破れ鍋に綴じ蓋


仕事の終わったジェイドに連れられて、アニスは今、ジェイドの家まで来ていた。私室へ通され、部屋に入るとすぐにベッドに押し倒された。ジェイドは軍服の上着を乱暴に脱ぎ捨てると、アニスにそっと口づける。
「ん…」
角度を変えて何度も何度も口づけると、アニスはジェイドに縋り付くようにインナーをぎゅっと握った。それを合図にして今度は舌を入れ、逃げようとしていたアニスの舌に無理矢理絡めた。
「ふ…っ、ふぁっ」
クチュクチュと淫らな水音が、静かな部屋に響いた。苦しくなったアニスが手で軽くジェイドの胸を叩くと、ジェイドは唇を離し、アニスの口から流れた唾液を舐めとる。そして素早くアニスの服を剥ぎ取ると、舐めるように見つめた。視線に耐えられなくなったアニスは身体をよじる。
「や…見ないで…」
「どうしてですか?とても綺麗ですよ。こことか」
「ぁん…」
ジェイドが首筋に吸い付く。チリ…と痛みがし、痕がつく。それだけではなく、胸の周りに数え切れない程の痕をつけていく。
「ほら、私の所有印をつけると、凄く綺麗になりますよ」
「んぁっ…」
気が済むまで痕をつけたアニスを見ると、胸の突起を甘噛みする。アニスの口からは甘い声が漏れた。それに気をよくしたジェイドは、突起を吸ったり、舌で転がしたりとしつこいまでに愛撫した。
「あっ…も…やぁ…」
次第にじれったくなったのか、アニスは腰を揺らし始めた。だが、ジェイドは気付かないフリをして愛撫を止めない。
「今日は可愛がる、と言った筈ですよ。だから優しくしてあげようと思いまして」
「あ…あ…ダメ…っ」
ジェイドが唇を寄せ、アニスに深く口づける。そして左手で胸の突起を摘むと、アニスの身体がビクリと跳ねた。
「んっ―――ん…」
ジェイドが唇を離すと、アニスは乱れた呼吸をし、ぐったりしていた。
「胸だけでイってしまうとは…本当にアニスは淫乱ですね」
「…っ」
顔を真っ赤にして僅かに背ける。ジェイドはそんなアニスの頬に軽く口づけると、アニスの足を掴み開かせた。アニスの秘部をジェイドがまじまじと見ると、そこから愛液がトロリ…と溢れた。
「触ってもいないのにこんなに濡らして…勿体ないですね」
シーツへ零れそうになった愛液を舌で掬い取り、それに感じて新たに流れた物を啜るとジェイドは指を一本挿れた。突然の刺激にアニスの身体が跳ねる。
「あぁ…あっ…」
「…もう一本いけますね」
そう言い指を一本増やして出し入れを繰り返すと、部屋に淫らな水音が響き始める。ジェイドは二本の指を奥へ送り、もう一本を秘部へ添える。
「もう一本…挿れましょうか」
「あ…」
すんなりと三本の指を受け入れてしまい、中でバラバラに動かされたり、纏めて出し入れされる。激しい愛撫にアニスは反応し続けた。
「あ…あぁぁっ!」
何度目かもわからないくらいの絶頂を迎えると、ジェイドの指が引き抜かれる。その際にジェイドの指を締め付け、くわえ込んだ。
「そんなに必死にくわえなくても、もっといい物を差し上げますよ」
ジェイドは服を全て脱ぎ、全裸になるとアニスを四つん這いにさせる。
「た…いさ…?」
「今日は違う体位にしましょう」
自身をアニスの秘部に押し付け、何度か上下させると、一気に埋め込んだ。
「ひゃ…あぁっ」
「くっ…」
急な刺激に耐えるために息を詰める。慣れてきた頃になると腰をゆるゆると動かした。
「アニス…動きますよ…?」
「ん…」
コクリと頷くのを確認すると、ギリギリまで引き抜き、腰を打ち付ける。すると、急にアニスの中が異常な程締め付けた。
「あ…やぁ…っ」
「…どうしました?」
「なんか…変なの…あっ…」
戸惑うアニスを見てジェイドは笑う。
「いつもと違う場所を突かれて感じているんですね。可愛いですよ」
さらに激しく腰を打ち付けると、アニスの中がヒクつき、限界を訴える。
「アニス…そろそろ…」
「あっ…う…ん…」
アニスの頷く姿を見て、より深く腰を送ると、
「あぁぁぁっ――!」
「く…っ…」
二人は同時に果てた。崩れ落ちそうなアニスを抱え、ベッドへ寝かせると、すぐに規則正しい寝息が聞こえた。そんなアニスにジェイドはそっと口づけると、目を閉じた。








朝になり、アニスが目を覚ますと、ジェイドはまだ寝ていた。いつもの嫌味な顔とは違う、穏やかな表情をまじまじと見つめた。そして顔をそっと近づけジェイドの唇に自分の唇を重ねると、閉じていた目が開かれ、紅い瞳と自分の瞳が合う。慌てて唇を離すと、ジェイドはニヤリと笑う。
「おはようございます」
「大佐…起きてましたね?」
「えぇ。アニスがおはようのキスをしてくれるのを待っていたんです」
ニッコリと笑うジェイドに対し、アニスは頬を膨らませ、ジェイドに背を向ける。
「大佐の意地悪」
「おや、心外ですねぇ」
ジェイドはそう言って、背を向けたままのアニスを引き寄せると、耳元に唇を寄せ、
「こんなにも愛しているのに」
と囁いた。アニスはジェイドの方へ身体を向けると、嬉しそうな顔をしてピッタリと寄り添う。そんなアニスをジェイドは大切そうに抱きしめた。





…はい、もうダメですね(いきなりかよぉぉ
ヌルいです。半端なく。
続き物だったのですが、表と全く関係ありません。つまり……裏の単品だけで読めるという事です。
あ、タイトルの『破れ鍋に綴じ蓋』はことわざです。暇な人は調べてみて下さい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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