あの日、二人きりのお絵チャの時にお話したブツができましたよC様。(こんなんなっちゃいましたが)

最後の一行はステキなゲームを見せて下さった某様に。(こんなんなっちゃいましたが)



タイトル未定


「Zロリ」

まどろむZロリの耳に、それはやさしく響いた。
重いまぶたを薄くあけてみるが、見えるものは満天の星だけだ。

(なんだ今の…?…いや。ここにいるワケないしな…風の音…か…?)

風の音があいつの声に聞こえるなんて…おれさまどうかしてるな…
そうぼんやりと思った瞬間、Zロリは両手を何者かにつかまれるのを感じた。
何も、…何もない空間から突然感じた確かな重みに驚愕し、Zロリは眼を見開いた。
首をあちこちに向けてその原因を探していると、片方の手がすっと軽くなった。
手をつかんでいたものはそのままZロリの頬に触れ、顔を天に向けさせた。
暖かく濡れたものが口をふさぐ。口腔を丁寧になでるそれも、時折口唇を優しく噛むそれも、知っているものだ
眼の前には何もないが、確かにそこにはGオンがいる。
眼を開けている時よりも、眼を閉じた今の方が強く強くGオンを感じる。

「会いに来たよ。…Zロリ」

「おまえ…姿を見せろよ」

だが、それに答えたのはククッという忍び笑いだけだった。

「寝ても覚めても伝説のいたずら王。…もうキミの中に私の居場所はないのかと思っていたよ」

そう言われて初めてZロリは、はっとした。

いままで伝説のいたずら王が見せたあの大仕掛けの数々。技術もさることながら、コストも相当なものだ。
自分と互角な技術を持ち、あれだけのものを作れるヤツがそうたくさんいるワケないのだ。

「まさか…伝説のいたずら王って…」

Gオンはまた笑った。

「ああ…その伝説のいたずら王とやらになってもいいかなと思う…キミがこんなに夢中になって追いかけてくれるのなら」

なんだ違うのかと思いつつ、Zロリは今改めてなんだか気持ちよくなってきていることに気がついた。
先ほどから Gオンの見えざる手は、Zロリの体をやさしく愛撫し続けていたのだ。

1人空を漂うような感覚に急に不安になってきた。

「Gオ…ン…待て…ちょっと待って…く…」

「なぜだい?」

姿が見えない相手では、次にどこに触れられるのか予測がつかない。自分がどこに触れていいのかもわからない。

「こんな…こんなの…一方的…あっ、…あぁ…」

ZロリがGオンの位置を確認できたのは、自分の体からほとばしったものが空間にとどまっているのを見た時だった。
だが今は意識を保つだけで精一杯で何かする力は残っておらず、もうされるがまま。
何も見えないが何かがいるところに抱きつくようにもたせかけられ、下から貫かれた。

それがGオンであることを、ささやく声とはずむ息が確かなものにしてくれた。

体が揺らされるたびに、深く深く重なっていく二人。………あとは互いの名を呼び合うだけ。
Zロリは意識を手放す瞬間、見えないGオンの体にツメを立てた。宙に紅い筋が浮かび上がった。











透明になる薬は、城の外へ出ることが困難だったGオンのためにハトコU氏が作ったものだと聞いて、Zロリは眼を輝かせた。
メカだってなんだって、つくると言えばもう大好きだ。

「もう少し残っている」
「みせ、見せてくれ!!」

しかしあまりに興奮したZロリは手元が狂って中身をこぼしてしまった。

思わず下を見ると、今まで草があった場所に土がむき出しになっていた。そこをなでてみると…確かに草の感触がする。

「こんなところを透明にしちまった」

くやしがっても仕方がない。気を取り直して服を着る前に用をたそうとした時…
Zロリは思わず叫び声をあげた。

「どうした?」

「なっ、ない!!おれさまのTン○がない!!」

「さっきこぼした時に そこにかかったらしいな。…ほら、ここだよZロリ」

「はぁっ!あぁっ……確かに…」


そんなところだけ透明でも仕方がないので、元に戻る薬をもらいに行くGオンに同行した。

ハトコU氏はGオンがZロリに会えたと聞いて我がことのように喜んだ。

「元に戻る薬もできているダス」

薬が空間に注がれたと思うと、まるで魔法がとけたようにGオンの姿が現われた。

「おおすごいな…次、次おれさま!!」
「えぇ?…でも…」

透明でないZロリがそう言うのに不思議そうなハトコに、Gオンが事情を説明し、
Zロリは羞恥に頬を染めながらその部分を示した。

「なるほど……しかし残念ながらもう薬はあれで終りダス」

「なッなにィィ〜!!!」



「あんまりだ!!おれさままだ結婚もしていないのにぃぃ〜」
Zロリはあまりのショックにわけのわからないことを口走り始めたが、
ハトコU氏は落ち着いて言った。

「大丈夫ダス。材料さえそろえばまた薬は作れるダス。ただ、それには時間がかなりかかると思うので…
できるまでコレを着ておくダス」

そう言って差し出されたのはブロンドのカツラとピンクのドレス。

「わぁっ、うれしいッ(裏声)…って、ンなわけあるかぁぁ!!」


ハトコU氏も、新しいオモチャを手に入れた。









おそまつさまでした(2006年9月10日)


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