悪いひと
「Pッペさん…あなたを忘れてしまって申し訳ありません…」
そう言って深々と頭を下げるZロリに、Pッペは何と言っていいのかわからなかった。
警官に追い詰められてダムの上から飛び降りた あの時
Zロリの頭にぶつかった、とは思っていたが…まさかこんなことになってしまうとは。
( ぼくのせいで…Zロリさんがこうなってしまったプ… )
まったく様子が変わってしまったZロリに、Pッペは最初そう思っていたのだが、
教会で奉仕活動をする穏やかな笑顔を見ていると、それはそれで癒されるのを感じた。
また違った形ではあるが、ここでもみんなに慕われている。
人の心をつかむ不思議な魅力。そして器の大きさを、改めて感じる。
しかし、共に旅をしていたときは、もっともっと輝く眼をしていた。
こんなところで終わる男ではないはずだ。いたずら王をめざす旅は、これからもまだ続くはずだ。
「Zロリさん。思い出してプ…」
「そう言われても……困りました……あ、これから掃除の時間なので…」
Zロリがその場を去ろうとしたとき、二つのちいさな影がものすごい勢いでぶつかってきた。
「わーん!!やっと見つけただ〜」
「せんせ!!せんせぇぇ〜……」
しかし…哀しいことに、双子もZロリの異変を感じた。
いつもの照れ笑いはかえってこなかったし、その後の"ぎゅっ。"という抱擁もなかったから…………
「あなたたちも私の知り合いのようですが…どうしても思い出せません…」
そう言って頭を下げるZロリに 双子は思わず、顔を見合わせた
「どうしたらいいだ…お医者さんにみせるだか?」
「そんなお金はないだ。…それに、せんせは指名手配されているだよ」
「おまえたち。ワシのことを忘れてないか?」
突然現われた老人は、Zロリが問いかけるより早く、自分で名乗った。
「ごめんください! どなたですか? Zロリの知り合いでいろんな研究をしているKンロン博士です。
お入り下さい。……………………ありがとう〜」
あちこちに転がってリアクションするみんなの間をZロリに向かって歩み寄りながら、博士は言った。
「心配するな。すぐに思い出させてやるぞ」
「特に心配はしてませんが、みなさんがお困りのようなので…どこのどなたか存じませんがご面倒おかけします」
「調子の狂うヤツじゃのう……それでは…記憶をなくしたところまで退行催眠をかけるから、そこのベッドに座りなさい」
Zロリはすごく素直に示された場所に腰かけた。
双子たちはドキドキしながらなりゆきを見守っていた。
「タイコー…サイミンって…なんだップ?」
「タイコーってのはよくわからないだが、…催眠術てのは、だんだんねむくな〜るとか言われると、そうなってしまうだよ」
「さあ、Zロリ…おまえはだんだん眠くなる〜…眠くな〜る〜」
「…………」
「だんだん眠くなる〜…体が重くなってきた〜…」
いくらそう言われても、Zロリはきょとんとしたままだった。
「あのう。…昨夜たくさん寝たので、あまり眠くありませんし、規則正しい生活で絶好調です」
博士はそれを聞くと、いきなり後ろからZロリの胸に手を当てた。
何気なく触れたように見えたその手は、敏感な部分を的確にとらえていた。
「あッ……な、なにするんですか…あぁっ…」
「これ、おとなしくせんか…わしの言うことに集中せい」
そこを軽くつまむようにしてクリクリまわしたり、指先で押しつぶすようにして上下に動かしながら、博士は続けた。
「ここがだんだん硬くなる…だんだん硬くな〜る〜…」
「あっ……ぁ…!!あぁっ………ダメ…です………ぁあ…」
「記憶をなくしても、感度のいいところは変わらんのう…ワシの言うとおり、硬くなってきたぞぉ……ほれ、さわってみなさい」
そう言われて、Zロリはおそるおそる自分でその部分に触れてみた。
「あぁ…ほっ……ほんと…に……硬い…はっ…ぁ……」
「体が熱くなる〜…熱くなってくる〜……」
「あっ…熱い…あぁ…ホントに熱い…」
眼を潤ませ、口を半開きにして呼吸するZロリの下腹部に、博士は手をすべらせた。
「ここも硬くなる…だんだん硬くなる…」
「はぁっ!……くぅあぁっ………」
だんだんとぽぉっとしてきたZロリの目の前に、博士は艶やかな棒状のものを差し出した。
それは片手にあまる太さと、美しい反りをそなえていた。
「これが欲しいじゃろう?…どうじゃ?…欲しいじゃろう?」
そう言われれば欲しい気になってくるところが不思議だ。
博士は求めるような目をしてうなずくZロリの体を軽く押した。
すっかり力が抜けていたZロリの体はころんと転がるように簡単に倒れてしまった。
博士はZロリの尻尾を持ち上げながら、低い声で語りかけた。
「これはのう、お前の体にいちばんしっくりとなじむ相手から型を取って、特別に作ったんじゃ…
どうやって型を取ったのかはナイショじゃが…これで思い出す者の名を呼ぶんじゃ。…いいな」
Zロリはうっとりしたまま、それを体の奥深く受け入れた。
博士の手でそれが動かされるたびに、切なく喘ぎながらも Zロリは何かを思い出そうとしていた。
「うあぁ……あぁ…Gッ…ォ……」
その時、急に足音が聞こえてきた。
「おぅっ、いかん。誰か来るぞ!」
記憶を戻してやろうとしているのなら別にいかんこともないのだが、博士は素早くその場から消えた。
つられて双子たちも姿を消し、Zロリは、乱れた服のまま一人残された。
「Zロリさん。お掃除の時間…」
そう言いながらドアを開けたシスターWンヌは、はだけた服から天に向かって顔を出している 艶やかなミニZロリを見てしまった。
「まっ…!!…Zロリさんったら…悪いひとね。……とっても…!!」
おそまつさまでした。(2,006年7月28日)
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