え〜…………何か参考になればと、アレのことを調べていたらこんなモノが わいて出まして…………
おしながきを通さずいらっしゃったお客様。“お食事中はご遠慮下さい”な内容です。
先にあやまっておきます。すみませんでした。
(でも書いちゃうのね。…………そんでアゲちゃうのね)
こんな自給自足はイヤだ!
ハラペコだ。何日まともに食べていないのか覚えていない。……まあ、三人にはいつものことだ。
だが、いつもと違っていることが一つあった。いつもなら、
「せんせ、腹へっただ〜」
「もう何日も食べてないだ〜」
などと、後ろで泣き言を言っていた双子が、黙々と歩いている。
(こいつら、旅してる間にだいぶしっかりしてきたんだなぁ。おれさまうれしいぜ)
「せんせ、少し休むだか?」
声をかけられて我に返ると、双子からだいぶ遅れて歩いていたことに気がついた。
そういえば最近疲れが残っている気がする。栄養をとればすぐに治ると思うけれど。
(こいつらがこんなにがんばってるのに、おれさまが弱音を吐くわけにはいかないぜ)
Zロリはしゃんと顔をあげ、空を見た。ママが見守ってくれている。
「いや。明るいうちにできるだけ遠くまで行こう。次の町か村に着けばなんとかなる」
……………………なんとかならなかった。
腹の虫がうるさい。めまいがする。
公園の水飲み場で水を飲みながら、これが夕食ではもうヤバイかもしれない……と思った。
双子は愚痴ひとつ言わずに水を飲んでいる。成長したものだ。
「せんせ、疲れてるみたいだからもう休んだ方がいいだよ」
(それにしてもこいつら元気だな〜。おれさまとどこが違うんだろう……
ひょっとして、おれさま若い若いと思っているけど、案外オッサンなのか?!
うわぁぁ!!そんなのヤダ―――――――!!!!!お嫁さんもまだ来ないのに――――――!!!!)
「そうだな〜………これ以上消耗するより、そうするか…」
しょんぼりと寝る支度をするZロリを見ている双子のまなざしは、なぜか期待に満ちていたが、
ハラペコのZロリは今それどころではなかった。
「こうなったらごちそう食べる夢でも見ような。…………おやすみ」
「せんせ、せんせ……」
「んっ、何だ?」
「…………眠れないんだか?」
「あ〜………」
空腹すぎる。いつもと違って眠れない。
「オラたちが子守唄を歌ってあげるだ!」
「♪いつもそばにいるの〜♪」
(著作権があるのでこのへんで)
「……………………せんせ…………」
「…んぁ?……呼んだか?」
「なかなか眠れないだね。どうすればいいだか?」
声をかけなければ眠っていたかもしれない。だが双子には声をかけてZロリが寝ていることを確かめる必要があった。
「せんせ、ママは子守唄の他になにかしてくれただか?」
「…………そうだなぁ……こう、寝付くまでおなかとかなでてくれてた………」
「オラがなでてあげるだ!」
「いいよ。照れくさいぜ。…コッコラ、くすぐったいって!」
「そこじゃないだ、Nシシ。…………せんせ、こうだな?」
おなかといっても胸に近い方を軽くぽんぽんとたたくようにする。…安らかな呼吸に合わせるように、ゆっくり、ゆっくりと。
「あ…………うん……こんな感じだ…………あ…ぁ……これ……いい…………」
「じゃ、オラは子守唄だ。♪いつもそばにいるの〜♪」
Zロリはとろとろと眠りにおちていく。
「ふ…ぁ……ん〜ん…………おまえ………たち…………も…………早く寝ろ……………………よ」
「……………………せんせ…………せんせ…………」
「あ。アンパン落ちてるだ!!………………………………よし、寝てるだな」
「静かに。あまり大きい声出すとせんせ起きちまうだからな」
双子はヒソヒソと話しながら、そっとZロリの体に触れた。
「ん〜……ママぁ………そんなに食べられないよぉ………」
Zロリは突然寝言を言いながら寝返りをうった。双子は びくん! として顔を見合わせた。
空腹のために過敏になっているのか、今日はいつもより眠りが浅いようだ
「う〜ん…………今夜はうまくやらねぇと起きてしまいそうだな」
双子はZロリをはさんでヒソヒソと話した。
「あまり体に触れずになんとかしないとなんねぇだ」
「そんなことできるだか?」
Zロリの耳がヒソヒソ声に反応したらしく、ピクピクッと動いた。
「そうだ!これを………使うだ!」
Iシシは小さな機械を取り出した。
「え?それ使うのオラいやだ!!」
「何言うだ!今使わずにどうするだ!…………これできっとうまくいくだよ」
「うまくいくことはわかってるだ!…………でも、でも…どうせならオラ…………」
なぜかその機械を使うことを渋るNシシを、Iシシは熱心に諭した。
「生きていくためには、つらいことにもたえねばなんねぇこともあるだ!
今オラたちに大切なことを考えるだ!もうあまり時間がないだぞ!!」
「…………うぅ…………わかっただ………」
「よくわかってくれただな!…………じゃ、始めるだよ」
Iシシは機械をZロリの耳元に近付け、スイッチを入れた。
機械は低く、甘い声を再生しはじめた。
「Zロリ……すてきだよ……ここも…きれいな色だよ……とても……」
ささやかれただけで腰がくだけそうになる、とろけるような美声。…眠っているZロリの呼吸が乱れ、表情に変化があらわれてきた。
表情だけでなく、夜露に濡れて輝く果実のように“きれいな色”の部分も、変化していく。
「声だけで……さすがだぁ……」
「うらまやしいだ…………なんか…くやしいだ……オラ………」
「オラもだ。…だども、こうなりゃできることをやる方が先だ」
Iシシはそう言うと、Zロリの胸をそっとはだけた。
機械から聞こえる声に合わせてZロリの胸の小さな突起をやさしく撫でたり、舌の先で転がしたりした。
「あぁ…………ぅ…………Gオ…………」
Zロリは切ない声をあげて、それに答える。時折体に力が入り、少し震える。
やがて果実は熟し、今にもはじけそうになっていく。双子は思わず喉を鳴らした。
「オラ…………オラ…もう…………」
「待つだ。……今日は直にくわえると起きてしまうかもしれないだ」
「どうすればいいだか…………そうだ、手で…、手で受けるだ!」
そう言った時、Zロリが小さく呻き、目の前で白濁した液が弧を描いた。
Nシシはそれをスライディングキャッチした。
顔を紅潮させ、ニコニコ笑う弟を見ると、Iシシもなんだかうれしくなる。
Nシシは手に受けたものを大切に大切に舐め終わると、Iシシに言った。
「今度はIシシの番だ」
目的を達して気分が直った。あの声を使うことにもう抵抗はない。
「Zロリ……逢いたかったよ。ずっとキミのことを想っていたよ…」
ささやく声の合間に耳を丁寧に舐めまわす。
再び放たれた白い液を、Iシシは手で受け止めようとしたが、少しこぼしてしまった。
「ああっ、も、もったいないだ……せっかくの蛋白質が…………」
「Iシシ、もう一回出すから、今度はうまく受けるだ」
ここ数日、これを非常食として飢えをしのいできたのだ。
「ほらっ、今 飛んだだぞ、Iシシ」
「せんせ…若いだな〜」
今度はうまく手におさめることができた。大切な栄養分に舌を這わせようとした…………その時だった。
「おまえたち、まだ寝てなかったのか?」
さっきまで寝ていたはずのZロリがいつの間にか座っている。目も据わっている。
「せんせ起きちまっただ………!」
「いや。まだ夢うつつだ」
「Iシシ、今何か舐めてただろう!……なんだ?それ」
「こっ、ここ……これは…………」
「…………あ…あっ…赤ちゃんのモト……だ。…………そうだ赤ちゃんのモトだよ」
「と、いうことは卵だな?!おまえたちだけ ずるいぞ!!おれさまもいただきまぁす!!」
おそまつさまでした。(2005年4月22日)
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