3.厭らしい躰
「ん…ふぅ」
微かに漏れた吐息がかかる。ジェイドは口づけた唇を一度離し、アニスの目を見つめるともう一度口づけた。
「んぅ…」
舌で唇を開けるように促すと、アニスは僅かに唇を開いた。その隙間に舌を入れ、口腔を犯していく。歯列をなぞると、アニスの身体が強張り、そして震えた。
「んー…っ」
逃げようとしていた舌を捕らえ、奥深くまで犯すと、アニスがジェイドの背中を叩く。それが、呼吸が出来なくて苦しいと訴えているのだとわかると、ジェイドは漸く唇を離した。
「はっ…はぁっ…はぁっ…」
アニスは虚ろな目でジェイドを見た。僅かに腰が揺れるのを見たジェイドが口端を上げ、そっと秘部をなぞる。するとそこはもう十分な程濡れていた。
「アニス、もうこんなになって…貴女の身体は私が思っていた以上に淫乱なようですね」
更に指を中へと進めて行く。中で掻き回すと、卑猥な音と共に、アニスの身体も震える。
「あっ…あぁぁっ…やぁ、…っちゃう」
「もうですか?」
ニヤリと笑みを浮かべたジェイドが指の動きを激しくすると、アニスの嬌声が響く。
「あぁぁぁっ――!!」
そんなアニスに満足した顔でジェイドは、アニスの唇に自分のそれを重ねた。
END
久々の裏お題更新です。テーマは『キスだけで感じるアニス』です。大佐キス上手そうだなーとか思ったのと、お題にギリギリ沿っていけるネタはこれかなと思いまして…。あぁっ、沿ってないとか言わないで下さい!!