Question(男性版)


―スパ(男性陣)


「なぁジェイド…」
「どうしました?」
「ジェイドとアニスはその…ヤった事、あるよな?」
「ぶっ…」
ガイが吹き出した。その時女性陣でも大きな水音がしたため気付かれたかと焦ってそっちを見た。
「バカ!気付かれるだろ!!」
「す、すまん…でもなんでいきなりそんな事を?」
「そうですよ。ルークとティアはとっくに一線を越えた物かと思ってましたが」
ルークは顔を真っ赤にして俯いた。
「実は…まだなんだ…」
意外な答えに二人は驚く。ルークは話しを続ける。
「最近そういう気になって、ヤろうと思ってんだけど、ティアは初めてみたいで怖いんだかわかんねーけど話流すんだ。だからジェイド…頼む。どうしたらティアをそういう雰囲気に持っていけるんだ?アニスの時はどうしたんだ!?」
凄い剣幕で言われてジェイドは少し怯んだが眼鏡を少し直すと肩を掴んでいたルークの手を払う。
「わかりましたから落ち着きなさい。話して差し上げます」
「旦那、負けたな」
「話しても大丈夫だと思いますから。ただし、内緒ですよ」
「わかってる」
「では…。あれは、前にここを訪れた時ですね…」








「アニ〜ス♪」
「なんですかぁ?大佐〜」
夕食後にアニスは呼び止められた。そして、ジェイドはアニスの耳元に顔を寄せた。何かを囁く。アニスは満面の笑みをジェイドに向けた。
「わかりました♪それじゃ〜また!」
パタパタと走っていくアニスをジェイドは黒い笑みで見送った。




部屋をノックする音が聞こえて、ジェイドは読みかけの本を閉じた。そしてドアを開ける。
「アニス、待っていました」
アニスを部屋に招き、そしてアニスにバレないようにそっと鍵を閉めてからアニスを追う。
「ベッドにでも座って下さい。それと…お風呂には入りましたか?」
「もちろんですよ〜♪『お風呂に入ってから私の部屋に来て下さい』って言ったの大佐じゃないですか」
ニヤリとジェイドは笑い、グローブを取るとアニスの頬に触れる。
「今日は…何故呼んだかわかりますか?」
「え?わかりませんよ〜…」
不思議そうな顔をしているアニスに耐え切れなくなったジェイドは唇を塞ぐ。だが触れるだけ。アニスの唇をペロリと舐めると。もう一度微笑む。
「大…佐?」
「アニス、貴女の全てを私にください」
そして、もう一度唇に触れる。アニスは微笑み、顔を赤くしながら答えた。
「……はい」
ジェイドは口端を上げた。




「ん…やぁっ…」
胸の突起を舌でくすぐってやると、甘い声が漏れる。ジェイドは行為を止める事なく手を下に向かわせた。
「初めてですから…沢山慣らさなければなりませんね」
そして一本指を入れた。
「んぅ…、痛…ぃ…」
「我慢して下さい。慣れれば良くなってきます」
中で細い指を動かしているうちに、アニスが甘い声をあげ始めた。
「あ…ん…」
「もう一本増やしますよ…」
感じているアニスからは痛みはなさそうだった。寧ろ愛液でジェイドの指を濡らす程で。
「やっ…ひゃあ…」
「アニスのここ、三本も入りましたよ…?」
バラバラに指を動かすとアニスの体が反応する。
「た…いさ、なんか…変だよぉ…」
「一度…イきなさい」
そして秘部の突起を親指で触れてやるとアニスは果てた。
ジェイドは淫らな水音をたてて指を引き抜くと果てたばかりのアニスの秘部に自身を宛がう。
「出来るだけ…力を抜いて下さい…いきますよ?」
そしてアニスの中に自身を埋める。
「あぁぁっ…大佐…痛い…っ」
「少し我慢して下さい…私も少しきついです…っ」
そして奥まで納めるとアニスに口づける。さっきとは打って変わるように優しく。
「そろそろ…いきますよ?」
激しく腰を打ち付けると、最初は痛みを訴えていたアニスの声が次第に嬌声へ変化する。
「あっ…あん…大佐…」
「アニス…っ」
ジェイドは今まで以上に激しく突いた。
「あっー…」
「くっ…」
二人は同時に果てた。ジェイドは自身を抜くと、何度も何度もアニスに口付け、お互いに「愛してる」と伝えた。








「…という訳です」
「旦那、意外にやらしいな」
「……ガイ?」
いつの間にか右手に槍を構えてジェイドはニッコリと微笑んだ。
「申し訳ありません…」
「まぁいいでしょう。それよりルーク、参考になりましたか?」
「あぁ。ありがとう、ジェイド」
「いえいえ。では私達も上がりますか」
男性陣はスパを後にした。




オマケ

―次の日


「ルーク〜ティアとはヤったの?」
「あぁ。ジェイドとアニスのおかげでなんとかなったよ」
「ありがとう、二人共」
「いえ、礼を言うのはこちらの方ですよねぇ?」
「「え…?」」
アニスが顔を真っ赤にしたのを見てから黒い笑みをジェイドは浮かべた。
「…二人が愛し合ってくれたお陰でこちらも愛し合えましたから♪」
そこには、ルークとティアがお互いに顔を赤くした姿と、アニスを後ろから抱きしめて笑顔になるジェイドがいた。





女性陣と男性陣が別れたからって…10ページ越えは悪夢です…
今回ギャグっぽくて書いていて楽しかったです。
誤字、脱字には常に注意していますが、もしありましたらBBSにでも書き込んでいただけると助かります。
そして感想をいただけると嬉しくて堪らなくなります。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました♪
ではまた次の機会に!


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