ヒカル祭り 妄想
(1)
緒方が一枚一枚、十二単をめくっている気配がする。
ヒカルは重い衣装と先ほど無理やり飲まされたた白酒の酔いでフラフラする体
を両手に床をつき、必死で支えていた。
「新郎は、運ばれたぞ、気の毒にな」
ヒカルは見ていた、緒方が差し出した杯の中に、緒方が白い液体を盛るのを。
一大権力者の若君の突然の昏倒に、金で変われた花嫁を思いやるものなど誰もいない。
宴の席には誰も残っておらず、打ち捨てられた花嫁と仲人の緒方がいるだけだ。
その仲人はぐったりした花嫁を押さえつけ、なにやら、不穏な動きをしていた。
「いいものだな、十二単というのは、一枚一枚めくっている感じがたまらない」
そういわれ、ヒカルは次第に下半身が緒方の目の前に、晒されるのを耐える。
「あっ」
尻を触れられ、ヒカルは震えた。
「怖いか、では麻酔してやろう」
(2)
敏感な入り口に固く細いモノがあたる感触がし、その次に注ぎ込まれる感触にヒカルは震えた。
「あっあん、冷たいぃ」
注ぎ込まれているのは白酒を薄めたモノだった。体がかっと熱くなる感触と注ぎ込まれる冷たい感触がヒカルを苦しめる。
「お前も大胆だよな、本当は男のくせに、性別を偽って嫁に入ろうとは、しかも、婿はそれを承知だ。こんなこと、世間が知ったら、アキラはいい笑いモノだな」
「緒方さん………おねが……誰にも……いわない………で」
白酒を注ぎ込まれた場所を指でいじくられて、ヒカルは言葉を切る。
「それは、これからのキミの働きにかかっているな」
「………」
緒方は屈辱に震えるヒカルの十二単に包まれた体を強引に引き寄せる。
ヒカルはこれから襲ってくる緒方の巨根を思い出し、涙を一筋落とした。
宴の床は初夜に仲人に犯される花嫁の無残な喘ぎに彩られる。
緒方が終わった時、ヒカルは気絶した。
しかし、まさか、その後、体に残った痕跡を回復したアキラに見つけられ、嫉妬に狂ったアキラから折檻をされることになるとは思いもよらずに。
以上、2番3番の歌詞から妄想してみた。