守ってあげたい
降るような星空の下、今夜も野宿だ。Zロリは昼間の疲れでぐっすり眠っていた。
一方、双子はなかなか寝付かれないでいた。
「Iシシ…起きてるだか?」
「うん…なんか目がさえるだな」
二人で山賊していた時は、寝ている間も油断できなかった。いまでもそのクセが残っていて、時々こうなってしまう。
今夜のように兄弟そろって、というのはあまりなかったが。
真夜中。虫の音も絶えてあたりはしんと静まりかえっている。
いつものように大きく開脚して眠っているZロリの、すうすうという安らかな寝息だけが聞こえている。
「かわいいだなあ…」
山賊だった頃には感じることがなかったやすらぎと共にIシシはZロリの寝顔に見入っていた。
その時、いきなりNシシがZロリのズボンを脱がせだした。
「Nシシ!!なっっ、何してるだ?!」
「あ、今せんせのズボンに虫が入っただよ。噛まれたら大変だ」
「…本当だか?!」
「本当だって!!噛まれたらすごく腫れるヤツだ!!急いで!!噛む前につかまえるだ!」
二人は協力してZロリを起こさないようすばやくズボンを脱がせることに成功した。
「虫…虫…………いないだぞ」
「上の方に逃げたかも知れないだよ」
「じゃ、上も脱がせるだ」
二人はまた協力し、Zロリの胸のあたりを這う小さな虫を見つけた。
「こいつに噛まれたら…危なかっただ〜。よかったよかった」
「起こさないようにそっと取るだぞ。せんせ、右の胸は感じるから、気をつけねえと起きてしまうだぞ」
「…いんや。せんせが感じるのは左の胸だ!!」
「なに言ってるだ。右だ」
「左だ!!間違いねえ!!オラの方がせんせはどこが感じるか詳しいんだ!!」
Nシシはそっと左胸の虫を摘み取った。Zロリの体がびくっと反応した。
「ほれっ、感じてるだろ〜。でも噛まれなくてよかった。危ないとこだっただ」
そう自慢げに言われてはIシシはなんだか面白くない。
「そんなに言うなら他に知ってるせんせの感じる所言ってみろ!!」
「まず耳だあ!ここをハムハムするだ。…こんな風に。…ハムハム…」
「うっ…んんっ…」
Zロリは耳をピクピクと動かすが、まだ起きない。
Iシシも負けじと、
「うなじはもっと感じるだぞ…こう…ペロペロレロレロ…………」
「…ッあ……」
体が小刻みに震える。感じているようだが眠りが深いようで、目はさめない。
もう二人は意地になって、あそこだここだとお互いに知っているZロリの性感帯を刺激しあった。
「う〜〜ん…う……う〜〜ん……」
まだ深い眠りの中のZロリだが安らかだった寝息に乱れが出て、汗もかいてきた。下半身のほうも徐々に変化してきた。
ついに天を指し示した部分に気付いた二人はなおも言い争った。
「今のオラのモミモミで勃っただ!!」
「とんでもねえ!!これは今のオラのナデナデで勃ったんだ!!」
「なにぃぃぃ……!!」
「ぬぅぅぅぅ……!!」
双子はしばらくにらみあっていたが、Zロリの息が乱れてきたのに気が付いた。
ぴんと立ち上がった部分も気になる。
「…このままじゃ…まずいだなあ………」
「よし、せんせが起きねえうちに、わかんねえように終わらせるだ」
Iシシが屹立した部分に手をかけた。
「な、なに言うだ!!それはオラがやるんだ!!」
Nシシが横から手を出し、奪い取ろうとする。二人で両側からつかんで引っ張り合うような感じになった。
「オラがするんだ!!」
「オラだってば!!」
「んぬぬぬぬ…………!!」
「うおあああ…………!!」
Zロリはうなされているように切ない声を上げている。熟れた果実のように紅く色づいた先端から
蜜のようなものがトロリと流れ出すのを見て、Nシシは反射的にその部分をパクリとくわえた。
蜜を吸い、直伝のいやしんぼ舐めを駆使して舐めまわした。
Zロリの呼吸が荒くなり、やがて体が一瞬硬直すると共にNシシの口の中にZロリの体温が流れ込んできた。
Nシシは勝ち誇ったようにIシシを見やったが…Iシシもなぜかまた満足した様子をしている。
Iシシはニッと笑って、その疑問に答えた。
「イクときの顔、最高にかわいかっただ〜」
「うわぁぁぁぁぁあああ!!オラ、くわえていたんで見逃しただああ!!」
「うっん…あ?」
いきなりZロリがむっくりと起き上がったので、二人ともすばやくその場で寝たふりをした。
Zロリはまだ半分夢の中にいるかのようにぽぉっとした顔で、おなかをポリポリと掻きながら周りを見回していたが…
「…………おわっ!!なんでおれさま、こんなんなってンだ??」
全裸になっているのに気付きあわてて服をかき集めて着た。
「いや〜〜いくら疲れてるっていっても寝相が悪いにもほどがあるぜぇ…恥ずかしい…こいつたちが寝ててよかった〜
ほれ、おまえたちもおなか出てるぞ。ピーピーになるからな。世話がやけるな全く〜」
少しめくれた二人の服をなおしてやり、満足そうに微笑むと
「おやすみ。Iシシ、Nシシ。…………おやす…み。マ…マ…」
と言いながら、そのままパタリと後ろに倒れた。
IシシとNシシは、ほっとしながらも少し後悔した。
「うう…なんかわかんねえだが、せんせ、ごめんって気分だ」
「オラもだ…」
二人は両側からもう寝息を立てているZロリに寄り添い、そっとささやいた。
「せんせ、いっぺん寝るとなかなか起きられないだなぁ。夜はオラたちが守ってやるだよ」
「オラたち、一生ついていくだよ…………」
おそまつさまでした。(初出:2004年8月24日)