえてくださいよ。……あれはなんなんですか?………
ひくひくふるえてないでこたえ…………………ねてしまった…
おきてくださいよ。もっともっとあなたのことがしりたいんです…………おきてくださいよ……ねぇ、…ねぇ…………」




おそまつさまでした。(2005年3月1日)

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