夢で終わってたまるかよ!




「ガイ…」
旅をしていた頃よりも少し成長したアニスがこっちを見て名前を呼んだ。それだけで反応してしまう自身を見てまだ若いんだな、なんて自覚して自嘲した。
今日は、何でアニスがいるんだっけ?あぁ、そっか。久しぶりに仕事が休みになってグランコクマに遊びに来たんだった。それで、数か月ぶりにデートして、食事をして、それで、俺が自分の家に連れ込んだんだ。
「アニス…」
先程の返事を今更返すように名前を呼んで唇を重ねる。最初は触れるだけ。戯れるようなキスは次第に深くなっていって。気がつけば夢中で貪るように口腔を犯していて。
「ん、ふぅ…っは」
苦しくなったのかアニスが背中を叩いた。それに気づいて漸く唇を離すと、肩で息をしながら潤んだ瞳でアニスがこっちを見ていた。
「もう…ガイってば、いきなり激し…!!」
「ごめん。久しぶりに会うから興奮してるみたいだ。ほら…」
言いながらアニスの手を取って自身に触れさせる。予想もしなかった事に驚いたアニスがかっと顔を赤らめて目を背ける。そんな行動でさえ可愛いと思えて仕方がない。
慌てて手を引こうとしていたのを抑えつけて、上下に扱くと自分でするのとは比べ物にならない程の快楽が身体中を突き抜けた。
暫くしてから手を解放してアニスをベッドに押し倒す。脱がせた為に露わになった胸の突起に吸いつくとアニスの身体が僅かに震え、口からは甘い声が漏れた。
「あ、は…ぁ」
左手を伸ばして、舌で愛撫している方とは違う胸を愛撫する。突起を摘むと震えた身体が更に震えた。
そのまま、右手を下部へと伸ばせば、そこは先程の愛撫の為に濡れていた。指を何度か上下させ蜜を絡ませると、アニスの目の前でその指を見せ付ける。
「なぁ、アニス…もう濡れてる」
「ん、だって…久しぶりに、ガイと会えたから…」
涙を浮かべながらも笑ってこちらを見ているアニスに、自身がドクンと脈打つのを感じた。それと同時に、もう我慢の限界であると悟り、愛撫を止めるとアニスの足を開かせて自身を秘部へと押し付けた。
「ごめん、もう我慢出来ない…っ」
済まなさそうに謝ると、アニスは一瞬驚いた表情を見せてから、再び笑う。そして、両手で頬に触れてから口を開く。
「いいよ。私も…早く欲しいから…」
その言葉に、理性なんてもうない物に等しかった。性急に自身を奥まで埋め込んでから、すぐに穿ち始める。
自分の下で、急な行動についていけずにただ喘ぐアニスが見えるが、もう気にしてなんていられなかった。とにかく、見えているのは絶頂までの過程だけ。
「あ、あぁぁ…っ、ガイ、もう」
「ん、一緒に…な、アニス…」
アニスの身体を起き上がらせて自分の上に座らせると、より深く繋がった。その刺激にアニスの身体が弓なりにしなる。
その状態のまま最奥を穿つと、目の前が真っ白になって――。


二人は果てた。








目を開くと、そこは自分の家だ。隣にいると思っていたアニスもそこにはいない。
カレンダーを見てみると、アニスの休日だと丸が付いている日付はまだ先の事であった。
そこで漸く、今までの事は全て夢だったと理解する。
「せっかく克服したのかと思ったのに…夢かよ」
夢の中の自分は、女性恐怖症も完治していた。その事を嬉しく思っていたのだが、それすらも夢だと知った瞬間に酷く落ち込んだ。
それもそうだ。まだ、好きな女性に触れる事は出来ないという証でもあるのだから。
だが――あの夢は近い将来現実になるかもしれない。
そう考えて、笑みを浮かべるとベッドから立ち上がってカーテンを開けて呟いた。
「絶対に触れてやるからな…」






なんかダメだ…正直、全部夢だった事に落ち込むガイが書きたかっただけのような…。
裏小説になると急に長くなるのがどうも嫌なので、短く書こうと挑戦してみたのですが、どうもクオリティーが低くなったような。気のせい…じゃありませんよね。
この内容で納得出来ないという方がもしいらっしゃいましたら書き直しますので、拍手、BBS、メールなどにてコメントを残しておいて下さると幸いです。
では、ここまで有難うございました。


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