Drawing room
「えー!部屋がない!?」
「あぁ。満室らしくて…」
グランコクマへ来ていたルーク達は今日一晩宿に泊まる予定だったのだが…どうやら部屋が満室だったらしい。
「どうすんだよ?今からじゃ次の街だって目指せないぜ」
困り果てた一行の中で、唯一ジェイドだけは何かを考えていた。
「大佐?どうしたんですか??あ、もしかして大佐の家に泊めてくれるとか!?」
「私の家にそんな大勢を泊める部屋などありません。しかし、陛下に頼んでみるのはどうかと思いまして」
「それしかなさそうだな」
ガイの一言に頷いた皆はピオニーの所へ行く事にした。
「お、どうしたお前達?」
「陛下、客間を貸していただきたいのですが」
ピオニーは驚いた顔付きだった。
「ジェイドが頼み事なんて珍しいな。雨でも降るか?」
「そうかもしれませんね。宿に泊まるつもりだったのですが、生憎と満室だったので」
「…ま、よかろう。ただし、ガイラルディアにはブウサギの散歩をしてもらおう」
「朝飯前ですよ♪…さ、ガイ」
「はいはい…」
こうして皆、城での夕食を済ませ、客間にあるベットに入って寝たはずだった。
「ん…」
夜中、人の気配を隣に感じアニスが起きると、そこにはジェイドが寝ていた。アニスはジェイドの腕によって大事そうに抱きしめられて身動きが出来なかった。
「大佐…っ」
皆を起こさないように小さな声で呼び、じたばたともがいた。
「大……んっ」
もう一度呼ぼうとしたが声は途中で途切れた。ジェイドがアニスの唇を塞いだために。
「んっ!?んー…」
大人の肺活量に子供が勝てるはずもなく、ジェイドが唇を離す時には、アニスはぐったりして肩で息をしている程だった。
「はぁっ…はっ…ん」
足りなくなった酸素を取り込もうと開いていた口へ舌を潜り込ませ、深く口づける。そしてそのまま、ジェイドはアニスの服を脱がし始めた。
「んんー……」
ジェイドの思惑に気付いたアニスは精一杯抵抗したが、力ずくで抑えられてしまい抵抗すら許されなかった。
「はぁっ…はぁっ…」
全てがあらわになるとジェイドは漸く唇を離す。アニスの口からは含みきれなかった唾液が伝っていた。それを舐めとる。
「大佐!何するんですか!?」
「ここ暫くしてませんでしたから…我慢の限界なんですよ」
「だからってこんなとこ…っ!?」
アニスの声が大きくなった瞬間、自分の手をアニスの口へ突っ込む。
「あまり大きな声を出していると見つかってしまいますよ…」
一度手を抜くと、タオルでアニスの口を縛った。
「少し、我慢して下さいね」
そう言って首筋に強く吸い付き紅い跡を残すと、見える所に付けたのが不満だったのかアニスが僅かに暴れた。
「んっ、んー!」
そんなアニスに溜息をついたジェイドは、アニスの腕を片手で抑えた。
「…アニス、あまり暴れると手足も縛りますよ?」
その言葉に首を横に振り大人しくするアニスに満足そうな笑みを浮かべ、抑えていた手を離す。そして胸の辺りにも唇を寄せ、何度も吸い付いた。
「ん…」
紅い跡を何度も残すと、胸の突起を口に含む。手では隣の胸を優しく揉み、突起を摘む。
「んぅ…んん」
そして暫くするとジェイドは残った手を下半身へと持って行く。指で秘部をなぞるとそれだけでも愛液が絡み付いた。
「くくっ、いやらしいですね…」
「っ…」
それを見て口端を上げると、それまで愛撫していた胸から顔を離し足を開かせる。そして秘部に顔を埋め、今にもこぼれおちそうな愛液を啜った。
「んんんっ!〜〜っ!!!」
舌を差し込み、ピチャピチャと音を立てながら舐める。静かな部屋にはその淫らな音が響き渡り、アニスに今何をされているか自覚させる。
「んんんんっ!んー!!」
差し込んだ舌をずらし、突起を愛撫してやるとアニスはすぐに果てた。だがジェイドは愛撫を止める事なく続ける。イったばかりのアニスはビクン、ビクンと痙攣を起こし、腰が揺れている。
「いやらしいですね…腰が揺れていますよ?」
突起を愛撫しながら指を二本差し込む。十分に慣らした秘部はすんなり指を受け入れた。その指で何度も抜き差しをする。
「もう一本いけますね」
そう言ってもう一本指を増やす。そして今度は中でバラバラに動かす。執拗な愛撫に限界を感じていたアニスはいつからか涙を流していた。それを見たジェイドは、指を抜き、愛液を舐めとるとアニスの口で縛ったタオルを解く。
「すみません…少し無理をさせましたね」
目尻の涙を舐めとり、優しく抱きしめる。するとアニスも抱きしめ返して来た。
「アニス…」
「…いさ…も…欲し…」
甘い口調で求められ、理性も自身も限界にきていたジェイドは服を脱ぐとそそり立つ自身をアニスの秘部に宛がった。だがアニスは首を横に振ってジェイドの胸板を精一杯押す。
「…どうかしましたか?」
「あ…声、出ちゃ…っ」
どうやら声が聞こえるのを嫌がっているらしい。自分はこのままでも良いのだが、それではアニスが納得しないのがわかっているジェイドは、脱いだ自分とアニスの服を持つとアニスを抱き上げて浴室へ向かった。脱衣所に服を置き、自分も全てを脱ぐと浴室の中に入りアニスをじぶんの膝の上に向かい合う様に座らせた。
「いきますよ…?」
自身を宛がい何度か滑らせると一気に挿れた。
「あああぁぁ…っ」
下から何度も突き上げる度に引っ切りなしに喘ぎ続ける。
「あっ…あっ…」
「気持ち良いですか?」
「あ…ん、深…っ」
何度も頷きながら答えるアニスに口端を上げたジェイドは挿入を早くする。
「あ、あ、も…ダメ…っ」
「アニス、一緒に…」
「あぁぁぁぁぁっ!」
「くっ…」
一際強く突き上げるとアニスは果て、その締め付けでジェイドも果てた。
行為も終わりジェイドは膝の上に座らせたアニスの身体を綺麗に洗う。シャワーから流れるお湯の音に紛れてアニスの声が響いていた。
「大佐のバカバカバカ〜!なんであんな所で!?せめて最初からこっちにして下さいよ!!」
「我慢出来ないと言ったでしょう?それに気持ち良かったなら良いじゃありませんか」
膨れっ面をして顔を背けるアニスを見て口端を上げると、アニスを抱き寄せ頬にそっとキスをする。
「機嫌を直して下さい」
そして唇へ優しくキスをした。
「…特別ですよ?」
そう言ったアニスの顔はどこか幸せそうだった。
一応ハッピーエンドにしましたが、オマケつけるなら朝起きたら皆赤面してるんだろうなぁと思います。
やっぱり裏は自分で書いていて恥ずかしいです。
こんな感じでいいかな?と不安だらけでもあります;;
こんな駄文を読んで下さりありがとうございました!