お願い 「それでは〜〜解散」 「「「ありがっとうやしたぁぁぁ〜〜」」」 夏休みもあと2週間 少し秋の気配を感じる今日このごろ 「リョーマくん」 女子テニス部も練習が終わったみたいである 「何?」 ラケットをカバンにしまうリョーマ 「帰ろ」 いつものようにスタスタと歩き出す 「んで?」 「・・あのね・・宿題教えてほしいんだ・・」 「別にいいけど 今日の午後どーせ暇だし 英語でしょ?」 「ううん・・数学なんだけど・・」 「へ?」 いきなりリョーマの足が止まる 「数学・・?」 「うん ダメ?」 リョーマは英語だろうが数学だろうが何でもできるとした前提で話が進んでいる なんだか期待されちゃっているリョーマ 目を潤ませた桜乃の期待を裏切るなんて・・男が廃る ・・・というよりプライドが許さないというか・・・ 「わかった 明日の11時に竜崎ん家行くから!!明日クラブないよね?じゃっ」 あれ?今日じゃなかったの?という桜乃の小さな疑問を言わせる隙も与えず 桜乃を家まで送るとマッハで帰っていった 「母さんは??!!」 家に帰ったリョーマの第一声 「ご近所の集まりだと しばらく帰ってこないな」 「・・じゃぁ・・親父!!」 「何だい?少年よ!!」 「・・お願いがあんだけど・・」 翌朝 11時13分 ピーンポーン 「リョーマくんだっ お母さんっあたし出るから〜〜」 ガチャ 「おはよ」 いつもに増して無愛想&なにやら不機嫌 少し目の下にくまがあるようなないような一皮むけたリョーマがいた 「リョーマくん・・なんだか元気なさそうだよ?大丈夫??」 「元気だよ 上がるよ」 そう言ってズカズカと桜乃の部屋へ 「ここがこうなって〜〜んでこうなるわけでしょ?」 「わぁホントだぁ〜すごーい!!わぁ〜〜」 「これで終わりだね」 「ありがとう 本当に助かっちゃったvv リョーマくんってやっぱり何でもできちゃうんだね〜〜」 期待を裏切らないことこそ真のヒーロー 桜乃の嬉しそうな可愛らしい笑み 昨日のあの努力が無駄でなかったと実感した 『親父・・数学できる・・?』 『何を言っているんだい純情少年くんよ〜〜 中学1年生くらいのレベルの数学が出来る?だと〜〜なめてもらっちゃこまるね〜〜』 『・・教えてよ』 『何があったか知らないが教えてもらおうってのにそんな態度でいいのかなぁ?!』 テニス以外で父から学ぶことがあろうとは・・・ リョーマは考えてもみなかった・・悔しいが・・ここは背に腹はかえられない 『・・・・教えてください・・・・』 『ふっっやけに素直じゃねーか しゃーねーなぁ で どこだ?』 『何回言ったらわかるんだバカ息子!!こうだろ?!』 『アンタの教え方が下手なんじゃん!!』 『何ぃぃ!??もう一回言ってみろ!!』 『やだね めんどくさい』 『こいつ〜〜!!!』 朝方5時まで続いたらしい 「ねぇ・・ご褒美・・もらったって・・いいよね?」 「え?」 「ね?」 「え・・////あ・・下にお母さんいるよ・・?リョーマくん・・」 「関係ないね」 「///////」 「ありがとう・・バカ親父」 「何か言った?!」 「別に 何にも」 おーーしーーまーーい★ ――――あとがきっ――――― いやはや 長かった・・・ うむうむ・・・・・・・・ 夏休みだというのに・・ まぁ夏休みネタです!! 紫苑さま〜〜 お待たせいたしました!!!! というますか・・ リクエストにはあまり答えられていないように感じます・・ すみません・・ だからもう一作品紫苑様のために書きます!! (こんな宣言して・・いつになるのやら) このあと2人がどうなるのかは・・ だいだい検討がつきますねvv(おい) こんなんですが読んでくださってありがとうございました!!!!! 次回はまたまたいつになるかわかりません!! (おいーー) ありがとうございました!!!! |