Birthday night
「ほらアニス、早く脱いで…」
「でも…」
ジェイドはアニスにメイド服を脱ぐように言うが、アニスはこれから何が起こるかを理解しているのか、脱ごうとしない。
「今日は私のメイドなのでしょう?御主人様の言う事を聞かなくていいのですか?」
「……」
そもそも、何故こうなったのか。それは今日、ジェイドの誕生日祝いと言ってアニスが一日メイドとなるというプレゼントを贈ったからだった。身体を洗え、と言って脱衣所まで連れて来たのはいいが、そこからアニスは動かなくなってしまった。ジェイドは溜息をつくと、アニスをもう一度見る。
「アニス、あまり長い時間命令を聞かないと、お仕置きの回数が増えますよ?」
「っ……」
『お仕置き』と言われ、アニスの身体がピクリと反応する。それを見たジェイドは更に口を開く。
「今なら一回で許してあげますから…」
「ぁ…は…い」
ついに折れたアニスは、カチューシャとエプロンを外し、ブラウスのボタンに手をかける。その姿を、ジェイドは座ってずっと見ている。
「あまり…見な…いで下さいっ…」
顔を真っ赤にしながらアニスは言う。だがジェイドはニッコリと笑うと足を組み直した。
「ほら、私は気にしなくていいですから。早く全部脱いで下さい」
ジェイドが折れないのがわかったアニスは、スカートを下ろし、下着も全て脱ぐと、ジェイドの前へ行く。
「良い子ですね…」
アニスの頭をジェイドがそっと撫でる。
「では、私の服を脱がして下さい」
「はい…」
ジェイドのワイシャツのボタンをゆっくりと外していくと、ジェイドの胸板が露になる。そして、ベルトをそっと取る。ゴトン…と音が響くのと同時にズボンのボタンとチャックを下ろし、一気に脱がす。すると、下着越しからでもわかる程、ジェイド自身は張り詰めていた。
「っ…もういいです。入りましょう」
だがジェイドはそこまで脱がせると、下着は自分で脱ぎ、バスルームへ入っていった。アニスも続けて入っていき、座っているジェイドにシャワーのお湯をかける。
「熱くないですか?」
「えぇ、平気です」
そして、スポンジに石鹸をつけ、よく泡立てると首筋から腕、胸板、背中と洗っていく。そして、足の指からだんだんと付け根へ移動していく。そして、スポンジの泡を掬い取ると、ジェイド自身にそれを塗り付ける。
「…っ」
その瞬間、自身がドクン、と脈打つ。
「アニス…早く…」
隅々まで洗うとシャワーのお湯をかけ、泡を全て洗い落とす。全てが落ちると、浴槽の縁に座ったジェイドの前にアニスは跪く。両手で自身に触れ、根元から先端まで舐め上げると、先端に啄むようにキスをする。それを合図に喉奥まで口に含む。十分過ぎる程愛撫した後、一度口を離し、鈴口に軽く歯を立てる。
「アニス…もう、出ます…っ」
限界まで我慢されていた自身から先走りの液が溢れる。それを舌で掬い、もう一度口に含むと、思い切り吸い上げた。
「う…っ」
白濁が口の中に広がる。アニスは吸い上げたり、絞り上げるように頭を上下させ、残さず全てを飲み干すと口を離す。
「良く出来ました」
アニスの頭をそっと撫でる。
「うぇ…」
ジェイドはアニスを抱え上げてバスルームから出ると、アニスにバスタオルを渡し、身体を拭かせる。そして、自分だけバスローブを羽織ると、もう一度アニスを抱え上げ、脱衣所から出て、寝室へ向かう。
「や…っ、服を…」
「もう待ち切れません。このままシましょう」
乱暴に寝室のドアを開け、そっとアニスをベッドの上に下ろすと、すぐに唇を重ねた。
「んっ…」
唇に舌が押し付けられ、アニスが口を開けると、ジェイドの舌が口腔を犯す。甘い痺れを感じ、そっとバスローブを握る。貪るように犯され、漸くジェイドが唇を離すと、アニスの口から誰の物かわからない唾液が伝う。それを優しく舐め取ると、首筋に唇を落とす。それは何度も繰り返され、アニスの首筋や胸には赤い華が無数散らばっていた。不意に、ジェイドの手がアニスの胸を揉みしだき、もう片方の胸の主張し始めた突起を吸う。
「あ…やぁっ…」
「ふふ、こっちはどうですか?」
そう言うと、手を下に下げ、秘部にいきなり二本の指を差し入れた。
「んあっ、あっ」
「もうこんなに濡らして…いけない子ですねぇ」
ジェイドは指を引き抜くと、アニスの愛液をぺろりと舐める。そして、黒い笑みを浮かべると、サイドテーブルからローターを出し、中へ押し込んだ。
「やはり、お仕置きが必要なようですね…」
何をされるかわからなくて怯えた表情を見せているアニスの頬にそっとキスをすると、ローターのスイッチを入れる。すると、振動が始まるのと同時にアニスの身体が大きく跳ねる。
「やぁぁぁぁっ!」
アニスは中に入ったローターを引き抜こうと手を下に伸ばすが、ジェイドの手がそれを阻止する。
「取ってはダメですよ?」
「やっ…あ、あ、あ、あぁぁぁぁん!!」
アニスは果てたが、ローターのスイッチは止まる事がない。何度も身体をビクビクさせるアニスに、ジェイドは笑みを浮かべる。
「アニス、イく時はきちんと御主人様に言わなきゃ、ダメじゃないですか…」
そしてジェイドは手元にあるローターのスイッチを、更に強くする。その刺激に、アニスは目を見開く。
「やぁぁっ…っちゃう…御主人様、イっちゃい…ます…っ」
「もうですか?まだ我慢して…」
ジェイドに促されると、離された腕に爪を立てて、アニスは快楽に耐える。噛んだ唇にはうっすらと歯形が残り、余程辛いのか、腕は既に血が滲んでいた。そんなアニスの姿を目を細めて見たジェイドは、ローターのスイッチを切った。
「あ…ふぇ…っ」
「良く我慢しましたね」
そっと頭を撫でて、腕に滲んだ血を舐め取った。すると、アニスの瞳から生理的な涙が流れる。それを手で掬い、唇を重ねると、アニスの秘部の中のローターを抜き取り、自身を宛がう。
「欲しいですか?アニス」
ジェイドが尋ねると、アニスは顔を真っ赤にして、ジェイドに抱き着く。
「欲しい…です。御主人様のが…欲しいです…」
ジェイドはその言葉を待っていたと言わんばかりに自身を秘部へ入れていく。難無く受け入れていき、全てが収まると、休む暇もなく律動が始まる。
「んぁ、あ、あっ」
足を更に開かせ、より深く入っていくと、急に締め付けが強くなる。
「っ…凄いですね。奥を突くと、アニスのここが凄くヒクついてますよ?」
「やっあ…ん…」
何度も奥を突くと、アニスの身体がビクビクと震え、生理的に出た涙が流れ、筋を作った。
「やっ、奥、もう…や、なの…」
「どうしてですか?」
「んっ、あ、も…イっちゃう、からぁ…」
「いいですよ、イっても」
「あっ、や、あぁぁぁぁぁん!」
ジェイドの首に回っていた手は背中に落ち、快楽のために爪を立てる。ジェイドは余りの締め付けに果ててしまいそうになるが、それに耐え、未だ絶頂の余韻の残っているアニスの足を掴み、奥の方へと腰を進める。
「あっ…まだダメ…っあ、んっ」
「アニスの好きな奥を沢山突いてあげますから、今度は一緒にイキましょうね」
そう言い、更に奥を突く。すると、アニスがぎこちなくはあるが腰を使い、ジェイド自身をさらに奥へと誘う。
「ふ…っ、アニス…」
「あ、や、また…イっちゃ…」
「えぇ、私…もっ…」
余裕がないのか、ジェイドの律動が早くなる。
「も…ダメ…っあぁぁぁぁぁぁっ!!」
「…っく」
アニスが果てると、それに続いてジェイドも果て、残滓すら残さないように白濁を注ぎ込んだ。
「せっかくお風呂入ったのに…ベッドだって綺麗にしたのに…」
「すみません。でもアニスがいけないんですよ?あんな可愛い格好をして私の家に入ったらこうなる事くらいわかっていたでしょう?」
「だって陛下が…プレゼントが決まらないならって言うから」
「陛下はこうなる事はわかっていたみたいですよ?」
「えっ!?」
アニスは顔を上げてジェイドを見る。ジェイドはニヤリと笑みを浮かべたままでいる。
「夕方にガイが来た時に陛下からの手紙を頂きましてね」
ジェイドはそう言うとサイドテーブルから封筒を取り出しアニスに手渡した。アニスはそれを受け取ると中から手紙を出し、読み始めた。
『ジェイドへ
俺の用意したプレゼントはどうだ?楽しんでるか!?まぁ楽しんでるに決まっているだろうがな。それともう一つお前にプレゼントを用意したんだが、アニスには刺激が強すぎて渡せないと思ってな。ガイラルディアに届けさせたぞ。まぁ気が向いたら使え。それじゃ仲良くな。
美青年皇帝様より』
「その手紙と一緒にこのローターが入っていたのですよ」
ジェイドは先程まで使っていたローターをアニスに見せた。アニスは顔を真っ赤にしてシーツを被った。
「み…っ、見せないで下さいっ!!」
「はは、すみません」
ジェイドがローターをまた元に戻すと、アニスは顔を上げる。ジェイドはそんなアニスを見て笑うとそっと唇を重ねる。
「アニス…最高の誕生日になりました。ありがとうございます」
アニスがそれを聞き微笑むと、ジェイドも優しく笑みを浮かべた。
アンケートリク一位の裏、ジェイアニです。一応、誕生日記念に書いたやつの続編です。め、メイド関係ない…!!
まだ幼い少女に玩具を使うのは些か抵抗がありましたが使っちゃいました。
若干鬼畜っぽく、だけど甘く、とか考えたら訳わからなくなりました。
こんなのでも貰って頂ける方いましたらどうぞ。報告は任意です。
ではここまで読んで頂きましてありがとうございました!!