on the sofa



天気予報が外れた。

予定では2人で遠出でもしようと張り切っていた休日。
いきなりの豪雨に、悠理と龍之介は仕方なくインドアを余儀なくされ、
結局、龍之介が朝早起きして作り上げたお弁当を、昼に2人で食べて、
まったりとした休みを過ごしていた。
一人掛けのソファの上、龍之介は背にクッションをあて、肘掛けに長い足を投げだし、
うつらうつらとしながら、料理の本を読んでいた。
その前では悠理が、テレビゲームに興じている。
時たま聞こえる、雨風の音と、悠理のはしゃぐ声を子守歌代わりに、
龍之介はコトリと、夢の中に落ちた。

「やたっ!高得点だぞっ!見て見て、龍之介!
・・・あれ?りゅうのすけ?」

悠理が龍之介の方を向くと、龍之介は料理の本に指を挟んだまま、すっかり眠っていた。

「なんか、静かだと思ったら寝てたのか・・・あたい、うるさくなかったかなぁ・・・」

悠理は、テレビゲームとテレビの電源を落とした。
まだ風雨で荒れる外の景色を見せるベランダのガラス戸にかかったカーテンを引き、
部屋の明るさを落とすと、悠理は龍之介の眠るソファの足元へ腰をおろした。
龍之介の腹の上の料理の本をそっと持ち上げ、側のテーブルの上に置くと、
そっと龍之介の寝顔に触れた。指先の体温がゆっくりと移動し、溶け合うように同じ温度になる。
ため息が出るほどに美しく無防備な寝顔に、そっと口を寄せた。
くちびるに感じる滑らかな頬の感触が心地良い。
眠り姫(王子?)を起こすような熱いキスをしたい衝動に駆られたものの、
寝てる龍之介を起こすのは忍びない。

「今日はせっかく早起きしたのにね・・・」

龍之介の安らかな寝顔を見つめているうちに、悠理もなんとなく眠気を覚えてきた。

・・・あたいも寝ちゃおっかな。
こっちのソファじゃなくて、おっきい方で寝ててくれたら一緒に眠れたのになぁ・・・。
・・・でも、龍之介の上に乗っちゃえばへーきかな?

悠理は、龍之介を起こさないように、そうっとその上に乗った。
寝息で規則的に上下するその胸に顔を寄せると、何となく安心する。

「ふふ・・・龍之介、好きだぞ・・・」

龍之介から感じる体温に、自然と口を出た言葉だったが、思わぬ返事が返ってきた。

「ん・・・オレも・・・悠理、好き・・・」
「あれ・・・寝言?」

とは言え、嬉しい。すごく嬉しい。
悠理が嬉しさにニヤニヤしながら龍之介の胸に顔を埋めていると、
その背中に大きな手が回り、悠理は抱きしめられた。

「りゅう・・・もしかして、起きてるのか・・・?」
「ううん・・・寝てる・・・」

・・・ホントに寝てる場合、寝てるって言うかなぁ?

なんて、悠理が考えている隙に、悠理の背中に回された龍之介の手は、徐々に下へと下がり、
悠理のお尻を撫で始めた。悠理の眠気は何処へか消え去った。

・・・これって起きてんな、絶対。

「もぉ・・・!いつの間に起きたんだよぉ!」
「そりゃ起きるだろぉ・・・惚れてる女に上に乗られたらよ」

龍之介は目を閉じたまま答えた。寝言っぽいがやはり起きてはいるようだ。
事も無げに“惚れてる”と言われ、悠理が少し顔を赤らめた。
龍之介に“好き”と言われるのも単純に嬉しいが、“惚れてる”と言われるのは、何となくさらに嬉しい。
女として見られている、想われているという感じが、悠理の身体のどこか奥の方をくすぐってくる。





龍之介の手が、悠理の服の中へと侵入してきた。

「・・・ひゃっ!」

ブラジャーの上から龍之介の手に包まれた悠理の乳房は、早くも布地を通して先端を固くさせている。

「ん・・・いい感じ。どう?悠理は」
「ど・・・どうって・・・ぁん・・・」

悠理は掠れた甘い声を漏らした。それが答え。

「・・・悠理、キスしたい」
「・・・うん」
「もうちょっと上に来れるか?」
「・・・上?」

悠理は自身の身体を動かして顔を龍之介に近づけ、両腕をその肩に回した。
2人の顔と顔が近づいて、触れ合った。

「ん・・・」

甘いキスのさなかも、龍之介の手は、ずっと悠理の胸とお尻を触っている。

「りゅう・・・もっとキスに集中しろよぉ・・・ぁん」
「してるって・・・んん・・・」
「うそばっかりぃ・・・エッチぃ・・・んん」
「オレは・・・ゆーりに集中してんだ・・・それでいいだろ・・・?」
「・・・う・・ん」
「ほら・・・もっとキスしよ・・・」
「んん・・・」

再びくちびるが重なり、舌を絡め合わせながらも、
龍之介の指先や掌は、龍之介が最も知るところの悠理の感じる場所に巧みに触れ、
可愛い声をあげさせる。

「ん・・・・は・・・ぁあ・・・」

悠理の思考が徐々にキスから離れてきているのを察した龍之介は言った。

「悠理、服脱いで。ここ、吸ってあげるから」

龍之介は、すでにホックを外したブラジャーの中に手を突っ込み、直にその乳房に触れ揉みしだいた。

「それとも、オレに脱がして欲しいか?」
「自分で脱ぐ・・・」

悠理は着ていた長袖のTシャツを脱いだ。Tシャツと一緒にホックの外れたブラも取れ、
悠理の上半身は、龍之介の掌だけに包まれていた。

「脱いだ・・・ぞ・・・?」
「それで?」
「そ、それでって・・・」

・・・吸ってあげるって言ったじゃないかぁ!

悠理は、頬を赤らめながら龍之介から顔を逸らした。

「もうちょっと寄ってくれないとなー・・・オレの体勢ではどうも」
「あ・・・そっか」

確かに龍之介は背中にクッションを当てているとはいえ、一人掛けのソファでくの字の形で横になってる上に、
さらに身体の上には悠理が乗っかっているのだから、なかなか身体を動かすのは難しい。
悠理は龍之介の頭を抱えるような形で寄り添った。
途端に、滑らかな濡れた感触が悠理の胸元を滑った。

「はぁ・・ん」

龍之介の舌とくちびるが、悠理の2つのささやかなふくらみの上を丹念に這う。
しかし、悠理が最も触れて欲しい場所にはなかなか触れない。おそらくはワザと。

「・・・どーして、いっつもそうなんだよ・・・?」
「何が・・・?」

龍之介は口での愛撫をやめて悠理の顔を見上げた。
今は口の代わりに手を動かしている。

「いっつも、そーやって、あたいのこと焦らすじゃんか・・・」
「だって、そういう顔見たいんだ」
「どぉいう顔だよぉ!」
「焦らされた後に、イイコトしてあげた時の顔・・・」

そう言うと、龍之介はすでに硬く尖ってずっと龍之介を待ちわびていた悠理の乳首をそっと口に含んだ。

「ぁあ・・ぁっ・・・」

龍之介は技巧も何もなく、ただひたすらそこに吸い付いた。
まるで、赤ん坊のようだ。

・・・うわ・・・何か変な気分だ。エッチなことされてんのに、何かすごくりゅうが可愛い♪
何で・・・かな。
赤ちゃんにおっぱい吸われるのってこんな感じなのかな・・・?

悠理が、まるで母親のような気分で自分の胸に吸い付く龍之介を見つめていると、
龍之介がチラリと目線を上げた。
その視線はとてもじゃないが、赤ん坊のそれとは違う。当たり前だが。

狼が羊の皮を脱いだ。
悠理がその双眸に惹き付けられた瞬間、悠理の身体に快楽の痺れが走った。
龍之介は、口に含んだ乳首に軽く歯を立てると、舌先で転がし始めた。

「や・・・ゃ・・・あ・・・あ・・・ぁん」

左右の乳房を交互に存分に舐られ、悠理はそれだけでおかしくなりそうだ。

「・・・いいな、そういう声」
「・・・ばかぁ」

龍之介は僅かに自分の両脚を動かした。

「ぁ・・・っ!」

悠理は自分の下腹部に龍之介の硬くなった男が押しつけられているのがわかった。
龍之介の自分への素直な欲望が高まっているのが悠理には嬉しい。

「わかるか・・・?オレのが硬くなってるの」
「・・・うん・・・わかる・・・」
「悠理・・・下も脱げるか?」
「ん・・・」

悠理は龍之介に腰を支えられながら、自分のストレッチパンツのボタンを外し、片足ずつ足を抜いた。
龍之介の上で、ショーツ一枚になり、悠理は恥ずかしそうに身を捩った。

「可愛いぞ・・・」

龍之介は悠理の身体を胸に引き寄せ抱きしめた。
ショーツの薄い布地に龍之介の男の感触が先程よりもダイレクトにわかる。
龍之介は、ショーツが隠している悠理の秘めた部分にそっと触れた。
そこはすでに悠理の中から溢れた液で湿り気を帯びていた。

「・・・ぁ・・・ん」
「あーぁ、もう、こんなになって・・・」
「ぅるさぃ・・・バカ龍!スケベ男!」
「スケベとは心外だな。こんなに悠理一筋なのに・・・」

龍之介はそうささやきながらそっと悠理の耳朶を甘く噛んだ。

「あ・・・」

・・・あたい、ものすごくわるーいオトコを捕まえちゃったんじゃないだろうか。
いっつもこんな、あっと言う間に裸にされて、やらしいことされて・・・。
・・・でも、嫌がらないあたいもりゅうのコト言えないか。





「りゅうも・・・脱いで・・・」
「自分じゃちょっとムリだな。悠理が脱がせてくれるか?」
「・・・あたいが?」

しかし、手狭な一人掛けのソファの上、こればっかりはしょうがない。
とりあえず、シャツのボタンを外し、胸をはだけさせた。
龍之介は服を脱ぐとぐんと男っぽい色気と逞しさが増す。
出来ることならば、この男をどこかに閉じこめて一生裸のままで2人っきりで暮らしたい。
誰の目にもさらしたくない。特に他の女の目には。

そう、例えば無人島かどこかでさ・・・木陰とか砂浜で抱き合ったりして・・・。

悠理はいつも、そういう妄想に駆られる。

・・・シュワちゃんみたいな、ムキムキ筋肉もカッコイイけどさー。
龍之介のこーいう、しなやかな強さのある筋肉が好きだなー・・・あたいって、もしかして筋肉フェチか?
でもなぁ・・・清四郎とか魅録や美童のじゃ、これほどドキドキしないんだよなー。
あいつらも結構筋肉ついてるみたいなんだけどね。
やっぱり、好きってのと、抱かれてるってのもあるのかな。あるよな、きっと・・・。
身体の相性ってゆうか・・・あたいと龍之介の身体ってすごく合うんだ・・・。
肌と肌を合わせるとしっとり溶けるような感じでさ・・・うふふ。

いつのまにやら夢見心地の悠理に、胸に顔を擦り寄せられ、筋肉を撫で撫でとさすられながら、
まんじりともできずに龍之介は聞いた。

「あのさ・・・悠理」
「ん・・・?なーに?」
「下・・・は、脱がせてくれないのか?」
「あ、下も?そーだよね・・・下も・・・」

悠理は後ろ手で龍之介のお腹の辺りを探ると、ズボンのボタンを外した。
否応なく、龍之介の硬くなった部分にも触れてしまう。
その度に龍之介がニヤニヤ笑っているようで、すこし恥ずかしい。
さらには、龍之介が悠理の身体にいたずらしてくるので手元が狂ってしまう。

「こら・・・お前は脱ぎたいのか、脱ぎたくないのかー!」
「ふふ、ごめんごめん。あとは自分でできるよ」

龍之介は悠理に途中まで脱がせてもらったズボンを、脚を動かして器用に脱ぎ去った。

・・・自分で脱げるじゃんか。

悠理は再び龍之介の胸に顔を埋めた。

「な・・・ここから入れてもいいか?」

龍之介はそう言って悠理の脚の付け根からショーツに差し入れた指を動かした。

「え・・・そこから・・・?」

龍之介は悠理の返事を待たずに、ショーツの横から自身を悠理に埋め始めた。

「ちょ・・・ちょっと・・・龍之介?・・・あっ・・・や・・っ・・・」

・・・りゅうのばかぁ。そーやっていっつもあたいのことおもちゃにするぅ・・・。

とは言え龍之介の指先で十分に愛撫を受けた悠理のそこは、すんなりと龍之介を受け入れた。
熱い固まりが徐々に悠理の身体を浸食していく。悠理の心さえも。
龍之介が体の中に入り込む間、悠理はその両目をきゅっと閉じていた。
いつも、この瞬間はどんな顔をしていいのかわからない。
龍之介の顔すら見られない。どんどん繋がっていくこの感じ、キライじゃないのに。
不意にその顔をそっと撫でられ、その感触に悠理は安堵した。
2人の身体が完全に一体となり、2人は無言で抱きしめ合った。
何も言わなくても互いの心の中はわかっている。

「悠理・・・動くぞ」
「う・・・ん・・・」





「りゅ・・う・・・よかった・・・」
「ん・・・オレも」
「ね・・・しばらくこのままで、くっついててもいい?」
「あぁ・・・」

2人は身体を溶け合わせたような甘い感覚に浸って、しばらく繋がってまま、
いろいろとささやきあっては、くすくすと笑いあっていた。

「ゆーり、ここ弱いだろ。さっき新たに発見」
「え?どこ?」
「・・・ココ」

龍之介は悠理の両胸の間の僅かな窪みを舌でなぞった。

「は・・ぅあ・・・う・・うそぉ・・・」

悠理は胸を反らせながら堪らず声を上げた。

「こうやって、両手で揉みながらここ舐めたら・・・」

龍之介は両手で悠理の乳房を玩びながら再び同じところに口を付けた。

「やぁ・・ん・・っ!」

悠理は龍之介にしがみついた。悠理が発する甘い香りが龍之介の鼻孔をくすぐる。
言いしれぬその香りに、龍之介は再び欲情した。

「あ・・・りゅう・・・?」

しばらく、悠理の中で大人しくしていた龍之介の男が、再び力を得て、むくむくと大きくなりはじめた。
自分の手で龍之介が大きくなる感じは何度も知っているが、自分の中で大きくなっていくのは初めてのことだ。
自分の体の中が徐々に満たされていく感覚。

「あ・・・あ・・・やん・・・」
「あー・・・オレってやっぱりスケベかも。まだ悠理の中から抜いてもないのに勃たせてしまった」

すでに2人の間を満たしている体液が、2人をからかうようにいやらしい音を立てる。
先程いいだけ悠理の身体を攻め立てたこともあり、龍之介は悠理の身体を気づかった。

「ゆーり・・・まだ大丈夫か・・・?」
「ん・・・平気・・だよ。して・・・」
「・・・ん。ところで、今何時ぐらい?」
「まだ夕方ぐらい・・・かな。なんで?」
「まだ雨降ってるのかな?」

2人はそっと耳を澄ました。
外の気配はまだ荒れている様子を伺わせた。

「・・・降ってるみたいだね」
「・・・じゃ、今日はこのまま夜までしよう。お腹空くまで」
「ずっとここで?」
「場所変えようか?ここって結構窮屈だもんな。
つーか、何で、オレたちここでこんなに頑張ってんだ?」
「それは・・・りゅうがあたいにエッチなコトしてきたからだろぉ?」
「ゆーりが先にオレに乗ってきたんだと思うが」
「・・・あたいはただ、りゅうと一緒に眠りたかっただけだもん」
「え?そーだったのか?」
「・・・そーだよ!」

自分も龍之介に触られてその気になったことはすっかり棚上げである。

「・・・てことは、オレ、もしかして無理やりだった・・・?」
「・・・ばかっ!そんなわけないだろ・・・さっきも今も、あたいはこんなに・・・」

・・・濡れてるじゃないか。嫌だったらこんなになるわけないのに。

その言葉を全部言わずに、悠理は困ったような表情で龍之介から顔をそむけ、
耳元でそっとささやいた。

「お腹空くまで・・・続けるんだろ?」

そのささやきは、再びわるーいオトコに火を点けてしまった。
そのオトコは、嬉しそうな声で、悠理の名を呼んだ。

「ゆーりっ♪」
「・・・なに?」
「惚れてる・・・」
「・・・え?」

ちゅっと、風のようにくちびるをさらわれた途端、悠理の身体は揺さぶられた。

「・・・りゅう・・・あたいも惚れてる♪」

龍之介の頬が嬉しそうに緩む。
悠理もつられる。

「へへー♪」
「えへへー♪」
「なー、場所変える?」
「りゅうのすけ、ここでするの大変?」
「大変ってほどでもないけど・・・そろそろ悠理をベッドに転がしたいかな」

つまり、自分が上になりたいということなのだろう。
悠理もそうされるのは吝かではないので、照れくさそうに答えた。

「・・・じゃ、ベッドー」
「よし、じゃ行くか。悠理、つかまってろよ」

龍之介は繋がったままの悠理を軽々と抱き上げ、ソファから立ち上がった。
その動きが悠理の身体の奥に響く。

「ぁ
・・っ」
「あれ、感じてんだ?」
「ばかぁっ!スケベっ!」
「こんなことでスケベと言ってたら・・・ベッドじゃ身が持たないぞ?」
「もぉ・・・わるいオトコだな~」
「でも好きだろ?オレのこと」
「ん・・・大好きぃ♪」

2人は戯れるようにキスをしながら、寝室へと消えたのだった。


1回目終わってそのまま繋がったままで2回目って多いなぁ・・・コイツラ。
・・・若さっていいなぁ。シミジミ

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