１２月２２日・・・・。 この日は僕にとって大切な日・・・。 蛭魔さんも同じだと思った。 記念日 「蛭魔さんｖ明日って何の日か知っていますか？」 「あ？明日・・・？？」 「はいｖ」 「お前、今日と間違ってんじゃねぇか？今日は２１日だろうが。」 そうなのだ。今日は１２月２１日。 僕の、小早川瀬那の誕生日だ。 そして今、恋人の蛭魔妖一といっしょにいる。 「今日じゃなくて明日ですよ、明日。」 「だーかーら・・・なんだってんだよ。今、じらすなよ・・・・。」 「・・・わかんないんですか・・？」 「あぁ？今じゃなくて後にブっ！」 「あーあーそうですか。僕は蛭魔さんに片想いしてたんですね・・。僕はもう帰ります。あと蛭魔さんなんて大嫌いですっ！」 「ちょっ！瀬那、お前今日変だぞ？！ていうか、今からしねぇのかよ？！」 今・・・、ここは蛭魔さんの部屋でその部屋の中の広いベットの上・・・。 今からしようとしてた所・・・だった。 「もう蛭魔さんなんて嫌いですから。二度と僕の前に現れないでくださいねｖ」ニコ 「だから・・ちょっと瀬那！」 「それじゃあ、さようなら！！」バタン 蛭魔さんの馬鹿・・・！僕が誕生日以上に楽しみにしてた明日を忘れるなんて・・・！ やっぱり蛭魔さんは僕の事好きじゃなかったんだな・・・。 遊びだったんだな・・・。 そう思うと涙がでてきた。蛭魔さんは忘れてないと思ってたのにな〜・・・。 「あー・・ったく・・何だって言うんだよ・・・。」 俺だって明日のことは分かってんだよ。 俺は俺の考えで今日を優先したんだよ・・・。 ていうか瀬那がこういう事を覚えてる自体驚いたからな・・。 ＊＊＊＊ ２人がつき合う前・・というより蛭魔が瀬那に一目惚れしたとき・・・。 瀬那は別に蛭魔の事を好きでもなんでもなかった。 むしろ、怖がっていた。 それからつき合うまでは色々あったが・・・。 まぁ、それは波瀾万丈ということに。 そして、今日は２１日、明日は２２日・・・。 明日は・・・２人にとって記念日だった・・・。 ＊＊＊＊ はぁー・・・勢いで部屋出ちゃったけど、これからどうしよ。 今は近くの公園にいるけどなんとなくここから動けなくなっちゃったし。 蛭魔さんも蛭魔さんだ。 明日・・大切な日を忘れるなんて・・・！ 僕は１日も忘れた事なんて無かったのに・・。 ＊＊＊＊ 瀬那どこいんだよ・・。 まぁ、家はねぇよな。あいつの事だから。 だとするとあそこらへんか・・。 ＊＊＊＊ 「はぁー・・蛭魔さんこないかなぁ。」 「あ？呼んだか？」 「！！！！蛭魔さん？！」 「はぁ・・ったく・・ここだと思ったぜ。」 「な・・なんなんですか？僕もう会わないっていったじゃないですか！」 「・・・お前明日が何の日かって聞いたよな・・？それ俺覚えてる。去年・・俺がお前に告白した日・・だよな？」 「！覚えてるんだったらなんでさっき・・・！」 「あーだからな、俺は俺の考えがあって・・はぁ・・。」 「なにいって！！！？？・・・ん・・はぁ・・！」 チュとわざと音を立ててキスをはじめた。 やっと唇を離した俺をとろんとした目で見上げてくるこいつを憎みたくなった。 理性がもたねぇっつーの・・・。 俺も覚えてる、明日のことを・・。 「俺だって覚えてる。去年の２２日に俺はお前に告白してつき合うことになった。それから１年目の記念日ってことだろ？」 「・・はい・・。」 「でもな、俺はこれからずっとお前といっしょにいてぇし、ていうかいる・・、と思ってんだよ。 だから１年だからとか２年だとかで記念、ということにしたくねぇんだよ。どうせだったらもっと先に祝いてぇと思ってたんだよ。」 「蛭魔さん・・・！」 「まぁ、俺はちゃんと覚えてるんだよ・・！忘れるわけないだろーが！」 「・・蛭魔さんごめんなさい・・。僕なにも考えないでひどい事・・！」 「俺もなにも言わなかったしな・・。あーでも今日考えてたことが全然できてねぇ！お前の誕生日なのに・・！」 「考えてたこと・・？」 「・・まぁ、今からでもできるけどな・・。」 「？？」 「じゃあ、家帰るか。」 「はいっ！」 *****
12月21日はセナの誕生日、そして22日は我が宅の1周年記念だったのです！ それで気をきかせてロチさん、もといロッチーが小説をプレゼントしてくださったのです！！！！ふがー！ ちゃんと私んとこのヒルセナにあわせてくれてる！！！そうだよ家では12月22日から付き合ってんだよ君達！！！ そんなロッチーの気遣いにただただ涙です･･･うう、ええ子や･･･ しかも何ですかこのラブっぷりは。ヒルマさんしっかりセナのこと愛してくれてるし！！！ この続きは私なら想像つくでしょうですって。コンニャロウ！！（笑）･･･どーせエロいよ私は･･･ それではロッチー！こんな素敵な小説有難う御座いました！！