Taboo




――これは、夢だ。
そう思いたかった。そうでなければ、自分が妹を組み敷いているなんて事は考えられないのだから。
自ら、兄妹の関係を崩すような事はしないと思うから。
だって、妹はたった一人の大切な家族なんだから。
「――――」
何か叫んでいる。だけど、これはあくまでも夢なのだ。聞こえなくても問題はない。
どんなにノエルが泣き叫ぼうが、苦しい思いをしようが夢の中ならば許される。
だから、邪魔をする腕なんて縛ってしまえば、いいんだ。そうすれば、ほら。簡単に脱がす事も出来る。いつの間にか成長していた胸だって愛撫出来る。
「に、いさん」
呼ばないで欲しかった。自分がノエルの兄である事が、どうしようもなく嫌になるから。それを伝える術がわからずに、ただ口付けて声を出さないようにするしか考えられなかった。
暫くすると、ノエルが苦しそうに背中を叩く。呼吸が出来ないのだと感じて唇を離し、下腹部へと手を伸ばす。手で秘部を何度か撫でるとノエルの身体がピクリと反応する。
先程までしていた筈の抵抗は、いつの間にかなくなっていた。
「ノエル…ノエル……」
壊れた音機関のように名前だけをひたすらに呼び続けながらも、入念に愛撫する。一つになりたいという欲望に駆られたまま、目的の為に愛撫する。
ノエルが声すら出さずに、無我夢中に求めている自分を慰めるように頭を撫でている。まるで――母親のように。
やがて我慢が出来なくなり、性急に性器を取り出すと、一気に中へと侵入した。男を知らない身体が中へ入る異物を押し出そうとする。
それに逆らって更に奥へと進む。やがて最奥へ到達し、一息吐いた時に、不意にノエルと視線がぶつかった。
額を伝う冷たい汗と、唇を噛んだ痕が、痛みを必死に堪えていた事を証明している。だが、自分に対してノエルが見せた表情は、どこか寂しそうな――何かを諦めたような表情だった。それを見た途端、心のどこかで何かが軋んだような気がした。
「お兄さん…」
「…の、え…る…」
「愛してるわ。大切な、大切なお兄さん」
名前を呼ぶ事すら、忘れてしまった。
その後、応える代わりにノエルへ返したのは、吐精するまで続いた激しい打ちつけだけだった。








「兄さん?」
自分を呼ぶ声がする。うっすらと目を開くと、アルビオールの整備をしているノエルがいた。どうやら、一緒に整備をしている途中で寝てしまったらしい。
「ご、ごめんノエル。オイラ、つい寝ちゃって…」
「いいのよ。あ、ちょっとそこにある部品を持って来て」
言われるがままに足元にある部品を取ると、ノエルへ手渡す。その際に、先程見た夢の話でもしようと口を開く。
「それにしても…さっきは変な夢をみたよ。オイラがノエルに酷い事――」
「夢じゃ、ないのよ」
自分の言葉を遮るようにノエルが告げる。
一瞬、理解が出来ずに黙っていると、先にノエルが沈黙を破る。
「夢じゃ、ないの。お兄さんは、私を…犯したの」
「そ、そんな…」
「嘘もついてないわ。でも、私はあれを酷い事だとは思っていない。だって、私もお兄さんを愛しているから」
ノエルの手が、ゆっくりと自分の頬へ触れる。なすがままになっていると不意にノエルが微笑んで口付けた。
「ねぇ、お兄さん…また、愛して」
それに対して返す言葉は何もなくて、目の前の妹をただ強く抱き締める事しか出来なかった。






…本当に遅くなりました。
ノエルさんが見たいという事で、ガイノエという事も考えましたが、二度と書かない物が書きたくなって、ついやってしまいました。近親相姦ネタ。
ぶっちゃけもう二度と書きません。書けないという事がよくわかりました(苦笑)
ノエルさんの口調にすっごく戸惑いを感じていたのは私だけでしょうか…これ、ノエルだって言わなきゃわからないってレベルのような。
あわわわわ、色々と謝りたい事は山ほどあるんですが、これにてお開きにします!
お粗末様でした!!


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