8.鳴響く嬌声
「は…っあ、ん」
――こんな声、自分の声なんかじゃない。
こういった行為に慣れてしまった今でも、時折そう考えてしまう。こんな艶めかしい声が自分の口から紡がれるなんて知らなかったのだから。ジェイドと出会うまでは。
パパとママの借金の代わりに奴隷として生きる事を強要された。強要された、とは言っても嫌々やった訳じゃない。もう仕方のない事だと諦めていたし、前々からこうなるんじゃないかとは予想していたから。
とは言っても不安が全くなかった訳じゃない。どんな奴に買われるかとか、何をさせられるのかとか、不安は尽きなかった。それは次第に大きくなり、不安に押し潰されてしまいそうになった時――ジェイドは現れた。
ジェイドの手から出された札束は、私が言われていた私の価値よりももっとずっと高い金額だ。
そんな高い金額を出されて売らないなんて訳はなく、私はジェイドの奴隷となる事が決まった。
ジェイドは、身の回りの世話(と言っても、食事を作るとか洗濯するとか簡単な事)をするだけで良いって言った。だけど――。
それはあくまでもオマケで、本当にジェイドが求めた奴隷の仕事が『肉奴隷』だったなんて、数週間前までは知りもしなかった。
だって私はまだ――13歳の子供なのだから。
「…良い声ですね。処女だった頃の声も歳相応で良いとは思いましたが、今の声は欲を誘う」
「え…?っあ、あぁぁっ!」
ジェイドの言葉の意味を理解する前に、ジェイド自身が侵入して来た。急な刺激に頭が真っ白になってしまって何も考えられなくなる。
すぐに律動が開始され、部屋中に自分の嬌声が響いていたが、もう恥ずかしいとか声を抑えようという考えすら浮かばない。
ジェイドが言うには身体の相性が良いらしい。強すぎる程の快楽に対抗する力はなくて、身を委ねてしまうしか出来ない。
「ふぁっ…あ、ジェ…ド…」
「アニス、奴隷という身分で私の名前を呼ぶとは…躾がなっていなかったようだ」
――失敗した。
こうなった以上は彼の『躾』を受ける以外に道はない。まだまだ解放される事はないようだ。
やってしまいましたよ、御主人様と奴隷ネタ。しかもえろ(笑)
躾の内容はもちろん……えろです。
最近神楽ちゃんの後押しもあって、頭がえろネタに向かって行ってるので…とりあえずこの万年発情期のような頭をどうにかするために携帯でカチカチと…。
お陰でちょっとスッキリ!でもまだ足らないっ!!
とりあえず書きたかった物を書けて満足。実は続きというか、奴隷アニスの結末は決まっているんですが、多分書きません。何か書こうとするキッカケがない限りは…。
とりあえずダラダラと後書きすみません。お粗末様でした!