【蝉丸VS浩平】
【一回戦】,【二回戦】,【三回戦】,【四回戦】,【五回戦】,【六回戦】
【一回戦】
葉鍵村開拓初日・夜
蝉丸「……九時か。寝る時間だな」
浩之「早っ!」
蝉丸「む、何を言うか。規則正しい生活が健全な肉体を作るんだ。この生活では体力が大事だからな。お前達も早く寝ろ」
浩平「そっすね。俺達ももうすぐ寝ます。蝉丸さん、先に寝てください」
蝉丸「うむ」
10分後
浩平「くくく……蝉丸さんは早くもぐっすり夢の中だ」
宗一「な、なんだよ、急に気味悪い笑いするなよ……」
浩平「宗さん、修学旅行で一番早く寝た者の末路といえば、もちろん……」
祐一「そうか!」
耕一「額に肉!!」
浩平「ビンゴだ」
和樹「しかし大丈夫か? 相手は一流の軍人だぞ」
浩平「ふふっ、こっちもイタズラに命を賭けてますからね〜」
キュポ
冬弥「そ、それは……」
往人「おいおい、油性ペンじゃないかよ!?」
浩平「くくくっ」
健太郎「止めといたほうがいいと思うがな…」
浩平「自制など効かない!!」
……
健太郎「な、だから止めとけって言ったろ?」
蝉丸「ふん」
キュキュキュー
蝉丸、浩平の顔に髭を書く。
祐一「ぷっくく…」
浩平「ちきしょう……いつか必ず…!!」
浩平VS蝉丸 蝉丸1勝
【二回戦】
こんばんわ、ダンディ折原だ。
我々、葉鍵村住民は現在食事中で、メニューは山菜と茸のテンプーラと山菜の漬物、健太郎さんの力作。うまい。
国崎「いやっほーう、山菜最高ぅ!!」
祐介「あ! 法術で僕の山菜動かさないで下さいよ!」
浩之「耕一さんは茸食べないの?」
耕一「……いろいろと苦い思い出がな…」
和樹「じゃあ貰うよ」
浩之「あー! 俺も狙ってたのに!」
と、まあそれなりに楽しい食事風景である。
そんな中、オレの視線は蝉丸さんにロックオン。油性髭の怨み、今こそ晴らしてやろうとしている訳である。
黙々と食べる蝉丸さんの箸がテンプーラに伸び……
パシィ
一足先にオレの箸がテンプーラを捕らえた。
蝉丸「………」
蝉丸さんはそのまま何事もなかったように箸を漬物に向けて…
パシィ
やっぱり阻止。
蝉丸「………」
蝉丸さんがこちらを睨んでいる。おぉ怖い怖い。
ひょい パシ ひょいパシィ パン パシィひょひょい パシパシィ
蝉丸さんの怒涛のラッシュを全て箸でいなす。剣は使い慣れてるかもしれんが、箸捌きなら負けん。
蝉丸「………浩平」
そろそろ蝉丸さんもキレてきたころか。悪いが逃げさせてもらう。
蝉丸「…む? 浩平……って誰だ?」
必殺、一瞬だけ永遠に旅立ち。で、即帰還。
浩平「何言ってるんですか、俺ならここにいますよ」
蝉丸「……む?」
こうしてうやむやにする訳だ。
オレにしかできない荒業。下手すると存在が消滅する両刃の剣。氷上にはお勧めできない。
蝉丸さん、今回はオレの勝ちだな。
浩平VS蝉丸 互いに一勝一敗
【三回戦】
浩平「くっくっくっ…!! 前回に続いて今回も俺はやるぜ…!!」
祐一「…懲りないな、お前も(遊びに来てた)」
時刻は10時。
この開拓村的にはもう寝る時間である。
浩平「だが…迂闊に蝉丸さん自身にやると反撃を食らう…そこで!」
ゴソゴソ。
浩平「このナメクジを明日着る服に入れる!! これ! 最強!」
祐一「…最強でもなんでもないな…」
浩平「普通ならばそうだろう…だが!
ドン。
浩平「バケツ一杯分あるぞ! この日の為にコツコツ集めた!」
祐一「無駄に凄いな…そしてそれ以上にえげつねぇ…」
浩平「さて…征くぞ諸君!! 突撃!!」
バタン。(ドア、開く)
浩平「………」
蝉丸「………」
浩平「…何故、ここに?」
蝉丸「…お前の部屋から大きい大声が聞こえたから注意しに来た」
祐一「………俺、もう寝なきゃ」(逃亡)
浩平「…あの……」
蝉丸「なんだ?」
浩平「成年していないガキのお茶目と言う事で」
蝉丸「 問 答 無 用 」
冬弥「大変だ!! 浩平が部屋でナメクジまみれで倒れてる!!」
浩之「ナメクジ!? なんでそんな事態が起こるんだよ!?」
祐一「(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
往人「どうした?」
祐一「な、何でもない…」
蝉丸VS浩平 第三戦
蝉 丸 圧 勝
【四回戦】
浩平「さて、対蝉丸さん四戦目だが、今回はこんな物を用意した」
耕一「ま、まさかっ……それはっ……!?」
浩平「そう。あのセイカクハンテンダケだ」
耕一「ヒィィィィィ!!!」
和樹「ガクガクブルブル」
浩平「そして、今回は協力者がいる。本日の料理当番の健太郎さんだ」
健太郎「反転した蝉丸さんが見たかったからな。協力するぞ」
浩平「今回は頂いたな。髭、ナメクジの仕返しをさせてもらう!!」
夕食直前
浩平「はあ〜っ、腹減ったぁ……」
蝉丸「む、そんなに腹が減っているのか、浩平?」
浩平「ええ、腹ぺこですよぉ(ニヤソ)」
蝉丸「それはよかった。俺はどうも風邪をひいたみたいで食欲が無い。今日のキノコのりぞっととやらはお前にやろう」
浩平「……は?」
蝉丸「なに、遠慮するな。俺は後で山菜粥でも作って食べる」
浩平「え、あの……」
蝉丸「なんだ、食べないのか? 別に毒なんか盛ってないぞ。はっはっはっ」
浩平(いや、盛ってるんだって!)
蝉丸「若いうちはしっかり食わないといかんぞ、な」
浩平「……はい…いただきます………」
祐一「で、お前が反転してる訳か」
浩平「はい……でも、蝉丸さんに毒茸を食べさせようとした私が悪いんです……
責任をとっていっそこの指を……!!」
宗一「わー! 落ち着けぇっ!!」
和樹「ガクガクブルブル」
蝉 丸 三 勝 目
【五回戦】
浩平「くくくく、今回は勝算ありだよ、相沢君……」
祐一「お前も懲りないよなぁ……」
浩平「蝉丸さんに決定的に欠けてる物があるのに気付いた。何だと思う?」
浩之「……機械知識とかか?」
浩平「ノンノン………国語力だよ」
一同「あっ!」
浩平「蝉丸さん、勝負だ!」
蝉丸「む、突然何を? 別に構わんが……」
浩平「勝負はお題作文。あそこにいる連中からお題を貰い、その言葉を使った短文をお手元のフリップに書き込む!」
冬弥「ちなみにフリップは俺がTV局からパクッてきた」
蝉丸「なるほどな。ここは『RRの象徴』である俺が負ける訳にはいかんな」
まさき「さて、蝉丸さんもヤル気になったところで第一問、『まさしく』」
祐一「お、書き上がったようだな。それでは二人同時にオープン」
蝉丸:たしかにその本を買ったのはまさしく俺だ。
浩平:たしろまさしくんは凄いと思う
まさき「………ド、ドローか?」
健太郎「第二問『なるほど』」
蝉丸:なるほど、その意見はいかにも正しい
浩平:なるほどザワールドが終わった今、トランプマンは何をしているのだろう
健太郎「ぐ……ドローだ……」
ジョン「………」
祐介「お題『どうすればいいんだ』だそうです」
蝉丸:どうすればいいんだと途方に暮れて困り果てる
浩平:そうか、柔道すればいいんだ!
一同「ドロー!!」
【六回戦】
浩平「一勝三敗一分……くっ! こうなったら―――」
祐一「…まだやるのか」
浩平「当然だ! 今度のなら勝てる!!」
往人「…また姑息な手段で行く気か?」
浩平「否、アレは結構空回り気味だから今回は正々堂々と勝負を挑む」
浩之「…で、今度はどんなのだ?」
浩平「ふっふっふ…まぁ、見てろ…」
浩平「蝉丸さん!!」
蝉丸「む、浩平か。 なんだ?」
浩平「ここに耕一さん作成の20台の机がある!」
蝉丸「ふむ」
浩平「どっちが『より多く、より早く』積み上げられるか…勝負!!」
一同(………うっわぁ……)
蝉丸「……悪いが、遠慮しておく」
浩平「ええ!? あ、行っちゃったか」
一同(だよなぁ…)
浩平「いや…だが…待てよ? と言う事は…」
浩平「 不 戦 勝 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
一同『嬉しいか?』