Profession




やっと告げる、愛の言葉。




Profession




破られてしまい、もう服としての機能を果たさなくなったワンピースをジェイドは取り払ってから、手際良く下着も脱がし、乱雑に投げ捨てる。顕になった身体をまじまじと見られて、羞恥心からアニスは顔を真っ赤に染めた。
「おや、もう抵抗しないのですか」
「抵抗なんか…出来る訳が…」
「そうですね。腕は縛ってしまいましたし、足は私が抑え込んでいては…ねぇ」
確かに、その通りだ。腕も、足も、自由が利かない状況で、抵抗など出来る筈がない。だが、本当ならばこの状況に陥る前に全力で抵抗していれば良かったのだ。
ジェイドが手加減している事も、わかっていたのだから。
なのに、自分も相手と同じように力を抜いてしまった。それではいくら手加減されていても勝てる筈がない。それは自らジェイドを受け入れたも同じだ。
だが、恋人としての始まりの歩みではなく、今の煮え切らない関係の終わりへの歩みであると、アニスは心の中で言い聞かせた。
「(もし、こうして、一度でも抱かれたなら…諦められるかもしれない)」
以前、影が鳴らした警告。それは今でも響いている。諦めなさい、と囁く声がある事も、わかっている。今まで聞こえないフリをしていただけだ。
そうしていれば、いつかは影が消えてくれるのではないかという淡い期待を持っていたからだ。
だが、それも、今日で終わる。
「んっ…」
熱を持った手が、昔と違い、女性らしくなった膨らみを愛撫する。整った端整な顔が、肌に触れ、紅い華を散らしていく。
主張し始めた突起に軽く爪を立てられれば、快楽が背筋を這い上がった。だが、声を聞かれたくない為に唇を噛み締める。だが、それを大きな手が止めた。
「声を、聞かせなさい」
「ふっ…ぁあっ!!」
自分の物とは違う低い声が、耳に届いたと思った瞬間、蜜壺へ指が侵入した。驚きに思わず声を上げると、目の前でジェイドの顔が満足そうに微笑んだ。
中へと侵入したままの指が中を動く度に、甘い痺れが身体中を巡り、抑えられない声として消えていく。
堅く瞑ったままだった目をそっと開けると、先程まで欲情の目を輝かせ、口元を歪ませていた顔の存在が消えていた。
何所へ行ったのか探そうとした時、視線が彷徨うよりも早く、自分の肌へと息が掛かる。
そこはアニスの――秘部だった。
「大佐、嫌…汚い」
恥ずかしさから唯一自由に動かせる口で抵抗してみるものの、その言葉がジェイドに受け入れらる筈はなく、快楽からぷっくりと膨らみ、大きくなった突起を強く吸われた。
敏感であったそこと中を一度に愛撫されれば、耐えられる筈はなく、一際甲高い声を上げて達してしまい、ジェイドの指を強く締め付けた。
その余韻に浸っている間に、中からゆっくりと指が抜かれる。その指に舌を這わせる表情に、ふと笑みが浮かぶ。その笑みの意味を理解する前に、熱い物が勢いよく秘部から中へと侵入して来た。
急に入って来た為に、受け入れる準備の出来ていなかった中は、きつくジェイド自身を締め付けた。
「あっ…あああ…っ!!」
「っ…アニス、力を緩めて…」
出来ないと訴えるように首を横に振ると、ジェイドの手がそっと顎に添えられた。そして、苦しそうな低いジェイドの声が、耳に響いた。
「息を、吐きなさい」
言われるままに何とか息を吐き出すと、身体から力が抜け、締め付ける力も弱まった。それと同時にジェイドがゆっくりと息を吐き出す。楽になってから目を開くと、驚きの表情をしているジェイドと目が合う。
「初めてでは…なかったのですね」
「も…十八歳ですよ初めてくらい…済ませてたって」
何も、言わなかった。ジェイドはただ、腰を掴むと、無茶苦茶に穿つだけだった。その激しさに、ただ翻弄されるだけだ。
これが、ただの強姦だったのなら、苦しさだけが残る物だったのかもしれない。だが、ジェイドの手は、行為は、強姦とは程遠い、酷く優しい物だった。
苦しいだけで終わって欲しかった。そうすれば、会わなくなってからすぐに、彼に抱いた想いなど、忘れてしまっただろう。
なのに、こんなに優しくされては。こんなに、今までにない快楽を知ってしまえば、もう忘れる事など出来ない。
「あっ…ふ、うっ…」
不意に嗚咽が漏れ、涙が零れた。それを何も言わず、舌でそっと掬い取る。その行動にさえ感じてしまい、中を締め付けると、足を広げられ、更に深く繋げられた。
その刺激に、声を上げて達すると、ジェイド自身が素早く中から出て、身体の上へと熱い欲が放たれた。
これで終わりかと思ったが、身体に再び熱を帯びたジェイド自身が押し付けられる。
「大佐…もしかして、また…」
「…すみません」
謝罪の一言とほぼ同時に、自身が中へ挿入された。
先程まで受け入れていたそこは、今度は難無く受け入れてしまう。
嫌でも感じてしまう身体に、心がついて行かず、ただ素直に喘ぐしか出来ない。ジェイドはそんな姿に目を細めると、唇を塞ぐ。
初めてされた口付けは、今までに経験した事がない程甘く、背筋に快感が走る。
深く、深く口付けられてから離れた唇から、荒い呼吸と共に、擦れたような声が発せられた。
「アニス…愛してる」
その言葉の意味を理解しようとしたのだが、その途端に、ジェイドが最奥を深く貫いた為に絶頂し、頭が真っ白になる。再び中から自身が出て、白濁を身体へと再び放たれた。
ぼんやりとした意識で、その熱を感じていたアニスだが、やがて疲れたのか、ゆっくりと目を閉じると、規則正しい寝息を立て始めた。
窓の外から部屋を照らす月明かりが、そっとアニスの顔を照らしている。 欲を全て放ってから、呼吸を整えたジェイドは、改めて今まで起こっていた現状をぼんやりと見つめていた。
ただ、何も言わずに。




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