おもらしヒカルたん

(1)

塔矢がやけにこっちをみてくるなとは思ったんだ。
対局中に凝視してくるのは割と慣れたことだったし、今日はいつもよりオレの顔を見たい気分なのかな、なんて、惚気たことを考えていた。
此処はオレと塔矢以外誰もいない塔矢の家で、さっきまで塔矢が作ってくれた昼飯を食って、腹ごなしに一局打とうってなって、終盤を迎えた頃だった。
かなり細かいけど、オレの方がちょっと足りない。
負けましたと頭を下げ、正座をしていた脚を崩す。
終局したというのに、塔矢はじっとオレを見つめたままで、もしかして顔に何かついてるのかと顔を手でペタペタと触ったけど、塔矢にどうしたんだと言われただけだった。
「検討するか」
「……ああ、そうだな」
正座をし直すと、ぶるりと身体が震える。
生理現象に、オレはちょっとトイレ、と立ち上がろうとした。
だが、それは塔矢に手を掴まれることによって中途半端な体勢で止まることなる。
「な、なんだよ」
「進藤、すまないんだが、トイレが壊れてしまって今使えないんだ」
「はぁ?!じゃあどうしろってんだよ!」
こうしている間にも尿意が高まってくる。
漏らすだなんて以ての外だし、他の家に借りにいけとでもいうのかと塔矢を睨みつける。
塔矢は昼飯のときに飲んだ空のペットボトルと持ってくると、オレに差し出す。
「ここにするといい」
「……は?」
「やり方がわからない?手伝ってあげよう」
ベルトに手をかけ始めた塔矢に、オレは慌てて塔矢の手を掴む。
確かに漏らすよりかはマシだが、それなら誰もいないところで一人でやる。
「い、いいって!一人でやるし!」
「遠慮しなくていいよ」
ベルトの上から押されると、尿意で脚がガクガクする。
そのまま脚をかけられ畳の上へと転がされた。
「塔矢っ、やだってば!」
うつ伏せになり這うように逃げようとすれば、緩められたベルトを抜かれ、Gパンを膝まで脱がされる。
蹴って反撃しようとしたが、覆いかぶさるように乗ってきた塔矢に腹の下辺りをぐりぐりと押されると、漏らしそうになって歯を食いしばった。
両腕を掴まれ、後ろにベルトで纏めて縛られる。
「進藤、暴れないで」
耳元で囁かれると、背筋にぞわぞわとしたものが走り、下半身が熱くなるが、尿意がある今それは苦しいだけだ。
下着も膝まで下ろされ腰を引かれ膝立ちの体勢にさせられる。
今にも漏らしてしまいそうなそれを扱かれると、喉からヒィッと声が出た。

(2)
塔矢は満足げに微笑むと、オレの尻にキスをする。嫌な予感しかしない。
「今なら締まって気持ち良さそうだね…」
「とぉや、やだ、やだって、おねがい」
「痛くしないよ、大丈夫」
なにが大丈夫なんだ、と文句を言ってやりたいが、秘部に唾液を垂らされるとびくりと身体が揺れる。
指をいれられ、入り口の浅いところを拡げるように動かされる。
逃げるように前へいこうとすると、腰を掴まれ引き戻される。
それとともに指が根元まで突っ込まれた。
唾液だろうが、動かされるとぐちゅぐちゅという音がする。
「ヒッ、いや…ペットボトルでいいから、するからぁ」
「うん、そうだね」
指を増やされ、オレは畳に額を擦り付けた。
あらかた満足したのか、塔矢は指を引き抜く。
オレは涙目になりながら振り向けば、塔矢は自分のベルトを緩めていた。
「と、塔矢…ッ」
「うん、するんだろ?」
反り立ったそれをぴとりと当てられる。
オレが文句を言う前に奥まで挿入される。衝撃にちょろりと少しだけ漏らしてしまう。
塔矢は「ああ」とペットボトルをオレの尿道口に押し当てる。
「おしっこしたくなったらすぐにしていいよ」
「やっやっ、ん、んん、」
尿意と快感の狭間で頭の中がぐちゃぐちゃになる。
前を扱かれると、オレは我慢ができずにペットボトルへと黄金の液体を吐き出すことになった。
「ぁ、あう、ん、はぁ…」
ちょろちょろという音が終わると塔矢はふぅと息を吐き、ペットボトルの蓋を締めるとそれをオレの顔の真横までコロコロと転がした。
「気持ちよかった?」
「…死にたい気分」
「そう、死ぬほど気持ちよかったんだ」
なんでそうなる、とツッコミをいれる気力なんてなかった。
「じゃあ、続きをしようか」
「ああっ!」
気を抜いていたところを突かれ、声を抑えることができなかった。
激しく奥を突かれ、前を扱かれると声が止まらない。
薄く目を開くとペットボトルと碁盤が目に入る。
(あれ、オレなにやってんだろ…)
奥に熱い液体を叩きつけられ、オレはビクビクと身体を跳ねさせながら射精してしまった。
「やっぱりキミのなかは最高だ」
「るっせえよ…ちくしょう、おまえ絶対なんかしたろ」
「え?」
「不自然にこっち見てたもんなあ。ヘンタイチックなことばっ、うあッちょっ、と、やぁ!」
何も言わせないと言わんばかりに突き上げてくる塔矢に、図星かと後ろを睨みつける。
目が合うとニヤリと笑う塔矢に、ぞわりとしたものを感じながら諦めたように視線を前へと戻した。

<完>

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