タイトル未定


今日は珍しくGオンの部屋に来客があった。…とはいってもそれはZロリではない。


「…と、いうわけで…あとは しばらく動物実験を繰り返して、膨張率の調整をすれば…
次の全国博士大会では発表できると思うダス」
「それはすばらしいものを作ったな…食料問題の解決につながる」
「おれさまのかいけつは、そのかいけつじゃないけどな」

いきなり現われたZロリに、Gオンと客はおもわず跳び退っていた。

「Zロリ…!どうやって入ってきたんだ?」
「そりゃおれさま天才だから!…おっ、リンゴ!いっただっきまぁ〜っ……んックン〜」(丸呑み)
「ああ〜ッッ!!Zロリ!キッキミはなんてことを〜!!」
「なんだよ?おやつ取られたくらいでそんなに怒るなよ。…ママさんに言えばまだあるだろ〜」
「そうじゃなくて…それはッ…」

言いかけたGオンの袖を引いて 客はそっとかぶりを振った。

「よほど空腹だったんダス。彼の役にたてるなら、本来の目的が果たせるというものダス」

ここまでつくるのは相当な手間だったのではないのかと思いながらもホッとするGオンが背を向けている間、
客(もうお気づきだと思いますがハトコのU氏です。無断で拝借しているのでハッキリ書けない)は……

「これは願ってもない人体実験のチャンスダス!!」

……とほくそ笑んでいたのであった。











数時間後…

「大変だ大変だぁぁ〜!!」

という声と共に、Zロリと双子が転がり込んできた。本当に転がり込んできた。
Zロリの体は ほぼ球体になっており、歩くより転がるほうが断然速いのだ。

「Zロリ!…どうしたッ!!?」
「せんせが…せんせが大変だぁ〜!!」

大変なのは一目瞭然なのだが他に言葉がみつからない。
Zロリ本人はもうしゃべることができず、紅潮した顔に珠の汗をうかべて切なく喘いでいるだけだった。
あらゆる臓器が圧迫されて、息もできなくなっていたのだ

「ほ〜…この時間でこのくらい膨張したダスか〜…」

冷静に携帯型コンピューターをはじき出したハトコU氏に、

「膨らみすぎだぁッッ!!」

と、Gオンはツッコんだ。

「そうは言っても、多人数で分け合うはずのものを丸呑みしたダスから…」

それは ハトコU氏が研究開発中の、腹のなかで膨張する食品(モデルタイプ リンゴ) だった。

そうこうしている間にも、腹の中のリンゴは膨張を続けている様子で、Zロリの体はミチミチと不気味な音を立て始めた。
関取が急に太った時に現われると言われる 皮膚の裂け目が無数に見える。
自分がどうなるのか予想はつくが考えたくないという経過を経て、恐怖と覚悟に見開かれた眼から涙があふれている。
その眼もだんだん焦点が定まらなくなっており、Zロリの意識が今にも消えそうになっているのがわかる。
Gオンは思わずZロリの手を握り締めた。

「Zロリ…!今すぐなんとかするから、気を確かに持て!」

「これは一刻を争うダス!!………こっちへ運ぶダス!!」

Zロリは奥の部屋へ運ばれていった…。





「ここはGオンがしっかりしなければ駄目ダス!」
「わっ…わかっている!」
「では、緊急事態につき、帝王切開するダス!!」

Zロリは消えていく意識の中でぼんやりとそれを聞いていた。
(て…ていおーせっかいって…使う言葉おかしくないかオイ………そっ…それ…に…
なんでキツネのおれさまが腹を…腹を切られるってのは…ふつー………オオカミの方じゃないのか〜………)









おそまつさまでした(2006年8月18日)


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